イギリス旅行のeSIMは、5〜7日の滞在なら合計3〜5GB程度が目安で、短期プランなら1,000円台から選べます。注意したいのが、「ヨーロッパ周遊プラン」にイギリスが含まれないケースがあるという点です。対象国の扱いはサービスによって分かれています。この記事では容量の目安と、購入前に確認すべき注意点を解説します。
ロンドンの街歩き、大英博物館、コッツウォルズの村々、そしてエディンバラの旧市街。
イギリスは都市も自然も楽しめる旅行先です。
通信環境という点では、ロンドン中心の旅と、地方まで足を伸ばす旅では条件が変わります。
さらにヨーロッパの複数国を組み合わせる人も少なくありません。
ここで注意したいことがあります。
eSIMの「ヨーロッパ周遊プラン」に、イギリスが含まれていないことがあるのです。
ヨーロッパ旅行のつもりで買ったプランが、ロンドンでは使えないという事態も起こり得ます。
そこでこの記事では、対象エリアの確認方法から容量の決め方まで順番に整理していきます。
- eSIM・ポケットWiFi・現地SIMの違いと、イギリス旅行にはどれが向いているか
- ヨーロッパ周遊プランにイギリスが含まれるかの確認方法
- 使い方から逆算した必要なギガ数の目安と日数別の料金相場
- ロンドン地下鉄の通信事情と、地方エリアでの選び方
まずは自分の旅程が「イギリス完結」なのか「ヨーロッパ周遊の一部」なのかを意識しながら読み進めてください。
ここが決まれば、選ぶべきプランはかなり絞り込めます。
イギリス旅行のeSIMとは?ポケットWiFi・現地SIMとの違いを比較
イギリス旅行のeSIMとは、スマホ本体に内蔵されたSIMにデータプランを書き込んで使う、カード不要の通信手段です。
オンラインで購入してQRコードを読み込むだけで開通するため、空港での受け取りも帰国後の返却も発生しません。
イギリスでネット環境を用意する方法は、大きく「eSIM」「ポケットWiFiレンタル」「現地のプリペイドSIM」の3つです。
イギリスは通信事業者の選択肢が多く、現地SIMも比較的入手しやすい国です。
そのぶん「手間」と「柔軟性」で選ぶことになります。
順番に見ていきましょう。
eSIMとは?物理SIMとの違いをかんたん解説
eSIM(イーシム)は「Embedded SIM=組み込み型SIM」を略した呼び名です。
従来のSIMは小さなICチップをトレイに差して使いますが、eSIMはそのチップがスマホ内部にあらかじめ入っており、契約情報だけをダウンロードして書き換える仕組みになっています。
| 比較項目 | eSIM | 現地の物理SIMカード |
|---|---|---|
| 入手方法 | オンライン購入・QRコード発行 | 空港や街中のショップで購入 |
| 準備できる場所 | 日本にいるうちに完了できる | 現地に到着してから |
| 到着直後の通信 | 着陸してすぐ使える | ショップにたどり着くまで使えない |
| ヨーロッパ周遊時 | 国ごとにプランを買い足せるサービスもある | 国をまたぐと別途必要になることがある |
| 日本のSIMの扱い | 入れたままでOK | 抜いて保管が必要 |
| 必要な条件 | eSIM対応端末・SIMロック解除 | SIMロック解除 |
判断基準:日本の電話番号を旅行中も残したいなら、eSIMを選ぶ明確な理由があります。
物理SIMを抜かずに追加できるため、日本の番号で着信を受けながら、データ通信だけをイギリスのeSIMに切り替える使い方ができるからです。
eSIMと物理SIMの違いをさらに詳しく知りたい方は、物理SIMとeSIMの比較記事もあわせてご覧ください。
ポケットWiFiレンタルとどっちが得?
