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スマホのテザリングで月のギガはどれくらい消費する?

外出先でノートPCやタブレットをネットに接続したいとき、スマホのテザリングはとても便利な機能です。
ポケットWiFiを持っていなくても、スマホ1台あればすぐにインターネットが使えます。

ただ、気になるのが「テザリングを使うと、月のギガ(データ容量)はどれくらい消費するのか?」という点です。

結論から言うと、テザリングのギガ消費量は使い方によって大きく変わります。
Web閲覧やメール程度なら1時間で約0.3GBですが、Zoom会議なら約0.6GB、YouTube(HD画質)なら約1.5GBと、用途によって消費ペースがまったく異なります。

この記事では、用途別のギガ消費量の目安から、テザリングの上限・速度制限のルール、ギガを節約するコツ、さらにポケットWiFiとの比較まで、まとめて解説します。

この記事でわかること
  • テザリングの仕組みと3つの接続方式の違い
  • 用途別のギガ消費量の目安(テーブルで一覧化)
  • キャリア・プラン別のテザリング上限と速度制限のルール
  • ギガ消費を抑える7つの節約テクニック
  • テザリングとポケットWiFi・ホームルーターの比較

「テザリングだけで1ヶ月乗り切れるのか?」「どのくらい使うとギガが足りなくなる?」――そんな疑問を解消していきましょう。

目次

テザリングとは?仕組みと3つの接続方式

テザリングとは、スマホのモバイルデータ通信を使って、PCやタブレットなどの機器をインターネットに接続する機能のことです。
スマホが「モバイルルーター」の役割を果たし、周囲の端末にネット回線を共有します。

ポケットWiFiやホームルーターを別途用意する必要がなく、スマホ1台で完結するのが最大の魅力です。
ここでは、テザリングの基本的な仕組みから接続方式の違い、利用条件までを整理します。

テザリングの基本的な仕組み

テザリングの仕組みはシンプルです。
スマホが携帯電話回線(4G・5G)でインターネットに接続し、その通信をWi-FiやBluetoothなどを通じて他の端末に「おすそ分け」します。

イメージとしては、次のような流れです。

  1. スマホが携帯電話回線(4G / 5G)でインターネットに接続する
  2. スマホのテザリング機能をオンにする
  3. PC・タブレット・ゲーム機などがスマホ経由でインターネットに接続する

つまり、テザリング中に使ったデータ通信量は、すべてスマホの契約プランのギガから消費されるという点がポイントです。
スマホ本体の通信と合算されるため、テザリングで大量にデータを使うとスマホ側のギガも一気に減ります。

Wi-Fi・Bluetooth・USBの3つの接続方式と違い

テザリングには3つの接続方式があり、それぞれ特徴が異なります。

接続方式 通信速度 バッテリー消耗 同時接続台数 手軽さ
Wi-Fiテザリング 速い 大きい 複数台OK ワイヤレスで手軽
Bluetoothテザリング 遅い 小さい 基本1台 ペアリングが必要
USBテザリング 速い・安定 充電しながら使える 1台のみ ケーブルが必要

Wi-Fiテザリングは最も一般的で、ケーブル不要で複数台を同時に接続できます。
ただし、スマホのバッテリー消耗が大きいのがデメリットです。

Bluetoothテザリングはバッテリーの消耗が少ない反面、通信速度が遅いため動画視聴やビデオ会議には不向きです。
メールやWeb閲覧程度のライトな用途に適しています。

USBテザリングは、ケーブルで直接つなぐため通信が安定し、スマホを充電しながら使えるのが利点です。
PCでの作業がメインなら、速度・安定性の面で最もおすすめの方式です。

接続方式の選び方
  • 手軽に複数台つなぎたい → Wi-Fiテザリング
  • バッテリーを節約したい・軽い作業だけ → Bluetoothテザリング
  • PCで安定した通信をしたい → USBテザリング

テザリングを使うための条件(料金プラン・オプション)

