格安SIMの通話料を安くする方法は、主に「通話アプリ・プレフィックス通話を使う」「かけ放題オプションを付ける」「無料通話アプリを活用する」の3つです。格安SIMの基本通話料は30秒22円が多いですが、専用アプリやプレフィックス通話なら30秒11円程度に半額になります。通話が多い人はかけ放題(5分・10分・無制限など)を選ぶのがお得。この記事では、通話料を安くする方法とかけ放題の選び方を解説します。
格安SIMに乗り換えたら、「思ったより通話料が高くなってしまった」と感じている方はいませんか。安くなると思って乗り換えたのに、電話を使う月だけ料金が跳ね上がる——そんな悩みはよくあります。
その原因は、多くの格安SIMの通話料が「30秒22円」の従量制で、大手のような無料通話が付いていないことにあります。でも安心してください。ちょっとした工夫で、通話料はしっかり抑えられます。
たとえば、専用の通話アプリやプレフィックス通話を使えば、通話料は30秒11円程度と半額になります。さらに、通話が多い人はかけ放題オプションを付ければ、何度かけても定額で安心です。
この記事では、格安SIMの通話料の相場から、通話料を安くする3つの方法、かけ放題オプションのタイプと選び方、見落としやすい注意点までを順番に解説します。読み終えるころには、自分にとって通話料を最も安くできる方法が分かるはずです。データ容量も含めて見直したい方は、格安SIMの料金プランの選び方もあわせてご覧ください。
格安SIMの通話料の相場は?
格安SIMの基本通話料は、30秒あたり22円が一般的です。これは大手キャリアと同じ水準ですが、格安SIMには大手のような無料通話が付かないことが多く、通話が多いと割高に感じられます。まずは通話料の相場と、なぜ高く感じるのかを理解しておくと、自分に合った安くする方法が見つけやすくなります。具体例とあわせて確認しましょう。
格安SIMの基本通話料
格安SIMの基本通話料は、何もオプションを付けない場合で30秒22円が一般的です。一部には、もとから30秒11円や9円と安い事業者もあります。
大手キャリアの通話料は30秒22円で、格安SIMの多くも30秒22円もしくは30秒11円だと解説されています(出典:iPhone格安SIM通信/2024年11月)。つまり、標準の電話アプリでそのままかけると、大手と同じ30秒22円がかかることが多いのです。なかには日本通信SIMのように、もとから30秒11円の事業者もあります。
なぜ格安SIMは通話料が割高に感じる?
格安SIMの通話料が割高に感じるのは、大手のような「無料通話」が付かない従量制が基本だからです。かけた分だけそのまま課金されます。
大手キャリアでは、料金プランにかけ放題や一定の無料通話が含まれていることが多くあります。一方、格安SIMは料金を安くするため、通話料は使った分だけ支払う「従量制」が基本です。月額料金は安くなっても、通話を多くすると通話料が上乗せされ、結果的に「高くなった」と感じやすいのです。だからこそ、通話の多い人は安くする工夫が重要になります。
通話が多いと通話料はどれくらいかかる?
30秒22円の通話料では、1回5分の通話を月10回すると約2,200円かかります。通話が多いほど、通話料の負担は大きくなります。
具体的に計算してみると、通話料の負担感がよく分かります。下の例を参考に、自分の通話量だとどれくらいになるか確認してみましょう。
| 通話パターン(30秒22円の場合) | 月の通話料の目安 |
|---|---|
| 1回5分の通話を月10回 | 約2,200円 |
| 1回10分の通話を月10回 | 約4,400円 |
| 1回5分の通話を月20回 | 約4,400円 |
※30秒22円で計算した概算です。実際の料金は事業者・通話時間により異なります。
このように、通話が多い人ほど、対策をするかどうかで月々の差が大きくなります。次の章では、この通話料を具体的に安くする3つの方法を見ていきましょう。
格安SIMの通話料を安くする3つの方法
通話料を安くする方法は、通話アプリの利用・かけ放題・無料通話アプリの活用の3つです。自分の通話スタイルに合った方法を選ぶことで、月々の通話料を大きく減らせます。短い通話が多い人、長電話が多い人、相手も同じアプリを使っている人——それぞれに向いた方法があります。ここでは、3つの方法をそれぞれ詳しく解説します。
方法1|通話アプリ・プレフィックス通話で半額にする
専用の通話アプリやプレフィックス通話を使うと、通話料が30秒11円程度に半額になります。かけ放題に入らなくても、これだけで通話料を抑えられます。
