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ドバイ(UAE)旅行のeSIMおすすめ|料金と使い方

ドバイ(UAE)旅行のeSIMおすすめ|料金と使い方

この記事の結論

ドバイ旅行のeSIMは、3〜5日の滞在なら合計2〜3GB程度が目安です。知っておきたいのが、UAEでは一部の通話アプリに規制があるという点。データ通信そのものは問題なく使えますが、アプリでの無料通話が使えない場合があります。また乗り継ぎだけの数時間滞在でも、eSIMがあると空港内で困りません。この記事では料金と使い方に加えて、この注意点も解説します。

ブルジュ・ハリファの展望台、巨大なドバイモール、そして砂漠のデザートサファリ。
ドバイは短い滞在でも密度の高い体験ができる旅行先です。

一方で、ドバイを訪れる理由は人によってかなり違います
数日間の観光もあれば、ヨーロッパやアフリカへ向かう乗り継ぎで数時間だけという人も少なくありません。

そしてもう一点、知っておきたいことがあります。
UAEでは一部の通話アプリに規制があるとされている点です。
「LINEで無料通話すればいい」と考えていると、現地で戸惑うかもしれません

そこでこの記事では、滞在タイプ別の選び方通話まわりの注意点を整理していきます。

この記事でわかること
  • eSIM・ポケットWiFi・現地SIMの違いと、乗り継ぎだけの滞在での考え方
  • 通話アプリの規制と、連絡手段の確保のしかた
  • 日数別の料金相場と、使い方から逆算した必要なギガ数
  • 砂漠ツアーでの通信環境と、購入から開通までの手順

なお、通信に関する規制の運用は変わる可能性があります。
本記事の内容を踏まえたうえで、渡航前に最新情報をご確認ください

目次

ドバイ旅行のeSIMとは?ポケットWiFi・現地SIMとの違いを比較

ドバイ旅行のeSIMとは、スマホ本体に内蔵されたSIMにデータプランを書き込んで使う、カード不要の通信手段です。
オンラインで購入してQRコードを読み込むだけで開通するため、空港での受け取りも帰国後の返却も発生しません。

ドバイでネット環境を用意する方法は、大きく「eSIM」「ポケットWiFiレンタル」「現地のプリペイドSIM」の3つです。

ドバイで特徴的なのが、滞在時間の幅の広さです。
数日間の観光と、乗り継ぎで数時間だけの滞在では、答えがまったく変わります
順番に見ていきましょう。

eSIMとは?物理SIMとの違いをかんたん解説

eSIM(イーシム)は「Embedded SIM=組み込み型SIM」を略した呼び名です。
従来のSIMは小さなICチップをトレイに差して使いますが、eSIMはそのチップがスマホ内部にあらかじめ入っており、契約情報だけをダウンロードして書き換える仕組みになっています。

比較項目 eSIM(旅行者向け) 現地のプリペイドSIM
入手方法 オンライン購入・QRコード発行 空港や街中のショップで購入
準備できる場所 日本にいるうちに完了できる 現地に到着してから
乗り継ぎ利用での使い勝手 着陸直後から使える。1日単位のプランもある 購入手続きの時間が必要で、数時間の滞在には向かない
短時間の利用 短期プランを選べる 最低利用期間が設定されている場合がある
日本のSIMの扱い 入れたままでOK 抜いて保管が必要
必要な条件 eSIM対応端末・SIMロック解除 SIMロック解除

判断基準:日本の電話番号を旅行中も残したいなら、eSIMを選ぶ明確な理由があります。
物理SIMを抜かずに追加できるため、日本の番号で着信を受けながら、データ通信だけをドバイのeSIMに切り替える使い方ができるからです。

eSIMと物理SIMの違いをさらに詳しく知りたい方は、物理SIMとeSIMの比較記事もあわせてご覧ください。

ポケットWiFiレンタルとどっちが得?

1人旅ならeSIM、3人以上でシェアするならポケットWiFiが向いています。
判断の軸は「何人で、どう動くか」の1点です。

eSIMが向くケース

1人旅、または2人がそれぞれ自分のスマホを使う旅。

広大なショッピングモールでは、別行動をしても各自が繋がっていると安心です。

受取・返却がなく、持ち物も増えません。

ポケットWiFiが向くケース

3人以上の家族旅行やグループ旅行で、常に一緒に行動する場合。

1台を全員でシェアできるため、1人あたりの負担を下げやすくなります。

eSIM非対応の端末しか持っていない人にも使えます。

ドバイでポケットWiFiを選ぶときに考えたいのが屋外の暑さです。
気温が高い時期は、機器のバッテリー消耗が早まる可能性があります
充電する機器が少ないほうが、管理は楽になるでしょう。

乗り継ぎだけの滞在ならどうする?

