海外でスマホを使う方法は、eSIM・ポケットWiFiレンタル・現地SIM・国際ローミングの4つです。1〜2人ならeSIM、3人以上で常に一緒に行動するならポケットWiFiが基本の目安になります。もっとも避けたいのは、何も準備せずに出発して高額請求になるケース。この記事では4つの違いを比較表で整理し、旅行スタイル別の選び方を解説します。
パスポートの準備、航空券の予約、ホテルの手配。
初めての海外旅行では、決めることがたくさんあります。
そんななかで、後回しにされがちなのが「スマホをどうするか」ではないでしょうか。
調べてみると「eSIM」「ポケットWiFi」「現地SIM」と聞き慣れない言葉が並び、どれを選べばいいのか判断がつかないという方も多いはずです。
ただ、ここは後回しにしないほうがいい部分です。
何も準備せずに出発すると、想定外の通信料が発生する可能性があるからです。
とはいえ、難しく考える必要はありません。
選び方の軸は「何人で行くか」「何日行くか」の2つだけです。
- 海外でスマホを使う4つの方法と、それぞれの仕組み
- 料金・手間・人数で比べた比較表
- 旅行スタイル別のおすすめと、迷ったときの判断のしかた
- 出発前にやっておく準備リスト
専門用語はできるだけ避けて説明します。
まずは4つの選択肢を知るところから始めましょう。
海外でスマホを使う4つの方法
海外でスマホを使う方法は、eSIM・ポケットWiFiレンタル・現地SIM・国際ローミングの4つです。
それぞれ費用も手間もかなり違います。
まずは4つの仕組みを知っておきましょう。
違いが分かれば、自分に合うものは自然と絞り込めます。
①eSIM|スマホだけで完結する方法
eSIM(イーシム)は、スマホの中にあらかじめ組み込まれているSIMのことです。
これまでのSIMカードは、小さなチップをスマホに差し込んで使っていました。
eSIMはそのチップが最初から本体に入っているため、差し替えの必要がありません。
使い方はシンプルです。
オンラインでプランを買うとQRコードが送られてくるので、それをスマホで読み込むだけ。
準備は日本にいるうちに終わります。
- 受け取りも返却もない/オンラインで完結します
- 持ち物が増えない/スマホ1台だけで済みます
- 日本の電話番号はそのまま/SIMカードを抜かずに追加できます
- ただし対応機種が必要/古いスマホでは使えないことがあります
向いている人:1〜2人で旅行する方、荷物を増やしたくない方。
②ポケットWiFiレンタル|みんなで使える機械を借りる方法
ポケットWiFiは、持ち運べる小さなWiFi機器のことです。
これを海外旅行の期間だけ借りて、現地でインターネットに接続します。
1台あればスマホもタブレットもパソコンも、複数の端末を同時に繋げられます。
そのため家族やグループでのシェアに向いています。
- 海外レンタル型/旅行期間だけ借りるタイプ。空港のカウンターや宅配で受け取り、帰国後に返却します。この記事で扱っているのはこちらです
- 国内モバイルWiFi/月額契約で、日本国内での利用が中心のサービスです。回線工事が不要で、引っ越し先などですぐネットを使いたい方に向いています
- 混同しないよう注意/名前が似ていますが、目的が異なります
- 海外で使うなら/レンタル型を選ぶか、対応エリアを必ず確認してください
海外レンタル型の注意点は、受け取りと返却の手間です。
出発前に空港カウンターへ寄る、帰国後にポストへ投函するといった作業が発生します。
また機器を持ち歩くぶん、荷物と充電が増えます。
ルーター本体のバッテリーが切れると、全員が同時に使えなくなる点も覚えておきましょう。
向いている人:3人以上で、旅行中ずっと一緒に行動する方。
③現地SIMカード|到着してから現地で買う方法
渡航先の空港や街のショップで、その国のSIMカードを買って差し替える方法です。
現地の人が使っているものと同じなので、通信品質は安定していることが多いでしょう。
国によっては価格も手頃です。
ただし、旅行者にとってはいくつかハードルがあります。
- 到着してから購入・設定する/空港でショップを探す時間が必要です
- 日本のSIMカードを抜いて保管する/小さいので紛失に注意が必要です
- 本人確認が必要な国もある/パスポートでの登録が求められる場合があります
- 複数国をまわると買い直しになる/原則としてその国でしか使えません
向いている人:1か国に長く滞在する方、現地の電話番号が必要な方。