1人旅ならeSIM、3人以上でシェアするならポケットWiFiが向いています。
判断の軸は「何人で、どう動くか」の1点です。
イギリスでポケットWiFiを選ぶときに考えたいのが移動の細かさです。
美術館やショップを巡る旅では、気づけば同行者と離れているという場面が起こりやすいもの。
それぞれのスマホが繋がっているeSIMのほうが、待ち合わせもスムーズです。
現地のプリペイドSIMと比べたメリット・デメリット
イギリスでは空港や街中のショップでプリペイドSIMを購入できます。
選択肢が豊富で、長期滞在なら有力な選択肢になります。
一方で到着後に購入と設定を行う必要があり、その時間が旅程に加わります。
到着日にすぐ動きたい人にとっては、この差が効いてきます。
判断基準:1週間程度までの旅行なら、手続きの手間を考えるとeSIMが有利です。
一方、数ヶ月の長期滞在でイギリスの電話番号が必要なら、現地のプリペイドSIMを検討する価値があります。
イギリス旅行でeSIMが向いている人・向いていない人
ここまでを踏まえて、タイプ別に整理します。
- ✓1〜2人旅で、それぞれ自分のスマホを使いたい
- ✓到着後すぐに移動や観光を始めたい
- ✓美術館やショップ巡りで、同行者と離れる場面がある
- ✓日本の電話番号での着信を旅行中も残しておきたい
- ✓ヨーロッパの他の国も訪れる予定がある
- ✕スマホがeSIMに対応していない(確認方法はH2⑤で解説します)
- ✕3人以上で、旅行中ずっと一緒に行動する
- ✕設定を自分で行うのが不安で、対面サポートを受けたい
- ✕数ヶ月の長期滞在で、イギリスの電話番号が必要
あわせて確認しておきたいのがSIMロックの解除状況です。
キャリアで購入した端末はロックがかかっている場合があり、そのままでは海外eSIMを開通できないことがあります。
出発直前に気づくと間に合わないおそれがあるため、早めにチェックしておきましょう。
他の渡航先を検討中の方は、アメリカ・カナダ・ハワイ・グアム・韓国・台湾・タイ・ベトナム・シンガポール・マレーシア・フィリピン・インドネシア(バリ)・香港・中国のeSIM記事もあわせてご覧ください。
【注意点】ヨーロッパ周遊プランにイギリスは含まれる?
イギリスはEUのローミング規則の対象外のため、ヨーロッパ周遊プランに含まれるかどうかはサービスごとに確認が必要です。
実際にはイギリスを対象に含むプランも多く販売されていますが、購入前のチェックは欠かせません。
「ヨーロッパ30ヶ国対応」という表記を見ると、当然イギリスも入っていると考えてしまいます。
しかしイギリスは制度上、他のヨーロッパ諸国とは扱いが異なります。
なぜそうなるのか、理由から見ていきましょう。
なぜイギリスは扱いが分かれるのか
背景にあるのは、EUの「Roam Like at Home」という規則です。
これはEU域内でのローミングに関する枠組みで、EU加盟国とEEA(欧州経済領域:アイスランド、リヒテンシュタイン、ノルウェー)が対象とされています。
2026年1月からはウクライナとモルドバも加わり、この枠組みは2032年まで保証されることが決まっています。
一方で、イギリス・スイス・トルコ・セルビアなどはこの対象外です。
そのため、周遊eSIMの対応国に含まれるかどうかは、サービスごとに個別の判断となります。
- 制度上の枠外/イギリスはEUのローミング規則の対象国ではありません
- ただし実際は対応プランが多い/「ヨーロッパ周遊プランなら対象国なのでそのまま利用可能」と明記しているサービスもあります
- だからこそ確認が必要/自動的に含まれるわけではないため、対応国リストでの目視確認が確実です
- スイス・トルコも同様/これらの国を訪れる場合も同じ確認が必要になります
つまり「イギリスは絶対に使えない」わけではありません。
「自動的に含まれるとは限らないので、必ず確認する」というのが正確な理解です。
購入前の確認手順
確認方法はシンプルです。
次の3ステップで、購入ミスを防げます。
- ✕対応国リストを開く/「30ヶ国対応」という数字だけで判断しない
- ✕「イギリス」の文字を目で探す/リストに並んでいるかを直接確認する
- ✕他の訪問国もあわせて確認する/スイスやトルコも枠外なので、同じくリストで確認する
ポイントは、対応国の「数」ではなく「中身」を見ることです。
表記が紛らわしいケースもあるため、訪問予定国がすべて並んでいるかを目視でチェックするのが確実だとされています。
判断基準:対応国リストに自分の訪問先がすべて入っていれば、それで確認は完了です。
1つでも見当たらなければ、購入前に問い合わせてください。
ヨーロッパ周遊プランとイギリス単独プラン、どちらを選ぶ?
