旅行中、スマホで地図を見たり、SNSに写真を投稿したり、レストランを検索したり――気づかないうちにWiFiのギガがどんどん減っていた経験はありませんか。
特に海外旅行では、ポケットWiFiやeSIMのデータ容量が限られていることが多く、「旅行の途中でギガが足りなくなった」というトラブルは非常によくあるケースです。
結論から言うと、旅行中のWiFi節約は「出発前の準備」と「旅行中の使い方の工夫」の2つがカギになります。
オフライン機能を事前にセットしておくだけで、旅先でのデータ消費量を大幅に抑えられます。
この記事では、旅行中にギガが減る原因の分析から、出発前にやっておくべき準備、旅先で使える節約テクニック、さらにeSIM・ポケットWiFi・現地SIMの比較まで、まるごと解説します。
- 旅行中にWiFiのギガが減る3大原因
- 用途別のギガ消費量の目安と日数別シミュレーション
- 出発前にやっておくべきWiFi節約の準備5選
- 旅行中に実践できる節約テクニック7つ
- eSIM・ポケットWiFi・現地SIMの選び方比較
国内旅行でも海外旅行でも使えるテクニックをまとめているので、次の旅行前にぜひチェックしてみてください。
旅行中にWiFiのギガが減る3大原因
旅行中にギガが急減する主な原因は、地図アプリのバックグラウンド通信・SNSの写真投稿・動画のストリーミング再生の3つです。
「そんなに使った覚えがないのに、もうギガがなくなっている」と感じる方は、これらの原因に心当たりがあるかもしれません。
節約テクニックを知る前に、まずはどこでデータが消費されているのかを把握しておきましょう。
地図アプリ・ナビのバックグラウンド通信
旅行中に最もよく使うアプリの一つが、Googleマップなどの地図・ナビアプリです。
地図アプリは画面を開いているときだけでなく、バックグラウンドでも位置情報を取得し続けることがあります。
ルート案内を使っている間は、地図データの読み込みや経路の再計算が繰り返されるため、想像以上にデータを消費します。
特に注意したいのが以下のケースです。
- 知らない土地での長時間のナビ利用:地図の拡大・縮小や新しいエリアへの移動のたびにデータを読み込む
- ストリートビューの閲覧:画像データが大きく、1回の閲覧で数MB〜数十MBを消費する
- 複数の地図アプリを同時に起動:バックグラウンドで位置情報を取得し続け、バッテリーとデータの両方を消耗する
地図アプリのデータ消費は、オフラインマップを事前にダウンロードしておくことで大幅に抑えられます。
具体的な方法はこの後のセクションで紹介します。
SNS投稿・写真共有による消費
旅行先ではSNSへの写真・動画の投稿が増えがちです。
特に高画質の写真や動画をアップロードすると、1回の投稿で数十MB〜数百MBを消費します。
| SNSの操作 | 1回あたりのデータ消費の目安 |
|---|---|
| Instagram写真投稿(1枚) | 約5〜15MB |
| Instagram複数枚投稿(10枚) | 約50〜150MB |
| Instagramストーリーズ(15秒動画) | 約10〜30MB |
| X(旧Twitter)写真付き投稿 | 約3〜10MB |
| LINEで写真送信(オリジナル画質) | 約3〜8MB |
1回の投稿は小さく見えますが、旅行中に何度も投稿を繰り返すと1日で数百MB〜1GB以上になることも珍しくありません。
さらに見落としがちなのが、SNSのタイムライン閲覧です。
InstagramやTikTokは動画の自動再生がデフォルトでオンになっているため、スクロールしているだけでも大量のデータを消費します。
動画視聴・ストリーミング再生
移動中の暇つぶしや、ホテルでのリラックスタイムに動画を見る方は多いですが、動画視聴はギガ消費の最大要因です。
| 動画サービス・画質 | 1時間あたりの消費量 |
|---|---|
| YouTube(360p・低画質) | 約0.2〜0.3GB |
| YouTube(720p・HD画質) | 約1.0〜1.5GB |
| Netflix(中画質) | 約0.7GB |
| Spotify等の音楽ストリーミング(高音質) | 約0.1〜0.15GB |
YouTubeをHD画質で1時間見るだけで約1〜1.5GBを消費するため、旅行用のポケットWiFiやeSIMの容量があっという間になくなる原因になります。
音楽ストリーミングも、1曲ずつは小さくても1日中聴き続ければ数百MBになります。
