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タイ旅行のeSIMおすすめ|プランの選び方と注意点

タイ旅行のeSIMおすすめ|プランの選び方と注意点

この記事の結論

タイ旅行のeSIMは、3〜5日の旅行なら合計1〜3GB程度が目安で、短期プランなら1,000円前後から選べます。選ぶときは料金だけでなく、使用回線・訪問エリア・テザリング条件を確認するのが失敗しないコツです。この記事では相場と容量の目安、選び方の比較軸、そして購入前に知っておきたい注意点まで整理します。

バンコクの屋台街、寺院巡り、そしてプーケットやサムイの海。
タイは行き先の幅が広く、旅のスタイルによって過ごし方がまったく変わる国です。

そしてその幅の広さが、そのままネット環境選びの難しさにもなります。
バンコク市内で完結する3日間と、島まで足を伸ばす1週間では、選ぶべきプランが違うからです。

移動はGrabなどの配車アプリ、屋台の注文は翻訳アプリ、宿の場所は地図アプリ。
タイ旅行はネットが繋がっていること前提で動く場面が多いぶん、通信手段の選択ミスがそのまま旅の失敗につながります。

そこでこの記事では、タイ旅行でeSIMを選ぶときに押さえたいポイントを、次の順番で整理していきます。

この記事でわかること
  • eSIM・ポケットWiFi・現地SIMの違いと、タイ旅行にはどれが向いているか
  • 日数別の料金相場と、使い方から逆算した必要なギガ数の目安
  • 回線・エリア・テザリングなど、プランの選び方5つの比較ポイント
  • 購入前に知っておきたい失敗しやすい注意点と、設定手順

「安いプランを選んだのに島で繋がらなかった」といった失敗は、事前の確認で防げます。
順番に読めば、自分の旅程に合うプランは自然と絞り込めます。

目次

タイ旅行のeSIMとは?ポケットWiFi・現地SIMとの違いを比較

タイ旅行のeSIMとは、スマホ本体に内蔵されたSIMにデータプランを書き込んで使う、カード不要の通信手段です。
オンラインで購入してQRコードを読み込むだけで開通するため、空港での受け取りも帰国後の返却も発生しません。

タイでネット環境を用意する方法は、大きく「eSIM」「ポケットWiFiレンタル」「現地SIMカード」の3つです。
スワンナプーム空港・ドンムアン空港ともに到着ロビーに通信各社のカウンターがあり、現地SIMを選ぶ人も少なくありません。

ただ、タイの場合は到着してから空港を出るまでの導線が長いのが実情です。
入国審査に時間がかかることもあり、そこにSIMカウンターの待ち時間が加わると、市内へ向かう時間がどんどん削られます。

eSIMとは?物理SIMとの違いをかんたん解説

eSIM(イーシム)は「Embedded SIM=組み込み型SIM」を略した呼び名です。
従来のSIMは小さなICチップをトレイに差して使いますが、eSIMはそのチップがスマホ内部にあらかじめ入っており、契約情報だけをダウンロードして書き換える仕組みになっています。

比較項目 eSIM 物理SIMカード
入手方法 オンライン購入・QRコード発行 空港カウンターや店頭で受け取り
準備できる場所 日本にいるうちに完了できる 現地に到着してから
手続き 購入時にオンラインで完結 購入時にパスポートの提示・登録が必要
日本のSIMの扱い 入れたままでOK 抜いて保管が必要
紛失リスク ほぼなし 抜いたSIMを失くす事故が起きやすい
必要な条件 eSIM対応端末・SIMロック解除 SIMロック解除

判断基準:日本の電話番号を旅行中も残したいなら、eSIMを選ぶ明確な理由があります。
物理SIMを抜かずに追加できるため、日本の番号で着信を受けながら、データ通信だけをタイのeSIMに切り替える使い方ができるからです。
ホテルや航空会社からの連絡を日本の番号で受けたい人には、この違いが効いてきます。

eSIMと物理SIMの違いをさらに詳しく知りたい方は、物理SIMとeSIMの比較記事もあわせてご覧ください。

ポケットWiFiレンタルとどっちが得?

