グアム旅行のeSIMは、2泊3日なら合計1GB前後、3泊4日でも1〜2GB程度で足りることが多く、短期プランなら1,000円前後から選べます。ただし注意点があり、グアムは「アメリカ」プランの対象外になっているケースが少なくありません。グアムが明記されたプランを選ぶ必要があります。この記事では短期旅行に絞って、料金・容量・選び方を解説します。
タモンビーチ、免税店でのショッピング、そしてリゾートホテルでのんびり。
グアムは2泊3日や3泊4日で行く人が多いのが特徴です。
日本から約3〜4時間、時差はわずか1時間。
気軽に行ける距離だからこそ、通信手段にあまりお金をかけたくないという人も多いでしょう。
ただ、ここで見落としやすい点があります。
グアムはアメリカの準州ですが、eSIMの「アメリカ」プランで使えるとは限りません。
安いからとアメリカプランを買って、現地で繋がらないという事態も起こり得ます。
そこでこの記事では、短期旅行に絞って必要なものを整理していきます。
- 短期旅行でeSIMが向く理由と、家族旅行での考え方
- 「アメリカ」プランがグアムで使えない理由と、購入前の確認方法
- 2泊3日・3泊4日に絞った料金相場と必要なギガ数
- 時差1時間だからこそ活きるサポート体制の見方と設定手順
短い旅行だからこそ、準備でつまずいて時間を無駄にしたくないところです。
順番に読めば、10分ほどで準備を終えられます。
グアム旅行のeSIMとは?ポケットWiFi・現地SIMとの違いを比較
グアム旅行のeSIMとは、スマホ本体に内蔵されたSIMにデータプランを書き込んで使う、カード不要の通信手段です。
オンラインで購入してQRコードを読み込むだけで開通するため、空港での受け取りも帰国後の返却も発生しません。
グアムでネット環境を用意する方法は、大きく「eSIM」「ポケットWiFiレンタル」「現地のプリペイドSIM」の3つです。
グアム旅行で特に考えたいのが、滞在が短いという前提です。
2泊3日の旅行では、準備や受け取りにかかる時間の重みが相対的に大きくなります。
この視点で3つを比べてみましょう。
eSIMとは?物理SIMとの違いをかんたん解説
eSIM(イーシム)は「Embedded SIM=組み込み型SIM」を略した呼び名です。
従来のSIMは小さなICチップをトレイに差して使いますが、eSIMはそのチップがスマホ内部にあらかじめ入っており、契約情報だけをダウンロードして書き換える仕組みになっています。
| 比較項目 | eSIM | 物理SIM・ポケットWiFi |
|---|---|---|
| 準備にかかる時間 | オンラインで10分程度 | 受け取りと返却で往復の移動が必要 |
| 到着直後の通信 | 着陸してすぐ使える | 受け取り済みなら使えるが、現地SIMは購入後から |
| 短期旅行との相性 | 良い。手間が旅行時間を圧迫しない | 日数が短いほど、手続きの負担が相対的に大きい |
| 日本のSIMの扱い | 入れたままでOK | 物理SIMは抜いて保管が必要 |
| 荷物 | 増えない | ポケットWiFiは本体とバッテリーが増える |
| 必要な条件 | eSIM対応端末・SIMロック解除 | SIMロック解除(ポケットWiFiは不要) |
eSIMと物理SIMの違いをさらに詳しく知りたい方は、物理SIMとeSIMの比較記事もあわせてご覧ください。
短期旅行だからこそeSIMが向く理由
2泊3日という日程を前提に考えると、eSIMの利点がはっきりします。
たとえばポケットWiFiをレンタルする場合、出国前に空港カウンターへ寄り、帰国後に返却する必要があります。
往復で30分〜1時間ほどかかることも珍しくありません。
3日間の旅行で1時間を手続きに使うのは、割合として大きいと言えます。
判断基準:短期旅行では「使える時間をどれだけ確保できるか」が価値になります。
手続きの手間が少ないeSIMは、この点で有利です。
家族・グループならポケットWiFiとどっちが得?
