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在宅ワーク・テレワークに最適なWiFiとは?

「Web会議中に映像が固まってしまう」「ファイルのアップロードが遅くて仕事が進まない」――テレワーク中にこんな経験をしたことはありませんか?

テレワークに最適なWiFiは、通信が安定していてデータ無制限の光回線かホームルーターです。
在宅ワークではZoomやTeamsなどのWeb会議、クラウドへのファイルアップロード、VPNを使った社内システムへの接続など、常に安定した通信環境が求められます。
回線選びを間違えると、仕事のパフォーマンスに直結するため慎重に選びたいところです。

この記事では、テレワーク用WiFiの選び方のポイント・タイプ別のおすすめサービス・通信環境を快適にするコツから、セキュリティ対策や費用の抑え方まで網羅的に解説しています。
在宅勤務のWiFi環境に不安がある方は、ぜひ参考にしてください。

この記事でわかること
  • テレワークにWiFi環境が必須な理由
  • WiFi選びで押さえるべき4つのポイント(速度・容量・セキュリティ・導入スピード)
  • 光回線・ホームルーター・ポケットWiFiのおすすめサービス
  • テレワークのWiFi環境を快適にするコツ
  • テレワーク用WiFiの費用を抑える方法
目次

テレワークにWiFi環境が必須な理由

テレワークを快適にこなすには、安定したWiFi環境が欠かせません。
「なんとなくネットが使えればいい」と思っていると、業務に深刻な支障が出ることがあります。

ここでは、テレワークにWiFiが必須な具体的な理由を3つ解説します。

Web会議には安定した上り・下りの速度が必要

テレワークで最も回線品質が問われるのが、ZoomやMicrosoft TeamsなどのWeb会議です。
Web会議では映像と音声をリアルタイムで送受信するため、下り速度(ダウンロード)だけでなく上り速度(アップロード)の安定性が非常に重要になります。

Web会議の形式 必要な下り速度 必要な上り速度
1対1のビデオ通話(HD画質) 2.5Mbps以上 2.5Mbps以上
グループビデオ通話(3人以上) 3.0Mbps以上 3.0Mbps以上
画面共有+ビデオ通話 5.0Mbps以上 5.0Mbps以上

上記はZoomの推奨値ですが、実際には他のアプリやクラウドサービスを同時に使うことが多いため、余裕を持って下り30Mbps以上・上り10Mbps以上あると安心です。

回線が不安定だと、映像がカクカクしたり音声が途切れたりして、会議の進行に支障が出ます。
上司やクライアントとの打ち合わせで通信トラブルが起きれば、仕事の信頼性にも関わるため、回線品質には妥協しないほうが良いでしょう。

クラウドサービスや大容量ファイルのやり取りでデータ消費が増える

テレワークでは、Web会議以外にも多くの場面でデータ通信が発生します。

  • クラウドストレージ(Google Drive・OneDrive・Dropbox等)へのファイルのアップロード・ダウンロード
  • 社内システム・VPNを経由したデータのやり取り
  • チャットツール(Slack・Microsoft Teams等)での常時接続
  • メールの大容量添付ファイルの送受信

Zoomのビデオ会議は1時間あたり約600MB〜1.5GBのデータを消費します。
1日3時間のWeb会議を週5日行うと、会議だけで月間約40〜90GBのデータを使う計算になります。
それに加えてクラウドサービスやチャットの通信もあるため、テレワーク全体では月間100GB以上消費するケースも珍しくありません。

テレワークのデータ消費量の目安
  • Web会議(映像あり):1時間あたり約600MB〜1.5GB
  • チャットツール(テキスト中心):1日あたり数十MB程度
  • クラウドストレージのファイルやり取り:ファイルサイズに依存(数MB〜数GB)
  • VPN経由の社内接続:利用内容に依存するが、常時接続で通信量は増加傾向

このため、テレワーク用WiFiはデータ容量が無制限のサービスを選ぶのが基本です。
容量制限があるプランでは月末に速度制限がかかり、仕事に支障が出るリスクがあります。