旅行中に動画や音楽を楽しみたいなら、事前にダウンロードしてオフラインで再生するのが鉄則です。
- 地図アプリ:バックグラウンド通信+ナビ利用で地味に消費が積み重なる
- SNS:写真・動画の投稿に加え、タイムラインの自動再生が大きい
- 動画・音楽:ストリーミング再生はギガ消費の最大要因。HD画質は特に注意
原因がわかったところで、次のセクションでは用途別のギガ消費量の具体的な目安を数字で確認していきます。
旅行中のギガ消費量はどれくらい?用途別の目安
旅行中のギガ消費量は、地図アプリで1日約0.1〜0.3GB、SNS投稿で約0.3〜0.5GB、動画視聴で1時間約1.0〜1.5GBが目安です。
旅行の日数やスタイルによって必要なデータ量は大きく変わるため、自分の使い方に合った容量を事前に把握しておくことが大切です。
ここでは、旅行でよく使うアプリ・サービスごとの消費量を一覧にまとめ、さらに旅行日数別のシミュレーションも紹介します。
地図・ナビ・観光情報検索のデータ消費量
旅行中に欠かせない地図や検索は、テキスト中心なら消費量は比較的少ない部類です。
ただし、ナビを長時間使ったりストリートビューを見たりすると、一気に消費が増えます。
| 用途 | 1日あたりの消費量の目安 |
|---|---|
| Googleマップ(地図閲覧・ルート検索) | 約0.05〜0.15GB |
| Googleマップ(ナビ利用・1〜2時間) | 約0.1〜0.3GB |
| 観光スポット・レストラン検索 | 約0.1〜0.2GB |
| 翻訳アプリ(テキスト翻訳) | 数MB程度 |
| 翻訳アプリ(カメラ翻訳・音声翻訳) | 約0.05〜0.1GB |
地図アプリはオフラインマップを事前にダウンロードしておけば、ほぼデータを消費せずに使えます。
旅行先が決まったら、出発前にオフラインマップを入れておくのがおすすめです。
SNS(投稿・閲覧)・メッセージアプリのデータ消費量
旅行中はSNSの利用頻度が上がりがちです。
閲覧だけなら消費量は抑えめですが、写真や動画の投稿が増えるとギガの減りが加速します。
| 用途 | 1日あたりの消費量の目安 |
|---|---|
| SNS閲覧(X・Instagram・30分〜1時間) | 約0.2〜0.5GB |
| 写真投稿(Instagram・5〜10枚) | 約0.05〜0.15GB |
| ストーリーズ・リール投稿(数本) | 約0.1〜0.3GB |
| LINE・メッセージアプリ(テキスト中心) | 数MB〜0.05GB |
| LINEビデオ通話(30分) | 約0.2〜0.3GB |
特に注意すべきはInstagramやTikTokの動画自動再生です。
タイムラインをスクロールするだけで、自覚なく大量のデータを消費している場合があります。
アプリの設定から「モバイルデータ使用時の動画自動再生をオフ」にしておくと効果的です。
動画視聴・音楽ストリーミングのデータ消費量
移動時間が長い旅行では、動画や音楽を楽しむ方も多いですが、ストリーミング再生はギガ消費が突出して大きい用途です。
| サービス・画質 | 1時間あたりの消費量 |
|---|---|
| YouTube(360p) | 約0.2〜0.3GB |
| YouTube(720p・HD) | 約1.0〜1.5GB |
| Netflix(中画質) | 約0.7GB |
| Netflix(高画質・HD) | 約3.0GB |
| Spotify(標準音質・96kbps) | 約0.04GB |
| Spotify(高音質・320kbps) | 約0.14GB |
旅行用のポケットWiFiやeSIMが1日1GBプランだった場合、YouTube(HD)を約40分見るだけで1日分の容量を使い切る計算になります。
旅行中に動画を楽しみたいなら、出発前にダウンロードしておくのが鉄則です。
旅行日数別の必要データ量シミュレーション
「結局、旅行で何GB必要なの?」という疑問に答えるために、ライトユーザー・標準ユーザー・ヘビーユーザーの3パターンでシミュレーションしてみます。
| 使い方のタイプ | 1日あたりの消費量 | 3泊4日 | 5泊6日 | 7泊8日 |
|---|---|---|---|---|
| ライト(地図+検索+LINE程度) | 約0.3〜0.5GB | 約1.2〜2GB | 約1.8〜3GB | 約2.4〜4GB |
| 標準(地図+SNS閲覧・投稿+軽い検索) | 約0.5〜1.0GB | 約2〜4GB | 約3〜6GB | 約4〜8GB |