気になるのがコストです。
ただしグアムのような短期旅行では、一般的なイメージとは少し違う結果になります。
グアム向けeSIMは3日間の短期プランで1人1,000円前後から選べます。
一方でポケットWiFiは1日500〜1,000円程度とされ、3日間なら1,500〜3,000円ほどです。
| 人数 | eSIMの目安(3日間) | ポケットWiFiの目安(3日間・1台) | コスト面の判断 |
|---|---|---|---|
| 1人 | 1,000円前後 | 1,500〜3,000円 | eSIMが有利 |
| 2人 | 2,000円前後 | 1,500〜3,000円 | eSIMが有利になりやすい |
| 3人 | 3,000円前後 | 1,500〜3,000円 | ほぼ拮抗 |
| 4人 | 4,000円前後 | 1,500〜3,000円 | ポケットWiFiが有利だが差は小さい |
※2026年7月時点の一般的な価格レンジをもとにした試算です。実際の料金は提供会社やプランにより変動します。
ポイントは、滞在が短いほどeSIMが有利になりやすいという点です。
ポケットWiFiは日数分の料金がかかるため、3日間なら総額が小さく、eSIMとの差が縮まります。
- 別行動をするか/ポケットWiFiは1台を共有するため、離れると他の人は圏外になります。ショッピングとビーチで分かれる場面があるなら要注意です
- 受け取り・返却の時間/2泊3日の旅行では、この手間が相対的に大きくなります
- バッテリー管理/ルーターの電池が切れると、全員が同時に使えなくなります
判断基準:グアムのような短期・少人数の旅行では、eSIMを選ぶ合理性が高いと言えます。
4人以上でも金額差は数千円程度なので、手軽さを取る判断も十分ありでしょう。
より長い日程や、家族4人以上での比較を詳しく知りたい方は、ハワイ旅行のeSIM記事で人数別の比較を扱っています。
グアム旅行でeSIMが向いている人・向いていない人
ここまでを踏まえて、タイプ別に整理します。
- ✓2泊3日・3泊4日の短期旅行
- ✓1〜3人での旅行、またはカップル旅行
- ✓受け取り・返却の手間を省きたい
- ✓ショッピングとビーチで別行動する予定がある
- ✓日本の電話番号での着信を旅行中も残しておきたい
- ✕スマホがeSIMに対応していない(確認方法はH2⑤で解説します)
- ✕4人以上で、旅行中ずっと一緒に行動する
- ✕設定を自分で行うのが不安で、対面サポートを受けたい
- ✕グアムの電話番号でSMS認証や現地への発信が必要
あわせて確認しておきたいのがSIMロックの解除状況です。
キャリアで購入した端末はロックがかかっている場合があり、そのままでは海外eSIMを開通できないことがあります。
アメリカ本土やハワイの情報は、アメリカ旅行のeSIM記事・ハワイ旅行のeSIM記事で解説しています。
その他の渡航先は、韓国・台湾・タイ・ベトナム・シンガポール・マレーシア・フィリピン・インドネシア(バリ)・香港・中国の記事をご覧ください。
【注意】「アメリカ」プランはグアムで使える?
