データ専用eSIMに電話番号は付きませんが、日本で契約中の電話番号を解約するわけではないので、今の番号はそのまま残ります。渡航先ではデータ専用eSIMでネットを使い、通話はLINEやWhatsAppなどのアプリで代用、SMS認証は日本の回線をSMS受信だけ有効にしておけば受け取れます。この記事では、その具体的な設定を渡航前・現地の順に解説します。
海外用のeSIMを探していると、商品名やプラン表に「データ専用」と書かれているのをよく見かけます。
ここで一度立ち止まる人が多いのが、電話番号の扱いです。
「電話番号が付かないなら、今使っている番号はどうなるの」「銀行の認証コードが届かなくなったら困る」「現地でレストランに電話したいときはどうすれば」。
このあたりが気になって申し込みをためらってしまうのは、自然な反応だと思います。
先に結論をお伝えします。データ専用eSIMには電話番号が付きませんが、日本で使っている電話番号がなくなるわけではありません。
eSIMは今の回線に「追加」して使うものなので、日本の番号は契約したまま残ります。つまり、番号を維持したままで現地のネット環境だけを安く用意できる、というのが実態です。
通話についても、手段がなくなるわけではありません。
アプリ通話を使えば相手の声は問題なく届きますし、SMS認証も渡航前のひと手間で受け取れるようになります。
- データ専用eSIMに電話番号が付かない理由と、音声通話付きSIMとの違い
- 日本の電話番号を残したまま現地で通信する設定手順(iPhone・Android別)
- 電話番号なしで通話・SMSを受け取る具体的な方法とアプリの使い分け
- データ専用eSIMでは対応できないこと(発信・緊急通報など)の線引き
- 渡航前と現地到着後にやるべきことのチェックリスト
難しい専門知識は必要ありません。
設定は出発前に5分ほどで終わる内容なので、順番に確認していきましょう。
データ専用eSIMに電話番号はある?仕組みを3分で理解
データ専用eSIMには電話番号が付きませんが、日本で契約中の電話番号がなくなるわけではありません。
データ専用eSIMは「データ通信だけを使う契約」なので、通話やSMSに使える電話番号は割り当てられません。
ただしこれは、渡航先で使うネット回線を1本追加するだけの話です。
日本のキャリアや格安SIMの契約を解約するわけではないため、これまでの番号は今と同じように残り続けます。
つまり「電話番号が付かない」と「電話番号が消える」は、まったく別のことです。
ここを混同したまま申し込みを迷っている人がとても多いので、最初に仕組みから整理しておきましょう。
データ専用eSIMとは?
データ専用eSIMとは、音声通話とSMSの機能を含まず、データ通信のみを利用できる埋め込み型のSIMです。
eSIM(イーシム)は、スマホ本体に内蔵されたSIMのことです。
カードを差し替える必要がなく、申し込み後に届いたQRコードを読み込むだけで回線が使えるようになります。
| できること | Web閲覧、地図、SNS、アプリ通話、メール、動画視聴 |
| できないこと | 電話番号を使った通話の発着信、SMSの送受信 |
| 受け取り方法 | オンライン申し込み後、QRコードやアプリで受け取る |
| 今の番号への影響 | なし(既存の契約はそのまま維持される) |
判断基準:渡航先でやりたいことが「地図・SNS・LINE・調べもの」で完結するなら、データ専用eSIMで足ります。
現地の番号で電話を受ける必要があるなら、音声通話付きの回線を検討する段階です。
なぜ電話番号が付かないの?
理由はシンプルで、契約している内容がデータ通信だけだからです。
電話番号を使った通話やSMSは、データ通信とは別の仕組みで提供されています。
その機能を含めるには通信会社側の手続きや設備が必要になるため、その分だけ料金も上がります。
逆に言えば、データ専用は使わない機能を最初から外すことで料金を抑えているプランです。
短期の旅行や出張では通話機能を使わない人が多いので、海外向けのeSIMはデータ専用が主流になっています。
- 旅行中の連絡はLINEやWhatsAppなどのアプリで足りることが多い
- 通話機能を外すぶん、料金を安く設定できる
- オンライン完結で申し込めるため、受取・返却の手間がない
- 日本の番号は残るので、緊急の連絡手段が完全になくなるわけではない
音声通話付きSIMとの違いは?