ドバイ国際空港は、ヨーロッパやアフリカへ向かう際の乗り継ぎ拠点としてよく使われます。
数時間だけ空港内で過ごす、あるいは長い乗り継ぎ時間を利用して市内へ出るという人も多いでしょう。

この場合、「数時間のために通信手段を用意する価値があるか」が判断ポイントになります。

乗り継ぎでeSIMが役立つ場面
  • 着陸直後から使える/空港Wi-Fiの接続手続きを待たずに済みます
  • フライト情報の変更に対応できる/遅延や搭乗口の変更をすぐ確認できます
  • 長い乗り継ぎで市内へ出る場合/空港の外ではWi-Fiが使えるとは限りません
  • 1日単位のプランがある/数百円程度から用意されていることもあります
なくても困らないケース
  • 乗り継ぎ時間が短く、空港内から出ない
  • 空港の無料Wi-Fiで用が足りる
  • 連絡を取る必要がとくにない
  • 次のフライトまでラウンジで過ごす予定がある

判断基準:乗り継ぎ時間が数時間以内で空港内にとどまるなら、無理に用意する必要はありません
一方で市内へ出る予定があるなら、1日プランを用意しておくと安心です。
ポケットWiFiや現地SIMは受け取りや手続きに時間がかかるため、この用途には向きません。

ドバイ旅行でeSIMが向いている人・向いていない人

ここまでを踏まえて、タイプ別に整理します。

💡 eSIMが向いている人
  • 1〜2人旅で、それぞれ自分のスマホを使いたい
  • 乗り継ぎ時間を使って市内へ出る予定がある
  • 到着後すぐに配車アプリや経路検索を使いたい
  • 日本の電話番号での着信を旅行中も残しておきたい
  • 短期滞在で、手続きに時間をかけたくない
⚠ eSIMが向いていない人
  • スマホがeSIMに対応していない(確認方法はこのあと解説します)
  • 3人以上で、旅行中ずっと一緒に行動する
  • 設定を自分で行うのが不安で、対面サポートを受けたい
  • 長期滞在で、現地の電話番号が必要

あわせて確認しておきたいのがSIMロックの解除状況です。
キャリアで購入した端末はロックがかかっている場合があり、そのままでは海外eSIMを開通できないことがあります。
出発直前に気づくと間に合わないおそれがあるため、早めにチェックしておきましょう。

他の渡航先を検討中の方は、トルコスイスイギリスフランスイタリアスペインアメリカカナダハワイグアムオーストラリア韓国台湾タイベトナムシンガポールマレーシアフィリピンインドネシア(バリ)香港中国のeSIM記事もあわせてご覧ください。

【注意点】UAEでは通話アプリに規制がある

UAEではWhatsAppやFaceTimeなどの音声・ビデオ通話機能が規制されていますが、メッセージや写真の送受信は通常どおり使えます。
規制の範囲は思われているより限定的です。

「ドバイではアプリが使えない」と聞いて不安になる人は少なくありません。
しかし実際に制限されているのは、アプリの一部の機能だけです。

何が使えて何が使えないのか、正確に整理しておきましょう。

何が規制されているのか

UAEでは、通信規制当局であるTDRA(電気通信・デジタル政府規制庁)がVoIPサービスに規制を設けています。

VoIPとは、インターネット回線を使った通話のことです。
この「インターネット経由の音声・ビデオ通話」が規制の対象になっています。

機能 UAEの回線での可否 補足
テキストメッセージ 使える 問題なくやり取りできます
写真・動画の送受信 使える 共有機能は通常どおりです
ボイスメッセージ 使える 録音して送る形式は対象外とされています
音声通話 制限される WhatsApp・FaceTimeなどが該当します
ビデオ通話 制限される 同上
グループ通話 制限される 同上