対象エリアの確認ができたら、次はどちらのタイプを選ぶかです。
旅程によって答えが変わります。
| 旅程タイプ | 具体例 | 選ぶべきプラン |
|---|---|---|
| イギリス完結型 | ロンドン・コッツウォルズ・エディンバラ | イギリス単独プラン。価格面で無駄がない |
| 2か国型 | ロンドン+パリ | 両国が対象の周遊プラン、または国ごとに買い足せるサービス |
| ヨーロッパ周遊型 | イギリス+大陸側の複数国 | 周遊プラン。ただしイギリスが対象か必ず確認 |
| 乗り継ぎ型 | ロンドン経由で他国へ | 滞在時間に応じて短期プランを検討 |
判断基準:イギリスだけを訪れるなら、単独プランのほうが対象エリアで迷いません。
大陸側も回るなら周遊プランが便利ですが、イギリスが対象に入っているかの確認は必須です。
- 海底トンネル内は圏外になることがある/物理的に電波が届きにくい区間です
- トンネルを抜ければ自動で再接続される/通常は問題なく復帰します
- 国境をまたぐ瞬間も一時的に途切れることがある/少し待てば繋がるケースがほとんどです
- 移動中に必要な情報は事前に保存を/到着駅からの経路などは、乗車前に確認しておくと安心です
アイルランドにも行くなら
もう一点、注意したいのがアイルランドです。
アイルランド共和国はEU加盟国であり、イギリスとは制度上の扱いが異なります。
北アイルランドからアイルランド共和国へは陸路で移動できますが、通信の観点では別の国になります。
- イギリスとアイルランドは別扱い/プランの対応国リストで、両方が入っているか確認する
- 周遊プランなら両方カバーできることが多い/アイルランドはEU加盟国のため、多くのヨーロッパプランに含まれます
- イギリス単独プランでは使えない/アイルランド共和国での利用は対象外になります
- 陸路の国境は分かりにくい/気づかないうちに国境を越えていることもあるため、事前確認が有効です
判断基準:ダブリンなどアイルランド共和国も訪れるなら、両国が対象のプランを選んでください。
イギリス単独プランでは対応できません。
- イギリスはEUのローミング規則の対象外で、周遊プランの扱いはサービスごとに異なる
- 実際にはイギリスを対象に含むプランも多く、確認さえすれば問題ない
- 対応国の「数」ではなく「中身」を目視で確認する
- スイス・トルコ・アイルランドも、同じくリストで確認しておく
イギリスeSIMの料金相場と必要な容量
イギリスeSIMの料金相場は、5日間で1,000〜2,500円程度、7日間で1,500〜3,500円程度が一つの目安です。
小容量プランなら1GBで700〜800円程度から見つかります。
イギリスはeSIMの提供サービスが多く、プランの選択肢も豊富です。
容量別・日数別に細かく刻まれているため、自分の使い方が分かっていれば無駄なく選べます。
なお本記事の金額は2026年7月時点の一般的なレンジです。申し込み前に必ず公式サイトで最新の料金を確認してください。
イギリスeSIMは日数別にいくら?3日・5日・7日・15日の料金レンジ
滞在日数ごとの相場は次のとおりです。
| 滞在日数 | 容量制プランの目安 | 無制限プランの目安 | こんな旅程向け |
|---|---|---|---|
| 3日間 | 700〜1,800円程度 (1〜3GB目安) |
2,000〜3,000円程度 | 週末のロンドン滞在 |
| 5日間 | 1,000〜2,500円程度 (3〜5GB目安) |
3,000〜3,500円程度 | ロンドン+近郊 |
| 7日間 | 1,500〜3,500円程度 (5〜10GB目安) |
4,000〜4,500円程度 | 1週間の旅行・複数都市 |
| 15日間 | 2,500〜5,000円程度 (10GB前後) |
6,000〜9,000円程度 | 周遊・長めの滞在 |
※2026年7月時点の一般的な価格レンジです。提供会社・回線・キャンペーンにより変動します。
実際に販売されている例では、1GBが780円、3GBが1,280円、10GBが2,980円といった価格が確認できます。
無制限プランは5日間で約3,100円、7日間で約4,500円程度が目安です。
判断基準:イギリスでは容量制と無制限の価格差が比較的はっきりしています。
使い方が読めているなら容量制、読めないなら無制限、という選び方が分かりやすいでしょう。
1日あたりのデータ消費量はどれくらい?