グアムはアメリカの準州ですが、eSIMでは「アメリカ」プランの対象外となっていることが少なくありません。
グアム旅行では、グアム対応と明記されたプランを選ぶ必要があります。
これはグアム旅行で最も見落とされやすいポイントです。
「アメリカ領なのだから、アメリカのプランで使えるはず」と考えてしまうと、現地で通信できないという事態になりかねません。
なぜそうなるのか、理由から見ていきましょう。
なぜ「アメリカ」プランでは使えないのか
理由はシンプルで、グアムの通信網がアメリカ本土とは別系統で運用されているからです。
アメリカ本土ではVerizon・AT&T・T-Mobileが主要キャリアですが、グアムではDocomo Pacificなどの別のキャリアが現地の通信を担っています。
ネットワークの運用系統が異なるため、本土向けのプランがそのままグアムで使えるとは限らないのです。
- 政治的にはアメリカ領土/グアムやサイパンはアメリカの準州にあたります
- ただし通信は別系統/現地の通信はDocomo Pacificなど、本土とは異なるキャリアが担っています
- 結果として/アメリカ本土向けのeSIMはグアムで使えないケースが大半とされています
- 必要な対応/グアム対応と明記されたeSIMを別途用意する
ハワイの場合は本土と同じ通信事業者が展開しているため、アメリカプランでカバーされることもあります。
しかしグアムは事情が違うという点を、まず理解しておいてください。
グアム独自のキャリアを知っておく
グアムで現地の通信を担っているのは、主に次の3社です。
どの回線を使うeSIMかを確認できると、選択の精度が上がります。
| キャリア | 特徴 | eSIMでの採用状況 |
|---|---|---|
| Docomo Pacific (ドコモパシフィック) |
日本のNTTドコモの傘下。グアムの通信キャリアの中で通信速度が速く、安定した接続が期待できる。グアム全土で利用可能 | 多くのeSIMサービスが採用 |
| GTA (Guam Telephone Authority) |
グアムの老舗通信会社で、地元で広く利用されている。都市部での通信品質が高い | 多くのeSIMサービスが採用 |
| IT&E | グアムおよび北マリアナ諸島で展開。上記2社に次ぐシェアを持つ | 採用しているサービスもある |
eSIMでよく使われているのはDocomo PacificとGTAの2社です。
どちらもグアムで実績のあるキャリアなので、通信品質の面で大きな心配は要りません。
判断基準:通信品質を重視するなら、Docomo Pacific回線を採用しているeSIMを選ぶのが一つの目安になります。
日本のNTTドコモの傘下であることも、日本人旅行者にとっては安心材料でしょう。
購入前の確認手順
ここまでを踏まえると、確認すべきことは明確です。
次の3ステップで、購入ミスを防げます。
- ✕商品名や通信エリア欄に「グアム」と明記されているか/「アメリカ」表記だけの商品は避ける
- ✕使用回線がDocomo PacificかGTAか/記載があれば、現地キャリアに接続すると分かる
- ✕不明な場合は問い合わせる/「グアムで使えますか」と聞けば明確な回答が得られる
判断基準:1つ目だけでも確認すれば、多くの失敗は防げます。
商品ページに「グアム」の文字があるかどうか。
これがこの記事で最も重要な確認事項です。
サイパン・北マリアナ諸島にも行くなら
グアムとあわせて、サイパンやテニアン島を訪れる旅程もあります。
この場合も対象エリアの確認が必要です。
- グアム+サイパン対応のプランがある/Docomo PacificやGTAの回線を使い、両方をカバーする商品が販売されています
- テニアン島まで含むプランも/商品によっては3島をカバーするものもあります
- 確認方法は同じ/通信エリア欄に訪問先の島名が明記されているかを見る
- グアムだけなら単独プランで十分/対象が広いほど価格が上がる傾向があります
判断基準:グアムだけを訪れるなら、グアム専用プランが最も無駄がありません。
サイパンなどへ足を伸ばすなら、対象エリアに島名が入ったプランを選んでください。