つまりアプリそのものが使えなくなるわけではありません。
ホテルとの連絡、家族へのメッセージ、位置情報の共有はこれまでどおりできます。

規制の背景として挙げられていること
  • ライセンス制度/通信事業者との提携やライセンスを受けたサービスのみが提供を認められています
  • 通信事業者の収益保護/インフラ投資を支える収益構造を維持するという側面があります
  • 規制上の監督/エンドツーエンド暗号化された通話は内容を確認できないという事情が挙げられています
  • 例外はない/観光客・居住者・ビジネス客のいずれにも同じく適用されるとされています

影響を受けるとされるのは、WhatsAppやFaceTimeだけではありません。
Skypeの一般向け版、Facebook Messengerの通話機能なども対象として挙げられています。
LINEなど同じ仕組みを使うアプリも、影響を受ける可能性があります

旅行者への実際の影響

では、旅行中に具体的にどう困るのでしょうか。
場面ごとに整理します。

場面 影響 対応
同行者との待ち合わせ 影響なし メッセージと位置情報の共有で足ります
ホテルやツアーとの連絡 影響なし メッセージでやり取りできます
日本の家族へ声で連絡 アプリ通話は制限される ボイスメッセージ、または後述の代替手段を使います
ビデオ通話で顔を見せたい 一般的なアプリでは制限される ライセンスを受けたアプリを検討します
仕事のオンライン会議 サービスによる ZoomやMicrosoft Teamsは利用できるとされています

判断基準:観光目的の短期旅行であれば、実際に困る場面は限られます
メッセージが使えれば、旅行中の連絡は大半が成り立つためです。

連絡手段はどう確保する?

それでも「声で話したい」という場面はあるでしょう。
合法的に使える手段を整理します。

UAEで使える連絡手段
  • ライセンスを受けた通話アプリ/BOTIM、C’Me、ToTokなどが利用できるとされています。渡航前にダウンロードしておくとスムーズです
  • ビジネス系のビデオ会議サービス/ZoomやMicrosoft Teamsは利用できるとされています
  • ボイスメッセージ/リアルタイム通話ではありませんが、声を届けることはできます
  • 通常の国際電話/料金はかかりますが、確実な手段です

おすすめは、出発前の準備です。
現地で「通話できない」と気づいてから対処するより、あらかじめ代替アプリを入れておくほうが確実でしょう。
家族にも事前に伝えておけば、連絡が取れずに心配をかけることもありません。

VPNでの回避は勧められません

ネット上には「VPNを使えば通話できる」という情報も見られます。
しかし本記事では推奨しません

⚠ VPNを使う前に知っておきたいこと
  • UAEには通信に関する法令がある/規制の回避を目的とした利用には、法的なリスクが指摘されています
  • 罰則が重いとされる/高額な罰金が科される可能性が指摘されています
  • 数分の通話に見合うリスクか/代替手段がある以上、あえて選ぶ理由は乏しいでしょう

なお、通話が単に繋がらないだけであれば、旅行者に法的な問題は生じません
問題になるのは「規制を回避しようとした場合」だとされています。

判断基準:ライセンスを受けたアプリという選択肢がある以上、リスクを取る必要はありません
渡航前に代替アプリを準備しておきましょう。

eSIMを使えば規制を避けられる?
  • 断定はできません/規制はUAEのネットワークに接続している状態に対して適用されるとされています
  • 海外eSIMも現地回線を利用する/多くのサービスは現地キャリアの回線を借りて提供されています
  • 「eSIMなら通話できる」と期待して選ぶのは避ける/確実性がなく、当てが外れる可能性があります
  • eSIMを選ぶ理由は別にある/データ通信の利便性やコストで判断しましょう
この章のまとめ
  • 規制されるのは音声・ビデオ通話の機能で、メッセージや写真の送受信は使える
  • 観光目的の短期旅行なら、実際に困る場面は限られる
  • 声で話したいなら、ライセンスを受けたアプリを渡航前に準備しておく
  • VPNでの回避は法的リスクが指摘されており、本記事では推奨しない

※本記事は2026年7月時点で公開されている情報をもとにしています。規制の運用は変更される可能性があるため、渡航前に最新情報をご確認ください。

ドバイeSIMの料金相場と必要な容量

ドバイeSIMの料金相場は、3日間で800〜2,000円程度、7日間で1,500〜3,500円程度が一つの目安です。
乗り継ぎ向けに1日単位のプランも用意されています。