必要な容量を判断するために、アプリごとの消費量を押さえておきましょう。
| 使い方 | データ消費の目安 | イギリスでの使用頻度 |
|---|---|---|
| メッセージ(テキスト) | ごくわずか(1日数MB程度) | 高い |
| 地図アプリ・地下鉄の経路検索 | 1時間あたり数MB〜10MB程度 | 非常に高い |
| 美術館・レストランの検索 | 1ページあたり数MB程度 | 高い |
| 翻訳アプリ | カメラ翻訳で1回あたり数MB程度 | 低い(英語圏のため出番が少ない) |
| SNSのタイムライン閲覧 | 1時間あたり200〜300MB程度 | 高い |
| 写真・動画のアップロード | 1本あたり数十MB〜数百MB | 観光地で増えやすい |
| 動画視聴(標準画質) | 1時間あたり300〜500MB程度 | 長距離列車の移動中に増える |
イギリスならではの利点が、翻訳アプリの出番が少ないことです。
標識もメニューも英語表記のため、カメラ翻訳を何度も使う場面がほとんどありません。
その分、必要な容量を抑えやすい渡航先だと言えます。
判断基準:消費の中心になるのは「地図・経路検索」と「SNS・写真投稿」です。
このうち後者をどれだけ使うかで、必要な容量が大きく変わります。
滞在日数別の推奨容量はどれくらい?
イギリス旅行のeSIMは、都市観光が中心なら1日あたり0.5〜1GB、5〜7日の滞在なら合計3〜5GBが目安です。
| 滞在日数 | 地図・連絡中心 | SNS投稿も多め | ナビ・動画も使う |
|---|---|---|---|
| 3日間 | 1〜2GB | 3GB前後 | 5GB以上または無制限 |
| 5日間 | 2〜3GB | 5GB前後 | 10GB以上または無制限 |
| 7日間 | 3〜5GB | 7〜10GB | 無制限プラン推奨 |
| 15日間 | 5〜10GB | 10〜15GB | 無制限プラン推奨 |
- イギリス向けにはデイパス型が豊富/「1日あたり0.5GB」「1日あたり1GB」「1日あたり2GB」といったプランが用意されています
- 1日1GBでは足りないという声もある/実際に利用した人からは「最低でも1日2GB、できれば3GBあると安心」という意見も出ています
- ナビアプリを多用するなら注意/地図を開きっぱなしにすると、想定より早く上限に達することがあります
- 迷ったら1日2GB以上を/価格差は数百円程度のことが多く、安心を買う価値があります
判断基準:上の表は地図とSNSを適度に使う前提の目安です。
ナビアプリを常時起動する、動画を頻繁に見るという人は、1段階上を選んでおくほうが安全でしょう。
- ✓オフラインマップを日本でダウンロード/ロンドン市内だけでも保存しておく
- ✓写真のクラウド自動バックアップを一時停止/観光地では撮影枚数が増えます
- ✓投稿は宿のWi-Fiで/撮影はその場で、アップロードは戻ってから
無制限プランを選ぶべきなのはどんな人?