テザリングを使うには、いくつかの条件を満たす必要があります。

  • 対応するスマホ:現在販売されているほとんどのスマホはテザリングに対応していますが、古い機種では非対応の場合があります
  • 料金プランの確認:キャリアやプランによっては、テザリングの利用にオプション加入が必要な場合があります
  • テザリングオプション料金:大手キャリアの一部プランでは月額550円程度のオプション料金がかかるケースがあります。一方、多くの格安SIM(MVNO)では追加料金なしでテザリングが使える傾向です
契約前に確認しておくこと
  • 自分のプランでテザリングが使えるか(オプション加入が必要か)
  • テザリングに別途料金がかかるか
  • テザリングに月間データ上限が設定されていないか

テザリングの基本がわかったところで、次のセクションでは実際にどのくらいギガを消費するのかを用途別に詳しく見ていきます。

【用途別】テザリングのギガ消費量の目安

テザリングのギガ消費量は、Web閲覧で1時間あたり約0.3GB、Zoom会議で約0.6GB、YouTube(HD)で約1.5GBが目安です。
同じ「テザリング」でも、何に使うかでデータの減り方はまったく変わります。

ここでは、代表的な用途ごとのギガ消費量を一覧にまとめました。
自分の使い方と照らし合わせて、月にどのくらい必要かを計算してみてください。

Web閲覧・メール・SNSのデータ消費量

テキスト中心のWeb閲覧やメール送受信は、ギガ消費が最も少ない用途です。
SNSも文字・画像の閲覧であればそれほど大きなデータ量にはなりません。

用途 1時間あたりの目安 1日2時間 × 30日の月間目安
Webサイト閲覧 約0.2〜0.4GB 約12〜24GB
メール送受信(テキスト中心) 数MB程度 約0.5〜1GB
SNS閲覧(X・Instagram等) 約0.2〜0.5GB 約12〜30GB

ただし、Instagramのリール動画やXの動画自動再生をオンにしていると、想像以上にデータを消費します。
SNSの設定で動画の自動再生をオフにするだけで、かなりの節約になります。

ビデオ会議(Zoom・Google Meet等)のデータ消費量

リモートワークで利用する方が多いビデオ会議は、テザリングのギガ消費が気になりやすい用途の一つです。

ツール・条件 1時間あたりの目安 1日2時間 × 20営業日の月間目安
Zoom(ビデオON・1対1) 約0.5〜0.7GB 約20〜28GB
Zoom(ビデオON・グループ) 約0.8〜1.2GB 約32〜48GB
Google Meet(ビデオON) 約0.6〜1.0GB 約24〜40GB
音声のみ(ビデオOFF) 約0.05〜0.1GB 約2〜4GB

ビデオをオンにするかオフにするかで、消費量に約10倍の差が出ます。
テザリングでギガを節約したい場合は、カメラをオフにするだけでかなり効果的です。

ビデオ会議でギガを節約するコツ
  • 発言しないときはカメラをオフにする
  • 画面共有は必要な場面だけに絞る
  • バーチャル背景をオフにすると若干の節約になる

動画視聴(YouTube・Netflix等)のデータ消費量

動画視聴はテザリングで最もギガを消費する用途です。
画質によって消費量が大きく変わるため、画質設定の確認が重要になります。

サービス・画質 1時間あたりの目安 1日1時間 × 30日の月間目安
YouTube(360p・標準画質) 約0.3〜0.5GB 約9〜15GB
YouTube(720p・HD画質) 約1.0〜1.5GB 約30〜45GB
YouTube(1080p・フルHD) 約2.0〜3.0GB 約60〜90GB
Netflix(中画質) 約0.7GB 約21GB
Netflix(高画質・HD) 約3.0GB 約90GB

YouTube(フルHD)を1日1時間見るだけで、月間60〜90GBを消費する計算になります。
テザリングで動画を見る場合は、画質を360p〜480pに下げるのが現実的です。

その他(オンラインゲーム・クラウド同期・アプリ更新)