プレフィックス通話とは、電話番号の先頭に特定の番号を付けて、安く通話できる中継事業者を経由する仕組みです。専用の通話アプリを使うと通常30秒22円の通話料が30秒11円などに安くなり、これはプレフィックス番号通話によるものだと解説されています(出典:iPhone格安SIM通信/2024年11月)。専用アプリを使えば、先頭の番号を毎回入力する手間なく自動で安くなるのが便利な点です。
- 通話料が約半額に:30秒22円が30秒11円程度になり、通話が多いほど差が大きくなります。
- 専用アプリで自動化:多くの格安SIMが専用の通話アプリを提供しており、そこから発信するだけで割引が適用されます。
- アプリ不要のSIMもある:最近は、専用アプリなしでも自動で安くなる事業者も増えています(後述)。
方法2|かけ放題・通話定額オプションを付ける
通話が多い人は、かけ放題・通話定額オプションを付けるのが最も確実です。定額なので、通話料が高額になる心配がなくなります。
かけ放題は、月額の定額料金で一定時間(または無制限)の通話が無料になるオプションです。毎月の通話料がかけ放題の料金を上回る人なら、付けたほうがトータルで安くなります。たとえば月の通話料が2,000円を超えるなら、無制限かけ放題(月1,000〜2,000円程度)を付けるほうがお得です。かけ放題のタイプや料金は次の章で詳しく解説します。
方法3|LINEなどの無料通話アプリを活用する
相手も同じアプリを使っているなら、LINEなどの無料通話アプリを使えば通話料はかかりません。データ通信を使うため、通話料が一切発生しないのが利点です。
LINEやMessengerなどの通話は、電話回線ではなくデータ通信(インターネット)を使う「IP電話」です。これらの通話アプリはデータ通信用の回線を使うIP電話のため、データ通信が混み合うと通話品質が落ちることがあると解説されています(出典:LINEMO公式)。通話料はかからない一方、データ容量を消費し、相手も同じアプリを使っている必要がある点に注意しましょう。
- 通話アプリ・プレフィックス:通話はそこそこだが、少しでも安くしたい人に。
- かけ放題:仕事や連絡で電話を頻繁に使う人、長電話が多い人に。
- 無料通話アプリ:家族や友人など、相手も同じアプリを使っている相手との通話に。
3つの方法のうち、通話が多い人にとって特に効果が大きいのが「かけ放題」です。次の章で、かけ放題のタイプと選び方を詳しく見ていきましょう。
かけ放題オプションのタイプと選び方
かけ放題には「短時間かけ放題(5分・10分など)」「無制限かけ放題」「回数・時間パック」の3タイプがあります。自分の1回あたりの通話時間と頻度に合わせて選ぶことで、無駄なく通話料を抑えられます。ここでは、3つのタイプの特徴と料金相場、そして自分に合うかけ放題の選び方を解説します。通話スタイルに照らし合わせながら読んでみてください。
かけ放題は主に3タイプ
かけ放題は、短時間かけ放題・無制限かけ放題・回数/時間パックの3タイプに分けられます。通話の長さと回数のどちらを重視するかで選びます。
| タイプ | 内容 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 短時間かけ放題 | 1回5分・10分など、一定時間内の通話が何度でも無料 | 短い通話を頻繁にする人 |
| 無制限かけ放題 | 時間・回数の制限なく通話が無料 | 長電話や仕事の通話が多い人 |
| 回数・時間パック | 月◯分まで無料など、一定量を定額で利用 | 通話量がある程度決まっている人 |
※2026年6月時点の一般的な分類です。提供内容は事業者により異なります。
かけ放題オプションの料金相場
かけ放題の料金相場は、5分かけ放題で月500〜700円台、無制限かけ放題で月1,000〜2,000円程度です。無制限でも、大手より安く付けられる事業者が増えています。
各社のかけ放題の料金には幅があります。5分以内の国内通話が無料になる準定額が月550円、国内通話が無制限になる定額が月1,650円という料金例があります(出典:LINEMO公式)。また、無制限かけ放題を月1,100円程度で提供する事業者もあり、かけ放題の安さで選ぶなら、無制限でも月1,000円台前半の事業者が狙い目です。
- 5分・10分などの短時間かけ放題:月500〜800円程度。短い通話が多い人のコスパが高い。
- 無制限かけ放題:月1,000〜2,000円程度。事業者により差が大きいので比較が重要。
- 回数・時間パック:月900円台〜など。決まった量を使う人に向く。
自分に合うかけ放題の選び方
かけ放題は、1回の通話時間と頻度に合わせて、5分・10分・無制限から選びます。通話のクセを振り返ると、最適なタイプが見えてきます。