④国際ローミング|今のスマホをそのまま使う方法
国際ローミングは、日本で契約しているスマホをそのまま海外で使う方法です。
設定を変えるだけで使えるため、手間という点ではもっとも簡単です。
新しく何かを買う必要もありません。
ただし、料金には注意が必要です。
- ✕定額プランに入っていないと従量課金になる/使った分だけ請求され、高額になる可能性があります
- ✕定額プランでも1日あたりの料金がかかる/滞在日数が長いほど合計額が膨らみます
- ✕知らないうちに繋がっていることがある/設定をオフにしていないと、意図せず使ってしまう場合があります
- ✕契約内容は人によって違う/必ず自分の契約状況を確認してください
近年は各社が海外向けの定額プランを用意しています。
契約によっては追加料金なしで使える場合もあるため、まずは自分の契約内容を確認してみましょう。
向いている人:ごく短期の滞在で、通信をほとんど使わない方。すでに海外向けの定額プランに加入している方。
- eSIM/オンラインで完結。スマホ1台で済む。対応機種が必要
- ポケットWiFiレンタル/複数人でシェアできる。受け取りと返却の手間がある
- 現地SIM/通信は安定しやすい。到着後に購入と設定が必要
- 国際ローミング/手間はないが、料金の確認が欠かせない
【比較表】4つの方法を一目で比べる
費用だけで見るとeSIMが安く、手間の少なさでも有利です。
一方で3人以上でシェアするなら、ポケットWiFiに分があるという関係になります。
4つの仕組みが分かったところで、同じ条件で並べて比べてみましょう。
費用・手間・人数で比較する
渡航先やプランによって金額は変わるため、1日あたりのおおよその目安で整理します。
| 比較項目 | eSIM | ポケットWiFi (海外レンタル) |
現地SIM | 国際ローミング |
|---|---|---|---|---|
| 1日あたりの費用目安 | 数十円〜500円程度 | 1,000円前後から | 渡航先により大きく変動 | 数百円〜3,000円程度 |
| 準備するタイミング | 日本で事前に完了 | 日本で予約→受け取り | 現地に到着してから | 日本で設定 |
| 受け取り・返却 | 不要 | 必要 | 不要 | 不要 |
| 持ち物 | 増えない | ルーター+充電器 | 増えない | 増えない |
| 複数人でシェア | テザリングで可能 | 得意 | テザリングで可能 | 契約による |
| 日本の電話番号 | そのまま使える | そのまま使える | SIMを抜く必要がある | そのまま使える |
| 必要な条件 | eSIM対応機種 | とくになし | SIMロック解除 | とくになし |
※2026年7月時点の一般的な目安です。渡航先・プラン・契約内容により大きく変動します。
表を見ると、eSIMが多くの項目で有利だと分かります。
費用が抑えられ、手間も少なく、持ち物も増えません。
ただし「eSIM対応機種でなければ使えない」という条件があります。
ここだけは、事前に確認が必要です(確認方法はこのあと解説します)。
それぞれのメリット・デメリット
表だけでは分かりにくい部分を、もう少し詳しく整理します。
判断基準:この4つのなかで、明確に「誰にでもおすすめ」と言えるものはありません。
次の章で、旅行スタイル別に整理します。
もっとも避けたいのは「何もしない」という選択
ここまで4つの方法を見てきましたが、実は5つ目の選択肢があります。
それが「何も準備せずに出発する」というものです。
これは選択というより、準備を後回しにした結果そうなってしまうケースがほとんどでしょう。
そして、もっとも避けたいパターンでもあります。
- ✕意図せずローミングが繋がる/設定をオフにしていないと、着陸した瞬間から通信が始まる場合があります
- ✕空港のWi-Fiを探すことになる/接続手続きに時間がかかり、到着後の動きが止まります
- ✕移動手段が調べられない/配車アプリや経路検索が使えず、初日でつまずきます
- ✕現地で慌てて契約することになる/落ち着いて比較できず、割高な選択をしがちです
判断基準:どの方法を選ぶにしても、出発前に決めておくことが何より大切です。
日本にいるうちなら、じっくり比較できます。
- 費用と手間の少なさではeSIMが有利。ただし対応機種の確認が必要
- 3人以上でシェアするなら、ポケットWiFiの1人あたり負担が下がる
- 現地SIMは長期滞在向け。国際ローミングは短期かつ定額プラン加入者向け