ドバイのeSIM市場で特徴的なのが、短期プランの選択肢が豊富な点です。
1日・3日・5日・10日・30日と細かく刻まれており、トランジット利用も想定されています

なお本記事の金額は2026年7月時点の一般的なレンジです。申し込み前に必ず公式サイトで最新の料金を確認してください

ドバイeSIMは日数別にいくら?1日・3日・5日・7日の料金レンジ

滞在日数ごとの相場は次のとおりです。

滞在日数 容量制プランの目安 無制限プランの目安 こんな旅程向け
1日 500〜1,000円程度
(1〜2GB目安)
1,000〜1,500円程度 乗り継ぎ・トランジット
3日間 800〜2,000円程度
(1〜3GB目安)
1,500〜2,500円程度 週末を使った短期滞在
5日間 1,000〜2,500円程度
(3〜5GB目安)
2,000〜3,000円程度 市内観光+砂漠ツアー
7日間 1,500〜3,500円程度
(5〜10GB目安)
2,500〜4,000円程度 アブダビなど他の首長国も

※2026年7月時点の一般的な価格レンジです。提供会社・回線・キャンペーンにより変動します。

実際に販売されている例では、3日間1GBで800円程度7日間6GBで2,800円程度といった価格が確認できます。

比較の参考として、日本の大手通信会社のデータローミングは1日あたり1,500円程度とされています。
数日間の滞在であれば、eSIMのほうが費用を抑えやすいでしょう。

ローミングを使う場合の注意
  • 定額プランかを確認する/通信会社のプランによっては従量課金となり、高額になる場合があります
  • 1日あたりの単価で比べる/滞在日数が長いほど、eSIMとの差が開きます
  • 海外向けの定額プランがあるか/契約内容によっては追加料金なしで使える場合もあります
  • 出発前に必ず確認を/設定を誤ると想定外の請求につながります

1日あたりのデータ消費量はどれくらい?

必要な容量を判断するために、アプリごとの消費量を押さえておきましょう。

使い方 データ消費の目安 ドバイでの使用頻度
メッセージアプリ ごくわずか(1日数MB程度) 非常に高い(通話が使えないぶん出番が増える)
地図アプリ・経路検索 1時間あたり数MB〜10MB程度 高い
配車アプリ 地図表示と位置情報の送受信で継続的に消費 非常に高い(主要な移動手段)
レストラン・施設の検索 1ページあたり数MB程度 高い
SNSのタイムライン閲覧 1時間あたり200〜300MB程度 高い
写真・動画のアップロード 1本あたり数十MB〜数百MB 非常に高い(撮影スポットが多い)

ドバイならではの傾向が2つあります。

1つ目はメッセージアプリの使用頻度の高さです。
H2②で解説したとおり通話が使いにくいため、やり取りがメッセージ中心になります
ただし消費量自体は小さいため、容量への影響は限定的です。

2つ目は通信品質の高さです。
ドバイでは5Gの導入が進んでおり、都市部はほぼ全域がカバーされているとされています。
快適に使えるぶん、動画やSNSでの消費が想定より伸びる可能性もあります。

滞在日数別の推奨容量はどれくらい?

ドバイ旅行のeSIMは、都市観光が中心なら1日あたり0.5〜1GB、3〜5日の滞在なら合計2〜3GBが目安です。

滞在タイプ 地図・連絡中心 SNS投稿も多め 動画・テザリングも
乗り継ぎ(数時間) 0.5GB前後 1GB前後 1〜2GB
3日間 1〜2GB 3GB前後 5GB以上または無制限
5日間 2〜3GB 5GB前後 10GB以上または無制限
7日間 3〜5GB 6〜10GB 無制限プラン推奨

ドバイはホテルやショッピングモールのWi-Fi環境が整っていることが多い旅行先です。
1週間ほどの滞在でも、Wi-Fiを併用すれば3GB以内で収まるという見方もあります

💡 容量を1段階下げる3つの準備
  • オフラインマップを日本でダウンロード/市内と砂漠ツアーのエリアを保存しておく
  • 写真のクラウド自動バックアップを一時停止/撮影スポットが多く枚数が増えます
  • 投稿はホテルのWi-Fiで/撮影はその場で、アップロードは夜にまとめて

無制限プランを選ぶべきなのはどんな人?