見落としがちですが、ゲームやバックグラウンドで動くクラウドサービスも地味にギガを消費します。

用途 データ消費の目安 備考
オンラインゲーム(プレイ中) 1時間あたり約0.1〜0.3GB プレイ自体の通信量は意外と少ない
ゲームのアップデート・ダウンロード 1回あたり数GB〜数十GB 大型アップデートは非常に大きい
クラウド同期(Google Drive・Dropbox等) 同期ファイル量による 写真や動画の自動バックアップに注意
アプリの自動更新 1回あたり数十MB〜数百MB 複数アプリが同時に更新されると数GB単位になることも
OSアップデート 1回あたり数GB テザリング中に始まると大量消費の原因に
意外なギガ消費に注意
  • オンラインゲームはプレイ中の通信量は少ないが、アップデートやダウンロードで一気に数GB〜数十GB消費することがある
  • GoogleフォトやiCloudの自動バックアップがオンだと、テザリング中にスマホ内の写真・動画がアップロードされてギガが消える
  • Windows UpdateやmacOSのアップデートがバックグラウンドで始まると、予想外の大量消費につながる

テザリング中は、PC側の自動アップデートやクラウド同期をあらかじめオフにしておくのが鉄則です。
次のセクションでは、テザリングの上限や速度制限のルールについて解説します。

テザリングに上限はある?速度制限のルールを解説

テザリングの上限は、スマホの料金プランによって月30GB〜無制限まで異なり、上限を超えると速度制限がかかる場合があります。
「スマホが無制限プランだから、テザリングも無制限で使える」と思っている方は多いですが、実はそうとは限りません。

ここでは、キャリア・プラン別のテザリング上限と、速度制限がかかった場合の実態を解説します。

キャリア・プラン別のテザリング上限

テザリングの上限は、利用しているキャリアや料金プランによって大きく異なります。
以下は主要キャリア・ブランドの一般的な傾向です。

キャリア・ブランド テザリング上限の傾向 オプション料金
ドコモ(eximo等) プランのデータ容量に含まれる(無制限プランではテザリングも無制限の傾向) 無料の場合が多い
au(使い放題MAX等) テザリングは月30GB〜の上限が設定されているプランがある 月額550円程度のプランがある
ソフトバンク(メリハリ無制限等) テザリングは月30GB〜50GBの上限が設定されているプランがある 月額550円程度のプランがある
楽天モバイル プランのデータ容量に含まれる(テザリングも無制限の傾向) 無料
格安SIM(MVNO) プランのデータ容量に含まれる(別途上限なし) 無料の場合が多い

※上記は一般的な傾向です。プラン改定により変更される場合があるため、最新情報は各キャリアの公式サイトで確認してください。

テザリング上限の落とし穴
  • スマホ本体のデータ通信は無制限でも、テザリングだけ別途上限が設けられているプランがある
  • テザリング上限を超えると、テザリング経由の通信のみ速度制限がかかる場合がある
  • テザリングの利用に事前のオプション申し込みが必要なプランもある(未申し込みだとテザリング自体が使えない)

上限を超えたらどうなる?速度制限の実態

テザリングの上限を超えた場合の制限内容は、キャリアやプランによって異なります。
一般的なパターンを整理すると次のとおりです。

制限パターン 制限後の速度の目安 使用感
テザリングのみ速度制限 送受信最大128kbps程度 メールやテキスト中心のWeb閲覧がギリギリ。動画やビデオ会議はほぼ不可
プラン全体の速度制限 送受信最大1Mbps程度 SNSやWeb閲覧はなんとか可能。動画は低画質なら視聴できる場合がある
データ追加購入で解除 1GBあたり550〜1,100円程度 追加購入すれば速度は回復するが、積み重なると高額になる

特に注意したいのが、128kbpsまで制限されるケースです。
この速度では実質的にインターネットはほぼ使えない状態になります。
テキストメールの送受信がかろうじてできる程度で、画像の読み込みにも時間がかかります。

一方、1Mbps程度の制限であれば、低画質の動画やSNSは使えるため、日常的なブラウジングは何とかこなせます。

無制限プランでもテザリングは制限されるケースがある

「スマホのデータ通信が無制限なら、テザリングも無制限で使えるはず」と考えがちですが、無制限プランでもテザリングだけ月間上限が設定されているケースがあります。

たとえば、スマホ本体でのデータ通信は上限なしでも、テザリング経由の通信は月30GBまでというプランが存在します。
この場合、30GBを超えるとテザリングの通信だけが128kbps程度に制限されます。