- もっとも避けたいのは、何も準備せずに出発すること
あなたに合うのはどれ?タイプ別の選び方
選び方の軸は「何人で行くか」と「何日行くか」の2つです。
1〜2人ならeSIM、3人以上で常に一緒に行動するならポケットWiFiが基本の目安になります。
4つの方法を比べても、まだ決められないという方も多いでしょう。
ここからは、自分の旅行に当てはめて考えていきます。
人数で選ぶ
もっとも影響が大きいのが人数です。
ポケットWiFiは1台を全員でシェアできるため、人数が増えるほど1人あたりの負担が下がります。
一方でeSIMは1人ずつ購入するので、人数に比例して費用が増えます。
| 人数 | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| 1人 | eSIM | シェアする相手がいないため、ポケットWiFiの利点が活きません |
| 2人 | eSIM | 費用差が小さく、別行動しても両方が繋がったままでいられます |
| 3人 | どちらも検討の余地あり | 費用は拮抗します。行動スタイルで判断しましょう |
| 4人以上 | ポケットWiFi | 1人あたりの負担がはっきり下がります |
ただし人数だけで決めるのは早いかもしれません。
ポケットWiFiは「1台を持つ人」から離れると、他の人は繋がらなくなるためです。
- ショッピングモールや市場/それぞれ見たいお店が違うと、自然と分かれます
- 美術館や大型の観光施設/館内が広く、気づくと離れていることがあります
- 親世代と若い世代が一緒の旅行/体力や興味が違うと、行動が分かれやすくなります
- 自由時間を設ける旅程/半日だけ別々に過ごす予定があるなら要注意です
判断基準:4人以上でも、別行動が想定されるならeSIMを検討する価値があります。
「常に全員一緒」と言い切れる場合に、ポケットWiFiの利点が最大化されます。
旅行日数で選ぶ
次に見るのが日数です。
| 日数 | 向いている方法 | ポイント |
|---|---|---|
| 2〜3日 | eSIM | 短期プランが数百円から。受け取りの手間がないのも利点です |
| 4〜7日 | eSIM/ポケットWiFi | もっとも一般的な日数。人数で判断しましょう |
| 8〜14日 | eSIM/ポケットWiFi | ポケットWiFiは日数分の料金がかかる点に注意 |
| 1か月以上 | eSIM/現地SIM | 長期なら現地SIMも選択肢に。到着直後はeSIMという組み合わせも有効です |
日数が長くなるほど、ポケットWiFiのレンタル料は積み上がります。
1日あたりの単価が高めなので、長期になるほど差が開きやすくなります。
判断基準:1週間を超える旅行では、合計金額を必ず計算してみてください。
1日あたりの金額だけで判断すると、想定より高くつくことがあります。
スマホの機種で決まることもある
ここまで人数と日数で考えてきましたが、その前に確認すべきことがあります。
お使いのスマホがeSIMに対応しているかです。
対応していなければ、eSIMという選択肢はそもそも使えません。
- iPhoneの場合/「設定」→「モバイル通信」を開き、「eSIMを追加」という項目があるか見てください
- Androidの場合/「設定」→「ネットワークとインターネット」→「SIM」に「eSIMの追加」があるか確認します
- 対応の目安/iPhoneはXR・XSシリーズ以降。Androidは機種によって異なります
- SIMロックも確認/キャリアで購入した端末は、解除が必要な場合があります
もし対応していなければ、ポケットWiFiレンタルが現実的な選択肢になります。
ポケットWiFiは機種を選ばないためです。
判断基準:まず対応を確認し、使えるかどうかで選択肢を絞るのが効率的です。
詳しい確認手順はこのあと解説します。
迷ったときの判断のしかた
ここまでの内容を、順番に整理します。
- スマホがeSIMに対応しているか/対応していなければポケットWiFiへ
- 何人で行くか/1〜2人ならeSIM、4人以上ならポケットWiFiが基本
- 常に一緒に行動するか/別行動があるなら、人数が多くてもeSIMを検討
- 何日行くか/長期ならポケットWiFiの合計額を計算してみる
- 現地の電話番号が必要か/必要なら現地SIMを検討する
多くの方は、1〜3の時点で答えが出るはずです。
- 1人旅・2人旅/eSIMがもっとも手軽で費用も抑えやすい
