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オーストラリア旅行のeSIMおすすめ|容量目安と使い方

オーストラリア旅行のeSIMおすすめ|容量目安と使い方

この記事の結論

オーストラリア旅行のeSIMは、都市滞在なら1日0.5〜1GB、5〜7日で合計3〜5GB程度が目安です。注意したいのが国土の広さで、ウルルやアウトバックなどの内陸部では圏外が続く区間があります。また国内に複数のタイムゾーンがあり、州によってサマータイムの有無も異なる点も知っておきたいところです。この記事では容量の決め方と使い方を中心に解説します。

シドニーのオペラハウス、ケアンズのグレートバリアリーフ、そして赤い大地に立つウルル。
オーストラリアは都市も自然もスケールが大きい国です。

通信という観点で言うと、この「スケールの大きさ」がそのまま条件になります
沿岸部の都市では快適に使える一方、内陸部に入ると事情が変わってきます。

さらに、ワーキングホリデーや語学留学で訪れる人も多い国です。
数日間の旅行と、数ヶ月の滞在では、通信手段の選び方も変わります

そこでこの記事では、旅程のタイプ別に必要なものを整理していきます。

この記事でわかること
  • eSIM・ポケットWiFi・現地SIMの違いと、ワーホリ渡航直後の使い方
  • 使い方から逆算した必要なギガ数の目安と、日数別の料金相場
  • 都市部と内陸部での通信環境の違いと、圏外への備え方
  • 複数タイムゾーンでの注意点と、購入から開通までの手順

まずは自分の旅程が「都市中心」なのか「内陸部や自然観光を含む」のかを意識しながら読み進めてください。
この違いが、選ぶべきプランを大きく左右します。

目次

オーストラリア旅行のeSIMとは?ポケットWiFi・現地SIMとの違いを比較

オーストラリア旅行のeSIMとは、スマホ本体に内蔵されたSIMにデータプランを書き込んで使う、カード不要の通信手段です。
オンラインで購入してQRコードを読み込むだけで開通するため、空港での受け取りも帰国後の返却も発生しません。

オーストラリアでネット環境を用意する方法は、大きく「eSIM」「ポケットWiFiレンタル」「現地のプリペイドSIM」の3つです。

オーストラリアで考えたいのが、滞在期間の幅の広さです。
1週間の旅行と、1年のワーキングホリデーでは、最適な答えが変わります
順番に見ていきましょう。

eSIMとは?物理SIMとの違いをかんたん解説

eSIM(イーシム)は「Embedded SIM=組み込み型SIM」を略した呼び名です。
従来のSIMは小さなICチップをトレイに差して使いますが、eSIMはそのチップがスマホ内部にあらかじめ入っており、契約情報だけをダウンロードして書き換える仕組みになっています。

比較項目 eSIM(旅行者向け) 現地のプリペイドSIM
入手方法 オンライン購入・QRコード発行 空港や街中のショップ、スーパーなどで購入
準備できる場所 日本にいるうちに完了できる 現地に到着してから
到着直後の通信 着陸してすぐ使える 購入と本人確認の手続きが済むまで使えない
長期滞在との相性 短〜中期向けのプランが中心 月単位の利用なら選択肢が豊富
日本のSIMの扱い 入れたままでOK 抜いて保管が必要
必要な条件 eSIM対応端末・SIMロック解除 SIMロック解除

判断基準:日本の電話番号を旅行中も残したいなら、eSIMを選ぶ明確な理由があります。
物理SIMを抜かずに追加できるため、日本の番号で着信を受けながら、データ通信だけをオーストラリアのeSIMに切り替える使い方ができるからです。

eSIMと物理SIMの違いをさらに詳しく知りたい方は、物理SIMとeSIMの比較記事もあわせてご覧ください。

ポケットWiFiレンタルとどっちが得?

1人旅ならeSIM、3人以上でシェアするならポケットWiFiが向いています。
判断の軸は「何人で、どう動くか」の1点です。

eSIMが向くケース

1人旅、または2人がそれぞれ自分のスマホを使う旅。

レンタカーでの長距離移動では、充電する機器が少ないほど管理が楽になります。

受取・返却がなく、持ち物も増えません。

ポケットWiFiが向くケース

3人以上の家族旅行やグループ旅行で、常に一緒に行動する場合。

1台を全員でシェアできるため、1人あたりの負担を下げやすくなります。

eSIM非対応の端末しか持っていない人にも使えます。

オーストラリアでポケットWiFiを選ぶときに考えたいのが移動距離の長さです。
都市間の移動が数百km単位になることもあり、ルーターとスマホの両方のバッテリーを気にし続ける必要があります