ドバイでは無制限プランが7日間2,500〜4,000円程度と、比較的手が届きやすい水準です。
次のようなケースでは、検討する価値があります。

無制限プランをおすすめする人
  • 配車アプリを頻繁に使う人/ドバイでは主要な移動手段になり、消費が続きます
  • その場でSNSに投稿したい人/高層ビルや砂漠など、撮影機会が非常に多い旅行先です
  • アブダビなど他の首長国も回る人/移動と調べものが増えます
  • テザリングでPCを繋ぐ人/出張利用では必須になることもあります
  • 5Gを活かして快適に使いたい人/通信品質が高いぶん、容量制だと使い切りやすくなります

ただし、無制限プランでも「完全な使い放題」とは限りません
一定量を超えると速度が制限されるタイプがあります。
申し込み前に「高速通信の上限」と「制限後の速度」を必ず確認しましょう

料金と容量のまとめ
  • 3日間なら800〜2,500円程度、7日間なら1,500〜4,000円程度が目安
  • 乗り継ぎ向けの1日プランもあり、500〜1,000円程度から選べる
  • ホテルやモールのWi-Fiを併用すれば、1週間でも3GB以内に収まることがある
  • 5Gが普及しており快適なぶん、動画やSNSでの消費は伸びやすい

失敗しないドバイeSIMの選び方|5つの比較ポイント

ドバイeSIMは「使用回線」「砂漠ツアーでの通信」「周辺国への移動」「テザリングと有効期限」「サポート体制」の5点で比較します。
都市部の通信環境は良好なため、比較の重点は市外へ出る場面に置くのが実用的です。

ここまでで規制の実態と料金・容量の考え方は見えてきたはずです。
次は、実際にプランを並べて比べるときのチェック項目を整理します。

ポイント①:どの回線を使う?Etisalat・du

UAEの通信網は、Etisalat(e&)とduの2社が中心です。
eSIMサービスはこのいずれか、あるいは両方の回線を借りて提供しています。

都市部の通信環境は非常に良好です。
ドバイでは5Gの導入が進んでおり、都市部はほぼ全域がカバーされているとされています。

回線チェックの手順
  1. 申し込みページの「使用回線」「ネットワーク」欄を探す
  2. Etisalat/duのどちらに対応しているかを確認する
  3. 砂漠エリアや他の首長国も回るなら、両方に対応したサービスを優先する
  4. 5G対応かどうかもあわせて確認する

判断基準:市内観光が中心なら、どちらの回線でも快適に使えます
砂漠ツアーや遠方への移動を含むなら、対応キャリア数の多いサービスを選んでおくと安心です。

ポイント②:砂漠ツアーやアクティビティでの通信

ドバイ旅行で市外へ出る代表例がデザートサファリ(砂漠ツアー)です。
市内とは条件が変わります。

場所・状況 通信の目安 備え
市内
(ドバイモール・マリーナ)
5Gで安定して使える とくに準備は不要
アブダビなど他の首長国 都市部は問題なく使える 同じUAE国内なので追加の心配は少ない
砂漠ツアーのエリア キャンプ地は繋がることが多いが、道中は不安定になることも 集合場所と時間を画像で保存
国境に近いエリア 意図せず隣国の回線を掴む可能性がある データローミングの設定を確認
⚠ 郊外へ出る日に気をつけたいこと
  • 国境付近では隣国の回線を掴むことがある/ハッタ方面など、オマーンとの国境に近いエリアで指摘されています
  • 対象国外の回線に繋がると使えない/UAE専用プランの場合、通信できなくなる可能性があります
  • 日本の主回線がオンだと高額請求のおそれ/ローミング設定は必ず確認しておきましょう
  • 対処法は手動選択/ネットワークの自動選択をオフにし、UAEの事業者を選び直すと解決することがあります

判断基準:市内観光だけなら気にする必要はありません。
ハッタ方面など郊外へ足を伸ばす予定があるなら、出発前にオフラインマップを保存し、ローミング設定を確認しておきましょう。

ポイント③:UAE以外の中東諸国も回るなら

ドバイを起点に、周辺国もあわせて訪れる旅程を組む人もいます。

旅程タイプ 具体例 選ぶべきプラン
UAE完結型 ドバイ・アブダビ・シャルジャ UAE単独プラン。同じ国内なので1つで足りる
近隣国との組み合わせ UAE+オマーン、UAE+カタール 中東エリアの周遊プラン、または国ごとに購入
乗り継ぎ+他地域 ドバイ経由でヨーロッパへ UAEの短期プランと、目的地のプランを別々に
複数地域を長期でまわる 中東+アジアなど 国ごとに買い足せるサービスが便利