1人旅ならeSIM、3人以上でシェアするならポケットWiFiが向いています。
判断の軸は「何人で、どう動くか」の1点です。

eSIMが向くケース

1人旅、または2人がそれぞれ自分のスマホを使う旅。

Grabなどの配車アプリは各自の端末で呼ぶ場面が多いため、全員が繋がっている状態が理想です。

受取・返却がなく、持ち物も増えません。

ポケットWiFiが向くケース

3人以上の家族旅行やグループ旅行で、常に一緒に行動する場合。

1台を全員でシェアできるため、1人あたりの負担を下げやすくなります。

eSIM非対応の端末しか持っていない人にも使えます。

タイでポケットWiFiを選ぶときに気をつけたいのが暑さとバッテリー消費です。
高温下ではモバイル機器の発熱が起きやすく、屋外を長時間歩く日ほど電池の減りが早くなります。
ルーター本体とモバイルバッテリーの両方を管理する手間を考えると、荷物を減らしたい人にはeSIMが向きます。

スワンナプーム空港の現地SIMと比べたメリット・デメリット

タイは現地SIMの入手環境が整っており、空港カウンターではスタッフが設定まで対応してくれます。
ただし購入時にパスポートの提示と利用者登録が必要で、手続きにはそれなりの時間がかかります。
到着便が重なる時間帯は行列になることもあり、所要時間が読みにくいのが難点です。

良い点
  • 日本で準備が完結し、着陸直後から通信できる
  • 空港カウンターに並ぶ時間がゼロ。到着後すぐGrabを呼べる
  • 日本のSIMを抜かないため、日本の番号での着信を維持できる
  • SIMカードやルーターの紛失・破損リスクがない
気になる点
  • eSIM非対応の端末では使えない
  • 初回は設定画面の操作に少し戸惑うことがある
  • データ専用プランが中心で、タイの電話番号が付かないものが多い
  • 対面で設定してもらえる現地SIMと違い、開通は自己対応が基本

判断基準:空港からホテルまで配車アプリで移動する予定なら、eSIMが圧倒的にスムーズです。
現地SIMは開通がカウンターに着いてからになるため、それまではネットが使えません
一方、タイの電話番号がどうしても必要な人や、対面で開通まで面倒を見てほしい人には、現地SIMの安心感が上回ることもあります。

タイ旅行でeSIMが向いている人・向いていない人

ここまでを踏まえて、タイプ別に整理します。
自分がどちらに当てはまるか確認してみてください。

💡 eSIMが向いている人
  • 1〜2人旅で、それぞれ自分のスマホを使いたい
  • 到着後すぐに配車アプリでホテルへ向かいたい
  • 暑い屋外を歩くので、荷物と充電するデバイスを減らしたい
  • 日本の電話番号での着信を旅行中も残しておきたい
  • タイのあと他の国にも寄る、または今後も海外旅行の予定がある
⚠ eSIMが向いていない人
  • スマホがeSIMに対応していない(確認方法はH2⑤で解説します)
  • 3人以上で常に一緒に行動し、1台をシェアしたい
  • 設定を自分で行うのが不安で、対面サポートを受けたい
  • タイの電話番号でSMS認証や現地への発信が必要(詳しくはH2③で解説します)

あわせて確認しておきたいのがSIMロックの解除状況です。
キャリアで購入した端末はロックがかかっている場合があり、そのままでは海外eSIMを開通できないことがあります。
出発直前に気づくと間に合わないおそれがあるため、早めにチェックしておきましょう。

他の渡航先を検討中の方は、韓国旅行のeSIMおすすめ台湾旅行のeSIMおすすめの記事もあわせてご覧ください。

タイeSIMの料金相場と必要な容量の目安

タイeSIMの料金相場は、3〜5日の短期プランで1,000〜2,000円程度が一つの目安です。
ただしタイは他の渡航先と比べて大容量プランが選ばれやすい傾向があり、実際の予算はもう少し上を見ておくと安心です。

価格.comの調査では、タイ旅行で利用されたeSIMのデータ量は「5GB超過〜10GB以下」が31%で最多、次いで「無制限」が28%という結果でした。
一方で「0〜3GB」を選んだ人は13%程度にとどまっています(出典:価格.com 海外eSIM調査)。

つまり、韓国や台湾のような小容量プラン中心の市場とは前提が違うということです。
なぜそうなるのかも含めて、料金と容量をまとめて整理していきます。
なお本記事の金額は2026年7月時点の一般的なレンジです。申し込み前に必ず公式サイトで最新の料金を確認してください