ワーホリ・留学なら「到着直後」の使い方も考える

オーストラリアは、ワーキングホリデーや語学留学の渡航先としても選ばれる国です。
数ヶ月から1年の滞在になると、通信手段の考え方が変わります。

長期滞在なら、最終的には現地のSIMを契約するのが一般的でしょう。
月単位のプランが豊富で、コスト面でも有利になります。

ただし、ここで見落とされやすい点があります。
「到着した瞬間から契約完了までの数日間」をどうするかという問題です。

到着直後に起こりうること
  • 空港から宿までの移動で通信が必要/配車アプリや経路検索は、着いた直後から使います
  • 現地SIMの購入には本人確認が必要/手続きに時間がかかり、その場ですぐ使えるとは限りません
  • 到着が夜や休日だと店舗が開いていない/翌日以降に持ち越しになる可能性があります
  • 滞在先が決まるまで動きが読めない/落ち着いてから契約したいという人も多いでしょう

そこで有効なのが、短期のeSIMで最初の数日〜数週間をつなぐという使い方です。

長期滞在者がeSIMを使う利点
  • 到着直後から通信できる/宿への移動や連絡に困りません
  • 現地SIMをじっくり選べる/慌てて契約せず、比較してから決められます
  • 日本の番号を残したまま使えるため、渡航直後の連絡にも対応しやすい
  • 30日プランなら、生活が落ち着くまでの期間をカバーできます
気になる点
  • eSIM非対応の端末では使えない
  • データ専用プランが中心で、オーストラリアの電話番号は付かないものが多い
  • 数ヶ月以上の利用なら、現地SIMのほうがコスト面で有利になります
  • 仕事探しなどで現地の番号が必要になる場面もあります

判断基準:長期滞在でも、「最初の1か月はeSIM、その後は現地SIM」という組み合わせは現実的な選択肢です。
到着直後の不安を減らしつつ、腰を据えて契約先を選べます。

オーストラリア旅行でeSIMが向いている人・向いていない人

ここまでを踏まえて、タイプ別に整理します。

💡 eSIMが向いている人
  • 1〜2人旅で、それぞれ自分のスマホを使いたい
  • 到着後すぐに移動や連絡を始めたい
  • レンタカーでの移動が多く、充電する機器を減らしたい
  • 日本の電話番号での着信を旅行中も残しておきたい
  • ワーホリ・留学の到着直後をカバーしたい
⚠ eSIMが向いていない人
  • スマホがeSIMに対応していない(確認方法はH2⑤で解説します)
  • 3人以上で、旅行中ずっと一緒に行動する
  • 数ヶ月以上の滞在で、コストを最優先したい
  • 仕事探しなどで、オーストラリアの電話番号が必要

あわせて確認しておきたいのがSIMロックの解除状況です。
キャリアで購入した端末はロックがかかっている場合があり、そのままでは海外eSIMを開通できないことがあります。
出発直前に気づくと間に合わないおそれがあるため、早めにチェックしておきましょう。

他の渡航先を検討中の方は、カナダアメリカハワイグアムイギリスフランスイタリアスペイン韓国台湾タイベトナムシンガポールマレーシアフィリピンインドネシア(バリ)香港中国のeSIM記事もあわせてご覧ください。

オーストラリアeSIMは何GB必要?容量の目安

オーストラリア旅行のeSIMは、都市滞在が中心なら1日あたり0.5〜1GB、5〜7日の滞在なら合計3〜5GBが目安です。
必要な容量は滞在日数よりも「どこを訪れるか」で決まります。

オーストラリアで容量を考えるとき、有利に働く条件があります。
英語圏なので、翻訳アプリの出番がほとんどないという点です。

標識もメニューも英語表記のため、カメラ翻訳を繰り返す場面がありません
そのぶん、必要な容量を抑えやすい渡航先だと言えます。

1日あたりのデータ消費量はどれくらい?