テザリングやフリーWiFiでは業務に支障が出るリスクがある

「とりあえずスマホのテザリングで…」「カフェのフリーWiFiで仕事しよう」と考える方もいますが、テレワーク用としてはどちらもリスクが大きいため注意が必要です。

接続方法 リスク
スマホのテザリング データ消費が大きく速度制限にかかりやすい。スマホのバッテリー消耗が激しく、長時間の業務には不向き。上り速度が遅くWeb会議が不安定になりやすい
カフェ・公共施設のフリーWiFi 暗号化されていないケースが多く、通信内容を第三者に傍受されるリスクがある。業務データや社内情報の漏えいにつながる可能性がある
フリーWiFiでの業務は情報漏えいのリスクあり
  • フリーWiFiは不特定多数が接続するため、通信が暗号化されていない場合は第三者にデータを覗かれる危険がある
  • 悪意のある「なりすましWiFi」に接続してしまい、パスワードや業務情報が盗まれるケースも報告されている
  • 会社のセキュリティポリシーでフリーWiFiでの業務を禁止している企業も多い

テレワークでは社内の機密情報を扱うことも多いため、自分専用のパスワード付きWiFi環境を整えることが大前提です。
一時的なテザリングならまだしも、日常的な在宅勤務では専用のWiFi回線を契約しておくべきでしょう。

テレワークにWiFiが必須な理由まとめ
  • Web会議では上り・下りともに安定した速度が必要。不安定な回線は仕事の信頼性に関わる
  • クラウドやVPN経由のデータ通信で月間100GB以上消費するケースもある。無制限プランが安心
  • テザリングやフリーWiFiは速度不足やセキュリティリスクがあり、テレワークには不向き

では、テレワーク用のWiFiはどうやって選べばいいのか。
次の章では選び方の4つのポイントを解説します。

テレワーク用WiFiの選び方4つのポイント

在宅ワーク用WiFiは、通信の安定性・データ容量・セキュリティの3つで選ぶのがポイントです。
さらにテレワークでは「いつから使えるか」という導入スピードも重要になります。

ここでは、失敗しないための4つの選び方を解説します。

ポイント1|通信速度と安定性

テレワークに必要な通信速度の目安は、下り30Mbps以上・上り10Mbps以上・Ping値50ms以下です。
Web会議ツール単体の推奨値はもっと低いですが、実際にはチャットやクラウドサービスを同時に使うため、余裕を持った速度が求められます。

業務内容 必要な下り速度 必要な上り速度
メール・チャット 5Mbps程度 1Mbps程度
Web会議(映像あり・複数人) 10〜25Mbps 5〜10Mbps
画面共有+Web会議+クラウド同時利用 30Mbps以上 10Mbps以上
大容量ファイルのアップロード 20Mbps以上が快適

速度だけでなく「安定性」も重要です。
カタログ上の速度がいくら速くても、時間帯によって速度が大きく変動する回線ではWeb会議中に映像が止まるリスクがあります。

安定性を重視するなら、光回線が最も優れています。
ホームルーターやポケットWiFiは場所や時間帯によって速度にムラが出ることがあるため、利用者の実測レポートを事前に確認しておくのがおすすめです。

ポイント2|データ容量(無制限がベスト)

テレワークでは、Web会議やクラウドサービスの利用で月間100GB以上のデータを消費するケースも珍しくありません。
容量制限のあるプランでは月末に速度制限がかかり、業務に支障が出る可能性があります。

テレワーク用WiFiのデータ容量は「無制限」が安心
  • 光回線:完全無制限。どれだけ使っても速度制限なし → テレワークに最適
  • ホームルーター(WiMAX系):実質無制限。通常利用では制限なし → テレワークでも十分対応可能
  • ポケットWiFi(クラウドSIM系):月間30〜100GB等の上限あり → テレワークが多い月は不足する可能性あり

テレワークの頻度が週3日以上ある方は、データ無制限の光回線かホームルーターを選んでおくのが無難です。
週1〜2日程度の在宅勤務であれば、100GB以上のポケットWiFiでも対応できるケースがあります。

ポイント3|セキュリティ(フリーWiFiは避ける)