タイeSIMは日数別にいくら?3日・5日・7日の料金レンジ

まず日数別の相場を押さえましょう。
タイは中距離のため滞在日数の幅が広く、週末の弾丸旅行から2週間以上の長期滞在まで分布します。

滞在日数 容量制プランの目安 無制限プランの目安 こんな旅程向け
3日間 数百円台〜1,500円程度 1,500〜2,500円程度 バンコク完結の弾丸旅行
5日間 1,000〜2,000円程度 2,000〜3,500円程度 バンコク+アユタヤなど近郊
7日間 1,500〜3,000円程度 2,500〜4,500円程度 バンコク+プーケット・チェンマイ
15日〜30日 2,500〜5,000円程度 8,000〜13,000円程度 island hopping・長期滞在・ワーケーション

※2026年7月時点の一般的な価格レンジです。提供会社・回線・キャンペーンにより変動します。

ここで知っておきたいのが、滞在日数とプラン日数を無理に合わせなくてよいという点です。
価格.comの調査では、タイ旅行の滞在日数は「5日間」が31%で最多だったのに対し、実際に選ばれたeSIMプランは「6日間」が53%と最多という結果が出ています。

プラン日数選びのコツ
  • 料金体系はサービスごとにバラバラ/「3日間プランより5日間プランのほうが安い」という逆転が起こりうる
  • 滞在日数ぴったりにこだわらない/1日長いプランのほうが安ければ、そちらを選んだほうが得
  • 予備日として1日多め/フライト遅延や乗り継ぎトラブルへの保険にもなる

判断基準:候補を絞ったら、必ず前後1日ぶんの価格も確認してください。
数十円の差で1日ぶん余裕が買えるなら、迷わず長いほうが正解です。

1日あたりのデータ消費量はどれくらい?アプリ別の目安

タイ旅行のeSIMは、地図と配車アプリが中心なら1日あたり0.5〜1GB、動画視聴やSNS投稿もするなら1日1〜2GBが目安です。

タイ旅行で消費が読みにくいのは、配車アプリを使う頻度が高いことが理由の一つです。
Grabなどのアプリは地図とリアルタイム位置情報を常時やり取りするため、待機中もじわじわ通信します。

使い方 データ消費の目安 タイ旅行での使用頻度
LINE・メッセージ(テキスト) ごくわずか(1日数MB程度) 高い
地図アプリでのルート検索 1時間あたり数MB〜10MB程度 非常に高い
配車アプリ(Grab等) 地図表示と位置情報の送受信で継続的に消費 非常に高い(毎日の移動手段)
翻訳アプリ(カメラ翻訳) 画像を送信するため1回あたり数MB程度 中〜高(屋台のメニュー)
SNSのタイムライン閲覧 1時間あたり200〜300MB程度 高い
写真・動画のアップロード 1本あたり数十MB〜数百MB ビーチ・寺院で増えやすい
動画視聴(標準画質) 1時間あたり300〜500MB程度 長距離移動中に増える

数字を見ると、配車アプリ自体が大量のギガを食うわけではありません
消費の主役はやはり動画とSNSです。
ただし配車アプリは「使えないと移動できない」ため、ギガ切れの影響が最も大きいアプリだという点は意識しておきましょう。

3日旅行・5日旅行なら何GB?日数別の推奨容量

アプリ別の目安を、日数に落とし込むと次のようになります。

滞在日数 地図・Grab・LINE中心 SNS投稿も多め 動画・テザリングも使う
2泊3日 1〜2GB 3GB前後 無制限プラン推奨
3泊4日 2〜3GB 3〜5GB 無制限プラン推奨
4泊5日 3GB前後 5〜7GB 無制限プラン推奨
7日以上 5GB前後 7〜10GB 無制限プラン推奨

冒頭で触れたとおり、実際にタイ旅行で選ばれているのは5〜10GB帯と無制限が中心です。
上の表で「地図・Grab中心」に当てはまる人でも、余裕を見て1段階上を選ぶ人が多い、ということでもあります。

💡 ギガを節約するならこの4つ
  • オフラインマップを日本でダウンロード/島や山間部で電波が弱いときの保険にもなる
  • 写真のクラウド自動バックアップを一時停止/旅行中は撮影枚数が増え、最大の消費源になりやすい
  • SNSの動画自動再生をオフ/スクロールするだけで消費が積み上がる
  • アプリの自動アップデートをオフ/バックグラウンドで数百MB消えることがある

無制限プランを選ぶべきなのはどんな人?