2つの違いは、電話番号を使えるかどうかの1点に集約されます。
| 項目 | データ専用eSIM | 音声通話付きSIM |
|---|---|---|
| データ通信 | 使える | 使える |
| 電話番号 | 付かない | 付く |
| アプリ通話(LINEなど) | 使える | 使える |
| 番号を使った通話・SMS | 使えない | 使える |
| 日本の番号への影響 | 影響なし | 影響なし |
| 向いている人 | 数日〜数週間の旅行・出張 | 数か月以上の滞在・現地生活 |
判断基準:滞在が1か月以内で、連絡相手が家族や同僚などアプリでつながる相手だけなら、データ専用で問題ありません。
より細かい比較は通話付きSIMとデータ専用SIMの違いでも整理しています。
「番号なし」と「番号が消える」を混同しない
ここが一番大事なポイントです。
データ専用eSIMを入れても、今の回線契約には何も起きません。
機内モードのように日本の回線を一時的に休ませるだけなので、帰国後は設定を戻せば元どおり使えます。
- 「eSIMを入れると今の番号が使えなくなる」→ 誤り。契約は残るので番号も残る
- 「データ専用eSIMにもSMSが届く」→ 誤り。SMSは日本の回線側で受け取る
- 「日本の回線をオフにすればSMSも来ない」→ そのとおりなので、受信だけ有効にする設定が必要(手順はこのあと解説します)
- ✕現地の番号で電話を受けること(レストランからの折り返しなど)
- ✕データ専用eSIM側でのSMS送受信
- ✕eSIM単体での緊急通報(対応の有無は端末と現地の状況で変わるため、公式情報の確認が必要)
判断基準:上の3つが旅程に含まれるかどうかを先に確認してください。
含まれないなら、データ専用eSIMで不自由なく過ごせます。
電話番号がないと困るのはどんな場面?
日本の回線をSMS受信だけ有効にしておけば、海外でも銀行やSNSの認証コードは受け取れます。
データ専用eSIMで本当に困る場面は、実はかなり限られています。
旅行中の連絡はアプリで代用できるものが多く、認証コードは日本の回線側で受け取れるからです。
とはいえ「何が代用できて、何ができないのか」を渡航前に整理しておかないと、現地で慌てることになります。
ここでは実際に起きやすい4つの場面ごとに、対応できるかどうかを分けて見ていきます。
銀行やSNSのSMS認証は受け取れる?
受け取れます。ただし、日本の回線側の設定が条件です。
SMSは日本で契約している電話番号に届くものなので、データ専用eSIMには関係なく日本回線に着信します。
そのため日本の回線を完全にオフ(機内モードやSIMオフ)にしてしまうと届かなくなる点に注意してください。
- 日本の回線(物理SIMまたは既存eSIM)をオンのままにしておく
- 日本の回線のデータローミングはオフにする(高額請求を防ぐため)
- 通信はデータ専用eSIM側で行う設定にする
- SMSの受信料や国際ローミングの扱いは契約内容で異なるため、出発前に自分のキャリアの公式情報を確認する
データローミングをオフにしてもSMSの受信自体は可能なケースが一般的です。
とはいえキャリアやプランによって条件が異なるため、「SMS受信は使えるか」を出発前に公式サイトで確認しておくのが確実です。
判断基準:旅行中に銀行アプリ・証券・キャリア決済・SNSのログインをする予定があるなら、日本回線はオンのまま残しておきましょう。
設定の具体的な手順は次の章で解説します。
現地のレストラン予約やタクシーの電話は?
番号を使った発信はできないため、ここは代替手段を用意しておく場面です。
ただ、いまはネット経由で完結する手段が増えています。
予約サイトやアプリを使えば、電話をかけずに済むケースがほとんどです。
- ✓レストランは予約サイトや店舗の公式サイト、Googleマップの予約機能から申し込む
- ✓タクシーは配車アプリを使う(渡航前にインストールと決済登録を済ませておく)
- ✓どうしても電話が必要なときは、宿泊先のフロントや客室の固定電話から掛けてもらう
- ✓店舗がWhatsAppやメッセージ対応している国では、そちらで連絡する
判断基準:行きたい店の予約がサイトやアプリで完結するかを、渡航前に一度確認しておきましょう。
電話予約しか受け付けていない店が旅程に入っている場合だけ、宿泊先経由の手配を想定しておけば十分です。
航空会社やホテルからの連絡は届く?