必要な容量を判断するために、アプリごとの消費量を押さえておきましょう。
数字は一般的な目安で、画質設定や電波状況によって変動します。

使い方 データ消費の目安 オーストラリアでの使用頻度
メッセージ(テキスト) ごくわずか(1日数MB程度) 高い
地図アプリのナビ利用 1時間あたり数MB〜10MB程度 非常に高い(レンタカー移動)
配車アプリ 地図表示と位置情報の送受信で継続的に消費 高い(都市部での移動手段)
ツアー・レストランの検索 1ページあたり数MB程度 高い
翻訳アプリ カメラ翻訳で1回あたり数MB程度 低い(英語圏のため出番が少ない)
SNSのタイムライン閲覧 1時間あたり200〜300MB程度 高い
写真・動画のアップロード 1本あたり数十MB〜数百MB 非常に高い(絶景スポットが多い)

消費の中心になるのは「SNS・写真投稿」です。
グレートバリアリーフの海、ウルルの夕焼け、コアラやカンガルーと、撮りたい場面が多い旅行先だからです。

判断基準:自分の基準値を知るには、日本での月間データ使用量を30で割るのが確実です。
そのうえで、旅行中に増える分(地図・検索・投稿)を上乗せして見積もりましょう。

滞在日数別の推奨容量はどれくらい?

アプリ別の目安を、滞在日数に落とし込むと次のようになります。

滞在日数 都市滞在・地図中心 SNS投稿も多め 動画・テザリングも使う
3日間 1〜2GB 3GB前後 5GB以上または無制限
5日間 2〜3GB 5GB前後 10GB以上または無制限
7日間 3〜5GB 7〜10GB 無制限プラン推奨
30日間 10GB前後 20GB前後 無制限プラン推奨

都市部ではホテルやカフェ、ショッピングセンターでWi-Fiを使える場所も多くあります。
投稿を宿に戻ってから行うなら、この表より1段階下でも足りるでしょう。

💡 容量を1段階下げる3つの準備
  • オフラインマップを日本でダウンロード/訪問予定の都市と走行ルートを保存しておく
  • 写真のクラウド自動バックアップを一時停止/絶景スポットが多く撮影枚数が増えます
  • 投稿は宿のWi-Fiで/撮影はその場で、アップロードは夜にまとめて

都市滞在型と自然観光型で必要な備えは変わる?

オーストラリアならではの検討ポイントです。
結論から言うと、必要な容量より「備え方」が大きく変わります

旅程タイプ 主な行き先 重視すべきこと
都市滞在型 シドニー・メルボルン・ブリスベン 通信環境は良好。Wi-Fiも併用でき、容量は控えめでも足りる
近郊観光型 ブルーマウンテンズ・ゴールドコースト 基本的に繋がる。移動が増えるため中容量以上が安心
海洋アクティビティ型 ケアンズ・グレートバリアリーフ ボートでの沖合移動中は圏外前提。集合場所の事前保存が重要
内陸・アウトバック型 ウルル・カタジュタ・長距離ドライブ 圏外が長く続く。1日分をオフラインで完結させる準備が必要

とくに内陸部は他の国と規模が違います
「しばらく走れば電波が戻る」という前提が成り立たない区間があると考えておきましょう。

内陸部・自然観光地へ行く日の備え
  • 1日分の情報をまとめて確保する/その日に必要な地図・予約情報・連絡先を、出発前にすべて手元に落としておきます
  • 走行ルート全体のオフラインマップを保存/出発地と目的地だけでなく、通過する区間も含めます
  • ツアーの集合場所・時間を画像で控える/通信できない状態でも確認できるようにします
  • 宿の住所と連絡先も保存/レンタカーでの帰路に備えます

判断基準:内陸部を含む旅程なら、容量を増やすより「オフラインで1日過ごせる準備」を優先してください。
繋がらない区間では、どれだけ容量があっても使えません。

無制限プランを選ぶべきなのはどんな人?

都市中心の旅行では、無制限プランが必須になる場面は多くありません。
それでも、次のようなケースでは検討する価値があります。

無制限プランをおすすめする人
  • レンタカーで長時間ナビを使う人/繋がる区間では常時通信することになります
  • その場でSNSに投稿したい人/絶景スポットが多く、消費量が読みにくくなります
  • 複数都市をまわる人/移動と調べものが増えます
  • テザリングでPCを繋ぐ人/出張やワーケーションでは消費が伸びます
  • ワーホリ・留学の到着直後/生活の立ち上げで調べものが多くなります

ただし、無制限プランでも「完全な使い放題」とは限りません
一定量を超えると速度が制限されるタイプがあります。
申し込み前に「高速通信の上限」と「制限後の速度」を必ず確認しましょう

容量選びのまとめ
  • 都市滞在中心なら1日0.5〜1GB、5〜7日の滞在なら合計3〜5GBが目安
  • 英語圏のため翻訳アプリの出番が少なく、容量を抑えやすい
  • 消費の中心は写真・動画の投稿。絶景スポットが多いぶん増えやすい
  • 内陸部を含むなら、容量より「1日分をオフラインで完結させる準備」を優先する