タイ旅行では、無制限プランが選ばれる比率が高めです。
理由は明快で、移動と情報収集をスマホに依存する場面が多いからです。

無制限プランをおすすめする人
  • 配車アプリで毎日移動する人/ギガ切れが「移動できない」に直結する
  • 島やビーチリゾートに行く人/写真・動画の撮影と投稿が一気に増える
  • バンコクと地方を行き来する人/長距離移動中の動画視聴で消費が伸びる
  • テザリングでPC・タブレットを繋ぐ人/出張やワーケーションではほぼ必須
  • 残量を気にするストレスを避けたい人/千円前後の差で解決するなら安い投資

ただし、無制限プランでも「完全な使い放題」とは限らない点に注意が必要です。
1日あたり一定量を超えると速度が大きく制限されるタイプがあります。
申し込み前に「1日あたりの高速通信の上限」が明記されているかを必ず確認しましょう
この点はH2④の注意点でも詳しく解説します。

料金と容量のまとめ
  • 3日間なら数百円台〜2,500円程度、5日間なら1,000〜3,500円程度が目安
  • タイでは5〜10GB帯と無制限が選ばれやすく、小容量プランの比率は低い
  • 滞在日数ぴったりにこだわらず、前後1日ぶんの価格も比較する
  • 配車アプリはギガ消費量より「切れたときの影響」が大きい

タイeSIMプランの選び方|5つの比較ポイント

タイeSIMは「使用回線」「訪問エリア」「テザリング条件」「電話番号の要否」「サポート体制」の5点で比較すると失敗しにくくなります。
料金だけで決めると、島で繋がらない・Grabの認証が通らないといったトラブルにつながりやすいためです。

ここまでで相場と必要な容量は見えてきたはずです。
次は、実際にプランを並べて比べるときのチェック項目を整理します。

どれも申し込みページに書かれている情報なので、慣れれば1〜2分で確認できます。

ポイント①:どの回線を使う?AIS・TrueMove H・dtac

タイの通信網は、AIS・TrueMove H・dtacの3ブランドが中心です。
なおTrueMove Hとdtacは経営統合しており、現在はTrue Corporationとして運営されています。

eSIMサービスはこのいずれかの回線を借りて提供しているため、どの回線を使うかで実際の速度や繋がりやすさが変わります
バンコク市内であればどの回線でも観光に困ることは少ないものの、地方や島に行くほど差が表れやすくなります。

回線チェックの手順
  1. 申し込みページの「使用回線」「提携キャリア」欄を探す
  2. AIS/TrueMove H/dtacのいずれかが明記されているか確認する
  3. 記載がない場合は、問い合わせるか別のサービスを検討する

判断基準:回線名を公開していないサービスは避けるのが無難です。
とくに離島や山間部を含む旅程では、どの電波を掴むか分からないまま購入するリスクが大きくなります。

ポイント②:バンコクだけ?島まで行く?エリアで変わる選び方

タイ旅行は行き先の幅が広く、旅程によって優先すべき条件がはっきり変わります
バンコク市内で完結する旅と、プーケットやサムイ島まで足を伸ばす旅では、選ぶべきプランが違うということです。

旅程タイプ 主な行き先 優先したい条件
バンコク完結型 バンコク市内・カオサン・チャトゥチャック 価格重視でOK。都市部はどの回線でも観光には十分な速度が期待できる
近郊まで行く型 アユタヤ・パタヤ・カンチャナブリ 移動時間が長く消費が増えるため、中〜大容量プランが安心
ビーチリゾート型 プーケット・クラビ・サムイ島 写真と動画の投稿が増える。大容量または無制限を優先
離島・山間部型 ピピ島・リペ島・チェンマイ近郊の山間部 電波が弱くなる場所がある。回線名が明記されたサービス+オフラインマップの併用
⚠ 島・山間部で気をつけたいこと
  • ピピ島やサムイ島周辺、山間部では電波が弱くなる場合がある
  • ボート移動中は基本的に圏外になると考えておく
  • 宿の場所や船の時刻表は、出発前にスクリーンショットで保存しておく

判断基準:離島を含む旅程なら、価格より回線のカバレッジを優先し、あわせてオフラインマップを準備してください。
どのサービスを選んでも、電波が届かない場所は必ず存在します。

ポイント③:テザリングは使える?条件の見分け方

意外と見落とされるのがテザリングです。
テザリングとは、スマホの通信を経由してPCやタブレットをネットに繋ぐ機能のこと。
出張でノートPCを使う人や、同行者の端末を一時的に繋ぎたい人には欠かせません。

テザリングでよくある落とし穴
  • そもそも許可されていないプランがある/申し込みページに明記がない場合は要確認
  • 無制限でも別枠の上限がある/「テザリングは1日◯GBまで」と制限されているケース
  • PCを繋ぐと消費が跳ね上がる/OSやアプリの自動更新で一気に容量を使う

