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卒業旅行のネット準備|eSIMのおすすめと使い方

卒業旅行のネット準備|eSIMのおすすめと使い方

この記事の結論

卒業旅行のネット準備は、1人あたり数百円から選べるeSIMが基本です。人数が多いとポケットWiFiのほうが安く見えますが、卒業旅行は自由行動が多いため、各自が繋がっているほうが実用的。SNSへの投稿を前提にするなら、5〜7日の旅行で5GB前後を見込んでおくと安心です。この記事では費用の比較と、直前でも間に合う準備手順を解説します。

航空券もホテルも予約した。あとは出発を待つだけ。
そんな段階で見落とされがちなのが、現地のネット環境です

卒業旅行には、ほかの旅行とは違う事情があります。
人数が多く、予算は抑えたい。それでいて写真も動画もたくさん撮って、その場で共有したい

この2つは、通信手段を選ぶうえでそれぞれ逆方向に働きます
安く済ませたいなら容量を抑えたいところですが、SNSを使うなら容量は必要になるからです。

そこでこの記事では、費用と使い方の両面から、卒業旅行に合う選び方を整理していきます。

この記事でわかること
  • 卒業旅行に向いている通信手段と、大人数だからこその落とし穴
  • 人数別の費用シミュレーションと、割り勘のしやすさ
  • SNS投稿を前提にした必要なギガ数の目安
  • 出発が近くても間に合う準備の手順

準備そのものは、10分程度で終わります。
出発直前に気づいた方も、まだ間に合います

目次

卒業旅行のネット準備、まず何を決める?

卒業旅行のeSIMとは、スマホに直接データプランを書き込んで使う、カード不要の通信手段です。
人数が多い旅行では、この「各自で持てる」という点が効いてきます

海外でネットを使う方法は4つあります。
卒業旅行の場合、選び方の基準がふつうの旅行とは少し変わります

まずは選択肢を整理しましょう。

通信手段は4つある

それぞれの仕組みを、かんたんに押さえておきます。

海外でネットを使う4つの方法
  • eSIM/スマホに組み込まれたSIMにデータプランを書き込む方法。オンラインで買って、QRコードを読み込むだけで使えます
  • ポケットWiFiレンタル/持ち運べるWiFi機器を旅行期間だけ借りる方法。1台で複数人が使えます
  • 現地SIMカード/到着してから現地でSIMカードを買い、差し替える方法です
  • 国際ローミング/今のスマホをそのまま海外で使う方法。手軽ですが料金の確認が必要です

このうち現地SIMと国際ローミングは、卒業旅行では選ばれにくいでしょう。

現地SIMは到着後に全員分を買いに行く必要があり、初日の時間を使ってしまいます
国際ローミングは契約内容によって料金が大きく変わるため、人数が多いと全員の確認が必要になります。

そのため実質的には、eSIMとポケットWiFiの2択になります。

卒業旅行に向いているのはどっち?

2つを、卒業旅行という観点で比べてみます。

比較項目 eSIM ポケットWiFi
費用のかかり方 人数分かかる 1台をシェアできる
別行動したとき 全員が繋がったまま 持っている人以外は圏外になる
お金のやり取り 各自が自分で払う 誰かが立て替えて後で集金
準備のしかた 各自がオンラインで購入 代表者がまとめて手配
当日の持ち物 増えない ルーターと充電器を誰かが持つ
受け取り・返却 不要 空港などで受け取り、帰国後に返却

費用だけを見ると、人数が多いほどポケットWiFiが有利に見えます
1台を4人で使えば、1人あたりの負担は4分の1になるからです。

ただしここに卒業旅行ならではの落とし穴があります。

「みんなで1台」が卒業旅行で機能しにくい理由

ポケットWiFiは、全員が一緒に行動している間しか効果を発揮しません

ルーターから離れると通信が切れるため、持っている人以外は圏外になります
一般的な目安として、10メートルほど離れると繋がりにくくなると言われています。

そして卒業旅行は、別行動が起きやすい旅行です。

卒業旅行で別行動が起きやすい場面
  • 買い物と観光で分かれる/行きたい場所が全員一致することは、まずありません
  • 夜の過ごし方が分かれる/早めに宿に戻る人と、もう少し出歩く人に分かれます
  • 部屋割りが別れている/宿泊先で部屋が離れると、Wi-Fiが届かないこともあります
  • 人数が多いほどペースが揃わない/6人、8人と増えるほど、自然と小グループに分かれます