テレワークでは社内の機密情報や顧客データを扱うことも多いため、WiFiのセキュリティ対策は非常に重要です。

テレワークでは、パスワード付きの自分専用WiFiを使い、フリーWiFiでの業務は避けましょう。

WiFiの種類 セキュリティ テレワーク利用
光回線+自宅ルーター 自分専用のパスワード付き。暗号化(WPA3/WPA2)対応 最も安全
ホームルーター 自分専用のパスワード付き。暗号化対応 安全
ポケットWiFi 自分専用のパスワード付き。暗号化対応 安全(外出先でも自分専用回線として使える)
カフェ・公共のフリーWiFi 暗号化なしの場合が多い。不特定多数が接続 業務利用はNG

光回線・ホームルーター・ポケットWiFiはいずれも自分専用のパスワード設定ができるため、基本的なセキュリティは確保されています。
さらに安全性を高めるなら、会社が指定するVPN(仮想専用線)を併用するのがベストです。

ポイント4|導入スピード(工事不要ですぐ使えるか)

急にテレワークが始まった場合、光回線では開通工事に2週間〜1カ月以上かかることがあります。
すぐにネット環境が必要な方は、工事不要で最短翌日から使えるホームルーターやポケットWiFiが現実的な選択肢です。

WiFiの種類 利用開始までの目安
ポケットWiFi 最短翌日〜3日程度で届く。届いたその日から利用可能
ホームルーター 最短翌日〜3日程度で届く。コンセントに挿すだけで利用可能
光回線 申し込みから開通まで2週間〜1カ月以上。繁忙期は2〜3カ月かかることも

長期的にテレワークを続ける予定なら光回線がベストですが、開通までのつなぎとしてホームルーターやポケットWiFiを先に契約し、光回線が開通したら解約するという方法もあります。

テレワーク用WiFiの選び方まとめ
  • 通信速度:下り30Mbps以上・上り10Mbps以上が目安。安定性も重視する
  • データ容量:テレワーク頻度が高いなら無制限プランが必須
  • セキュリティ:自分専用のパスワード付きWiFiを使い、フリーWiFiでの業務は避ける
  • 導入スピード:急ぎならホームルーターかポケットWiFi。長期なら光回線を検討

選び方がわかったところで、次はタイプ別におすすめのWiFiサービスを具体的に紹介します。

【タイプ別】テレワークにおすすめのWiFiサービス

在宅勤務が中心なら光回線、工事ができないなら5G対応ホームルーターがおすすめです。
ここからは、光回線・ホームルーター・ポケットWiFiの3タイプに分けて、テレワークに適したサービスを紹介します。

安定性・速度で選ぶなら「光回線」おすすめ3選

テレワークの通信環境として最も安心感があるのが光回線です。
通信速度が速くて安定しており、データ完全無制限。
長時間のWeb会議や大容量ファイルのやり取りが日常的に発生する業務でもストレスなく使えます。

サービス名 マンション月額(税込) 戸建て月額(税込) テレワークにおすすめのポイント
NURO光 2,090〜2,750円 5,200円 下り最大2Gbps・実測も高速で安定・最大68,200円キャッシュバック・6カ月無料体験
ドコモ光 4,400円 5,720円 フレッツ光の広いエリアに対応・最大55,000円キャッシュバック・ドコモのセット割あり
auひかり 4,180円〜 5,610円〜 独自回線で速度が安定・高額キャッシュバック・au/UQモバイルのセット割あり
良い点
  • 通信速度・安定性がWiFiの中で最も優れており、長時間のWeb会議でも途切れにくい
  • データ完全無制限で速度制限の心配がゼロ
  • 有線LAN接続を併用すれば、さらに安定した通信が可能
気になる点
  • 開通工事が必要で、利用開始まで2週間〜1カ月以上かかる
  • 賃貸物件では大家さんや管理会社の許可が必要

テレワークを長期的に続ける予定の方には、光回線が最もコスパの良い選択肢です。
NURO光は独自回線で下り最大2Gbpsと高速ですが、対応エリアが限られているため、まずは公式サイトでエリア確認をしましょう。

エリア外の方は、フレッツ光回線を使ったドコモ光やビッグローブ光が全国ほぼ対応しているため安心です。

工事不要ですぐ使える「ホームルーター」おすすめ3選

「工事ができない」「すぐにテレワーク環境を整えたい」という方には、コンセントに挿すだけで使えるホームルーターがおすすめです。
光回線ほどの速度は出ないものの、5G対応のホームルーターなら実測で下り50〜150Mbps程度出るケースもあり、テレワークには十分対応できます。