- 3人以上で常に一緒/ポケットWiFiで1人あたりの負担を下げられる
- 人数が多くても別行動がある/各自がeSIMを持つほうが安心
- eSIM非対応の機種/ポケットWiFiが現実的な選択肢になる
eSIMが初めてでも大丈夫?よくある不安に答える
eSIMの設定は、QRコードを読み込むだけで10分程度で終わります。
日本の電話番号もそのまま使い続けられます。
比較の結果eSIMが良さそうだと分かっても、「なんとなく不安」で踏み出せない方は少なくありません。
よく聞かれる不安に、順番にお答えしていきます。
不安①:設定が難しそう
もっとも多い不安がこれでしょう。
結論から言うと、やることは3つだけです。
- オンラインでプランを買う/通販サイトで買い物をするのと同じ流れです
- 届いたQRコードを読み込む/スマホの設定画面から、カメラで読み取ります
- 現地に着いたら回線をオンにする/スイッチを切り替えるだけです
1と2は日本にいるうちに済ませられます。
自宅のWi-Fiでゆっくり作業できるので、慌てる必要はありません。
3も難しくありません。
現地に着いたら設定画面でオンにするだけで、数十秒で通信が始まります。
判断基準:スマホで写真を撮ったり、アプリを入れたりできる方ならまず問題なくできます。
不安なら、日本語サポートのあるサービスを選んでおきましょう。
不安②:日本の電話番号が使えなくなる?
これは心配ありません。
eSIMは、今使っているSIMカードを抜かずに追加できる仕組みです。
そのため日本の電話番号はそのまま残り、電話やSMSも受け取れます。
| 項目 | eSIM利用時 |
|---|---|
| 日本の電話番号 | そのまま維持される |
| 日本の番号への着信 | 受け取れる(国際通話料はかかります) |
| 銀行などのSMS認証 | 受け取れる |
| データ通信 | eSIM側を使う |
SMS認証が受け取れるのは、意外と重要なポイントです。
海外でクレジットカードを使うと、本人確認のSMSが届くことがあります。
- 日本の回線側のデータローミングをオフにする/これを忘れると、日本の回線で通信してしまう可能性があります
- データ通信の利用先をeSIMに切り替える/どちらの回線で通信するかを選ぶ設定です
- 電話の着信はオンのままでOK/データ通信とは別の設定です
- 出発前に済ませておく/機内で設定しておくと安心です
不安③:現地で繋がらなかったらどうする?
これも起こりうることですが、原因の多くは設定漏れです。
順番に確認すれば、たいていは自分で解決できます。
- 機内モードをオン→オフにする/回線を探し直すため、これだけで繋がることが多くあります
- eSIM側の回線がオンになっているか確認/設定画面で見られます
- eSIM側のデータローミングがオンか確認/もっとも多い設定漏れです
- データ通信の利用先がeSIMになっているか確認/日本の回線のままだと繋がりません
- スマホを再起動する/ここまでで解決しない場合に試します
3つ目の「データローミング」という言葉に戸惑うかもしれません。
これは「海外の回線を使う許可」のような設定だと考えてください。
eSIM側はオン、日本の回線側はオフ。
この組み合わせを覚えておけば大丈夫です。
それでも解決しないときのために、設定マニュアルと問い合わせ先を出発前にスクリーンショットで保存しておきましょう。
通信できない状態では、サポートページも開けません。
APN設定という手順が必要になる場合もあります。詳しくはAPN設定ガイドをご覧ください。
不安④:自分のスマホが対応しているか分からない
確認方法はかんたんです。
3つのうち、どれか1つを試してみてください。
| 確認方法 | 手順 | 判断のしかた |
|---|---|---|
| iPhoneの設定を見る | 「設定」→「モバイル通信」を開く | 「eSIMを追加」があれば対応しています |
| Androidの設定を見る | 「設定」→「ネットワークとインターネット」→「SIM」を開く | 「eSIMの追加」があれば対応しています |
| 番号を入力する | 電話アプリで *#06# を入力する | EIDという番号が表示されれば対応しています |
あわせてSIMロックも確認しておきましょう。
キャリアで購入した端末は、解除の手続きが必要な場合があります。
iPhoneなら「設定」→「一般」→「情報」を開き、「SIMロックなし」と表示されていればOKです。