このとき困るのが、ルーターを持っていない側です。

待ち合わせ場所を確認したくても、地図が開けません
連絡を取ろうにも、メッセージアプリも使えない状態になります。

実際に起こりうること
  • 集合時間に遅れても連絡できない/お互いに待ち続けることになります
  • はぐれると合流が難しい/土地勘のない場所では、探すのも一苦労です
  • 誰かがルーター係になる/自由に動きにくくなり、気を遣う場面が増えます
  • バッテリー切れで全員が同時に困る/1台に依存しているぶん、影響が全員に及びます

判断基準:「絶対に全員でずっと一緒に動く」と言い切れるなら、ポケットWiFiでも問題ありません。
少しでも別行動の可能性があるなら、各自がeSIMを持つほうが安心でしょう。

費用の差が実際にどれくらいなのかは、次の章で具体的に見ていきます。

この章のまとめ
  • 卒業旅行では、実質的にeSIMとポケットWiFiの2択になる
  • 費用だけを見ると、人数が多いほどポケットWiFiが有利に見える
  • ただしルーターから離れると、持っていない人は圏外になる
  • 別行動の可能性があるなら、各自がeSIMを持つほうが実用的

【費用比較】人数が多いとどちらが安い?

ポケットWiFiは同時に繋げる台数に上限があるため、人数が増えるほど安くなるとは限りません。
5人を超えると2台目が必要になり、計算が変わります

「大人数ならポケットWiFiのほうが安い」というのは、条件つきで正しい話です。

実際に数字を並べて確認してみましょう。

人数別の費用シミュレーション

比較の前提を揃えます。
5日間の旅行で、行き先はアジア圏(韓国・台湾・タイなど)を想定します。

計算に使う金額の目安
  • eSIM/3GBクラスで1人あたり1,000円前後。アジア圏では700円台から選べるプランもあります
  • ポケットWiFi/1日あたり1,500円程度が相場とされています。5日間で1台7,500円ほど
  • 同時接続の台数/多くのサービスで5台程度までとされています
  • 別途かかる費用/補償プランへの加入料や返却時の送料がかかる場合があります

この条件で、人数別に計算すると次のようになります。

人数 eSIM
(1人あたり)
ポケットWiFi
(1人あたり)
判定
2人 約1,000円 1台を2人で/約3,750円 eSIMが安い
4人 約1,000円 1台を4人で/約1,875円 eSIMが安い
5人 約1,000円 1台を5人で/約1,500円 eSIMが安い
6人 約1,000円 2台必要/約2,500円 eSIMが安い
8人 約1,000円 2台必要/約1,875円 eSIMが安い

※2026年7月時点の一般的な相場をもとにした試算です。行き先・サービス・プランにより変動します。

この条件では、どの人数でもeSIMのほうが安くなりました

理由は2つあります。
1つ目は、アジア圏のeSIMが1,000円前後と手頃なこと
2つ目は、ポケットWiFiは1日単位で料金がかかるため、日数分が積み上がることです。

人数が増えても安くならない理由

表の6人以降に注目してください。
1人あたりの金額が、5人のときより上がっています

これは同時に繋げる台数の上限があるためです。

台数制限で起きること
  • 上限は5台程度が一般的/6人以上のグループでは、1台では全員が繋げません
  • 2台目が必要になる/レンタル料が単純に2倍になります
  • 6人で2台だと1人あたりが上がる/5人で1台のときより割高になります
  • 台数は必ず確認する/サービスによって上限が異なります

つまり「人数が多いほど安い」が成り立つのは、上限までの話です。
卒業旅行のように6人、8人と集まる旅行では、この前提が崩れます

判断基準:ポケットWiFiを検討するなら、同時接続の台数を必ず確認してください
人数を上限で割って、必要な台数から計算し直す必要があります。

見落としがちな追加費用

もう一点、表の金額に含まれていない費用があります。

⚠ ポケットWiFiで別途かかることがある費用
  • 補償プランの加入料/故障や紛失に備えるオプションです。人数が多いほど、機器を扱う機会も増えます
  • 返却時の送料/宅配で返す場合に発生することがあります
  • モバイルバッテリーのレンタル代/ルーターの電池を持たせるために借りる場合があります
  • 紛失・破損時の弁償/補償に入っていないと、実費を請求される可能性があります