オーストラリアeSIMの料金相場|日数別の目安

オーストラリアeSIMの料金相場は、7日間で1,000〜2,500円程度、30日間で2,000〜10,000円程度が一つの目安です。
小容量プランなら1GB・7日間で1,000円を切る商品も見つかります。

オーストラリアは価格帯の幅が非常に広い市場です。
同じ30日間でも、容量によって2,000円から1万円以上まで開きがあります

なお本記事の金額は2026年7月時点の一般的なレンジです。申し込み前に必ず公式サイトで最新の料金を確認してください

オーストラリアeSIMは日数別にいくら?3日・5日・7日・30日の料金レンジ

滞在日数ごとの相場は次のとおりです。

滞在日数 容量制プランの目安 無制限プランの目安 こんな旅程向け
3日間 500〜1,500円程度
(1〜3GB目安)
1,500〜3,000円程度 シドニーだけの短期滞在
5日間 800〜2,000円程度
(3〜5GB目安)
2,500〜4,000円程度 2都市の周遊
7日間 900〜2,500円程度
(3〜10GB目安)
3,000〜5,000円程度 1週間の旅行・自然観光も含む
30日間 2,000〜6,500円程度
(10〜20GB目安)
8,000〜16,000円程度 長期滞在・ワーホリの立ち上げ期

※2026年7月時点の一般的な価格レンジです。提供会社・回線・キャンペーンにより変動します。

実際に販売されている例では、3GB・7日間で1,280円20GB・30日間で6,200円といった価格が確認できます。
キャンペーンや割引が適用されると、1GB・7日間が数百円台になることもあります。

判断基準:注目したいのが無制限プランの価格です。
30日間の無制限は1万円を超えることもあり、容量制との差がはっきりしています
長期滞在では、まず容量制で足りるかを検討するほうが合理的でしょう。

なぜ料金に差が出る?価格を左右する3つの要素

同じ「オーストラリア7日間」でも、数百円のプランと5,000円のプランが並んでいます。
この差はおおむね次の3点で説明できます。

オーストラリアeSIMの価格を決める3要素
  1. 容量タイプ(容量制か無制限か)
    容量制は安く、無制限は高くなります。オーストラリアでは無制限の価格が高めに設定される傾向があり、30日間で1万円を超えるケースもあります。
  2. 使用する回線(Telstra/Optus/Vodafone)
    どの回線を借りるかで卸値が変わります。カバレッジには差があり、内陸部まで行くなら回線の選択が重要になります。詳しくはH2④で解説します。
  3. 対応日数の上限
    最大30日のサービスもあれば、最大60日まで対応するサービスもあります。長期滞在では、この上限が選択肢を左右します。

判断基準:短期旅行なら容量制で十分です。
無制限を選ぶなら、価格差に見合う使い方をするかを一度考えてみてください

長期滞在なら「最初の1か月だけ」という選び方も

H2①で触れたとおり、数ヶ月以上の滞在では現地SIMのほうがコスト面で有利です。

実際、数カ月や数年滞在する予定なら、最初の1か月だけ日本でオーストラリア用のeSIMを購入し、残りの期間は現地で調達したほうが料金は格段に安くなるとされています。

長期滞在者のコスト設計
  • 最初の1か月:日本で買ったeSIM/到着直後から使え、現地SIMを落ち着いて選べます
  • 2か月目以降:現地で調達/月単位のプランが豊富で、長く使うほど有利になります
  • この組み合わせが現実的/到着時の不安を減らしつつ、総額も抑えられます
  • 30日プランを選ぶ/立ち上げ期をちょうどカバーできる長さです

判断基準:1か月以内の旅行ならeSIMだけで完結します。
数ヶ月以上の滞在なら、eSIMは「つなぎ」と位置づけて30日プランを選ぶのが賢い使い方です。

「安すぎるプラン」で注意したいポイント

数百円台のプランは魅力的ですが、条件を確認せずに買うと現地で困ることがあります。

⚠ 格安プランで確認すべき5項目
  • 使用回線とカバレッジ/内陸部まで行くなら最優先の確認事項です
  • 「無制限」の実態/1日3GBを超えると1Mbps程度に制限されるタイプがあります
  • 5G対応かどうか/都市部では5Gが急速に普及しています
  • テザリングの可否/不可のプランや、別枠の上限があるプランも存在します
  • 有効期間の起算日/購入日からか、QRスキャン時点か、現地接続時点かで実質日数が変わります