- グアムはアメリカ領だが、通信は本土と別系統のキャリアが担っている
- アメリカ本土向けのeSIMはグアムで使えないケースが大半とされている
- 現地の主要キャリアはDocomo Pacific・GTA・IT&Eの3社
- 商品ページに「グアム」と明記されているかを必ず確認する
グアムeSIMの料金相場と必要な容量|短期旅行の目安
グアムeSIMの料金相場は、3日間の短期プランで1,000円前後から選べます。
1日単位のプランを扱うサービスもあり、滞在日数にぴったり合わせやすいのが特徴です。
グアム向けのeSIMは、500MB・1GB・2GB・3GB・無制限といった容量から選べる商品が一般的です。
短期旅行を前提とした小容量プランが揃っているため、無駄が出にくい市場と言えます。
なお本記事の金額は2026年7月時点の一般的なレンジです。申し込み前に必ず公式サイトで最新の料金を確認してください。
グアムeSIMは日数別にいくら?1日・3日・5日の料金レンジ
グアムは2泊3日・3泊4日が主流のため、短期に絞って相場をまとめます。
| 滞在日数 | 容量制プランの目安 | 無制限プランの目安 | こんな旅程向け |
|---|---|---|---|
| 1日 | 500〜900円程度 | 900〜1,500円程度 | 乗り継ぎ・弾丸日程 |
| 3日間 | 1,000〜2,000円程度 (1〜3GB目安) |
2,000〜3,500円程度 | 2泊3日の定番プラン |
| 5日間 | 1,500〜3,000円程度 (3〜5GB目安) |
3,000〜4,500円程度 | 4泊5日でゆっくり滞在 |
※2026年7月時点の一般的な価格レンジです。提供会社・回線・キャンペーンにより変動します。
判断基準:グアムでは日数を1日刻みで選べるサービスが多いため、滞在日数に合わせて無駄なく買えます。
ただし後述するとおり、日数のカウント方法には注意が必要です。
1日あたりのデータ消費量はどれくらい?
短期旅行では、そもそも使う時間が限られます。
実際にどれくらい消費するのか、見ておきましょう。
| 使い方 | データ消費の目安 | グアムでの使用頻度 |
|---|---|---|
| LINE・メッセージ(テキスト) | ごくわずか(1日数MB程度) | 高い |
| 地図アプリでのルート検索 | 1時間あたり数MB〜10MB程度 | 中程度(島がコンパクト) |
| 店舗・レストランの検索 | 1ページあたり数MB程度 | 高い |
| 写真のアップロード | 1枚あたり数MB程度 | 高い(ビーチ・ショッピング) |
| SNSのタイムライン閲覧 | 1時間あたり200〜300MB程度 | 中〜高 |
| 動画の投稿・視聴 | 1本あたり数十MB〜数百MB | 人による |
グアムは島がコンパクトで、ホテルとショッピングセンターの往復が中心という人も多いのが特徴です。
移動時間が短いぶん、地図アプリの使用量も限られます。
また、ホテルやショッピングセンターではWi-Fiを使える場所もあります。
eSIMは「外出時の補助」と位置づけられるケースが多いと考えてよいでしょう。
2泊3日・3泊4日なら何GBあれば足りる?
グアム旅行のeSIMは、2泊3日なら合計1GB前後、3泊4日でも1〜2GB程度が目安です。
実際の推奨容量を整理すると、次のようになります。
| 滞在日数 | 地図・連絡中心 | SNS投稿も多め | 動画も見る |
|---|---|---|---|
| 2泊3日 | 1GB前後 | 2〜3GB | 無制限も検討 |
| 3泊4日 | 1〜2GB | 3GB前後 | 無制限も検討 |
| 4泊5日 | 2〜3GB | 3〜5GB | 無制限も検討 |
参考として、3泊のグアム旅行なら1日1GBを確保して合計3GBあれば足りるという見積もりもあります。
余裕を持たせたい人は、この水準を基準にするとよいでしょう。
- ✓写真のクラウド自動バックアップを一時停止/短期でも撮影枚数は増えるため効果的
- ✓オフラインマップを日本でダウンロード/タモン周辺だけでも保存しておく