イギリスでは無制限プランが7日間4,000円台と、容量制との差がはっきりしています。
そのうえで、次のようなケースでは検討する価値があります。
- ナビアプリを常時使う人/地方をレンタカーで回るなら消費が読みにくい
- その場でSNSに投稿したい人/写真や動画のアップロードは容量を使います
- 複数都市をまわる周遊型の人/移動と調べものが増えます
- テザリングでPCを繋ぐ人/出張利用では必須になることもあります
- 残量を気にしたくない人/デイパス型の上限を気にせず使えます
ただし、無制限プランでも「完全な使い放題」とは限りません。
一定量を超えると速度が制限されるタイプがあります。
申し込み前に「高速通信の上限」と「制限後の速度」を必ず確認しましょう。
- 5日間なら1,000〜3,500円程度、7日間なら1,500〜4,500円程度が目安
- 英語圏のため翻訳アプリの出番が少なく、容量を抑えやすい
- デイパス型は「1日1GBでは足りない」という声もある。迷ったら1日2GB以上を
- 消費の中心は「地図・経路検索」と「SNS・写真投稿」の2つ
失敗しないイギリスeSIMの選び方|5つの比較ポイント
イギリスeSIMは「使用回線」「地下鉄での通信」「訪問エリア」「テザリングと有効期限」「サポート体制」の5点で比較します。
都市部の通信環境は良好なため、比較の重点は「繋がりにくい場所への備え」に置くのが実用的です。
ここまでで対象エリアの確認方法と、容量の考え方は見えてきたはずです。
次は、実際にプランを並べて比べるときのチェック項目を整理します。
ポイント①:どの回線を使う?EE・Vodafone・O2・Three
イギリスの通信網は、EE・Vodafone・O2・Threeの4社が中心です。
eSIMサービスはこのいずれか、あるいは複数の回線を借りて提供しています。
都市部での通信環境は良好です。
ロンドンやマンチェスター、バーミンガムなどの都市では、ほとんどのキャリアが4Gまたは5Gに対応しており、問題なく繋がったという報告があります。
- 申し込みページの「使用回線」「ネットワーク」欄を探す
- EE/Vodafone/O2/Threeのうち、どれに対応しているかを確認する
- 地方やスコットランドを含むなら、複数キャリア対応を優先する
- 記載がない場合は、問い合わせるか別のサービスを検討する
判断基準:ロンドン中心の滞在なら、回線による差はほとんど気になりません。
地方や自然エリアを含むなら、対応キャリア数の多いサービスを選んでおきましょう。
ポイント②:ロンドン地下鉄でネットは使える?
イギリス旅行ならではの重要ポイントです。
ロンドンの地下鉄では、区間によって通信環境が異なります。
かつては「地下鉄では完全に圏外」というのが常識でしたが、状況は変わりつつあります。
2026年1月時点で、地下鉄121駅のうち63駅と、ほとんどのトンネル内で高速接続が利用可能とされています。
- 地下駅の約半数で4G/5Gに接続できる/整備は段階的に進んでいます
- エリザベス線は全線で接続可能/比較的新しい路線は対応が進んでいます
- 整備は2026年末までに完了予定/10億ポンド規模のプロジェクトとして進行中です
- ただし、まだ接続できない区間もある/すべての路線・区間が対応しているわけではありません
整備が進んでいるとはいえ、「どこでも繋がる」と考えるのは早い状況です。
実際、路線や駅によっては地下に入ると通信できなくなるという声も残っています。
- ✕目的地・乗り換え駅・乗る路線を確認しておく/乗車前に調べておけば、車内で圏外でも困りません
- ✕オフラインで見られる路線図を用意する/スクリーンショットでも十分役立ちます
- ✕待ち合わせは地上で/同行者と分かれる場合、地下では連絡が取れない可能性があります
- ✕駅のWi-Fiは契約者向けのことがある/旅行者がすぐ使えるとは限りません
判断基準:地下鉄での通信はeSIMのプラン選びでは解決できません。
どのサービスを選んでも、未整備の区間では繋がらないためです。
必要なのは「乗る前に調べておく」という習慣のほうです。
ポイント③:ロンドン以外も回る?エリア別の考え方
イギリスは都市部と地方で通信環境が変わります。
訪問エリアに応じて、備え方を調整しましょう。