判断基準:UAE国内だけなら1つのプランで足ります
ドバイ・アブダビ・シャルジャはすべて同じ国内なので、追加の手配は不要です。
周辺国を含むなら、対応国リストで訪問予定国を確認してください。

ポイント④:テザリングと有効期限の起算日をチェック

この2点は、見落とされやすいわりに影響が大きい項目です。

見落としやすい3つの条件
  • テザリングの可否/不可のプランや、別枠の上限があるプランが存在します。PCを繋ぐなら必ず確認しましょう
  • 有効期間の起算タイミング/「購入日から」「QRスキャンから」「現地接続から」の3タイプがあります
  • 1日プランの起算基準/乗り継ぎで使う場合、いつから24時間なのかを確認しておきましょう

判断基準:とくに乗り継ぎ利用では、起算のタイミングが重要です。
短時間しか使わないのに、日本を出発した時点から日数が進んでしまうと無駄が生じます。
「現地で接続してから起算」と明記されているサービスを選ぶと安心です。

ポイント⑤:サポート体制は?時差5時間を踏まえて考える

ドバイと日本の時差は5時間(日本のほうが進んでいます)。

つまりドバイの午前中は、日本では午後にあたります
ヨーロッパや北米と比べると時差が小さく、日本のサポート窓口が営業している時間帯と重なりやすいでしょう。

サポート面で確認しておくこと
  • 日本語で問い合わせできるか/設定でつまずいたときに頼りになります
  • チャットなど、すぐ使える手段があるか/メールより早く解決できます
  • 設定マニュアルを出発前に保存する/通信できない状態でも読めるようにしておきます
  • 営業時間を確認しておく/到着が深夜便の場合、対応時間外になる可能性があります

判断基準:ドバイ便は深夜や早朝の到着になることも多い旅行先です。
24時間対応のサポートがあるかは、確認しておく価値があります。

【結論】ドバイeSIMで検討したい「X GLOBAL SIM」

eSIMサービスの一つとして挙げられるのが、X MOBILEが提供するX GLOBAL SIMです。
200以上の国と地域に対応しており、1つのアカウントで渡航先ごとのプランを購入・管理できます(公式サイト記載/2026年7月時点)。

📡 X GLOBAL SIMの特徴まとめ
対応国・地域 200以上。渡航先ごとのプランは公式サイトの対応国一覧で確認できる
アカウント管理 1つのアカウントで、必要なときに必要な国のプランを購入できる。複数の国を回る旅行にも対応
申し込み方法 オンライン完結(プラン購入 → eSIMインストール → 現地で利用の3ステップ)
使用回線 現地大手キャリアの回線を使用
電話番号 データ専用(新しい番号は付与されない/日本の番号はそのまま維持)
アクティベート 目的地に到着するとすぐに利用可能。繋がらないときは機内モードのオン/オフを切り替える
データ追加 残量が減ったら専用アプリからトップアップ購入が可能
ドバイ・UAEで利用する場合の確認事項
  • 本記事執筆時点で、公式サイトの人気国の料金欄にUAEの掲載はありません
  • 購入前に、公式サイトの対応国一覧でUAE(アラブ首長国連邦)が対象に含まれるかを必ず確認してください
  • 乗り継ぎ利用を考えている場合は、最短プランの日数と起算タイミングもあわせて確認しましょう
  • 不明な点は、購入前に問い合わせておくことをおすすめします
X GLOBAL SIMの利点
  • オンラインで完結し、着陸直後から通信できる。乗り継ぎ利用とも相性が良い
  • 受取・返却が不要。短時間の滞在でも手続きに時間を取られない
  • 現地大手キャリアの回線を使うため、都市部での通信品質が安定しやすい
  • 日本の電話番号を残したまま、データ通信だけを切り替えられる
  • 1つのアカウントで国ごとにプランを買い足せる。乗り継ぎ先の国とあわせて手配しやすい

対応国・料金を公式サイトで確認する

ドバイeSIMの使い方|購入から現地で繋がるまで

ドバイeSIMの使い方は、①対応端末を確認する ②オンラインで購入する ③日本でQRコードを読み込む ④現地で回線とデータローミングをオンにする、の4ステップです。
作業自体は10分程度で終わります。

「設定が難しそう」という理由でeSIMを避ける人は多いですが、実際にやってみると拍子抜けするほど簡単です。
コツは日本にいるうちに準備を終わらせておくこと。
深夜便で到着しても、機内モードを解除するだけで使い始められます