また、テザリングが無制限で使えるプランでも、以下のような実質的な制約がかかる場合があります。

  • 混雑時の帯域制御:利用者が集中する時間帯に速度が低下する
  • 大量通信時の速度制御:短期間に極端に大量のデータを使うと、一時的に速度が制限される場合がある

契約前に「テザリングの上限はあるか」「上限を超えたときの制限速度は何kbps(Mbps)か」の2点を必ず確認しておきましょう。
この情報は、各キャリアの料金プラン詳細ページや重要事項説明書に記載されています。

次のセクションでは、テザリングのギガ消費をできるだけ抑えるための具体的な節約テクニックを紹介します。

テザリングのギガ消費を節約する7つのコツ

テザリングのギガ消費を抑えるには、動画の画質を下げる・クラウド同期をオフにする・Wi-Fiスポットを併用するのが効果的です。
ちょっとした設定変更や使い方の工夫だけで、月に数GB〜数十GBの節約ができます。

ここでは、すぐに実践できる7つの節約テクニックを紹介します。

動画の画質設定を下げる

テザリングでギガを大量消費する原因の第1位は、高画質での動画視聴です。

YouTubeの場合、画質を1段階下げるだけで消費量が大きく変わります。

画質 1時間あたりの消費量
1080p(フルHD) 約2.0〜3.0GB
720p(HD) 約1.0〜1.5GB
480p(標準) 約0.4〜0.6GB
360p(低画質) 約0.2〜0.3GB

フルHDから480pに下げるだけで、消費量を約1/5に抑えることができます。
スマホやタブレットの画面サイズなら、480pでも十分見やすい画質です。

YouTubeアプリの設定から「モバイルデータの上限」をオンにしたり、Netflixの「データ使用量」を「低」に設定したりすると、自動的に画質が抑えられて便利です。

クラウド同期・自動アップデートをオフにする

テザリング中に最も気をつけたいのが、バックグラウンドで勝手に動くデータ通信です。

以下の設定をテザリング前にオフにしておきましょう。

  • Googleフォト・iCloudの自動バックアップ:写真や動画が自動でアップロードされると、数GBが一瞬で消費される
  • Dropbox・Google Driveの自動同期:大きなファイルの同期が走ると予想外のデータ消費につながる
  • Windows Update・macOSアップデート:数GBのOSアップデートがバックグラウンドで始まることがある
  • アプリの自動更新:複数アプリが同時にアップデートされると数百MB〜数GBになることがある
テザリング前の設定チェックリスト
  1. 写真・動画の自動バックアップをオフにする
  2. クラウドストレージの自動同期を一時停止する
  3. OSの自動アップデートを「Wi-Fi接続時のみ」に設定する
  4. アプリストアの自動更新をオフにする

無料Wi-FiスポットやカフェのWiFiを併用する

テザリングだけに頼らず、使える場所ではWi-Fiスポットを積極的に活用するのも効果的な節約方法です。

利用できる主な無料Wi-Fiスポットには次のようなものがあります。

  • カフェチェーン:スターバックス、ドトール、タリーズなど多くのチェーンで無料Wi-Fiを提供
  • コンビニ:セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソンなど
  • 公共施設:図書館、市区町村の施設、空港、駅など
  • 商業施設:大型ショッピングモールやデパートのフリーWi-Fi

大容量のファイルダウンロードやアプリの更新は、Wi-Fiスポットに接続しているときにまとめて行うと、テザリングのギガを大幅に節約できます。

ただし、無料Wi-Fiは暗号化されていないケースもあるため、個人情報の入力やオンラインバンキングなどの利用は避けるのが安全です。
セキュリティが気になる方は、VPNの併用を検討しましょう。

データ使用量をこまめにチェックする

ギガの使いすぎを防ぐには、現在の使用量をこまめに確認する習慣をつけることが大切です。

データ使用量の確認方法は主に3つあります。

確認方法 内容
キャリアの公式アプリ My docomo、My au、My SoftBankなどで月間のデータ使用量をリアルタイムで確認できる
スマホの設定画面 iPhoneは「設定」→「モバイル通信」、Androidは「設定」→「ネットワーク」→「データ使用量」で確認可能
データ通信量の管理アプリ アプリごとの消費量を可視化でき、上限を設定してアラートを出すこともできる