| ヘビー(上記+動画視聴+ビデオ通話) | 約1.5〜3.0GB | 約6〜12GB | 約9〜18GB | 約12〜24GB |
- ライトユーザー:1日500MB〜1GBプランで十分。節約テクニックを併用すればさらに余裕が出る
- 標準ユーザー:1日1GB、もしくは旅行日数分のトータル容量(3〜5GB等)のプランを選ぶと安心
- ヘビーユーザー:1日3GB以上、もしくは無制限プランを検討。動画はオフライン化でかなり節約できる
自分がどのタイプに近いかを把握したうえで、WiFiのプラン容量を選ぶと「足りなかった」「余りすぎた」を防げます。
次のセクションでは、出発前にやっておくべきWiFi節約の具体的な準備を紹介します。
旅行前にやっておくべきWiFi節約の準備5選
旅行中のオフライン活用は、地図・翻訳アプリ・ガイドブックを事前にダウンロードしておくことで、WiFiなしでも快適に使えます。
節約の成否は「出発前の準備」でほぼ決まると言っても過言ではありません。
自宅のWiFi環境でできることを済ませておけば、旅行中のデータ消費を大幅に減らせます。
ここでは、出発前にやっておきたい5つの準備を紹介します。
地図アプリをオフラインダウンロードする
旅行中のデータ消費を最も効果的に抑えられるのが、地図アプリのオフラインダウンロードです。
Googleマップには、指定したエリアの地図データをあらかじめダウンロードしておく機能があります。
オフラインマップをダウンロードしておけば、ナビ利用時もデータ通信をほぼゼロに抑えることができます。
やり方は簡単です。
- Googleマップアプリを開く
- 旅行先のエリアを検索して表示する
- 画面下部の場所名をタップ → 「ダウンロード」を選択
- ダウンロード範囲を指定して保存する
- ダウンロードしたマップは30日間で期限切れになるため、出発直前にダウンロードするのがおすすめ
- エリアが広いほどダウンロード容量が大きくなる(1エリアあたり数十MB〜数百MB)
- オフライン状態では交通情報(渋滞状況)やストリートビューは使えない
- Apple Mapsでも同様のオフライン機能が利用可能
翻訳アプリのオフラインパックを入れておく
海外旅行で重宝する翻訳アプリも、オフラインで使えるように言語パックをダウンロードしておきましょう。
Google翻訳アプリでは、渡航先の言語のオフラインパック(1言語あたり約30〜50MB)をダウンロードしておくことで、インターネット接続なしでもテキスト翻訳が可能になります。
設定方法は次のとおりです。
- Google翻訳アプリを開く
- 画面上部の言語名をタップ
- ダウンロードしたい言語の横にある「↓」アイコンをタップ
- ダウンロードが完了すれば、オフラインでも使える
カメラ翻訳(看板やメニューをカメラで読み取る機能)もオフラインで使える言語があるため、渡航先の言語が対応しているかを事前に確認しておくと安心です。
旅行ガイド・観光情報を事前に保存する
旅行中に「あの観光スポットの営業時間は?」「レストランの場所は?」と検索するたびにデータを消費します。
必要な情報を出発前に保存しておくことで、こうした消費を減らせます。
おすすめの保存方法は以下のとおりです。
- Webページをスクリーンショットで保存:観光地の営業時間やアクセス情報をスクショしてカメラロールに入れておく
- ブラウザの「リーディングリスト」機能:SafariやChromeのリーディングリストに保存すると、オフラインでも記事を読める
- Googleマップの「保存済み」リスト:行きたい場所をリストに保存しておけば、地図上ですぐに見つけられる
- 旅行計画アプリ:TripItやGoogleスプレッドシートなどに旅程をまとめてオフラインでも閲覧できるようにする
特に海外旅行では、現地で電波が不安定な場所も多いため、オフラインで情報を確認できるようにしておくと心強いです。
クラウド同期・自動アップデートをオフに設定する
旅行中にバックグラウンドでデータを消費する原因の多くが、クラウド同期とアプリの自動更新です。
出発前に以下の設定を見直しておきましょう。
| 設定項目 | 変更内容 |
|---|---|
| Googleフォト・iCloud写真 | 自動バックアップを「WiFi接続時のみ」に変更、またはオフにする |
| Dropbox・Google Drive | 自動同期を一時停止する |
| App Store / Google Play | アプリの自動更新を「WiFi接続時のみ」に設定する |