とくに最後の項目は、グループ旅行では気を遣う部分です。
誰が持つか、壊れたら誰が払うのかという話になりかねません

eSIMの場合、こうした費用は発生しません。
各自のスマホの中で完結するためです。

割り勘のしやすさという観点

費用の総額とは別に、お金のやり取りのしやすさも考えておきたいところです。

項目 eSIM ポケットWiFi
支払い方法 各自が自分の分を払う 代表者がまとめて払う
精算の必要 不要 あとで人数分を集める
金額が変わったとき 各自で調整できる 再計算して伝え直す
直前に人が増減したとき その人だけ手配すればいい 台数と金額を見直す

卒業旅行では、直前になって参加者が変わることもあります
eSIMなら増えた人が自分で買うだけで済むため、手配のやり直しが起きません。

判断基準:金額の差が小さいなら、精算が発生しないほうが気楽でしょう。
グループでの旅行では、こうした手間の少なさも判断材料になります。

費用比較のまとめ
  • アジア圏の5日間なら、どの人数でもeSIMのほうが安くなる試算になった
  • ポケットWiFiの同時接続は5台程度が上限。6人以上では2台必要になる
  • 補償プランや返却送料など、表に出てこない費用もある
  • eSIMは各自が支払うため、あとから精算する手間がない

卒業旅行は何GB必要?SNS投稿を前提に考える

卒業旅行のeSIMは、SNS投稿が多いなら5〜7日で5GB前後が目安です。
地図と連絡だけなら3GBでも足りますが、投稿の頻度で大きく変わります

容量選びで難しいのは、自分がどれくらい使うのか想像しづらいことです。

まずは、何にどれくらい使うのかを把握しておきましょう。

何にどれくらい使う?

アプリごとの消費量の目安です。
数字は画質設定や電波状況によって変わります。

使い方 消費量の目安 卒業旅行での頻度
メッセージのやり取り ごくわずか(1日数MB程度) 非常に高い(集合場所の連絡など)
地図アプリ 1時間あたり数MB〜10MB程度 高い
写真の投稿 1枚あたり数MB程度 非常に高い
ストーリーへの動画投稿 1本あたり数十MB程度 非常に高い
SNSのタイムライン閲覧 1時間あたり200〜300MB程度 高い
動画の視聴 1時間あたり300〜500MB程度 中程度(移動中など)

ここで注目したいのが、タイムラインの閲覧です。

投稿するより、見ている時間のほうが消費量は大きくなります
移動中や待ち時間にスクロールしていると、1時間で200〜300MBほど使うことになります。

滞在日数別の目安

使い方のタイプ別に整理すると、次のようになります。

日数 連絡と地図が中心 SNSにも投稿する 動画もよく見る
3日間 1〜2GB 3GB前後 5GB以上
5日間 2〜3GB 5GB前後 10GB以上
7日間 3〜5GB 5〜7GB 10GB以上または無制限
10日間 5〜7GB 10GB前後 無制限プランも検討

卒業旅行で多いのは、真ん中の列でしょう。
5〜7日の旅行なら、5GB前後を目安にしておくと安心です。

自分の使用量を知りたいなら、普段の月間データ使用量を30で割ってみてください
それが1日あたりの基準値になります。旅行中は地図や調べものが増えるため、少し上乗せして考えましょう。

容量を使い切ってしまう典型パターン

見積もりが外れるときには、共通したパターンがあります。

⚠ 気づかないうちに容量が減る場面
  • 写真の自動バックアップ/撮った写真がクラウドへ自動で送られます。枚数が多いと一気に消費します
  • アプリの自動アップデート/モバイル通信でも更新される設定になっていることがあります
  • 動画の自動再生/SNSをスクロールしているだけで、動画が次々に読み込まれます
  • 友達にテザリングで貸す/自分の容量から減っていきます
  • 移動中の暇つぶし/バスや電車での待ち時間に、想定外の時間を使ってしまいます