サービス名 月額料金(税込) データ容量 テレワークにおすすめのポイント
Broad WiMAX
(ホームルーター)
初月:1,397円
2カ月目〜:3,773円〜
無制限 5G対応・最大47,500円キャッシュバック・自宅以外でも使える・au/UQモバイルのセット割
ドコモ home 5G 4,950円 無制限 ドコモの5G回線で通信エリアが広い・端末代実質無料・ドコモのセット割あり
モバレコAir 初月:1,320円
2〜36カ月目:3,080〜4,180円
無制限 17,000円キャッシュバック・ソフトバンク/ワイモバイルのセット割あり
良い点
  • 工事不要で端末が届いたその日から使える。最短翌日発送のサービスも
  • データ無制限で、Web会議やクラウド利用もギガを気にせず使える
  • ポケットWiFiより電波が安定しており、テレワーク中の通信トラブルが起きにくい
気になる点
  • 光回線と比べると通信速度がやや劣り、時間帯によって速度にムラが出ることがある
  • SoftBank Air系は夜間に速度低下する傾向があるため、残業が多い方は注意

WiMAX系のホームルーターは自宅以外でも使える点がユニークです。
帰省先やサテライトオフィスに持って行ってもそのまま仕事ができるため、働く場所が固定されていない方には特に便利です。

ドコモ home 5Gはドコモの5Gエリアに対応しており、通信エリアの広さが強み。
地方在住の方でも安定した速度が出やすい傾向があります。

外出先でも仕事するなら「ポケットWiFi」おすすめ3選

カフェやコワーキングスペース、出張先など外出先でもテレワークをする機会がある方には、持ち運べるポケットWiFiが選択肢になります。
ただし、ポケットWiFiは上り速度が光回線やホームルーターより劣る傾向があるため、Web会議が頻繁にある場合はサブ回線として使うのが現実的です。

サービス名 月額料金(税込) データ容量 テレワークにおすすめのポイント
Broad WiMAX
(ポケット型)
初月:1,397円
2カ月目〜:3,773円〜
無制限 5G対応で高速・無制限・キャッシュバック充実
楽天モバイル
(Rakuten WiFi Pocket)
〜3GB:1,078円
〜20GB:2,178円
20GB超:3,278円
無制限(段階制) 端末1円・縛りなし・テレワークが少ない月は料金を抑えられる
モンスターモバイル 2,948円(2年契約) 100GB 3キャリア対応で広エリアカバー・端末無料レンタル
良い点
  • 外出先でも自分専用のセキュアなWiFi環境を使えるのが最大の強み
  • 工事不要で最短翌日から利用可能
  • カフェのフリーWiFiを使わなくて済むため、セキュリティ面でも安心
気になる点
  • 上り速度が10Mbps以下になることがあり、Web会議の映像が乱れるリスクがある
  • バッテリー駆動のため長時間の業務では充電切れに注意
  • 容量制限があるプランでは月末の速度制限に要注意

ポケットWiFiをテレワークのメイン回線として使うなら、5G対応のWiMAX系で無制限プランを選ぶのが安心です。
テレワーク頻度が低い方は、楽天モバイルの段階制プランなら使わない月のコストを最小限に抑えられます。

テレワーク用WiFiのおすすめまとめ
  • 在宅勤務が中心+長期利用 → 光回線(NURO光・ドコモ光・auひかり)
  • 工事不可+すぐに使いたい+自宅メイン → ホームルーター(WiMAX・home 5G・モバレコAir)
  • 外出先でも仕事する+サブ回線として → ポケットWiFi(WiMAX・楽天モバイル・モンスターモバイル)

次の章では、どのWiFiを選んでも実践できる通信環境を快適にするコツを紹介します。

テレワークのWiFi環境を快適にするコツ

WiFiサービスを契約したあとも、ちょっとした工夫で通信環境をさらに快適にできます。
「回線を契約したのにWeb会議が不安定…」という方は、以下の3つのコツを試してみてください。