判断基準:同行者とデータをシェアしたい場合は、テザリングの上限まで確認が必要です。
「無制限だから全員で使える」と考えていると、想定と違う結果になることがあります。

ポイント④:タイの電話番号は必要?Grabの認証で困らないために

タイ旅行ならではの論点が、この電話番号の要否です。
海外向けeSIMの多くはデータ通信専用で、現地の電話番号が付きません。
普段はそれで困りませんが、配車アプリの登録や現地サービスの本人確認でSMS認証が必要になる場面があります。

場面 データ専用プランでの対応
配車アプリの利用(既にアカウント作成済み) 問題なく使える。日本で登録を済ませておくのが確実
配車アプリの新規登録・本人確認 SMS認証が求められる場合がある。日本の番号で受信できるか事前に確認
ドライバーとの連絡 アプリ内チャットで対応できることが多い
レストラン・ツアーへの電話予約 タイの番号がないと発信できない。番号付きプランが必要

判断基準:配車アプリのアカウントは日本にいるうちに作成・認証まで済ませておくのが最善です。
これだけで、データ専用プランでもほとんどの場面をカバーできます。
現地への発信が必須なら、電話番号付きプランを提供しているサービスを選んでください。

ポイント⑤:開通はどうやる?手順とサポート体制をチェック

eSIMは、購入後にQRコードを読み込んで自分で開通させる商品です。
ここが現地SIMやWiFiレンタルとの一番大きな違いで、初めての人がつまずきやすいポイントでもあります。

確認項目 見るべき内容
設定マニュアル iPhone/Android別の手順があるか。画像や動画つきだとなお良い
サポート言語 日本語で問い合わせできるか
問い合わせ方法 チャット・メール・アプリ内サポートなど、現地から使える手段があるか
対応時間 タイと日本の時差は2時間。日本時間の営業時間がほぼそのまま使える
再発行の可否 QRコードの読み込みに失敗した場合、再発行に応じてもらえるか

判断基準:eSIMが初めてなら、価格差が数百円程度なら日本語サポートが手厚いサービスを選ぶほうが満足度は高くなります。
現地で繋がらないまま半日を潰すコストのほうが、はるかに大きいためです。

【結論】タイeSIMのおすすめは「X GLOBAL SIM」

ここまでの比較ポイントをバランスよく満たしているのが、X MOBILEが提供するX GLOBAL SIMです。
タイはもちろん、200以上の国と地域に対応しており、1つのアカウントで渡航先ごとのプランを購入・管理できます(公式サイト記載/2026年7月時点)。

📡 X GLOBAL SIMの特徴まとめ
対応国・地域 200以上(タイ・台湾・韓国・ベトナム・アメリカなど)
申し込み方法 オンライン完結(プラン購入 → eSIMインストール → 現地で利用の3ステップ)
使用回線 現地大手キャリアの回線を使用
電話番号 データ専用(新しい番号は付与されない/日本の番号はそのまま維持)
データ追加 残量が減ったら専用アプリからトップアップ購入が可能
受取・返却 不要(ルーターの持ち歩き・充電も不要)

タイ向けプランの料金は次のとおりです。
大容量プランが選ばれやすいタイ旅行と、価格設定の相性が良いラインナップになっています。

容量 有効期限 料金 向いている人
3GB 30日 1,059円 地図・Grab中心のバンコク短期旅行
10GB 7日 1,324円 SNS投稿もする3〜7日の旅行
10GB 30日 1,588円 余裕をもって準備したい旅行・長めの滞在
25GB 30日 3,529円 ビーチリゾートで写真・動画を多用する人
無制限 7日 3,529円 動画視聴・テザリングも安心して使いたい人
50GB 30日 5,118円 出張・ワーケーション
無制限 30日 7,059円 1か月の長期滞在

※2026年7月時点の公式サイト掲載料金です。最新の料金・プラン内容は公式サイトでご確認ください。

注目したいのは10GB/7日で1,324円のプランです。
H2②で見たとおり、タイ旅行では5〜10GB帯が最も選ばれている容量
そのボリュームゾーンを1,000円台前半でカバーできるため、「容量を気にせず使いたいけれど無制限までは要らない」という人にちょうど収まります。

X GLOBAL SIMをおすすめする理由
  • 受取・返却が不要で、荷物も充電するデバイスも増えない
  • 現地大手キャリアの回線を使うため、都市部での通信品質が安定しやすい
  • 日本の電話番号を残したまま、データ通信だけを切り替えられる
  • タイ旅行のボリュームゾーンである10GB帯が1,000円台前半から選べる
  • 1アカウントで200以上の国と地域に対応。次の海外旅行でもそのまま使える