| OS自動アップデート | 「自動ダウンロード」をオフにする |
| メールアプリ | プッシュ通知を「手動取得」に変更する(必要に応じて) |
特に写真の自動バックアップは見落としがちです。
旅行中に撮った高画質の写真や動画が自動でクラウドにアップロードされると、知らないうちに数GBを消費してしまうことがあります。
不要なアプリのバックグラウンド通信を制限する
スマホにインストールされているアプリの多くは、画面を開いていなくてもバックグラウンドで通信を行っています。
旅行中に使わないアプリのバックグラウンド通信をオフにすることで、無駄なデータ消費を防げます。
設定方法は以下のとおりです。
- iPhone:「設定」→「一般」→「Appのバックグラウンド更新」→ 使わないアプリをオフにする
- Android:「設定」→「アプリ」→ 各アプリの「モバイルデータ」→「バックグラウンドデータを許可」をオフにする
すべてのアプリを一括でオフにすると不便な場合があるため、旅行中に使うアプリ(地図・翻訳・SNS・メッセージ)だけをオンに残す方法がおすすめです。
- Googleマップ(またはApple Maps)のオフラインマップをダウンロード
- Google翻訳のオフライン言語パックをダウンロード
- 観光情報・旅程をオフラインで見られるように保存
- クラウド同期・自動アップデートを「WiFi時のみ」に変更
- 不要なアプリのバックグラウンド通信をオフに設定
これらの準備を済ませておくだけで、旅行中のデータ消費量は格段に変わります。
次のセクションでは、旅行中に実践できる具体的な節約テクニックを紹介します。
旅行中に実践するWiFi節約テクニック7つ
出発前の準備が済んだら、あとは旅行中の使い方を少し工夫するだけでさらにギガを節約できます。
どれも難しいことではなく、意識するだけですぐに実践できるものばかりです。
ここでは、旅先で使える7つの節約テクニックを紹介します。
フリーWiFiを賢く活用する(安全な使い方も解説)
旅行先のホテル、カフェ、空港、商業施設などではフリーWiFiが使えるケースが多いです。
データ容量を消費しやすい作業は、フリーWiFiに接続しているときにまとめて行うのが節約の基本です。
フリーWiFiに接続しているときにやっておきたいことは以下のとおりです。
- SNSへの写真・動画の投稿
- 写真のクラウドバックアップ
- アプリのアップデート
- 翌日の観光情報の検索・保存
- 動画や音楽のオフラインダウンロード
ただし、フリーWiFiにはセキュリティ上のリスクもあります。
海外のフリーWiFiを安全に使うには、VPNの利用・個人情報の入力を避ける・自動接続をオフにするのが基本です。
- VPN(仮想プライベートネットワーク)を使う:通信を暗号化することで、第三者にデータを盗み見されるリスクを減らせる
- 個人情報・クレジットカード情報の入力を避ける:オンラインバンキングやショッピングはフリーWiFiでは行わない
- WiFiの自動接続をオフにする:知らないうちに不審なWiFiに接続されるのを防ぐ
- ネットワーク名を確認する:正規のWiFi名に似せた偽のアクセスポイント(なりすましWiFi)に注意する
セキュリティについて詳しく知りたい方は「海外SIM・eSIMのセキュリティ対策ガイド」もあわせて確認してみてください。
SNSの投稿はWiFi接続時にまとめて行う
旅行中は「今すぐこの写真をアップしたい!」と思うことが多いですが、SNSへの投稿はホテルやカフェのWiFiに接続しているときにまとめて行うのが最も効果的な節約方法です。
具体的な運用方法は以下のとおりです。
- 日中は写真や動画を撮影だけしておく
- ホテルに戻ったら、WiFiに接続した状態で投稿する
- 投稿のキャプション(テキスト)は移動中にオフラインで下書きしておく
この方法なら、日中のモバイルデータ消費をSNSのぶんだけ丸ごと節約できます。
「リアルタイムで投稿しなくても、旅行の思い出は十分に共有できる」と割り切ることがポイントです。
動画・音楽はオフラインコンテンツを活用する
飛行機や電車での長い移動時間に動画や音楽を楽しみたい場合は、出発前にオフラインでダウンロードしておきましょう。
| サービス | オフライン機能 | ダウンロード容量の目安(1時間あたり) |
|---|---|---|
| YouTube Premium | 動画のダウンロード再生が可能 | 約0.3〜1.5GB(画質による) |