メールとアプリの通知で届くものが大半なので、データ専用eSIMでも問題ありません。
フライトの遅延・欠航連絡、ホテルのチェックイン案内などは、予約時に登録したメールアドレスに送られるのが一般的です。
航空会社の公式アプリを入れておけば、プッシュ通知でも受け取れます。
判断基準:予約の連絡先にメールが登録されていれば、それで足ります。
電話番号しか登録していない予約がある場合は、渡航前にメールを追加しておくと安心です。
家族や職場との連絡は?
アプリ通話で完全にカバーできます。
LINEの音声通話・ビデオ通話はデータ通信で動くため、データ専用eSIMでも普段どおり使えます。
職場との連絡も、メールやチャットツールで足りるケースが多いはずです。
気をつけたいのは、相手が同じアプリを使っていない場合です。
渡航前に「どのアプリで連絡するか」を家族と決めておくだけで、現地でのすれ違いを防げます。
場面別の対応まとめ
ここまでの内容を一覧にすると、次のようになります。
| 場面 | データ専用eSIMでの対応 | 必要な準備 |
|---|---|---|
| 銀行・SNSのSMS認証 | 対応できる | 日本回線をオンのまま残す |
| 家族・職場との通話 | 対応できる | アプリを双方に入れておく |
| 航空会社・ホテルの連絡 | 対応できる | メール登録と公式アプリ |
| レストランの電話予約 | 代替手段が必要 | 予約サイト・宿泊先に依頼 |
| タクシーの電話配車 | 代替手段が必要 | 配車アプリを事前登録 |
| 現地番号での着信 | 対応できない | 音声通話付き回線を検討 |
表で「対応できない」に該当する予定が旅程にないなら、データ専用eSIMで問題なく過ごせます。
次の章では、その前提になる日本の電話番号を残したまま使う設定を手順で見ていきます。
日本の電話番号を残したまま使う設定方法
日本の回線を「番号用」、データ専用eSIMを「通信用」に分けて設定すれば、番号を維持したまま現地で通信できます。
スマホは2つの回線を同時に入れておける「デュアルSIM」に対応している機種が増えています。
この仕組みを使って、役割を分けるのが基本の使い方です。
やることは、突き詰めると3つだけです。
データ専用eSIMを追加し、通信に使う回線をeSIM側に切り替え、日本回線のデータローミングをオフにする。
これで日本の番号でSMSを受け取りながら、通信費は現地のeSIMで安く抑える状態になります。
デュアルSIMの役割分担を理解する
設定の前に、どちらの回線が何を担当するのかを押さえておくと迷いません。
| 回線 | 担当する役割 | 渡航中の設定 |
|---|---|---|
| 日本の回線(既存の契約) | 電話番号の維持、SMS認証の受信 | オンのまま/データローミングはオフ |
| データ専用eSIM(現地用) | データ通信(地図・SNS・アプリ通話) | オン/データ通信の主回線に設定 |
物理SIMを使っている人は「物理SIM+eSIM」、すでにeSIMで契約している人は「eSIM2枚」の組み合わせになります。
どちらの組み合わせでも、設定の考え方は同じです。
判断基準:eSIMを2枚同時に有効化できるかは機種によって異なります。
現在eSIMで契約していて追加できるか不安な場合は、端末メーカーの公式情報で対応状況を確認しておきましょう。
物理SIMとeSIMの違いは物理SIMとeSIMの比較でも整理しています。
iPhoneでの設定手順
出発前に自宅のWi-Fiで済ませておくのがおすすめです。
手順6と7でオフにする回線とオンにする回線が逆になるのが、間違いやすいところです。
オフにするのは日本の回線、オンにするのは旅行用のeSIMです。
判断基準:設定画面で「モバイルデータ通信」の欄に旅行用eSIMの名前が表示されていれば、正しく切り替わっています。
iOSのバージョンによって項目名の表記が少し変わるため、似た名称の項目を探してください。
Androidでの設定手順
Androidはメーカーごとにメニュー名が違いますが、触る項目は同じです。
- 「設定」→「ネットワークとインターネット」→「SIM」または「SIMカード」を開く
- 「SIMのダウンロード」「eSIMを追加」からQRコードを読み取る