とくに1つ目は要注意です。

卒業旅行では1日に何百枚も写真を撮ることがあります
自動バックアップがオンのままだと、撮るそばから容量が減っていくことになります。

出発前にやっておくと安心な設定
  • 写真の自動バックアップを一時停止する/またはWi-Fi接続時のみに変更しておきます
  • アプリの自動更新をWi-Fi時のみにする/設定画面から変更できます
  • SNSの動画自動再生をオフにする/各アプリの設定にあります
  • 訪問先のオフラインマップを保存する/地図アプリで事前にダウンロードできます

この4つをやっておくだけで、必要な容量を1段階下げられる可能性があります

ホテルのWi-Fiは頼りになる?

「宿にWi-Fiがあるから少なめでいい」と考える方もいるでしょう。

実際、宿泊先のWi-Fiは有効に使えます
写真や動画の投稿を夜にまとめて行えば、日中の消費を抑えられます

ただし、期待しすぎないほうがいい面もあります。

宿のWi-Fiで気をつけたいこと
  • 混雑すると遅くなる/同じ時間帯に多くの人が使うと、速度が落ちることがあります
  • 部屋によって電波が弱い/ロビーは快適でも、部屋では繋がりにくい場合があります
  • 大人数で泊まると影響が出やすい/グループ全員が同時に動画を上げると、混み合います
  • 日中は使えない/観光している時間帯は、結局モバイル通信に頼ることになります

判断基準:宿のWi-Fiは「あれば節約できる」程度に考えておくのが安全です。
前提にしてしまうと、使えなかったときに困ります

容量選びのまとめ
  • SNSに投稿するなら、5〜7日の旅行で5GB前後が目安
  • 投稿より、タイムラインを見ている時間のほうが消費量は大きい
  • 写真の自動バックアップは、出発前にオフにしておく
  • 宿のWi-Fiは節約に使えるが、前提にはしない

失敗しない卒業旅行eSIMの選び方|5つのポイント

卒業旅行のeSIMは「対応エリア」「容量と有効期限」「テザリング」「サポート」「データ追加」の5点で比較します。
グループ旅行では、3つ目のテザリングが効いてきます

費用と容量の考え方が決まったら、実際にプランを選んでいきます。

ポイント①:行き先が対応エリアに入っているか

当たり前に思えますが、最初に確認すべき項目です。

とくに注意したいのが、複数の国や地域をまわる旅程です。

確認が必要になる旅程の例
  • ヨーロッパで2か国以上をまわる/周遊プランに全部の国が入っているか確認します
  • アジアを複数国めぐる/「アジア対応」の範囲はサービスごとに異なります
  • 乗り継ぎで別の国に降りる/待ち時間に使うなら、その国も対象か見ておきましょう
  • ハワイやグアム/アメリカのプランに含まれるか、別扱いかを確認します

判断基準:1か国だけなら、その国のプランを選べば問題ありません。
2か国以上なら、対応国リストで訪問先を1つずつ照合してください。

ポイント②:容量と有効期限が旅程に合っているか

容量は前の章で決めたとおりですが、有効期限にも注意が必要です。

卒業旅行は移動日を含めると日数が伸びやすいもの。
「現地で5日間」でも、往復を入れると6日や7日になることがあります。

日数を数えるときのコツ
  • 到着日と出発日も1日として数える/深夜着でも、その日から起算されることがあります
  • 時差で日付が変わることもある/日本を出た日と現地の到着日がずれる場合があります
  • 迷ったら長めを選ぶ/数百円の差で1日分の余裕が買えるなら、その価値はあります
  • 起算のタイミングを確認する/「購入日から」「読み込んだ時点から」「現地で接続してから」の3タイプがあります

判断基準:日本で事前に設定を済ませたいなら、「現地で接続してから起算」と書かれているサービスを選ぶと安心です。

ポイント③:テザリングができるか

グループ旅行では、この項目が意外に重要になります。

理由は、友達のスマホがeSIMに対応していない可能性があるからです。

その場合、対応している人が自分の回線を分けてあげるという場面が出てきます。
これがテザリングです。

テザリングで気をつけたいこと
  • プランによって可否が異なる/対応していないプランもあるため、購入前に確認しましょう
  • 自分の容量から減る/貸した分だけ、自分の残量が少なくなります
  • バッテリーの消耗が早い/テザリング中は電池の減りが早くなります
  • 常時は現実的でない/一時的な助け合いと考えておきましょう