| エリア | 主な行き先 | 通信環境と備え |
|---|---|---|
| ロンドン市内 | ウェストミンスター・大英博物館・カムデン | 地上は問題なし。地下鉄では区間により圏外 |
| 主要都市 | マンチェスター・バーミンガム・エディンバラ | 4G/5Gが整備されており、通常は問題なく使える |
| 近郊・田園エリア | コッツウォルズ・バース・オックスフォード | 基本的に繋がるが、村の奥では弱くなることも |
| 自然エリア | 湖水地方・スコットランド高地 | 電波が弱い区間がある。オフラインマップを併用 |
判断基準:ロンドンと主要都市だけなら価格重視で構いません。
湖水地方やスコットランド高地を含むなら、複数キャリア対応とオフライン準備を優先してください。
ポイント④:テザリングと有効期限の起算日をチェック
この2点は、見落とされやすいわりに影響が大きい項目です。
- テザリングの可否/不可のプランや、別枠の上限があるプランが存在します。PCを繋ぐなら必ず確認しましょう
- 有効期間の起算タイミング/「購入日から」「QRスキャンから」「現地接続から」の3タイプがあります
- 購入からの利用期限/「購入後90日以内に利用開始・終了」といった条件を設けているサービスもあります。早めに買いすぎないよう注意しましょう
判断基準:日本で事前に設定を済ませたい人は、「現地で接続してから起算」と明記されているサービスを選ぶと安心です。
また購入自体にも期限が設けられている場合があるため、旅行の数ヶ月前に買うのは避けたほうが無難でしょう。
ポイント⑤:サポート体制は?時差を踏まえて考える
イギリスと日本の時差は9時間(サマータイム期間は8時間)です。
アメリカ本土やハワイほどの差ではありませんが、イギリスの午前中は日本の夕方から夜にあたります。
現地の夜にトラブルが起きた場合、日本は深夜から早朝になります。
- 24時間対応の窓口があるか/LINEやチャットで24時間対応してくれるサービスもあります
- 日本語で問い合わせできるか/トラブル時に母国語で相談できる安心感は大きいものです
- 設定マニュアルを出発前に保存する/通信できない状態でもページを読めるようにしておきます
- アプリで残量確認や追加購入ができるか/自分で完結できる範囲が広いほど安心です
判断基準:eSIMが初めてなら、日本語サポートの手厚さを選択基準に入れる価値があります。
データが急に使えなくなった、開通がうまくいかないといった場面で、すぐ相談できる環境は心強いものです。
【結論】イギリスeSIMのおすすめは「X GLOBAL SIM」
ここまでの比較ポイントをバランスよく満たしているのが、X MOBILEが提供するX GLOBAL SIMです。
200以上の国と地域に対応しており、1つのアカウントで渡航先ごとのプランを購入・管理できます(公式サイト記載/2026年7月時点)。
| 対応国・地域 | 200以上。渡航先ごとのプランは公式サイトの対応国一覧で確認できる |
| アカウント管理 | 1つのアカウントで、必要なときに必要な国のプランを購入できる。複数の国を回る旅行にも対応 |
| 申し込み方法 | オンライン完結(プラン購入 → eSIMインストール → 現地で利用の3ステップ) |
| 使用回線 | 現地大手キャリアの回線を使用 |
| 電話番号 | データ専用(新しい番号は付与されない/日本の番号はそのまま維持) |
| アクティベート | 目的地に到着するとすぐに利用可能。繋がらないときは機内モードのオン/オフを切り替える |
| データ追加 | 残量が減ったら専用アプリからトップアップ購入が可能 |
- オンラインで完結するため、到着後にショップを探す必要がない
- 現地大手キャリアの回線を使うため、都市部での通信品質が安定しやすい
- 日本の電話番号を残したまま、データ通信だけを切り替えられる
- 1つのアカウントで渡航先ごとにプランを買い足せる。ヨーロッパの複数国をまわる旅行にも対応しやすい
- データが足りなくなってもアプリから追加購入できる
イギリス向けプランの容量・有効期限・料金は、公式サイトの対応国一覧から確認できます。
ヨーロッパの他の国も訪れる予定がある場合は、それぞれの国のプランもあわせてチェックしておくと安心です。