- SIMロック解除には時間がかかることがある/出発直前だと間に合わない可能性があります
- 目安は出発の1週間前まで/余裕を持って確認しましょう
- 非対応でも慌てない/ポケットWiFiレンタルという選択肢があります
- 不明なときは契約中のキャリアに確認を/窓口やサイトで調べられます
- 設定/やることは3つだけ。日本にいるうちに2つ済ませられる
- 電話番号/そのまま維持でき、SMS認証も受け取れる
- 繋がらないとき/機内モードの切り替えとローミング設定の確認で解決することが多い
- 対応確認/設定画面を見るだけ。SIMロック解除は早めに
出発前にやっておく準備リスト
通信の準備は、出発の1週間前までに始めておくと余裕を持って進められます。
直前になって慌てないよう、時系列で整理しておきましょう。
やること自体は多くありません。
ただし順番を間違えると、間に合わなくなる作業があるのがポイントです。
1週間前までにやること
この時期にやっておきたいのは、時間がかかる可能性がある作業です。
- スマホがeSIMに対応しているか確認する/設定画面を見るだけで調べられます
- SIMロックの解除状況を確認する/解除が必要な場合、手続きに時間がかかることがあります
- 通信手段を決める/eSIMかポケットWiFiか、人数と日数から絞り込みます
- ポケットWiFiを選ぶなら予約する/繁忙期は在庫がなくなることもあります
- 契約中のキャリアの海外プランも確認しておく/すでに使えるプランに入っている可能性もあります
とくにSIMロックの解除は早めに確認してください。
出発直前に気づくと、手続きが間に合わない可能性があります。
判断基準:この5つが済んでいれば、あとは直前でも間に合います。
逆にここでつまずくと、選択肢が狭まってしまいます。
前日までにやること
通信手段が決まったら、実際の準備に進みます。
- eSIMを購入し、QRコードを読み込む/自宅のWi-Fiで落ち着いて作業しましょう
- 設定マニュアルと問い合わせ先を保存する/スクリーンショットで端末内に残しておきます
- 訪問先のオフラインマップをダウンロードする/通信できない場面でも地図が見られます
- ホテルの住所と予約情報を画像で保存する/到着後すぐに必要になります
- ポケットWiFiを借りるなら受け取り方法を確認する/空港カウンターの場所や営業時間を見ておきます
2つ目は見落とされがちですが、重要な作業です。
通信できない状態では、サポートページを開くこともできません。
困ったときに読めるよう、あらかじめ画像で持っておきましょう。
- 有効期限の起算タイミングを確認する/「購入日から」「読み込んだ時点から」「現地で接続してから」の3タイプがあります
- 「現地で接続してから」なら安心/日本で設定しても日数が減りません
- 「購入日から」の場合は買う日に注意/早く買いすぎると日数を損します
- 迷ったら出発の1〜2週間前/多くの場合、この時期なら問題ありません
出発当日・現地到着後にやること
ここまで済んでいれば、当日やることはごくわずかです。
まとめると、日本の回線はオフ、現地のeSIMはオン。
これだけです。
ポケットWiFiを借りる場合は、空港カウンターでの受け取りが加わります。
出国手続きの前に立ち寄る必要があるため、空港には少し早めに到着しておくと安心でしょう。
あると便利な持ち物
最後に、通信まわりで用意しておくと役立つものを挙げておきます。
| 持ち物 | 理由 |
|---|---|
| モバイルバッテリー | 地図や翻訳アプリを使うと、電池の減りが早くなります |
| 変換プラグ | 渡航先によってコンセントの形が異なります |
| SIMピン(現地SIMを使う場合) | SIMカードの差し替えに必要です |
| SIMカードの保管ケース | 日本のSIMを抜く場合、紛失防止になります |
eSIMを選んだ場合、下の2つは不要です。
SIMカードを抜き差ししないため、道具も保管も必要ありません。
- 1週間前まで/対応機種とSIMロックの確認、通信手段の決定
- 前日まで/eSIMの購入と設定、マニュアルと地図の保存
- 出発当日/日本の回線のデータローミングをオフ
- 現地到着後/eSIMの回線とデータローミングをオン
よくある質問
-