選ぶ基準はシンプルです。「1回の通話が短いか長いか」と「どれくらいの頻度でかけるか」の2軸で考えましょう。
- 1回5分以内の短い通話が中心→ 5分かけ放題。コスパよく通話料を抑えられます。
- 1回10分前後の通話がときどき→ 10分かけ放題で余裕を持たせる。
- 長電話や仕事の通話が多い→ 無制限かけ放題。時間を気にせず話せます。
- 通話はほとんどしない→ かけ放題なし+通話アプリで都度割引が安上がり。
かけ放題のタイプと選び方が分かったら、次は通話料やかけ放題で見落としやすい注意点を確認しておきましょう。思わぬ落とし穴を避けられます。
通話料・かけ放題で見落としやすい注意点
かけ放題でも対象外の通話があり、通話アプリの要否や通話品質も事業者で異なります。「かけ放題だから全部無料」と思い込むと、思わぬ通話料が発生することがあります。また、安く通話するには専用アプリが必要な場合もあります。ここでは、契約前・利用前に知っておきたい3つの注意点を整理します。事前に押さえておけば、後悔のない選択ができます。
かけ放題の対象外通話に注意
かけ放題でも、ナビダイヤルや国際電話、SMSなどは対象外のことが多いです。これらは別途料金がかかるため、注意が必要です。
かけ放題は「国内通話」が対象で、特定の番号への発信は対象外になるのが一般的です。国際通話や0570(ナビダイヤル)、0180などの番号、番号案内(104)などは無料通話の対象外だと案内されています(出典:LINEMO公式)。
- ナビダイヤル(0570):企業の問い合わせ窓口などに多く、対象外で別料金になりがちです。
- 国際電話:海外への発信は、かけ放題の対象外です。
- 番号案内(104)など:特定のサービス番号も対象外です。
- SMS(ショートメッセージ):通話とは別に送信料がかかります。
通話アプリが必要か/不要か
格安SIMによっては、専用の通話アプリを使わないと通話料が安くならない場合があります。一方で、アプリ不要で安く通話できる事業者も増えています。
安く通話するために専用アプリからの発信が必要なケースと、標準の電話アプリのままで安くなるケースがあります。プレフィックス番号を自動で付与する格安SIMなら、アプリなしでも30秒11円程度で通話できる一方、プレフィックス番号が不要で通話品質が高いタイプは通話料が30秒22円と高めになる傾向があると解説されています(出典:シネマカフェ/2025年10月)。「アプリなしで安いか」「標準アプリだと割引が効かないか」を契約前に確認しておきましょう。
通話品質の違い
プレフィックス通話やIP電話は、通常の通話と品質が異なる場合があります。品質を重視するなら、通話方式も確認しておきましょう。
安く通話できる方法には、それぞれ品質面の特性があります。用途に応じて選ぶことが大切です。
- 通常の音声通話:品質が安定。プレフィックス不要のタイプは通話料が高めだが、音声が途切れにくい。
- プレフィックス通話:通話料が安い。電話回線を使うため比較的安定するが、中継を経由する。
- IP電話(LINE等):通話料は無料だが、データ通信を使うため混雑時に品質が落ちることがあります。
注意点を押さえたら、最後に通話を重視したプラン選びと選択肢を整理しましょう。データとのバランスも含めて、自分に合う選び方を見ていきます。
通話重視のプラン選びと選択肢
通話を重視するなら、自分の通話スタイルに合った割引方法を選び、データ容量とのバランスで決めましょう。通話料を安くする方法が分かっても、最終的には「データ容量」と「通話オプション」の組み合わせで総額が決まります。ここでは、通話スタイル別のおすすめの選び方と、データとのバランスの取り方を整理します。最後に、海外利用が多い人向けの選択肢も紹介します。
通話スタイル別のおすすめの選び方
通話スタイルに合わせて、通話アプリ・かけ放題・無料通話アプリを使い分けるのが基本です。次のチェックリストで、自分に合う方法が分かります。
- 通話はほとんどしない→ かけ放題なし。通話アプリやプレフィックスで都度割引(30秒11円)。
- 短い通話を頻繁にする→ 5分・10分かけ放題でコスパよく。
- 長電話・仕事の通話が多い→ 無制限かけ放題で定額に。
- 家族・友人との通話が中心→ LINEなどの無料通話アプリを活用。
データと通話のバランスで選ぶ
スマホ代の総額は、データ容量と通話オプションの合計で決まります。どちらかだけでなく、両方のバランスで選ぶのが失敗しないコツです。
通話料を抑えられても、データ容量が合っていなければ総額は最適になりません。「必要なデータ容量」+「自分に合った通話オプション」の組み合わせで総額を比較しましょう。データ容量の決め方や料金プランの選び方は、次の記事で詳しく解説しています。