- ✓投稿はホテルのWi-Fiで/滞在時間の多くをホテルで過ごすなら効果が大きい
判断基準:2泊3日で「地図と連絡さえ使えればいい」なら、1GBのプランで十分足りることが多いでしょう。
不安なら3GBを選んでも、料金差は数百円程度です。
無制限プランは必要?短期旅行での判断基準
短期旅行では、無制限プランが必須になる場面は多くありません。
2泊3日で使い切るには、かなり意識的に使う必要があるためです。
それでも、次のようなケースでは検討する価値があります。
- その場でSNSに投稿し続けたい人/写真や動画の投稿は消費量が読みにくい
- 残量を気にしたくない人/容量制との差が1,000円程度なら選ぶ価値がある
- テザリングでタブレットなどを繋ぐ人/ただしテザリング不可のプランもあるため要確認
- ホテルのWi-Fiに期待できない人/宿によって速度に差があります
ただし、無制限プランでも「完全な使い放題」とは限りません。
たとえば1日の高速通信が2GBを超えると256kbps程度に低速化するという条件が設定されている例があります。
- 有効期間の開始タイミング/「インストールした時点から開始」と定めているサービスがあります。日本で設定すると、その時点から日数が進みます
- 利用日数のカウント基準/日本標準時の00:00で日付が変わるものなど、サービスによって基準が異なります
- なぜ重要か/2泊3日の旅行では、1日ずれるだけで滞在の3分の1に影響します
判断基準:短期旅行では、この2つの仕様が実質的な使用可能時間を左右します。
購入前に商品ページで確認し、不明なら問い合わせておきましょう。
- 3日間の短期プランは1,000〜2,000円程度、無制限でも2,000〜3,500円程度が目安
- 2泊3日なら1GB前後、3泊4日でも1〜2GB程度で足りることが多い
- 島がコンパクトで移動が短く、ホテルのWi-Fiも併用できるため消費は控えめ
- 短期だからこそ「有効期間の開始」と「日数のカウント基準」を必ず確認する
失敗しないグアムeSIMの選び方|5つの比較ポイント
グアムeSIMは「対象エリアの明記」「使用回線」「サポート体制」「テザリングと有効期限」「ホテルWi-Fiとの併用」の5点で比較します。
なかでも1つ目の確認を怠ると、そもそも通信できません。
ここまでで相場と容量、そして対象エリアの重要性は見えてきたはずです。
次は、実際にプランを並べて比べるときのチェック項目を整理します。
ポイント①:グアムが対象エリアに明記されているか
これが最優先です。
H2②で解説したとおり、グアムはアメリカ本土とは別系統の通信網です。
「アメリカ」と書かれているだけの商品は、グアムでは使えない可能性が高いと考えてください。
- 良い例/商品名や通信エリア欄に「グアム」と明記されている
- 良い例/「グアム・サイパン」「グアム/北マリアナ諸島」など、島名が具体的に挙げられている
- 要注意/「アメリカ」「USA」とだけ書かれており、グアムへの言及がない
- 要確認/「アメリカ(一部地域を除く)」のような表記/除外地域を問い合わせる
判断基準:迷ったら「グアム」という文字が商品ページにあるかだけを見てください。
これで大半の失敗は防げます。
ポイント②:どの回線を使う?Docomo Pacific・GTA
グアム対応と分かったら、次は使用回線を確認します。
現地の主要キャリアはDocomo Pacific・GTA・IT&Eで、eSIMではDocomo PacificとGTAの2社がよく使われています。
| 回線 | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| Docomo Pacific | グアムの通信キャリアの中で通信速度が速く、グアム全土で利用できる | 通信品質を重視する人 |
| GTA | グアムの老舗通信会社。都市部での通信品質が高い | タモン周辺での滞在が中心の人 |
| 記載なし | どの回線に繋がるか判断できない | —(避けるのが無難) |
判断基準:タモンやハガニアなど市街地中心の滞在なら、どちらの回線でも大きな差は出にくいでしょう。