タイプランの料金を公式サイトで見る

【注意点】タイeSIMで失敗しやすい5つのポイント

タイeSIMの主な注意点は、①有効期限の起算日 ②無制限プランの速度制限 ③離島・山間部の電波 ④日本回線のローミング切り忘れ ⑤端末の対応確認、の5つです。
どれも購入前・出発前の数分の確認で防げるものばかりです。

eSIM自体は難しい商品ではありません。
それでも「現地で繋がらなかった」「思ったより高くついた」という声があるのは、ほとんどが確認漏れによるものです。

ここでは実際に起きやすい失敗を5つに絞って、原因と対策をセットで整理します。

注意点①:有効期限の起算日を勘違いしてしまう

最も多い失敗がこれです。
eSIMの有効期間には「購入日から起算」「QRコードを読み込んだ時点から起算」「現地の回線に接続した時点から起算」の3タイプがあり、どれかによって最適な購入タイミングが変わります。

たとえば「7日間プラン」を出発の5日前に購入し、その場でQRコードを読み込んだとします。
起算がQRスキャン時点のタイプなら、タイに着いた時点で残り2日という事態になります。

⚠ 起算日で失敗しないための対策
  • 申し込みページで「有効期間はいつから始まるか」を必ず確認する
  • QRスキャン起算なら、読み込みは出発当日の朝に行う
  • 現地接続起算なら、出発の数日前に設定を済ませておいてOK
  • 記載が見当たらない場合は、購入前に問い合わせる

判断基準:有効期限に余裕のあるプラン(30日間など)を選べば、この問題はそもそも起きません。
数百円の差なら、期限が長いほうを選ぶのが安全策です。

注意点②:「無制限」の速度制限を確認していない

無制限プランは安心感がありますが、完全な使い放題とは限りません
多くのサービスでは公平利用の原則にもとづき、1日あたり一定量を超えると通信速度が大きく制限されます。

制限後の速度は、テキストのやり取りはできても地図の読み込みや写真の送信がストレスになるレベルまで落ちることがあります。

無制限プランで確認すべき3項目
  1. 1日あたりの高速通信の上限/「1日◯GBまで高速」と明記されているか
  2. 制限後の速度/どの程度まで落ちるのかが書かれているか
  3. リセットのタイミング/翌日に高速通信が戻るのか、期間中ずっと制限されるのか

判断基準:1日あたりの上限が明記されていないプランは、その時点で候補から外して構いません
条件を公開しているサービスのほうが、結果的にトラブルが少なくなります。

注意点③:離島・山間部の電波を軽視してしまう

タイ旅行で見落とされやすいのが、行き先による電波環境の差です。
バンコクやプーケット市街地は問題なくても、離島の一部や山間部では電波が弱くなる場所があります。

とくにボートでの島間移動中は、基本的に圏外と考えておくのが現実的です。
「船を降りたら宿の場所が分からない」という状況は、実際に起こり得ます。

💡 圏外対策の4つの準備
  • 訪問エリアのオフラインマップを日本でダウンロードしておく
  • 宿の住所・予約番号・地図をスクリーンショットで保存する
  • 船やバスの時刻表も画像で控えておく
  • 回線名が明記されているサービスを選ぶ

判断基準:どのサービスを選んでも、電波が届かない場所は必ずあります。
「繋がらない前提の準備」をしておくこと自体が対策だと考えてください。

注意点④:日本の主回線のローミングを切り忘れて高額請求になる

金額面で最も痛いのがこの失敗です。
eSIMを追加しても、日本のSIM(主回線)のデータローミングがオンのままだと、そちら経由で通信してしまうことがあります。

海外パケット定額に加入していない状態でこれが起きると、想定外の通信料が発生する可能性があります。
eSIM側をオンにするのと同じくらい、日本回線側をオフにすることが重要です。

🔧 出発前にやる3ステップ
1

日本のSIMのデータローミングをオフにする/「設定」→「モバイル通信」→主回線を選び、データローミングをオフに。

2

モバイルデータ通信の利用先をeSIMに指定する/主回線のままだと、eSIMを入れていても日本回線を使ってしまいます。

3

「モバイルデータ通信を切り替え許可」をオフにする/電波が弱いときに自動で主回線へ切り替わる機能があるため、あわせて確認します。

判断基準:日本の番号での着信を残したい人は、音声通話だけ主回線、データはeSIMという設定にしてください。
このとき主回線のデータローミングは必ずオフのままにします。