判断基準:グループにeSIM非対応の端末を使う人がいるなら、テザリング対応のプランを選んでおくと安心です。
ただしずっと貸し続けるのは無理があります。その人はポケットWiFiやローミングを検討したほうが現実的でしょう。

ポイント④:初めてでも安心なサポート体制か

卒業旅行が初めての海外という方も多いはずです。

設定でつまずいたとき、誰かに聞ける状態かどうかは判断材料になります。

確認しておくとよい項目
  • 日本語で問い合わせできるか/英語のみだと、現地で困ったときに時間がかかります
  • チャットなど、すぐ使える手段があるか/メールより早く解決できます
  • 設定マニュアルが分かりやすいか/画像つきの手順があると心強いでしょう
  • 出発前にマニュアルを保存しておく/通信できない状態では、サポートページも開けません

アジア圏なら日本との時差が1〜2時間程度です。
現地で活動している時間帯が、そのまま日本のサポート窓口の営業時間にあたります

ポイント⑤:足りなくなったら追加できるか

最後に確認したいのが、データを買い足せるかです。

容量の見積もりは、どうしても外れることがあります。
とくに卒業旅行では、予想以上に写真や動画を撮るものです。

追加できるサービスなら、少なめのプランから始めるという選び方ができます。
逆に追加できないなら、最初から余裕を持たせておく必要があります。

判断基準:費用を抑えたいなら、「少なめに買って、足りなければ追加」ができるサービスを選ぶのが合理的です。

【結論】卒業旅行なら「X GLOBAL SIM」

ここまでの5つをバランスよく満たしているのが、X MOBILEが提供するX GLOBAL SIMです。

200以上の国と地域に対応しており、購入から設定までオンラインで完結します。
複数国の周遊にも対応しているため、ヨーロッパを何か国かまわる旅程にも使えます。

📡 X GLOBAL SIMの特徴
対応国・地域 200以上。韓国・台湾・アメリカ・ヨーロッパ各国などに対応
複数国の周遊 対応。必要に応じて追加購入も可能
申し込み方法 オンライン完結(プラン購入 → eSIMインストール → 現地で利用の3ステップ)
使用回線 渡航先の現地大手キャリアの回線を使用
電話番号 データ通信専用。日本の番号での着信やSMS受信は維持できる
利用条件 eSIM対応端末とSIMロック解除が必要

卒業旅行で人気の行き先について、料金の例を挙げます。

行き先 プラン例 料金
韓国 1GB/30日 706円
3GB/15日 1,235円
台湾 1GB/7日 706円
3GB/7日 1,059円
タイ 3GB/30日 1,059円
ベトナム 1GB/7日 529円

※2026年7月時点の公式サイト掲載料金です。最新の料金・プラン内容は公式サイトでご確認ください。

アジア圏なら、1,000円前後で3GBクラスが選べます
前の章で見たとおり、ポケットWiFiを人数で割るより安くなる計算です。

卒業旅行にX GLOBAL SIMをおすすめする理由
  • 各自がオンラインで買えるため、代表者がまとめて手配する必要がない
  • 受け取りも返却も不要。誰がルーターを持つかで気を遣わずに済む
  • 日本の電話番号での着信とSMS受信を維持できる
  • 複数国の周遊にも対応。ヨーロッパを何か国かまわる旅程にも使える
  • 足りなくなったらアプリから追加購入できる

購入前に、行き先が対応エリアに入っているかを必ず確認してください。
複数国をまわる場合は、訪問先すべてが対象かをリストで照合しましょう。

行き先の料金を公式サイトで見る

直前でも間に合う|準備の手順

卒業旅行のネット準備は、出発の1週間前までに始めておくと余裕を持って進められます。
eSIMの設定自体は10分程度で終わります

「もう出発が近い」という方も心配いりません。
時間がかかるのは1つだけで、それ以外は直前でも間に合います。

1週間前までにやること

この時期にやっておきたいのは、手続きに時間がかかる可能性があるものです。

1週間前までのチェックリスト
  • スマホがeSIMに対応しているか確認する/「設定」→「モバイル通信」に「eSIMを追加」があるか見ます
  • SIMロックが解除されているか確認する/解除が必要な場合、手続きに時間がかかることがあります
  • グループ全員に確認を呼びかける/非対応の人がいれば、別の手段を考える必要があります
  • 行き先と日数を確定する/プランを選ぶための前提になります