島の北部や南部までドライブする予定があるなら、グアム全土をカバーするDocomo Pacific回線が一つの目安になります。
ポイント③:時差1時間だから、日本語サポートがそのまま使える
これはグアム旅行ならではの利点です。
グアムと日本の時差はわずか1時間。
つまりグアムで活動している時間帯が、そのまま日本のサポート窓口の営業時間にあたります。
アメリカ本土(13〜17時間差)やハワイ(19時間差)では、現地の日中が日本の深夜になるため「自分で解決できるか」が重要でした。
グアムではその心配がほとんどありません。
- 営業時間内に問い合わせられる/現地の午前中は、日本でも午前中です
- 日本語サポートを実質的に活用できる/時差を気にせず相談できます
- 設定に不安がある人でも安心/eSIMが初めてでも、困ったら聞ける環境があります
- それでもマニュアルは保存を/通信できない状態ではサポートページも開けないため、事前保存は有効です
判断基準:グアムでは日本語サポートの有無を、実用的な選択基準として使えます。
eSIMが初めてで不安な人ほど、サポート体制の充実したサービスを選ぶ価値があります。
ポイント④:テザリングと有効期限の起算日をチェック
短期旅行では、この2点が使用可能時間を直接左右します。
- テザリングの可否/グアム向けプランにはテザリング不可のものもあります。子どものタブレットを繋ぐ予定があるなら必ず確認しましょう
- 有効期間の開始タイミング/「インストールした時点から開始」と定めているサービスがあります。日本で設定すると、その時点から日数が進みます
- 日数のカウント基準/日本標準時の00:00で日付が変わるものなど、サービスによって異なります
判断基準:2泊3日の旅行では、1日ずれるだけで滞在の3分の1に影響します。
「インストールから起算」のサービスを選ぶ場合は、出発当日の朝に設定するのが安全です。
ポイント⑤:ホテルWi-Fiとの併用を前提に考える
グアムはリゾートホテルでの滞在時間が長くなりやすい旅行先です。
プールやビーチでくつろぐ時間も含めると、ホテル内で過ごす割合は決して小さくありません。
多くのホテルでWi-Fiを利用できますが、速度や有料かどうかは宿によって異なります。
この点を踏まえて、eSIMの容量を決めるとよいでしょう。
- eSIMを使う場面/外出時の地図、店舗検索、連絡、配車の呼び出し
- ホテルWi-Fiを使う場面/写真や動画のアップロード、動画視聴、大きなファイルのダウンロード
- この使い分けができれば/2泊3日なら1GB前後でも十分足ります
- 事前確認/予約時に宿のWi-Fi条件を見ておくと、容量選びの判断材料になります
判断基準:ホテルWi-Fiが使えるなら、eSIMは小容量プランで十分というケースが多くなります。
逆に、宿のWi-Fiが期待できないなら1段階上を選んでおきましょう。
【結論】グアム旅行で検討したい「X GLOBAL SIM」
eSIMサービスの一つとして挙げられるのが、X MOBILEが提供するX GLOBAL SIMです。
200以上の国と地域に対応しており、1つのアカウントで渡航先ごとのプランを購入・管理できます(公式サイト記載/2026年7月時点)。
| 対応国・地域 | 200以上。渡航先ごとのプランは公式サイトの対応国一覧で確認できる |
| アカウント管理 | 1つのアカウントで、必要なときに必要な国のプランを購入できる |
| 申し込み方法 | オンライン完結(プラン購入 → eSIMインストール → 現地で利用の3ステップ) |
| 使用回線 | 現地大手キャリアの回線を使用 |
| 電話番号 | データ専用(新しい番号は付与されない/日本の番号はそのまま維持) |
| データ追加 | 残量が減ったら専用アプリからトップアップ購入が可能 |
- 本記事執筆時点で、公式サイトの人気国の料金欄にグアムの掲載はありません
- ポイント①で述べたとおり、グアム旅行では対象エリアの確認が最優先です
- 購入前に、公式サイトの対応国一覧でグアムが対象に含まれるかを必ず確認してください
- 不明な点は、購入前に問い合わせておくことをおすすめします
- 受取・返却が不要。短期旅行で手続きに時間を取られない