1つ目を最優先にしているのには理由があります。
オーストラリアは国土が広く、エリアによって電波状況が大きく異なるためです。
価格だけで選ぶと、行きたい場所で使えないという事態になりかねません

フリーWi-Fiを併用する場合の注意
  • オーストラリアはWi-Fi環境が充実している/ほとんどの店舗や宿泊先で利用できるとされています
  • 大都市では街中でも使える場所がある/シドニーやメルボルン、ゴールドコーストなどが挙げられます
  • ただし安全性には配慮を/公共のWi-Fiを使う際は、扱う情報に注意しましょう
  • 容量節約には有効/写真のアップロードなど大容量の通信は、Wi-Fiが使える場所で行うと効率的です
料金相場のまとめ
  • 7日間なら900〜2,500円程度、30日間なら2,000〜6,500円程度が目安
  • 無制限は30日間で1万円を超えることもあり、容量制との差が大きい
  • 数ヶ月以上の滞在なら「最初の1か月だけeSIM」という使い方が有利
  • 価格より先に、使用回線とカバレッジを確認する

失敗しないオーストラリアeSIMの選び方|5つの比較ポイント

オーストラリアeSIMは「使用回線」「内陸部での圏外対策」「タイムゾーン」「テザリングと有効期限」「サポート体制」の5点で比較します。
国土が広いぶん、1つ目の確認が他の国より重要になります。

ここまでで容量と料金相場の考え方は見えてきたはずです。
次は、実際にプランを並べて比べるときのチェック項目を整理します。

ポイント①:どの回線を使う?Telstra・Optus・Vodafone

オーストラリアの通信網は、Telstra・Optus・Vodafoneの3社が中心です。
eSIMサービスはこのいずれか、あるいは複数の回線を借りて提供しています。

ここで重要なのが、3社のカバレッジには差があるという点です。
都市部ではどの回線でも問題ありませんが、郊外や内陸部まで行くなら選択が結果を左右します

回線の考え方
  • 都市部だけなら回線を問わない/シドニー、メルボルン、ブリスベンなどでは5Gも急速に普及しています
  • ロードトリップで田舎も行くならTelstraが安心とされています/カバーエリアの広さで評価されています
  • 複数キャリア対応も有効/エリアによって繋がりやすい回線を掴める可能性が高まります
  • 記載がない場合は要確認/どの回線に繋がるか分からないプランは、内陸部では避けるほうが無難です

判断基準:オーストラリアでは価格より先に回線を確認するのが失敗しないコツです。
広大な国土のため、エリアによって電波状況が大きく異なり、対応エリアが広いeSIM選びが特に重要になります

ポイント②:内陸部・自然観光地での圏外に備える

H2②で触れたとおり、オーストラリアには圏外が続く区間があります
代表的なのはアウトバック(内陸部)やハイウェイ沿いの一部です。

これはプラン選びで完全に解決できる問題ではありません。
どの回線を選んでも、電波が届かない場所は存在します

⚠ 内陸部で起こりうること
  • 走行中にナビが止まる/圏外に入ると地図の読み込みができなくなります
  • 次の給油所や宿を調べられない/検索できないまま走り続けることになります
  • 圏外が長く続く/「しばらく走れば戻る」とは限りません
内陸部へ行く日の準備
  • 走行ルート全体のオフラインマップを保存する/通過する区間も含めてダウンロードしておきます
  • その日に必要な情報を先にすべて確保する/宿の住所、予約情報、連絡先を画像で残します
  • カバレッジの広い回線を選ぶ/繋がる区間を少しでも増やせます
  • レンタカーの車内充電環境を確認する/ナビを使い続けるとバッテリーの消耗が早くなります

判断基準:内陸部を含む旅程なら、容量を増やすより「オフラインで動ける準備」を優先してください。
これは安全面にも直結する準備です。

ポイント③:国内の複数タイムゾーンとサマータイム

オーストラリアならではの、見落とされやすいポイントです。

オーストラリアには国内に複数のタイムゾーンがあり、さらに州によってサマータイムの有無が異なります
つまり同じ時期でも、都市によって日本との時差が変わります

主な都市 日本との時差 サマータイム
シドニー・メルボルン +1時間(サマータイム期間は+2時間) あり
ブリスベン・ケアンズ +1時間(通年) なし
アデレード・ダーウィン +30分前後(州により変動) 州により異なる
パース −1時間(通年) なし