注意点⑤:対応端末・SIMロックの確認を出発直前にする

最後は準備のタイミングの話です。
eSIMは対応端末でなければ使えず、SIMロックがかかっていると開通できないことがあります。

これに出発前日に気づくと、対応が間に合いません。
ロック解除の手続きや、場合によっては端末の見直しが必要になるためです。

遅くとも1週間前までに済ませたいこと
  • eSIM対応の確認/「設定」→「一般」→「情報」でEIDが表示されるか(詳しい手順はH2⑤で解説)
  • SIMロック解除の確認/契約中のキャリアのマイページでステータスを確認する
  • 配車アプリのアカウント作成/SMS認証は日本にいるうちに通しておく
  • オフラインマップのダウンロード/自宅のWi-Fiで済ませておく

判断基準:この4つを1週間前までに終わらせておけば、当日やることはQRコードの読み込みだけになります。
準備の順番を前倒しするだけで、失敗の大半は防げます。

注意点のまとめ
  • 有効期限の起算タイプを確認し、不安なら期限に余裕のあるプランを選ぶ
  • 無制限プランは「1日あたりの高速通信上限」が明記されているかを見る
  • 離島・山間部は繋がらない前提で、オフラインマップと画像保存を準備する
  • 日本の主回線のデータローミングは必ずオフにする
  • 端末の対応確認とSIMロック解除は、1週間前までに済ませる

タイeSIMの設定手順|購入から現地で繋がるまで

タイeSIMの設定は、①対応端末を確認する ②オンラインで購入する ③日本にいるうちにQRコードを読み込む ④タイ到着後に回線とデータローミングをオンにする、の4ステップです。
作業自体は10分程度で終わります。

H2④の注意点を踏まえたうえで、実際の手順を見ていきましょう。
コツは日本にいるうちに準備を終わらせておくこと。
これだけで現地でのトラブルはほぼ防げます。

自分のスマホはeSIM対応?iPhone・Androidの確認方法

大前提として、eSIMに対応していない端末では利用できません
購入する前に必ず確認しておきましょう。

端末 確認手順 対応の目安
iPhone 「設定」→「一般」→「情報」を開き、EIDの項目があるか確認する iPhone XS/XR以降のモデル
Android 「設定」→「ネットワークとインターネット」→「SIM」にeSIMの追加があるか確認する 機種により異なる。メーカー公式サイトでの確認を推奨
共通 電話アプリで *#06# を入力し、EIDが表示されるか確認する EIDが表示されればeSIM対応

あわせてSIMロックの解除状況も見ておきましょう。
キャリアで購入した端末はロックがかかっている場合があり、そのままでは開通できないことがあります。
確認は契約中のキャリアのマイページから行えます。

どうやって設定する?購入からQRコード読み込みまでの手順

端末の確認が済んだら、購入と設定に進みます。
以下の流れで進めれば、迷うことはほとんどありません。

🔧 購入から開通までの5ステップ
1

プランを選んで購入する/滞在日数と必要容量を決めて申し込みます。このとき有効期限の起算タイプもあわせて確認しておきましょう。

2

安定したWi-Fi環境でQRコードを読み込む/iPhoneなら「設定」→「モバイル通信」→「eSIMを追加」、Androidなら「設定」→「SIM」→「eSIMをダウンロード」から読み取ります。

3

プロファイルに分かりやすい名前を付ける/「タイ旅行」などにしておくと、現地で切り替えるときに迷いません。

4

出発まで回線はオフのまま、日本の主回線のローミングもオフにしておく/H2④の注意点④で解説した設定を、この段階で済ませます。

5

タイ到着後、eSIM回線とデータローミングをオンにする/モバイルデータ通信の利用先をタイeSIMに切り替えれば完了です。

ここで混乱しやすいのが、ローミングをオフにする回線とオンにする回線が違う点です。
日本の主回線側はオフ、タイのeSIM側はオン
この組み合わせを覚えておけば、設定で迷うことはありません。

設定はいつやる?出発前・到着後のベストタイミング

結論から言うと、QRコードの読み込みは日本で、回線の切り替えはタイ到着後が基本です。
ただしH2④で触れたとおり、有効期限の起算タイプによって読み込みのタイミングが変わります。