- 追加したeSIMを有効化する
- 「モバイルデータ」に使うSIMとして、追加したeSIMを選ぶ
- 「通話」「SMS」に使うSIMは、日本の回線を選んだままにする
- 日本の回線のローミングをオフ、旅行用eSIMのローミングをオンにする
機種によっては「デュアルSIM」「SIM管理」という名前のメニューにまとまっています。
見つからない場合は、設定内の検索窓で「SIM」と入力すると早いです。
判断基準:SIMの一覧画面で、モバイルデータの担当が旅行用eSIM、通話とSMSの担当が日本の回線になっていればOKです。
高額請求を防ぐ最重要ポイント
ここだけは必ず確認してください。
日本の回線のデータローミングがオンのままだと、現地でその回線を使って通信してしまい、海外ローミング料金が発生する可能性があります。
eSIMを入れていても、設定を間違えると意味がなくなってしまいます。
- ✕日本回線のデータローミングがオンのまま → 必ずオフにする
- ✕データ通信の主回線が日本回線のまま → 旅行用eSIMに切り替える
- ✕日本回線をオフにしてしまう → SMS認証が届かなくなるので、オンのまま残す
キャリアが提供する海外ローミングの自動接続サービスに加入している場合は、その設定も合わせて確認しておくと安心です。
条件はキャリアごとに違うため、契約中の会社の公式情報を見ておきましょう。
判断基準:「日本回線はオン、そのデータローミングはオフ、通信はeSIM」。
この3点がそろっていれば、番号を維持しながら余計な課金を避けられます。
電話番号なしで通話・SMSはどう受ける?アプリ別の使い分け
データ専用eSIMでの通話は、LINEやWhatsAppなどのアプリ通話で代用するのが基本です。
アプリ通話はインターネット回線を使って音声を届ける仕組みなので、電話番号がなくても成立します。
データ専用eSIMでネットにつながっていれば、日本にいるときと同じ感覚で家族や職場と話せます。
一方、SMSは日本の回線側で受け取ります。
つまり通話はアプリ、SMSは日本の番号という分担にすれば、番号なしでも不便はほとんどありません。
ここでは使うアプリの選び方と、渡航前にやっておくべき準備を整理します。
通話アプリの選び方と使い分け
選ぶ基準は「相手が使っているかどうか」の一点です。
どのアプリも通話品質は通信環境に左右されるため、機能差より相手と共通で使えるかどうかが優先になります。
| アプリ | 向いている相手 | 特徴 |
|---|---|---|
| LINE | 日本の家族・友人・職場 | 日本国内で広く使われており、音声とビデオ通話の両方に対応 |
| 海外の知人・現地の店舗やガイド | 欧州・東南アジア・中南米など海外で普及している傾向がある | |
| FaceTime・iMessage | iPhoneを使っている相手 | 追加インストール不要。相手もApple製品である必要がある |
| Messenger・Telegram | SNSでつながっている相手 | 電話番号を知らない相手とも通話しやすい |
| Zoom・Teamsなど | 職場・取引先 | 会議や画面共有が必要な業務連絡に向く |
判断基準:連絡を取る相手を思い浮かべて、その人が普段使っているアプリを1つか2つに絞りましょう。
日本の家族が中心ならLINEだけで足りますし、現地の人とやり取りする予定があるならWhatsAppを追加しておくと動きやすくなります。
渡航前にやっておく通話環境の準備
現地に着いてから慌てないために、出発前に済ませておきたいことをまとめました。
- ✓使うアプリを家族・職場と決めて、相手側にもインストールしてもらう
- ✓アプリのアカウントに日本の電話番号で認証を済ませておく(現地では認証が面倒になる)
- ✓アプリの通知をオンにしておく(着信に気づけるようにする)
- ✓時差を共有しておく(相手が深夜にかけてこないように)
とくに大事なのは2つめです。
アプリの新規登録やアカウント引き継ぎにはSMS認証が必要なものが多いため、日本にいるうちに済ませておくのが安全です。
判断基準:出発前に一度、家族と実際にアプリ通話をつないでみてください。
ここで音が出ない・通知が来ないといった問題を潰しておけば、現地で困ることはほぼなくなります。