ここには利点と注意点の両方があります。

時差から見た2つの側面
  • 利点:日本との時差が小さい/最大でも2時間程度のため、日本語サポートの営業時間内に問い合わせやすいのは大きな安心材料です
  • 注意点:国内で時差が変わる/東海岸から西海岸へ移動すると、端末の表示時刻が変わります
  • さらに複雑なのがサマータイム/採用する州としない州があるため、同じ日でも都市間の時差が変動します
  • 有効期限への影響/日数のカウント基準がどの時刻かは、サービスによって異なります

判断基準:複数都市をまわる旅程では、日数に余裕のあるプランを選ぶのが安全です。
時差の計算に神経を使うより、1日分の余裕を買うほうが現実的でしょう。

ポイント④:テザリングと有効期限の起算日をチェック

この2点は、見落とされやすいわりに影響が大きい項目です。

見落としやすい3つの条件
  • テザリングの可否/不可のプランや、別枠の上限があるプランが存在します。PCを繋ぐなら必ず確認しましょう
  • 有効期間の起算タイミング/「購入日から」「QRスキャンから」「現地接続から」の3タイプがあります
  • 対応日数の上限/最大30日のサービスもあれば、最大60日まで対応するサービスもあります。長期滞在では選択肢を左右します

判断基準:日本で事前に設定を済ませたい人は、「現地で接続してから起算」と明記されているサービスを選ぶと安心です。
ワーホリなどの長期滞在では、30日プランがあるかを先に確認しておきましょう。

ポイント⑤:開通はどうやる?手順とサポート体制をチェック

eSIMは、購入後にQRコードを読み込んで自分で開通させる商品です。
ここが現地SIMやWiFiレンタルとの一番大きな違いで、初めての人がつまずきやすいポイントでもあります。

確認項目 見るべき内容
設定マニュアル iPhone/Android別の手順があるか。画像や動画つきだとなお良い
サポート言語 日本語で問い合わせできるか
問い合わせ方法 チャット・メール・アプリ内サポートなど、現地から使える手段があるか
対応時間 日本との時差が小さいため、営業時間内に相談しやすい
データ追加の可否 容量を使い切ったとき、アプリなどから追加購入できるか

判断基準:オーストラリアは、日本語サポートを実質的に活用できる数少ない渡航先です。
アメリカやヨーロッパのように「現地の日中が日本の深夜」という状況になりにくいため、eSIMが初めてで不安な人ほど、サポート体制を選択基準に入れる価値があります。

【結論】オーストラリアeSIMのおすすめは「X GLOBAL SIM」

ここまでの比較ポイントをバランスよく満たしているのが、X MOBILEが提供するX GLOBAL SIMです。
200以上の国と地域に対応しており、1つのアカウントで渡航先ごとのプランを購入・管理できます(公式サイト記載/2026年7月時点)。

📡 X GLOBAL SIMの特徴まとめ
対応国・地域 200以上(オーストラリアにも対応)
アカウント管理 1つのアカウントで、必要なときに必要な国のプランを購入できる。複数の国を回る旅行にも対応
申し込み方法 オンライン完結(プラン購入 → eSIMインストール → 現地で利用の3ステップ)
使用回線 現地大手キャリアの回線を使用
電話番号 データ専用(新しい番号は付与されない/日本の番号はそのまま維持)
アクティベート 目的地に到着するとすぐに利用可能。繋がらないときは機内モードのオン/オフを切り替える
データ追加 残量が減ったら専用アプリからトップアップ購入が可能
X GLOBAL SIMをおすすめする理由
  • オンラインで完結するため、到着後に店舗を探す必要がない
  • 現地大手キャリアの回線を使うため、都市部での通信品質が安定しやすい
  • 日本の電話番号を残したまま、データ通信だけを切り替えられる
  • ワーホリ・留学の到着直後にも使いやすい。現地SIMを落ち着いて選べます
  • データが足りなくなってもアプリから追加購入できる

オーストラリア向けプランの容量・有効期限・料金は、公式サイトの対応国一覧から確認できます。
内陸部を含む旅程や長期滞在を予定している場合は、対応日数の上限もあわせてチェックしておくと安心です。

オーストラリアプランの料金を公式サイトで見る

オーストラリアeSIMの使い方|購入から現地で繋がるまで

オーストラリアeSIMの使い方は、①対応端末を確認する ②オンラインで購入する ③日本にいるうちにQRコードを読み込む ④現地で回線とデータローミングをオンにする、の4ステップです。
作業自体は10分程度で終わります。