出発前にやること

QRコードの読み込みと、日本回線のローミングオフ。

読み込みには安定したネット環境が必要で、多くのサービスでQRコードは1回しか使えません

自宅のWi-Fiなら、失敗しても落ち着いて問い合わせできます。

現地に着いてからやること

eSIM回線をオンにして、データローミングをオンにするだけ。

スワンナプーム空港の到着ロビーで、機内モードを解除したタイミングで行えばスムーズです。

数十秒でタイの回線を掴みます。

起算タイプ別・読み込みのベストタイミング
  • 現地接続で起算するタイプ/出発の3日前〜前日に読み込んでおけば安心
  • QRスキャンで起算するタイプ/出発当日の朝、自宅のWi-Fiで読み込むのが無駄がない
  • 購入日で起算するタイプ/購入自体を出発直前にする。有効期限の長いプランを選ぶのも手

繋がらないときはどうする?チェックリストで原因を特定

現地で繋がらないときも、慌てる必要はありません。
原因の多くは設定漏れで、上から順に確認すれば大半は解決します。

繋がらないときの確認順序
  1. 機内モードをオン→オフに切り替える/回線の再検索が走り、これだけで繋がるケースが多くあります
  2. eSIM回線がオンになっているか/「モバイル通信」の一覧でeSIM側がオンか確認する
  3. eSIM側のデータローミングがオンになっているか/最も多い設定漏れです
  4. モバイルデータ通信の利用先がeSIMになっているか/主回線のままだと通信できないうえ、高額請求の原因にもなります
  5. 端末を再起動する/ここまでで解決しない場合に試します
  6. ネットワークを手動選択する/自動選択をオフにして、AIS/TrueMove H/dtacのいずれかを手動で選ぶ
  7. APN設定を確認する/自動設定されないケースでは、指定のAPNを手入力する必要があります

APN(アクセスポイント名)とは、スマホがインターネットに接続するための入口の設定のことです。
最近のeSIMは自動設定されることがほとんどですが、まれに手入力が必要になります。
手順を詳しく知りたい方は、APN設定ガイドを参考にしてください。

設定手順のまとめ
  • まずEIDの有無とSIMロック解除状況を確認する
  • QRコードの読み込みは、起算タイプに合わせたタイミングで行う
  • 日本の主回線はローミングオフ、タイのeSIM側はローミングオン
  • 繋がらないときは、機内モードの切り替え→ローミング設定→再起動の順に確認する

よくある質問

  • A日本の電話番号はそのまま維持できます。eSIMは物理SIMを抜かずに追加できるため、日本のSIMを主回線として残したまま、データ通信だけをタイeSIMに切り替える使い方が可能です。ただし、日本の主回線のデータローミングは必ずオフにしてください。オンのままだと、eSIMではなく日本回線経由で通信してしまい、想定外の通信料が発生する可能性があります。
  • A多くのサービスで出発の数週間前から購入できます。ただし有効期限の起算タイミングによって、最適な設定日が変わります。QRコードをスキャンした時点から日数が始まるタイプは、早く読み込みすぎると旅行前に日数を消費してしまいます。現地の回線に接続してから起算するタイプなら、出発の数日前に設定を済ませても問題ありません。購入前にどちらのタイプか確認してください。
  • Aプランによって異なります。テザリングに対応しているプランもあれば、許可されていないプランや、無制限プランでもテザリング分だけ1日あたりの上限が設けられているケースもあります。同行者とデータをシェアしたい場合や、ノートPCを繋ぐ予定がある場合は、申し込みページでテザリングの条件まで確認してください。記載がなければ購入前に問い合わせるのが確実です。
  • A一般的には通信速度が大きく制限されるか、通信自体ができなくなります。多くのサービスでは、専用アプリやマイページからデータを追加購入して継続利用が可能です。タイ旅行では配車アプリが主要な移動手段になるため、ギガ切れは「移動できない」に直結します。追加購入に対応しているサービスを選ぶか、最初から余裕のある容量にしておくと安心です。
  • Aプーケットやサムイ島の市街地・リゾートエリアであれば、通常は問題なく利用できます。ただし、ピピ島など一部の離島や山間部では電波が弱くなる場所があり、ボートでの移動中は基本的に圏外と考えておくのが現実的です。訪問エリアのオフラインマップを日本でダウンロードし、宿の住所や船の時刻表をスクリーンショットで保存しておくと安心です。
  • Aすでにアカウントを持っていれば、データ通信だけで問題なく利用できます。新規登録や本人確認の際にSMS認証が求められる場合があるため、アカウント作成は日本にいるうちに済ませておくのが確実です。レストランやツアーへ電話で予約したいなど、現地への発信が必要な場合は、電話番号付きプランを提供しているサービスを検討してください。

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