時間がかかるのは2つ目のSIMロック解除だけです。
これさえ済んでいれば、あとは前日でも間に合います

判断基準:まずは自分と友達のスマホが対応しているかを確認してください。
グループで非対応の人がいた場合、その人だけ別の手段を用意することになります。

前日までにやること

対応が確認できたら、実際の準備に進みます。

前日までのチェックリスト
  • eSIMを購入し、QRコードを読み込む/自宅のWi-Fiで落ち着いて作業しましょう
  • 設定マニュアルと問い合わせ先を保存する/スクリーンショットで端末内に残しておきます
  • 写真の自動バックアップをオフにする/またはWi-Fi接続時のみに変更します
  • 訪問先のオフラインマップをダウンロードする/通信を使わずに地図が見られます
  • ホテルの住所を画像で保存する/到着後すぐに必要になります

3つ目は、容量を節約するうえで効果が大きい設定です。
前の章で触れたとおり、写真の自動バックアップは気づかないうちに容量を消費します

出発当日に気づいた場合は?

「準備を忘れていた」と当日に気づいた場合でも、諦める必要はありません

eSIMはオンラインで購入して、その場で設定できます
空港のWi-Fiや自宅の回線があれば、搭乗前に間に合う可能性があります。

当日に準備する場合の注意
  • 安定した通信環境で作業する/購入とQRコードの読み込みには通信が必要です
  • SIMロック解除が済んでいるか/未解除だと当日には間に合わない可能性があります
  • 時間に余裕を持つ/搭乗直前だと、うまくいかなかったときに対処できません
  • 設定は機内でもできる/購入と読み込みさえ済ませておけば、回線の切り替えは現地到着後で構いません

判断基準:当日でもSIMロックさえ解除されていれば間に合う可能性があります。
空港に着いたら、まず購入と読み込みを済ませてしまいましょう

現地に着いてからやること

準備が済んでいれば、やることは2つだけです。

日本を出る前に

日本の回線のデータローミングをオフにします。

これを忘れると、着陸した瞬間に意図しない通信が始まる可能性があります。

機内でも設定できるので、搭乗後でも大丈夫です。

現地に着いたら

eSIMの回線をオンにして、データローミングをオンにします。

機内モードを解除したタイミングで行えばスムーズです。

数十秒で現地の回線に繋がります。

覚えることは1つだけです。
日本の回線はオフ、現地のeSIMはオン

もし繋がらないときは、機内モードをオンにしてからオフにしてみてください
回線を探し直すため、これだけで解決することが多くあります。

それでも改善しない場合は、eSIM側のデータローミングがオンになっているかを確認しましょう。
APN設定という手順が必要になることもあります。詳しくはAPN設定ガイドをご覧ください。

グループで準備するときのコツ

大人数の旅行では、準備の進み具合に差が出ます

直前になって「まだやってなかった」という人が出てくることも、めずらしくありません。

グループでの進め方
  • まず全員に対応確認を呼びかける/早い段階でやっておくと、非対応の人への対応も間に合います
  • 誰か1人が先に買って手順を共有する/実際の画面を見せると、他の人が迷いません
  • プランは各自で選んでいい/使い方が違うため、全員が同じ容量である必要はありません
  • 設定完了を出発前に確認し合う/空港で慌てる人が出るのを防げます

2つ目は特に有効です。
1人が済ませてスクリーンショットを共有すれば、残りの人は迷わず進められます

判断基準:各自で購入するeSIMだからこそ、情報だけは共有しておくと全体がスムーズになります。

準備のまとめ
  • 時間がかかるのはSIMロック解除だけ。1週間前までに確認しておく
  • 購入と設定は前日でも当日でも間に合う
  • 日本の回線はデータローミングをオフ、現地のeSIMはオン
  • グループでは1人が先に済ませて、手順を共有すると進めやすい