「設定が難しそう」という理由でeSIMを避ける人は多いですが、実際にやってみると拍子抜けするほど簡単です。
コツは日本にいるうちに準備を終わらせておくこと。
空港に着いた瞬間から配車アプリや経路検索を使える状態にしておけば、初日の動きがスムーズになります

自分のスマホはeSIM対応?iPhone・Androidの確認方法

大前提として、eSIMに対応していない端末では利用できません
購入する前に必ず確認しておきましょう。

端末 確認手順 対応の目安
iPhone 「設定」→「モバイル通信」にeSIMを追加があるか確認する iPhone XR/XSシリーズ以降のモデル
Android 「設定」→「ネットワークとインターネット」→「SIM」にeSIMの追加があるか確認する 機種により異なる。メーカー公式サイトでの確認を推奨
SIMロック 「設定」→「一般」→「情報」でSIMロックの状況を確認する 解除されていれば利用できる

キャリアで購入した端末はロックがかかっている場合があり、そのままでは開通できないことがあります。
解除手続きに時間がかかることもあるため、出発の1週間前までには確認しておきましょう

どうやって設定する?購入からQRコード読み込みまでの手順

端末の確認が済んだら、購入と設定に進みます。

🔧 購入から開通までの6ステップ
1

使用回線を確認してからプランを購入する/H2④で解説したとおり、内陸部を含むならカバレッジの広い回線を優先します。日数の上限もあわせて確認します。

2

設定マニュアルと連絡先を保存する/通信できない状態でも読めるよう、スクリーンショットで端末内に残しておきます。

3

安定したWi-Fi環境でQRコードを読み込む/iPhoneなら「設定」→「モバイル通信」→「eSIMを追加」、Androidなら「設定」→「SIM」→「eSIMをダウンロード」から読み取ります。

4

プロファイルに分かりやすい名前を付ける/「オーストラリア」などにしておくと、現地で切り替えるときに迷いません。

5

訪問予定エリアのオフラインマップを保存する/内陸部やロードトリップを含むなら、走行ルート全体をダウンロードしておきます。

6

オーストラリア到着後、eSIM回線とデータローミングをオンにする/モバイルデータ通信の利用先をオーストラリアのeSIMに切り替えれば完了です。

混乱しやすいのが、ローミングをオフにする回線とオンにする回線が違う点です。
日本の主回線側はオフ、オーストラリアのeSIM側はオン
この組み合わせを覚えておけば、設定で迷うことはありません。

設定はいつやる?出発前・到着後のベストタイミング

結論から言うと、QRコードの読み込みは日本で、回線の切り替えはオーストラリア到着後が基本です。

出発前にやること

QRコードの読み込みと、日本回線のローミングオフ。

訪問エリアのオフラインマップも、このタイミングで保存します。

自宅のWi-Fiなら、うまくいかなくても落ち着いて問い合わせできます。

現地に着いてからやること

eSIM回線をオンにして、データローミングをオンにするだけ。

空港で機内モードを解除したタイミングで行えばスムーズです。

数十秒でオーストラリアの回線を掴みます。

タイムゾーンをまたぐ旅程での注意
  • 有効期限の起算タイプを確認する/「現地接続から起算」なら、日本で設定しても日数が減りません
  • 国内移動で端末の時刻が変わる/H2④で解説したとおり、オーストラリアには複数のタイムゾーンがあります
  • 日数に余裕を持たせる/複数都市をまわるなら、1日分の余裕があると安心です
  • 長期滞在なら日数上限も確認/最大30日のサービスと、最大60日のサービスがあります

繋がらないときはどうする?チェックリストで原因を特定

現地で繋がらないときも、慌てる必要はありません。
原因の多くは設定漏れで、上から順に確認すれば大半は解決します。

繋がらないときの確認順序
  1. 圏外エリアにいないか確認する/内陸部やハイウェイ沿いでは、設定に問題がなくても繋がらない区間があります
  2. 機内モードをオン→オフに切り替える/回線の再検索が走り、これだけで繋がるケースが多くあります
  3. eSIM回線がオンになっているか/「モバイル通信」の一覧でeSIM側がオンか確認する
  4. eSIM側のデータローミングがオンになっているか/最も多い設定漏れです
  5. モバイルデータ通信の利用先がeSIMになっているか/主回線のままだと通信できないうえ、高額請求の原因にもなります
  6. 端末を再起動する/ここまでで解決しない場合に試します
  7. ネットワークを手動選択する/自動選択をオフにして、Telstra/Optus/Vodafoneのいずれかを手動で選ぶ
  8. APN設定を確認する/自動設定されないケースでは、指定のAPNを手入力する必要があります