イギリスeSIMの設定手順|購入から現地で繋がるまで
イギリスeSIMの設定は、①対応端末を確認する ②オンラインで購入する ③日本にいるうちにQRコードを読み込む ④イギリス到着後に回線とデータローミングをオンにする、の4ステップです。
作業自体は10分程度で終わります。
「設定が難しそう」という理由でeSIMを避ける人は多いですが、実際にやってみると拍子抜けするほど簡単です。
コツは日本にいるうちに準備を終わらせておくこと。
ヒースロー空港に着いた瞬間から使える状態にしておけば、初日の動きがスムーズになります。
自分のスマホはeSIM対応?iPhone・Androidの確認方法
大前提として、eSIMに対応していない端末では利用できません。
購入する前に必ず確認しておきましょう。
| 端末 | 確認手順 | 対応の目安 |
|---|---|---|
| iPhone | 「設定」→「モバイル通信」にeSIMを追加またはモバイル通信プランを追加があるか確認する | iPhone XR/XSシリーズ以降のモデル |
| Android | 「設定」→「ネットワークとインターネット」→「SIM」にeSIMの追加があるか確認する | 機種により異なる。メーカー公式サイトでの確認を推奨 |
| SIMロック | 「設定」→「一般」→「情報」でSIMロックなしと表示されるか確認する | 「SIMロックなし」ならロックされていない |
キャリアで購入した端末はロックがかかっている場合があり、そのままでは開通できないことがあります。
解除手続きに時間がかかることもあるため、出発の1週間前までには確認しておきましょう。
どうやって設定する?購入からQRコード読み込みまでの手順
端末の確認が済んだら、購入と設定に進みます。
混乱しやすいのが、ローミングをオフにする回線とオンにする回線が違う点です。
日本の主回線側はオフ、イギリスのeSIM側はオン。
この組み合わせを覚えておけば、設定で迷うことはありません。
設定はいつやる?出発前・到着後のベストタイミング
結論から言うと、QRコードの読み込みは日本で、回線の切り替えはイギリス到着後が基本です。
- 有効期限の起算タイプを確認する/「現地接続から起算」なら、日本で設定しても日数が減りません
- 購入からの利用期限にも注意/「購入後90日以内に利用開始・終了」といった条件を設けているサービスもあります
- 早すぎる購入は避ける/旅行の数ヶ月前に買うと、利用期限を過ぎてしまう可能性があります
- 目安は出発の1〜2週間前/端末の確認や設定に余裕を持たせつつ、期限も気にせずに済みます
繋がらないときはどうする?チェックリストで原因を特定
現地で繋がらないときも、慌てる必要はありません。
原因の多くは設定漏れで、上から順に確認すれば大半は解決します。
- 地下にいないか確認する/地下鉄構内や地下の施設では、区間によって圏外になります。まず地上に出てみましょう
- 機内モードをオン→オフに切り替える/回線の再検索が走り、これだけで繋がるケースが多くあります
- eSIM回線がオンになっているか/「モバイル通信」の一覧でeSIM側がオンか確認する
- eSIM側のデータローミングがオンになっているか/最も多い設定漏れです
- モバイルデータ通信の利用先がeSIMになっているか/主回線のままだと通信できないうえ、高額請求の原因にもなります
- 端末を再起動する/ここまでで解決しない場合に試します
- ネットワークを手動選択する/自動選択をオフにして、EE/Vodafone/O2/Threeのいずれかを手動で選ぶ
- APN設定を確認する/自動設定されないケースでは、指定のAPNを手入力する必要があります
1つ目をあえて最初に置いているのは、イギリスでは「設定の問題ではなく、単に地下にいるだけ」というケースがあるためです。
設定を疑う前に、まず場所を確認するほうが早く解決します。
APN(アクセスポイント名)とは、スマホがインターネットに接続するための入口の設定のことです。
最近のeSIMは自動設定されることがほとんどですが、まれに手入力が必要になります。
手順を詳しく知りたい方は、APN設定ガイドを参考にしてください。
- 購入前に対応エリアを確認し、QRコードの読み込みは日本で済ませる