特におすすめなのが、キャリアの公式アプリでデータ使用量のアラートを設定しておく方法です。
「残り5GBになったら通知」などの設定をしておけば、気づかないうちに上限に達してしまうリスクを減らせます。

その他の節約テクニック

上記に加えて、以下のテクニックも効果的です。

  • ブラウザのデータセーバー機能を使う:Google Chromeの「ライトモード」などを有効にすると、画像の圧縮やページの最適化でデータ消費を抑えられる
  • 音楽はオフライン再生にする:Spotify・Apple Musicなどでプレイリストを事前にダウンロードしておけば、テザリング中のストリーミング消費がゼロになる
  • テザリングの接続台数を最小限にする:接続台数が増えるほどバックグラウンド通信も増えるため、使わない端末の接続は切っておく
7つの節約テクニックまとめ
  1. 動画の画質を480p以下に設定する
  2. クラウドの自動バックアップ・同期をオフにする
  3. OSやアプリの自動アップデートを停止する
  4. 無料Wi-Fiスポットを活用する
  5. データ使用量をこまめにチェック・アラート設定する
  6. ブラウザのデータセーバーを有効にする
  7. 音楽はオフライン再生・接続台数は最小限に

これらを組み合わせれば、テザリングのギガ消費を大幅に抑えることができます。
次のセクションでは、「そもそもテザリングだけで足りるのか?」を判断するために、ポケットWiFiやホームルーターとの比較をしていきます。

テザリングで足りる?ポケットWiFi・ホームルーターとの比較

テザリングは手軽で便利ですが、使い方によってはギガ不足や速度面で不満を感じる場合があります。
「テザリングだけで足りるのか、それとも別の回線を用意すべきか?」を判断するために、ポケットWiFiやホームルーター・光回線と比較してみましょう。

テザリング vs ポケットWiFi:メリット・デメリット比較

テザリングとポケットWiFiの違いは、テザリングはスマホ1台で完結する手軽さがある一方、バッテリー消耗や速度面ではポケットWiFiが有利な点です。

テザリングの良い点
  • スマホ1台で完結するため、追加の端末や契約が不要
  • 追加費用がかからない(またはオプション料金のみ)
  • 荷物が増えず、思い立ったときにすぐ使える
テザリングの気になる点
  • スマホのバッテリーが急速に消耗する
  • スマホの通信を共有するため、テザリング中はスマホ自体の通信速度も低下しやすい
  • プランによってはテザリングに月間上限がある

より詳しい比較を表にまとめると次のとおりです。

比較項目 テザリング ポケットWiFi
月額費用 無料〜月550円程度(オプション料金のみ) 月3,000〜5,000円程度(端末代含む場合あり)
データ容量 スマホのプランに依存(30GB〜無制限) 無制限プランが主流
通信速度 スマホ回線を共有するため不安定になりやすい 専用端末のため安定しやすい
バッテリー スマホのバッテリーを消費する 専用バッテリーで約8〜12時間持続する機種が多い
同時接続台数 5〜10台程度 10〜16台程度
手軽さ 追加端末不要、すぐ使える 別途端末を持ち歩く必要がある

月に数回、外出先で軽い作業をする程度ならテザリングで十分です。
一方、毎日のリモートワークや動画視聴が多い方は、ポケットWiFiのほうがストレスなく使える傾向があります。

テザリング vs ホームルーター・光回線

自宅でのインターネット利用をテザリングだけで済ませようとする方もいますが、自宅のメイン回線としてはホームルーターや光回線のほうが圧倒的に快適です。

比較項目 テザリング ホームルーター 光回線
月額費用 無料〜550円程度 月4,000〜5,500円程度 月4,000〜6,000円程度
データ容量 プランに依存 無制限(実質制限あり) 完全無制限
通信速度(実測目安) 下り10〜50Mbps程度 下り30〜150Mbps程度 下り100〜500Mbps以上
安定性 低い 中程度 高い
工事 不要 不要 必要
家族での同時利用 厳しい 可能 快適