| Netflix | 作品をダウンロードしてオフライン再生可能 | 約0.25〜1.0GB(画質による) |
| Amazon Prime Video | ダウンロード再生に対応 | 約0.3〜0.9GB(画質による) |
| Spotify | プレイリストのダウンロードが可能 | 約0.04〜0.14GB |
| Apple Music | 楽曲のダウンロード再生に対応 | 約0.04〜0.14GB |
自宅のWiFiでダウンロードしておけば、旅行中のストリーミング消費はゼロになります。
動画のオフライン化は、旅行中のギガ節約で最もインパクトが大きいテクニックです。
データ使用量をこまめにチェックする
旅行中は普段と違う使い方をするため、いつもよりギガの減りが早くなりがちです。
1日1回はデータ使用量を確認する習慣をつけておくと、使いすぎに早く気づけます。
確認方法はいくつかあります。
- スマホの設定画面:iPhoneは「設定」→「モバイル通信」、Androidは「設定」→「データ使用量」
- eSIM・SIMの管理アプリ:eSIMサービスの専用アプリで残量をリアルタイム確認できるものが多い
- ポケットWiFiの液晶画面:端末のディスプレイに使用量が表示されるタイプが一般的
残量が少なくなってきたら、以下のような対策に切り替えましょう。
- SNSの利用をフリーWiFi接続時のみに限定する
- 動画の視聴を控え、オフラインコンテンツに切り替える
- 地図はオフラインマップだけで移動する
その他の節約テクニック
上記に加えて、以下のテクニックも旅行中のギガ節約に効果的です。
- LINEの写真送信は「標準画質」にする:「オリジナル画質」で送ると1枚あたり数MBになるが、標準画質なら大幅に圧縮される
- ブラウザのデータセーバーを有効にする:Chromeのライトモードなどを使うと、画像の圧縮やページの最適化でデータ消費を抑えられる
- 機内モードを活用する:WiFiが不要な場面(観光中やビーチなど)では機内モードにしておけば、バックグラウンド通信をゼロにできる
- フリーWiFiを活用し、データ消費の大きい作業はWiFi接続時に行う
- フリーWiFi利用時はVPN併用+個人情報の入力を避ける
- SNS投稿はホテルのWiFiに接続してからまとめて行う
- 動画・音楽は事前ダウンロード+オフライン再生を徹底する
- データ使用量を1日1回はチェックする
- 写真の送信画質を下げる・ブラウザのデータセーバーをオンにする
- WiFi不要な場面では機内モードを活用する
これらのテクニックを組み合わせれば、限られたデータ容量でも旅行を十分に楽しめます。
次のセクションでは、旅行用WiFiの選び方とeSIM・ポケットWiFi・現地SIMの比較を解説します。
旅行用WiFiの選び方|eSIM・ポケットWiFi・現地SIMを比較
旅行用WiFiの選び方は、渡航先・日数・データ容量・料金を比較し、eSIM・ポケットWiFi・現地SIMから自分に合うものを選ぶのがポイントです。
どの方法にもメリット・デメリットがあるため、自分の旅行スタイルに合わせて選ぶことが大切です。
ここでは、3タイプそれぞれの特徴を整理し、最後に比較表でまとめます。
eSIM:手軽さとコスパのバランスが良い
eSIMは、物理的なSIMカードの差し替えなしに、オンラインで購入・設定するだけで現地の通信回線が使えるサービスです。
近年は対応スマホが増え、海外旅行の通信手段として急速に人気が高まっています。
eSIMは「1人旅」や「スマホ1台で完結させたい人」に特に向いています。
物理SIMとeSIMの違いについて詳しくは「海外旅行の物理SIM vs eSIM比較」もあわせてチェックしてみてください。
ポケットWiFi(レンタル):複数人・複数台で使うなら
ポケットWiFiは、専用のモバイルルーターをレンタルして使う方法です。
1台のルーターで複数の端末を同時に接続できるため、家族やグループでの旅行に向いています。
グループ旅行では1台を全員でシェアできるため、1人あたりのコストで見ると割安になるケースもあります。
予約は出発の数日前までに済ませておくと、空港での受け取りがスムーズです。
現地SIM:長期滞在や現地通話が必要な人向け
現地SIMは、渡航先の空港や街中のショップで購入するSIMカードです。
現地の通信会社の回線を直接使うため、通信品質が安定しやすいのが特徴です。
APN設定に不安がある方は「SIMのAPN設定ガイド」を参考にしてみてください。