SMSは受信だけなら日本の番号で対応できる
すでに触れたとおり、SMSは日本の回線に届きます。
日本の回線をオンのまま残しておけば、銀行やSNSの認証コードは現地でも受け取れます。
データ専用eSIM側にはSMSの機能がないため、認証コードの送信先を現地番号に変える必要はありません。
- SMSの受信料や国際ローミングの扱いは、契約中のキャリアやプランによって異なる。出発前に公式情報で確認しておく
- データ専用eSIM側ではSMSを受け取れないため、認証コードの送信先は日本の番号のままにしておく
- SMSの「送信」が必要なサービスを使う予定がある場合は、日本回線での送信条件を事前に確認しておく
判断基準:旅行中にログインしそうなサービスを2〜3個思い出して、認証方法がSMSかアプリ認証かを確認してみてください。
アプリ認証(認証アプリやメール)に切り替えられるサービスなら、渡航前に切り替えておくとさらに安心です。
どうしても電話番号での発信が必要な場合
数は少ないものの、番号にかけないと成立しない用件もあります。
その場合は、次のような選択肢があります。
- IP電話アプリを使う:050などの番号を取得できるアプリを使えば、データ通信経由で固定電話や携帯番号にかけられる。渡航前の申し込みと設定が必要
- 宿泊先の電話を使う:フロントに依頼する、または客室の電話から掛ける。現地のレストラン予約などはこれで足りることが多い
- 日本回線の国際ローミング通話を使う:通話料が高くなりやすいため、緊急時のみの手段として考える。料金はキャリアの公式情報で確認する
- 音声通話付きの回線を契約する:現地での電話が頻繁に必要な長期滞在なら、最初からこちらを選ぶほうが無理がない
判断基準:旅程の中で「番号にかける用件」が3件以上あるなら音声通話付きを検討、1〜2件なら宿泊先経由やIP電話アプリで十分対応できます。
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データ専用eSIMの設定手順と渡航前チェックリスト
データ専用eSIMは、渡航前にQRコードを読み込んで登録だけ済ませ、現地に着いてから有効化するのが基本の流れです。
作業のほとんどは日本にいるうちに終わります。
現地でやるのは、回線をオンにして通信を確認するだけです。
ここでは購入から現地での通信確認までを時系列で整理し、最後につながらないときの対処法をまとめます。
使う前に確認する2つの条件
申し込みの前に、自分のスマホが条件を満たしているかを確認しておきましょう。
- eSIM対応の端末である:設定画面に「eSIMを追加」「モバイル通信プランを追加」の項目があれば対応しています
- SIMロックが解除されている:iPhoneは「設定」→「一般」→「情報」の SIMロック の欄、Androidは端末情報やキャリアのマイページで確認できます
キャリアで購入した端末は、時期によってSIMロックがかかっている場合があります。
解除の手続きはオンラインで完結することが多いので、渡航の数日前までに済ませておくと安心です。
判断基準:設定画面に「eSIMを追加」が見つからない端末は、データ専用eSIMを使えません。
その場合はレンタルWi-Fiや現地の物理SIMなど、別の手段を検討することになります。
申し込みからQRコード受け取りまで
オンラインで完結するため、店舗に行く必要はありません。
QRコードの読み取りには通信環境が必要です。
そのため登録作業は必ず日本のWi-Fi環境で済ませておくのが鉄則です。
データ容量の目安は使い方で変わります。
地図と検索、SNSの閲覧が中心なら少なめでも足りますが、動画視聴やテザリングを想定するなら余裕を持たせておくと安心です。
判断基準:QRコードは再発行できないサービスもあるため、受け取ったメールは削除せず残しておきましょう。
スクリーンショットで保存しておくのも有効です。
出発前と現地到着後にやること
作業を2つのタイミングに分けて考えると迷いません。
| タイミング | やること |
|---|---|
| 渡航3日前まで | eSIM対応とSIMロックの確認、申し込み、通話アプリの準備 |
| 出発前日(自宅のWi-Fi) | QRコードを読み取ってeSIMを登録、回線名をわかりやすく変更 |