- オンラインで完結し、購入から設定まで10分程度で終わる
- 日本の電話番号を残したまま、データ通信だけを切り替えられる
- 1つのアカウントで渡航先ごとにプランを買い足せる。次の海外旅行でもそのまま使える
- データが足りなくなってもアプリから追加購入できる
グアムeSIMの使い方|購入から現地で繋がるまでの手順
グアムeSIMの使い方は、①対応端末を確認する ②グアム対応のプランを購入する ③QRコードを読み込む ④グアム到着後に回線とデータローミングをオンにする、の4ステップです。
作業自体は10分程度で終わります。
短期旅行では、準備に時間をかけたくないのが本音でしょう。
実際、eSIMの設定はオンラインで完結するため、慣れれば10分もかかりません。
ただしグアムでは「いつ設定するか」が特に重要になります。
理由は後ほど説明します。
自分のスマホはeSIM対応?iPhone・Androidの確認方法
大前提として、eSIMに対応していない端末では利用できません。
購入する前に必ず確認しておきましょう。
| 端末 | 確認手順 | 対応の目安 |
|---|---|---|
| iPhone | 「設定」→「モバイル通信」にeSIMを追加があるか確認する | iPhone XR/XSシリーズ以降のモデル |
| Android | 「設定」→「ネットワークとインターネット」→「SIM」にeSIMの追加があるか確認する | 機種により異なる。メーカー公式サイトでの確認を推奨 |
| 共通 | 電話アプリで *#06# を入力し、EIDが表示されるか確認する | EIDが表示されればeSIM対応 |
あわせてSIMロックの解除状況も見ておきましょう。
iPhoneなら「設定」→「一般」→「情報」から確認できます。
キャリアで購入した端末はロックがかかっている場合があり、そのままでは開通できないことがあります。
どうやって設定する?購入からQRコード読み込みまでの手順
端末の確認が済んだら、購入と設定に進みます。
混乱しやすいのが、ローミングをオフにする回線とオンにする回線が違う点です。
日本の主回線側はオフ、グアムのeSIM側はオン。
この組み合わせを覚えておけば、設定で迷うことはありません。
設定はいつやる?短期旅行では特に重要
グアム旅行で最も注意したいのが、このタイミングです。
H2③で触れたとおり、「インストールした時点から有効期間が開始」と定めているサービスがあります。
2泊3日の旅行で1週間前に設定してしまうと、現地に着く前に日数を使い切ってしまう可能性があるのです。
- インストール時点から起算するタイプ/出発当日の朝に、自宅のWi-Fiで読み込むのが安全です
- 現地接続で起算するタイプ/出発の数日前に読み込んでおいてOKです
- 日数のカウント基準も確認/日本標準時の00:00で日付が変わるサービスなどもあります
- 迷ったら/出発当日の朝に設定すれば、どのタイプでも損はしません
繋がらないときはどうする?チェックリストで原因を特定
現地で繋がらないときも、慌てる必要はありません。
原因の多くは設定漏れで、上から順に確認すれば大半は解決します。
- 機内モードをオン→オフに切り替える/回線の再検索が走り、これだけで繋がるケースが多くあります
- eSIM回線がオンになっているか/「モバイル通信」の一覧でeSIM側がオンか確認する
- eSIM側のデータローミングがオンになっているか/最も多い設定漏れです
- モバイルデータ通信の利用先がeSIMになっているか/主回線のままだと通信できないうえ、高額請求の原因にもなります
- 端末を再起動する/ここまでで解決しない場合に試します
- ネットワークを手動選択する/自動選択をオフにして、Docomo PacificまたはGTAを手動で選ぶ
- APN設定を確認する/自動設定されないケースでは、指定のAPNを手入力する必要があります
- サポートに問い合わせる/グアムと日本の時差は1時間。営業時間内であれば、すぐに相談できます
最後の項目は、グアムならではの利点です。