また、通話付きと通話なしの違いについては「通話付き vs データ専用SIMの比較」で詳しく解説しています。
3タイプの比較表
eSIM・ポケットWiFi・現地SIMの主要ポイントを一覧で比較します。
| 比較項目 | eSIM | ポケットWiFi(レンタル) | 現地SIM |
|---|---|---|---|
| 手軽さ | オンライン完結・設定のみ | 受け取り・返却が必要 | 現地購入+SIM差し替え |
| 料金の目安(アジア3〜5日) | 約1,000〜3,000円 | 約3,000〜6,000円 | 約500〜2,000円 |
| 複数人での共有 | 不可(1台ずつ購入) | 可能(5〜10台接続) | 不可(1台ずつ購入) |
| 現地電話番号 | なし(データ専用が主流) | なし | あり(通話付きプラン) |
| データ容量 | 1GB〜無制限(プランによる) | 大容量・無制限が多い | 3GB〜無制限(プランによる) |
| 荷物 | 増えない | 端末+充電器が増える | 増えない |
| おすすめの人 | 1人旅・短期旅行・手軽さ重視 | 家族旅行・グループ旅行 | 長期滞在・現地通話が必要 |
- 1人旅・短期旅行・手軽さ重視 → eSIM:オンラインで完結し、荷物も増えない。コスパも良い
- 家族・友人とのグループ旅行 → ポケットWiFi:1台で複数人がシェアでき、1人あたりのコストを抑えられる
- 長期滞在・現地での通話が必要 → 現地SIM:現地の電話番号が手に入り、大容量プランが安い場合がある
- 迷ったら → eSIM:手軽さ・料金・データ容量のバランスが最も良く、初心者にもおすすめ
どのタイプを選んでも、この記事で紹介した節約テクニックを併用すれば、限られたデータ容量で旅行を十分に楽しめます。
よくある質問
-
Aはい、事前にオフラインマップをダウンロードしておけば、WiFiやモバイルデータなしでもGoogleマップやApple Mapsの地図閲覧・ルート検索が可能です。ただし、オフライン状態ではリアルタイムの交通情報や公共交通機関の時刻表は表示されません。出発前に旅行先のエリアをダウンロードしておくのがおすすめです。
-
A海外のフリーWiFiは便利ですが、セキュリティ上のリスクがあります。通信が暗号化されていない場合、第三者にデータを盗み見される可能性があります。安全に使うためには、VPN(仮想プライベートネットワーク)を併用する、個人情報やクレジットカード情報の入力を避ける、WiFiの自動接続をオフにする、といった対策が基本です。
-
A使い方によって異なりますが、地図検索+SNS閲覧+LINE程度のライトな使い方なら1日0.3〜0.5GB、SNSへの投稿や観光情報の検索も行う標準的な使い方なら1日0.5〜1.0GBが目安です。動画視聴やビデオ通話も行うヘビーな使い方の場合は1日1.5〜3.0GB以上を見込んでおくと安心です。オフライン機能を活用すれば消費量を大幅に抑えられます。
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A1人旅や少人数の旅行であれば、eSIMのほうが料金を抑えられる傾向があります。アジア3〜5日で約1,000〜3,000円が目安です。一方、ポケットWiFiは3,000〜6,000円程度とやや高めですが、1台で複数人がシェアできるため、グループ旅行では1人あたりのコストが逆転するケースもあります。旅行の人数やデータ容量の必要量に応じて選ぶのがポイントです。
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Aいくつかの対処法があります。eSIMの場合は、サービスによってはアプリからデータ容量を追加購入できます。ポケットWiFiのレンタルでは、追加容量のオプションが用意されている場合があります。また、フリーWiFiに接続してデータ消費の大きい作業をまとめて行う、機内モードを活用してバックグラウンド通信を止める、動画やSNSの利用を控えるといった応急対策も有効です。
-
Aスマホのデータプランに余裕がある方は特に意識しなくても問題ありませんが、月間のデータ容量に上限があるプランの場合は国内旅行でも節約を意識すると安心です。旅行中は普段より地図やSNSの利用が増えるため、気づかないうちにギガを消費しがちです。オフラインマップの活用やSNSの動画自動再生オフなど、簡単な対策をしておくだけで月末のギガ不足を防げます。