1つ目をあえて最初に置いているのは、オーストラリアでは「設定の問題ではなく、単に圏外」というケースがあるためです。
設定を疑って時間を使う前に、まず現在地を確認するほうが早く解決します。

都市部で繋がらない場合は、2つ目以降を順に試してみてください。
それでも解決しないときは、日本との時差が小さいため、日本語サポートに相談しやすいのもオーストラリアの利点です。

APN(アクセスポイント名)とは、スマホがインターネットに接続するための入口の設定のことです。
最近のeSIMは自動設定されることがほとんどですが、まれに手入力が必要になります。
手順を詳しく知りたい方は、APN設定ガイドを参考にしてください。

使い方のまとめ
  • 購入時は使用回線と日数上限を確認し、QRコードの読み込みは日本で済ませる
  • 訪問エリアのオフラインマップは、出発前にまとめて保存しておく
  • 日本の主回線はローミングオフ、オーストラリアのeSIM側はローミングオン
  • 繋がらないときは、まず圏外エリアにいないかを確認してから設定を疑う

よくある質問

  • A日本の電話番号はそのまま維持できます。eSIMは物理SIMを抜かずに追加できるため、日本のSIMを主回線として残したまま、データ通信だけをオーストラリアのeSIMに切り替える使い方が可能です。ただし、日本の主回線のデータローミングは必ずオフにしてください。オンのままだと日本回線経由で通信してしまい、想定外の通信料が発生する可能性があります。
  • A圏外になる区間があります。オーストラリアは国土が広く、エリアによって電波状況が大きく異なります。圏外になりやすいエリアの例としては、アウトバック(内陸部)やハイウェイ沿いの一部が挙げられます。都市間の距離も長いため、「しばらく走れば繋がる」とは限りません。対策は2つです。1つはカバレッジの広い回線を使うサービスを選ぶこと。ロードトリップで田舎も行くならTelstraを使うサービスが安心とされています。もう1つは、走行ルート全体のオフラインマップを保存し、宿の住所やツアーの集合場所を画像で控えておくことです。内陸部を含む日は、1日分の情報を出発前にまとめて確保しておきましょう。
  • A都市滞在が中心なら1日あたり0.5〜1GB、5〜7日の滞在なら合計3〜5GBが目安です。オーストラリアは英語圏のため翻訳アプリの出番がほとんどなく、その分容量を抑えやすい渡航先です。またホテルや飲食店にフリーWi-Fiがある場所も多く、写真のアップロードなど大容量の通信をWi-Fiに回せば、さらに節約できます。消費の中心になるのはSNSへの写真・動画投稿です。絶景スポットが多いぶん撮影枚数が増えやすいため、その場で投稿する習慣がある人は多めに見積もっておきましょう。
  • A使えますが、長期滞在なら「最初の1か月だけ」という使い方がおすすめです。数ヶ月から数年の滞在では、現地のSIMを契約するほうがコスト面で有利になります。実際、最初の1か月だけ日本でオーストラリア用のeSIMを購入し、残りの期間は現地で調達したほうが料金は格段に安くなるとされています。それでもeSIMに価値があるのは、到着直後をカバーできるためです。空港から宿までの移動には通信が必要ですが、現地SIMの購入には本人確認の手続きがあり、その場ですぐ使えるとは限りません。到着が夜や休日なら店舗が閉まっている可能性もあります。30日プランでつないでおけば、現地SIMを落ち着いて選べます。
  • Aプランによって異なります。テザリングに対応しているプランもあれば、許可されていないプランや、無制限プランでもテザリング分だけ上限が設けられているケースもあります。ワーケーションや出張でノートPCを繋ぐ予定があるなら、申し込みページでテザリングの条件まで確認してください。記載が見当たらない場合は、購入前に問い合わせるのが確実です。
  • A多くのサービスで出発の数週間前から購入できます。ただし有効期限の起算タイミングがサービスごとに異なり、「購入日から」「QRコードをスキャンした時点から」「現地の回線に接続してから」の3タイプがあります。日本で事前に設定を済ませたい場合は、現地接続で起算すると明記されたサービスを選ぶと安心です。またオーストラリアは国内に複数のタイムゾーンがあり、国内を移動すると端末の表示時刻が変わります。日数の区切りが分かりにくくなることもあるため、複数都市をまわるなら日数に余裕を持たせておきましょう。長期滞在を予定しているなら、対応日数の上限もあわせて確認してください。最大30日のサービスと、最大60日まで対応するサービスがあります。

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