自分のスマホはeSIM対応?iPhone・Androidの確認方法

大前提として、eSIMに対応していない端末では利用できません
購入する前に必ず確認しておきましょう。

端末 確認手順 対応の目安
iPhone 「設定」→「モバイル通信」にeSIMを追加があるか確認する iPhone XR/XS/XS Max以降のモデル
Android 「設定」→「ネットワークとインターネット」→「SIM」にeSIMの追加があるか確認する Google Pixel・Galaxy・Xperiaなど一部のモデル
SIMロック 「設定」→「一般」→「情報」でSIMロックの状況を確認する 解除されていれば利用できる

キャリアで購入した端末はロックがかかっている場合があり、そのままでは開通できないことがあります。
解除手続きに時間がかかることもあるため、出発の1週間前までには確認しておきましょう

どうやって設定する?購入からQRコード読み込みまでの手順

端末の確認が済んだら、購入と設定に進みます。
渡航の1週間前を目安に購入しておくと余裕を持って準備できます。

🔧 購入から開通までの6ステップ
1

滞在日数に合ったプランを購入する/乗り継ぎだけなら1日プラン、観光なら3〜7日プランが目安です。有効期限の起算タイプもあわせて確認します。

2

通話用の代替アプリもインストールしておく/H2②で解説したとおり、UAEでは認可されたアプリを使う必要があります。出発前に準備しておきましょう。

3

安定したWi-Fi環境でQRコードを読み込む/iPhoneなら「設定」→「モバイル通信」→「eSIMを追加」、Androidなら「設定」→「SIM」→「eSIMをダウンロード」から読み取ります。

4

プロファイルに分かりやすい名前を付ける/「ドバイ」などにしておくと、現地で切り替えるときに迷いません。

5

出発まで回線はオフ、日本の主回線のローミングもオフに/郊外で意図しない回線に繋がった際の高額請求を防ぐためにも重要です。

6

ドバイ到着後、eSIM回線とデータローミングをオンにする/モバイルデータ通信の利用先をドバイのeSIMに切り替えれば完了です。

混乱しやすいのが、ローミングをオフにする回線とオンにする回線が違う点です。
日本の主回線側はオフ、ドバイのeSIM側はオン
この組み合わせを覚えておけば、設定で迷うことはありません。

設定はいつやる?出発前・到着後のベストタイミング

結論から言うと、QRコードの読み込みは日本で、回線の切り替えはドバイ到着後が基本です。

出発前にやること

QRコードの読み込みと、日本回線のローミングオフ。

通話用の代替アプリとオフラインマップも、このタイミングで準備します。

自宅のWi-Fiなら、うまくいかなくても落ち着いて問い合わせできます。

現地に着いてからやること

eSIM回線をオンにして、データローミングをオンにするだけ。

空港で機内モードを解除したタイミングで行えばスムーズです。

数十秒でドバイの回線を掴みます。

乗り継ぎで使う場合のタイミング
  • 起算タイプを必ず確認する/「現地接続から起算」なら、着陸してからカウントが始まります
  • 「購入日から起算」は避ける/数時間しか使わないのに日数を消費してしまいます
  • インストールは日本で済ませる/空港でWi-Fiを探す時間を節約できます
  • 次の便の情報も控えておく/搭乗口や時刻をスクリーンショットで保存しておくと安心です

繋がらないときはどうする?チェックリストで原因を特定

現地で繋がらないときも、慌てる必要はありません。
原因の多くは設定漏れで、上から順に確認すれば大半は解決します。

繋がらないときの確認順序
  1. 機内モードをオン→オフに切り替える/回線の再検索が走り、これだけで繋がるケースが多くあります
  2. eSIM回線がオンになっているか/「モバイル通信」の一覧でeSIM側がオンか確認する
  3. eSIM側のデータローミングがオンになっているか/最も多い設定漏れです
  4. モバイルデータ通信の利用先がeSIMになっているか/主回線のままだと通信できないうえ、高額請求の原因にもなります
  5. 端末を再起動する/ここまでで解決しない場合に試します
  6. ネットワークを手動選択する/自動選択をオフにして、Etisalatまたはduを手動で選ぶ
  7. APN設定を確認する/自動設定されないケースでは、指定のAPNを手入力する必要があります