よくある質問

  • A条件によります。同時に繋げる台数には上限があり、多くのサービスで5台程度までとされています。そのため6人以上のグループでは2台目が必要になり、1人あたりの金額が上がります。実際にアジア圏の5日間で試算すると、eSIMは1人1,000円前後、ポケットWiFiは1日1,500円程度が相場なので5日間で1台7,500円ほど。6人で2台なら1人あたり2,500円になり、eSIMのほうが安くなる計算です。さらに補償プランの加入料や返却時の送料が別途かかる場合もあります。また金額とは別に、ルーターから離れると持っていない人は圏外になるという問題もあります。
  • ASNSに投稿するなら、5〜7日の旅行で5GB前後が目安です。連絡と地図が中心なら3GBでも足りますが、写真や動画を頻繁に上げるなら余裕を持たせたほうが安心でしょう。意外に消費が大きいのが、投稿ではなくタイムラインの閲覧です。移動中や待ち時間にスクロールしていると、1時間で200〜300MBほど使うことになります。また写真の自動バックアップは要注意で、オンのままだと撮るそばから容量が減っていきます。出発前にオフにするか、Wi-Fi接続時のみに変更しておきましょう。この設定だけで、必要な容量を1段階下げられる可能性があります。
  • Aその人はポケットWiFiレンタルか、契約中のキャリアの海外向け定額プランを検討することになります。ポケットWiFiは機種を選ばないため、eSIM非対応の端末でも問題なく使えます。一時的にテザリングで回線を分けてもらうという方法もありますが、貸した分は相手の容量から減りますし、バッテリーの消耗も早くなります。ずっと貸し続けるのは現実的ではないため、あくまで一時的な助け合いと考えておきましょう。なおeSIM対応の目安は、iPhoneならXR・XSシリーズ以降です。「設定」→「モバイル通信」に「eSIMを追加」があるかで確認できます。
  • ASIMロックが解除されていれば、当日でも間に合う可能性があります。eSIMはオンラインで購入して、その場でQRコードを読み込むだけなので、作業自体は10分程度で終わります。空港のWi-Fiや自宅の回線があれば、搭乗前に準備できるでしょう。ただしSIMロックが未解除の場合は、手続きに時間がかかることがあるため当日には間に合わない可能性があります。まずは「設定」→「一般」→「情報」でSIMロックの状況を確認してください。なお購入と読み込みさえ済ませておけば、回線の切り替えは現地到着後で構いません。搭乗直前だとうまくいかなかったときに対処できないため、時間には余裕を持ちましょう。
  • Aそのまま使えます。eSIMは今使っているSIMカードを抜かずに追加できる仕組みのため、日本の電話番号は維持されます。電話の着信もSMSも受け取れます。海外でクレジットカードを使うときに本人確認のSMSが届くことがあるので、これは意外と重要なポイントです。ただし1つだけ設定が必要で、日本の回線側のデータローミングはオフにしてください。オンのままだと日本の回線で通信してしまい、想定外の料金が発生する可能性があります。「日本の回線はオフ、eSIMはオン」と覚えておけば大丈夫です。
  • Aその必要はありません。eSIMは各自がオンラインで購入するため、使い方に合わせて別々の容量を選べます。SNSをよく使う人は大きめ、連絡と地図だけの人は小さめといった選び方ができます。またお金のやり取りが発生しないのも利点です。ポケットWiFiのように誰かが立て替えて後で集金する必要がなく、精算の手間がありません。直前に参加者が増えた場合も、その人が自分で買うだけで済みます。ただし情報は共有しておくとスムーズです。誰か1人が先に購入して手順のスクリーンショットを送っておけば、残りの人は迷わず進められるでしょう。

行き先が決まっている方へ|国別の詳しい情報

準備の方向性が決まったら、行き先ごとの事情も確認しておきましょう。

料金の相場や通信環境、国によっては特有の注意点があります。

卒業旅行で人気のアジア
ハワイ・グアム・北米
  • ハワイ/人数別のコスト比較と、島ごとの電波事情を解説しています
  • グアム/アメリカのプランが使えない点に注意。時差1時間の短期旅行向け
  • アメリカカナダ

通信手段そのものをもう少し詳しく比べたい方は、初めての海外旅行の通信手段もあわせてご覧ください。
設定でつまずいたときは、APN設定ガイドが役立ちます。

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