テザリングは費用面では最安ですが、速度・安定性・データ容量のすべてで劣ります。
特に家族で同時にネットを使うシーンでは、テザリングだけでは力不足を感じやすいです。

自宅での利用が多い方は、光回線やホームルーターを導入し、テザリングは外出時の補助的な手段として使うのがバランスの良い使い方です。
WiFiの無制限プランについて詳しく知りたい方は「WiFiの「無制限プラン」は本当に無制限?注意点を解説」もあわせてチェックしてみてください。

テザリングが向いている人・向いていない人

ここまでの比較を踏まえて、テザリングが向いている人・向いていない人を整理します。

テザリングが向いている人
  • 外出先で月に数回、Web閲覧やメール程度の軽い作業をする人
  • ポケットWiFiの月額費用を増やしたくない人
  • 自宅には別途光回線やホームルーターがあり、外出時だけネット接続が必要な人
  • 荷物を増やしたくない人
テザリングが向いていない人
  • 毎日長時間のリモートワークやビデオ会議がある人
  • テザリングをメインの自宅回線として使おうとしている人
  • 動画視聴やオンラインゲームを長時間楽しみたい人
  • 家族やルームメイトと回線を共有する必要がある人
結論
  • テザリングだけで足りる人:外出先での軽い利用が月数回程度で、月間消費量が10GB以下に収まる使い方の人
  • 別の回線を検討すべき人:テザリングで月20GB以上使う見込みがある人、または速度や安定性を重視する人

自分の月間データ使用量と照らし合わせて、テザリングだけで足りるか、別の回線を用意すべきかを判断してみてください。

よくある質問

  • A1日に使えるGB数は、契約しているスマホの料金プランによって異なります。たとえば月30GBのプランなら、単純計算で1日あたり約1GBが目安です。無制限プランであれば1日の上限はありませんが、短期間の大量通信で速度制限がかかる場合があります。自分の月間データ容量を日数で割って、1日あたりの予算を把握しておくと使いすぎを防げます。
  • A電波状況が良ければ、テザリングでもZoom会議は可能です。ただし、ビデオをオンにした状態では1時間あたり約0.6〜1.2GBのデータを消費します。長時間の会議が続くとギガが大幅に減るため、カメラをオフにする、Wi-Fiスポットを併用するなどの工夫をすると安心です。また、テザリング中はスマホのバッテリー消耗が激しいので、充電環境の確保も忘れずに。
  • Aキャリアやプランによって異なります。大手キャリアの一部プランでは月額550円程度のテザリングオプション料金がかかる場合があります。一方、楽天モバイルや多くの格安SIM(MVNO)では、追加料金なしでテザリングが利用できる傾向です。ご自身のプランでテザリングが使えるか、追加費用がかかるかは、契約中のキャリアの公式サイトやマイページで確認できます。
  • A費用面だけで見ると、追加料金がかからないテザリングのほうがお得です。ただし、ポケットWiFiは専用端末を使うため通信が安定しやすく、データ容量も無制限プランが主流です。月に数回の軽い利用ならテザリングで十分ですが、毎日のリモートワークや動画視聴が多い方は、ポケットWiFiのほうがトータルの満足度は高い傾向があります。
  • A主に3つの方法があります。1つ目はキャリアの公式アプリ(My docomo、My au、My SoftBankなど)で月間のデータ使用量を確認する方法。2つ目はスマホの設定画面から確認する方法で、iPhoneは「設定」→「モバイル通信」、Androidは「設定」→「データ使用量」から確認できます。3つ目はデータ管理アプリを使う方法で、アプリごとの消費量の可視化や上限アラートの設定ができます。
  • Aプレイ自体は可能ですが、注意点があります。オンラインゲームのプレイ中の通信量は1時間あたり約0.1〜0.3GB程度と意外に少ないですが、ゲームのアップデートやダウンロードでは数GB〜数十GBを消費することがあります。また、テザリングはモバイル回線を経由するためPing値(応答速度)が高くなりやすく、FPSや格闘ゲームなどリアルタイム性が求められるジャンルでは遅延が気になる場合があります。

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