6つ目は、郊外へ出たときに試す価値があります
H2④で解説したとおり、国境に近いエリアでは隣国の回線を掴んでしまう可能性があるためです。
UAEの事業者を手動で選び直すと解決することがあります。

なお通話アプリが繋がらない場合は、設定の問題ではありません
H2②で解説した規制によるものなので、認可された代替アプリを使ってください。

APN(アクセスポイント名)とは、スマホがインターネットに接続するための入口の設定のことです。
最近のeSIMは自動設定されることがほとんどですが、まれに手入力が必要になります。
手順を詳しく知りたい方は、APN設定ガイドを参考にしてください。

使い方のまとめ
  • 渡航の1週間前を目安に購入し、QRコードの読み込みは日本で済ませる
  • 通話用の代替アプリも、出発前にインストールしておく
  • 日本の主回線はローミングオフ、ドバイのeSIM側はローミングオン
  • 通話アプリが繋がらないのは設定の問題ではなく、規制によるもの

よくある質問

  • A音声・ビデオ通話は使えない可能性が高いですが、メッセージのやり取りは通常どおりできます。UAEではTDRA(電気通信・デジタル政府規制庁)がVoIP(インターネット経由の通話)を規制しており、ライセンスを受けた事業者と提携したアプリだけが通話サービスを提供できる仕組みになっています。WhatsAppやFaceTime、Skypeの消費者版などは、この対象とされています。ただし規制されているのは通話機能だけです。テキストメッセージ、写真や動画の送受信、ボイスメッセージは問題なく使えます。通話が必要な場合は、UAEで認可されているBOTIM、C’Me、ToTokなどのアプリを出発前にインストールしておきましょう。ZoomやMicrosoft Teamsも利用できるとされています。
  • A日本の電話番号はそのまま維持できます。eSIMは物理SIMを抜かずに追加できるため、日本のSIMを主回線として残したまま、データ通信だけをドバイのeSIMに切り替える使い方が可能です。ただし、日本の主回線のデータローミングは必ずオフにしてください。ドバイでは郊外へ出た際に意図せず隣国の回線を掴む可能性も指摘されており、ローミングがオンのままだと想定外の請求につながるおそれがあります。
  • A空港内にとどまるなら、必ずしも必要ではありません。乗り継ぎ時間が短く、空港の無料Wi-Fiで用が足りるなら、無理に用意しなくても困らないでしょう。一方で、長い乗り継ぎ時間を使って市内へ出る予定があるなら、用意しておくと安心です。空港の外ではWi-Fiが使えるとは限らず、配車アプリや経路検索が必要になります。ドバイでは1日単位のプランも販売されており、500〜1,000円程度から選べます。なお乗り継ぎで使う場合は、有効期限の起算タイミングを必ず確認してください。「購入日から起算」のプランだと、数時間しか使わないのに日数を消費してしまいます。
  • Aキャンプ地では繋がることが多いものの、道中は不安定になる区間もあります。ドバイは市内であれば5Gが普及しており非常に快適ですが、郊外に出ると条件が変わります。備えとしては、ツアーの集合場所と時間を画像で保存しておくこと、訪問エリアのオフラインマップを日本でダウンロードしておくことの2つが有効です。またハッタ方面などオマーンとの国境に近いエリアでは、意図せず隣国の回線を掴む可能性が指摘されています。日本の主回線のデータローミングは必ずオフにし、繋がらないときはネットワークの手動選択でEtisalatまたはduを選び直してみてください。
  • Aプランによって異なります。テザリングに対応しているプランもあれば、許可されていないプランや、無制限プランでもテザリング分だけ上限が設けられているケースもあります。出張でノートPCを繋ぐ予定があるなら、申し込みページでテザリングの条件まで確認してください。記載が見当たらない場合は、購入前に問い合わせるのが確実です。
  • A渡航の1週間前を目安に購入しておくとよいでしょう。多くのサービスで数週間前から購入できますが、有効期限の起算タイミングがサービスごとに異なります。「購入日から」「QRコードをスキャンした時点から」「現地の回線に接続してから」の3タイプがあり、日本で事前に設定を済ませたい場合は現地接続で起算すると明記されたサービスを選ぶと安心です。またドバイ便は深夜や早朝の到着になることも多いため、サポート窓口の営業時間もあわせて確認しておきましょう。端末のeSIM対応やSIMロック解除の確認は、1週間前までに済ませておくのがおすすめです。

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