| 出発直前 | 日本回線のデータローミングをオフ、通信の主回線をeSIMに切り替え |
| 現地に到着したら | 機内モードを解除、eSIM側のデータローミングをオン、通信できるか確認 |
| 帰国後 | 通信の主回線を日本回線に戻す、使い終わったeSIMを削除または保持 |
プランによっては、現地で回線につないだ時点から利用期間が始まるものがあります。
利用開始のタイミングは商品ごとに違うため、申し込み時の説明を確認しておくのが確実です。
判断基準:到着後に地図アプリが開けて、LINEのメッセージが送受信できれば設定は完了しています。
つながらないときの確認順
現地で通信できないときは、上から順に確認すると原因が見つかりやすくなります。
APN(Access Point Name)とは、スマホがどの回線に接続するかを指定する設定のことです。
入力する値はサービスごとに決まっているため、申し込み時の案内に従ってください。
具体的な入力方法はAPN設定の手順ガイドでも解説しています。
判断基準:1から6を試してもつながらない場合は、自己判断で設定をいじり続けるより、契約したサービスのサポートに問い合わせたほうが早く解決します。
問い合わせ窓口は、渡航前にブックマークしておきましょう。
ここまでのまとめ
- データ専用eSIMに電話番号は付かないが、日本の番号は契約したまま残る
- 日本回線はオン、そのデータローミングはオフ、通信はeSIM。この3点がそろえば安全に使える
- SMS認証は日本の番号で受け取れる。受信条件はキャリアの公式情報で確認しておく
- 通話はLINEやWhatsAppなどのアプリで代用。相手と使うアプリを事前に決めておく
- 登録作業は日本のWi-Fi環境で済ませ、現地では有効化と通信確認だけにする
- 現地番号での着信や頻繁な電話発信が必要なら、音声通話付きの回線を検討する
番号への不安が消えれば、あとは渡航先に合うプランを選ぶだけです。
滞在日数と使うデータ量を決めて、料金を確認してみてください。
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よくある質問
-
A付きません。データ専用eSIMはデータ通信のみを利用する契約のため、通話やSMSに使える電話番号は割り当てられません。ただし日本で契約中の電話番号は解約されないので、今の番号はそのまま残ります。
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A使えなくなりません。データ専用eSIMは今の回線に追加して使うもので、既存の契約には影響しません。渡航中は日本の回線をオンのまま残し、データローミングだけをオフにするのが基本の設定です。
-
A日本の回線をオンのままにしておけば受け取れます。SMSは日本の電話番号に届くため、データ専用eSIM側の設定は関係ありません。ただしSMSの受信料や国際ローミングの扱いは契約中のキャリアやプランによって異なるため、出発前に公式サイトで条件を確認しておくと安心です。
-
Aデータ専用eSIMは音声通話の機能を含まないため、eSIM単体での発信は想定されていません。対応の有無は端末や現地の通信状況によって変わるため、渡航先の緊急連絡手段については各サービスの公式情報や渡航先の案内を確認してください。日本の回線をオンのまま残しておくことも、備えのひとつになります。
-
A現地の電話番号で着信を受ける必要がある人、電話でしか予約できない用件が複数ある人、数か月以上の長期滞在で現地のサービスを契約する予定がある人です。数日から数週間の旅行や出張で、連絡相手がアプリでつながる範囲なら、データ専用eSIMで足ります。
-
Aデータ通信を使う仕組みなので、データ専用eSIMでつながっていれば利用できます。通話の安定度は現地の通信環境に左右されるため、出発前に家族と一度つないでテストしておくと安心です。アカウントの新規登録や引き継ぎにはSMS認証が必要な場合があるので、日本にいるうちに済ませておきましょう。
-
AQRコードの読み取りには通信環境が必要なため、日本のWi-Fi環境で登録まで済ませておくのが安全です。現地でやるのは回線を有効にして通信を確認する作業だけにしておくと、空港でつながらずに困る事態を避けられます。