- 格安SIMの料金プランの選び方:容量別の料金相場と、後悔しないプランの選び方を解説。
- 月のデータ容量は何GB必要?:アプリ別の消費量から、自分に必要な容量を見極める。
- 格安SIMのデメリットは?:通話やサポートなど、契約前に知っておきたい点を解説。
海外利用が多い人の選択肢
海外での利用が多い人は、国内の通話・データとは別に「海外用のeSIM」を用意するのがおすすめです。国内向けプランの海外ローミングや国際電話は割高になりがちなためです。
旅行や出張で海外に行く機会が多いなら、国内は通話スタイルに合ったプランで固定費を抑えつつ、現地のデータ通信は海外用eSIMでまかなうと、料金も使い勝手もぐっと良くなります。特に、受け取り・返却が不要なeSIMなら、出発前にオンラインで準備でき、現地に着いてすぐ使えるのが大きな利点です。荷物も増えず、レンタルWi-Fiのような返却の手間もありません。なお、海外の相手との通話は、データ通信を使う無料通話アプリを活用すると通話料を抑えられます。
- 旅行・出張で海外に行く機会が多い人:渡航のたびにレンタルWi-Fiを借りるより手軽です。
- 荷物を軽くしたい人:モバイルWi-Fiルーターの持ち運び・充電・返却が不要。
- 現地到着後すぐにネットを使いたい人:事前にオンラインで設定でき、空港でつながります。
国内は通話スタイルに合った方法で通話料を抑え、海外では専用eSIMとアプリ通話を使い分ける。この組み合わせなら、国内でも海外でも、通話費も含めて賢く節約できます。次の章では、ここまでで触れきれなかった疑問にFAQ形式でお答えします。
よくある質問
-
A格安SIMの基本通話料は、何もオプションを付けない場合で30秒22円が一般的です。これは大手キャリアと同じ水準です。ただし、日本通信SIMのように、もとから30秒11円や9円と安い事業者もあります。また、専用の通話アプリやプレフィックス通話を使えば、30秒11円程度に半額にできます。
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A専用の通話アプリやプレフィックス通話を使うと、通話料を30秒11円程度に半額にできます。プレフィックス通話は、電話番号の先頭に特定の番号を付けて、安く通話できる中継事業者を経由する仕組みです。多くの格安SIMが専用アプリを提供しており、そこから発信するだけで自動的に割引が適用されます。最近は、アプリなしでも自動で安くなる事業者も増えています。
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A1回の通話時間と頻度に合わせて選びます。1回5分以内の短い通話が中心なら5分かけ放題、10分前後の通話がときどきあるなら10分かけ放題、長電話や仕事の通話が多いなら無制限かけ放題がおすすめです。料金相場は、5分かけ放題で月500〜800円程度、無制限かけ放題で月1,000〜2,000円程度です。通話がほとんどない人は、かけ放題なしで通話アプリの都度割引を使うほうが安上がりです。
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ALINEなどの無料通話アプリは、電話回線ではなくデータ通信を使うため、通話料はかかりません。ただし、相手も同じアプリを使っている必要があり、データ容量を消費します。また、データ通信を使うIP電話のため、通信が混み合うと通話品質が落ちることがあります。固定電話や、アプリを使っていない相手への通話には使えない点にも注意しましょう。
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Aいいえ、かけ放題でも対象外の通話があります。国際電話や0570(ナビダイヤル)、0180などの番号、番号案内(104)などは無料通話の対象外で、別途料金がかかります。また、SMSの送信料も通話とは別にかかります。短時間かけ放題の場合は、規定の時間(5分など)を超えた分にも通話料が発生します。
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A国内向けの回線でも海外ローミングに対応する場合がありますが、国際電話やローミングは割高になりがちです。海外利用が多い人は、国内用のプランとは別に、海外用のeSIMを用意するのがおすすめです。受け取りや返却が不要なeSIMなら、出発前にオンラインで準備でき、現地に着いてすぐ使えます。海外の相手との通話は、データ通信を使う無料通話アプリを活用すると通話料を抑えられます。
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