- 購入のタイミングは出発の1〜2週間前が目安。早すぎる購入は利用期限に注意
- 日本の主回線はローミングオフ、イギリスのeSIM側はローミングオン
- 繋がらないときは、まず地下にいないかを確認してから設定を疑う
よくある質問
-
Aサービスによって異なるため、必ず対応国リストで確認してください。イギリスはEUの「Roam Like at Home」規則の対象外で、EU加盟国やEEA(アイスランド・リヒテンシュタイン・ノルウェー)とは制度上の扱いが異なります。ただし実際には、イギリスを対象に含むヨーロッパ周遊プランも多く販売されています。「ヨーロッパ周遊プランなら対象国なのでそのまま利用可能」と明記しているサービスもあります。つまり「使えない」のではなく「自動的に含まれるとは限らない」というのが正確な理解です。確認方法はシンプルで、対応国の「数」ではなく「中身」を見て、リストに「イギリス」の文字があるかを目視でチェックするだけです。スイスやトルコも同じく枠外のため、訪問予定があれば同様に確認しておきましょう。
-
A日本の電話番号はそのまま維持できます。eSIMは物理SIMを抜かずに追加できるため、日本のSIMを主回線として残したまま、データ通信だけをイギリスのeSIMに切り替える使い方が可能です。ただし、日本の主回線のデータローミングは必ずオフにしてください。オンのままだと日本回線経由で通信してしまい、想定外の通信料が発生する可能性があります。
-
A区間によって使える場所と使えない場所があります。2024年以降4G/5Gの整備が急速に進んでおり、2026年1月時点では地下鉄121駅のうち63駅と、ほとんどのトンネル内で高速接続が利用可能とされています。エリザベス線は全線で接続でき、整備は2026年末までの完了が予定されています。ただし、まだ接続できない区間も残っています。これはeSIMのプラン選びでは解決できない問題なので、乗車前に目的地・乗り換え駅・乗る路線を確認しておくのが確実です。地下鉄の路線図をスクリーンショットで保存しておくのも有効でしょう。
-
Aプランによって異なります。テザリングに対応しているプランもあれば、許可されていないプランや、無制限プランでもテザリング分だけ上限が設けられているケースもあります。出張でノートPCを繋ぐ予定があるなら、申し込みページでテザリングの条件まで確認してください。記載が見当たらない場合は、購入前に問い合わせるのが確実です。
-
Aロンドンやマンチェスター、バーミンガム、エディンバラなどの都市では、ほとんどのキャリアが4Gまたは5Gに対応しており、通常は問題なく利用できます。一方、湖水地方やスコットランド高地などの自然エリアでは、場所によって電波が弱くなる区間があります。対策は2つです。1つはEE・Vodafone・O2・Threeのうち複数キャリアに対応したサービスを選ぶこと。もう1つは訪問エリアのオフラインマップを日本でダウンロードしておくことです。宿の住所も画像で保存しておくと安心です。
-
A出発の1〜2週間前が目安です。多くのサービスで数週間前から購入できますが、注意点が2つあります。1つは有効期限の起算タイミングで、「購入日から」「QRコードをスキャンした時点から」「現地の回線に接続してから」の3タイプがあります。もう1つは購入自体の期限で、「購入後90日以内に利用開始・終了」といった条件を設けているサービスもあります。旅行の数ヶ月前に買うと期限を過ぎてしまう可能性があるため、早すぎる購入は避けましょう。端末のeSIM対応やSIMロック解除の確認は、1週間前までに済ませておくと安心です。
荷物を減らして快適に旅するなら、X GLOBAL SIM!
X GLOBAL SIMは、世界200以上の国と地域に対応したeSIM対応グローバルWi-Fiサービスです。
モバイルWi-Fiのような受取・返却の手間は一切なし。オンライン申し込みから最短5分でQRコードが届き、即座にネット環境が手に入ります。
「Wi-Fiルーターは重い」「高額なレンタル料を節約したい」「でも初めてのeSIMは不安…」という方でも、
丁寧なサポートと安心の定額プランで、身軽な旅を強力にバックアップします。
まずは公式サイトで、あなたの渡航先の料金をチェックしてみてください。