時差が1時間しかないため、日本のサポート窓口が営業している可能性が高いという点は、他の北米圏の渡航先にはない安心材料です。
ただし、通信できない状態ではサポートページも開けません。
問い合わせ先とマニュアルは、出発前にスクリーンショットで保存しておきましょう。
ホテルやショッピングセンターのWi-Fiを使う方法もあります。
APN(アクセスポイント名)とは、スマホがインターネットに接続するための入口の設定のことです。
最近のeSIMは自動設定されることがほとんどですが、まれに手入力が必要になります。
手順を詳しく知りたい方は、APN設定ガイドを参考にしてください。
- 購入時は「グアム」対応かと、有効期間の開始タイミングを確認する
- インストール起算のサービスなら、出発当日の朝に設定するのが安全
- 日本の主回線はローミングオフ、グアムのeSIM側はローミングオン
- 時差1時間のため、困ったときは日本語サポートに相談しやすい
よくある質問
-
A使えないケースが大半とされています。グアムは政治的にはアメリカの準州ですが、現地の通信はDocomo Pacificなど本土とは別系統のキャリアが担っているためです。アメリカ本土向けのeSIMはVerizon・AT&T・T-Mobileに接続する設計になっているものが多く、グアムでは繋がらない可能性があります。グアム旅行では、商品名や通信エリア欄に「グアム」と明記されたプランを選んでください。不明な場合は購入前に問い合わせるのが確実です。
-
A日本の電話番号はそのまま維持できます。eSIMは物理SIMを抜かずに追加できるため、日本のSIMを主回線として残したまま、データ通信だけをグアムのeSIMに切り替える使い方が可能です。ただし、日本の主回線のデータローミングは必ずオフにしてください。オンのままだと日本回線経由で通信してしまい、想定外の通信料が発生する可能性があります。
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A地図と連絡が中心なら1GB前後で足りることが多いでしょう。グアムは島がコンパクトで移動時間が短く、ホテルやショッピングセンターでWi-Fiを使える場所もあるためです。SNSへの投稿が多い場合は2〜3GB、動画も見るなら無制限も選択肢になります。参考として、3泊のグアム旅行なら1日1GBを確保して合計3GBあれば足りるという見積もりもあります。容量制と無制限の価格差は1,000円程度のことも多いため、迷ったら余裕を持たせても大きな負担にはなりません。
-
A4人ならポケットWiFiのほうがやや安くなりますが、グアムのような短期旅行では差が小さくなります。3日間の目安で、eSIM4人分が4,000円前後に対し、ポケットWiFi1台なら1,500〜3,000円程度です。ポケットWiFiは日数分の料金がかかるため、滞在が短いほどeSIMとの差は縮まります。1〜2人ならeSIMのほうが安く、3人ならほぼ拮抗します。また金額以外の条件も考慮してください。ポケットWiFiは1台を共有するため、ショッピングとビーチで別行動をすると他の人は圏外になります。受け取りと返却の手間も、2泊3日の旅行では相対的に大きな負担です。
-
Aプランによって異なり、グアム向けにはテザリング不可のプランも存在します。子どものタブレットを繋ぐ、家族の端末を一時的に繋ぐといった使い方を考えているなら、申し込みページで必ず条件を確認してください。テザリングが使えれば、1人だけ大容量プランにして他の人はその端末から繋ぐという選び方もできます。記載が見当たらない場合は、購入前に問い合わせるのが確実です。
-
Aグアム単独プランでは、原則としてサイパンでは使えません。ただしグアムとサイパン、テニアン島をまとめてカバーするプランも販売されています。Docomo PacificやGTAの回線を使い、複数の島に対応した商品です。周辺の島も訪れる予定があるなら、通信エリア欄に訪問先の島名が明記されているプランを選んでください。グアムだけを訪れるなら、グアム専用プランのほうが価格面で無駄がありません。
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