A1〜2人で行くならeSIM、3人以上で常に一緒に行動するならポケットWiFiが基本の目安です。ただしその前に、お使いのスマホがeSIMに対応しているかを確認してください。対応していなければ、そもそもeSIMという選択肢は使えません。確認は「設定」→「モバイル通信」を開いて「eSIMを追加」という項目があるかを見るだけです。また4人以上のグループでも、ショッピングや観光で別行動が想定されるなら、各自がeSIMを持つほうが安心でしょう。ポケットWiFiは1台を持つ人から離れると、他の人は繋がらなくなるためです。
-
Aもっとも避けたいパターンです。理由は2つあります。1つ目は費用面で、日本の回線のデータローミングをオフにしていないと、着陸した瞬間から通信が始まる可能性があります。定額プランに加入していない場合、使った分だけ請求される仕組みのため、想定外の金額になることがあります。2つ目は行動面で、空港でWi-Fiを探すことになり、到着後の動きが止まってしまいます。配車アプリや経路検索が使えないと、初日からつまずくことになるでしょう。どの方法を選ぶにしても、出発前に決めておくことが大切です。
-
Aそのまま使えます。eSIMは今使っているSIMカードを抜かずに追加できる仕組みのため、日本の電話番号は維持されます。電話の着信もSMSも受け取れます。海外でクレジットカードを使う際に本人確認のSMSが届くことがあるので、これは意外と重要なポイントです。ただし1つだけ設定が必要で、日本の回線側のデータローミングはオフにしてください。オンのままだと日本の回線で通信してしまう可能性があります。「日本の回線はオフ、eSIMはオン」と覚えておけば大丈夫です。
-
AポケットWiFiレンタルが現実的な選択肢になります。ポケットWiFiは機種を選ばないため、eSIM非対応の端末でも問題なく使えます。もう一つの選択肢は現地SIMですが、こちらはSIMロックが解除されている必要があります。また契約中のキャリアの海外向け定額プランを確認してみるのも一つの方法です。すでに使えるプランに加入している可能性もあります。なおeSIM対応の目安は、iPhoneならXR・XSシリーズ以降です。Androidは機種によって異なるため、メーカーの公式サイトで確認するのが確実でしょう。
-
A原因の多くは設定漏れなので、順番に確認すれば解決することがほとんどです。まず機内モードをオンにしてからオフにしてみてください。回線を探し直すため、これだけで繋がるケースが多くあります。次にeSIM側の回線がオンになっているか、eSIM側のデータローミングがオンになっているかを確認します。データローミングは「海外の回線を使う許可」のような設定だと考えてください。さらにデータ通信の利用先がeSIMになっているかも見ておきましょう。ここまでで解決しなければ、スマホを再起動してみてください。なお設定マニュアルと問い合わせ先は、出発前にスクリーンショットで保存しておくことをおすすめします。通信できない状態では、サポートページも開けないためです。
-
A出発の1週間前までに始めておくと余裕を持って進められます。この時期にやっておきたいのは、時間がかかる可能性がある作業です。具体的にはスマホのeSIM対応の確認、SIMロックの解除状況の確認、通信手段の決定の3つ。とくにSIMロックの解除は手続きに時間がかかることがあるため、直前に気づくと間に合わない可能性があります。eSIMの購入と設定は前日までで問題ありませんが、有効期限の起算タイミングには注意してください。「購入日から」「読み込んだ時点から」「現地で接続してから」の3タイプがあり、早く買いすぎると日数を損することがあります。迷ったら出発の1〜2週間前が目安です。
渡航先が決まっている方へ|国別の詳しい情報
通信手段の方向性が決まったら、渡航先ごとの事情も確認しておきましょう。
料金相場や通信環境、国によっては特有の注意点があります。
設定でつまずいたときは、APN設定ガイドもあわせてご覧ください。
物理SIMとeSIMの違いをより詳しく知りたい方は、物理SIMとeSIMの比較記事で解説しています。
荷物を減らして快適に旅するなら、X GLOBAL SIM!
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なお本記事の先に触れたとおり、「ポケットWiFi」には海外レンタル型と国内モバイルWiFiの2種類があります。
帰国後の日常の通信環境も見直したいという方は、下記もあわせてご覧ください。
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