WiFiルーターの置き場所を最適化する

意外と見落としがちなのが、WiFiルーターの設置場所です。
置き場所を変えるだけで、通信速度や安定性が大きく改善するケースがあります。

WiFiルーターの最適な置き場所
  • 作業デスクにできるだけ近い場所に置く。ルーターとの距離が近いほど電波が強くなる
  • 床に直置きせず、棚の上など高い位置に設置する。WiFiの電波は上から下に広がりやすい
  • 壁や家具で囲まれた場所を避ける。電波が遮られて速度が低下する原因になる
  • 電子レンジやBluetooth機器の近くは避ける。電波干渉で通信が不安定になることがある

特にホームルーターの場合は、窓際に設置すると5Gやモバイル回線の電波を拾いやすくなり、速度が向上するケースがあります。
設置場所を変えただけで下り速度が10〜30Mbps改善することも珍しくないため、通信が不安定な方はまず置き場所を見直してみましょう。

有線LAN接続でさらに安定性を高める

Web会議中に映像が止まったり音声が途切れたりするのを防ぎたいなら、WiFiではなく有線LANで接続するのが最も確実な方法です。

WiFi(無線)は壁や家具の影響を受けて速度が変動しますが、有線LANなら物理的にルーターとパソコンをケーブルで直結するため、通信速度が安定し、遅延(Ping値)も大幅に低下します。

接続方法 メリット デメリット
WiFi(無線)接続 ケーブル不要で自由に移動できる 壁や距離の影響で速度が不安定になることがある
有線LAN接続 通信が安定し、速度低下や遅延のリスクが少ない ケーブルが必要。パソコンにLANポートがない場合はアダプターが必要

最近のノートパソコンにはLANポートがない機種も多いですが、USB-LANアダプター(1,000〜2,000円程度)を使えば有線接続が可能です。

「普段はWiFiで作業し、重要なWeb会議のときだけ有線LANに切り替える」という使い分けもおすすめです。
光回線を契約している方は、ルーターのLANポートからケーブルを1本引くだけなので、ぜひ試してみてください。

VPNやセキュリティソフトで情報漏えいを防ぐ

テレワークでは業務データや社内システムに自宅からアクセスするため、セキュリティ対策は必須です。
WiFi自体のパスワード設定に加えて、以下の対策を講じておきましょう。

対策 内容 費用の目安
VPN(仮想専用線)の利用 通信を暗号化し、第三者による傍受を防ぐ。会社が提供している場合はそちらを利用する 会社支給の場合は無料。個人向けは月額300〜1,500円程度
WiFiルーターの暗号化設定 ルーターの暗号化方式を「WPA3」または「WPA2」に設定する。古い「WEP」は危険 無料(ルーターの設定変更のみ)
セキュリティソフトの導入 ウイルスやマルウェアからパソコンを保護する 無料〜年間5,000円程度
WiFiルーターのパスワード変更 初期設定のパスワードから、推測されにくい独自のパスワードに変更する 無料(設定変更のみ)
テレワークのセキュリティで気をつけること
  • フリーWiFiで業務を行わない。どうしても外出先で作業する場合は、ポケットWiFiかVPN接続を使う
  • WiFiルーターのファームウェア(ソフトウェア)を定期的にアップデートする。脆弱性を放置するとハッキングのリスクがある
  • 業務用パソコンとプライベート用のデバイスを同じネットワークで使う場合は、ゲストネットワーク機能を活用して分離するのが理想

特にVPNは、会社が指定している場合は必ず利用しましょう。
会社から指定がない場合でも、NordVPNやExpressVPNなどの個人向けVPNサービスを使えば、自宅の通信を暗号化してセキュリティを強化できます。

WiFi環境を快適にするコツまとめ
  • ルーターの置き場所を最適化するだけで速度が改善するケースが多い
  • 重要なWeb会議では有線LAN接続に切り替えると安定性が大幅にアップする
  • VPN・暗号化・セキュリティソフトで情報漏えいリスクを最小限に抑える

次の章では、テレワーク用WiFiの費用を抑える方法を紹介します。

テレワーク用WiFiの費用を抑える方法

テレワーク用のWiFiは毎月の固定費になるため、できるだけ安く抑えたいところです。
ここでは、通信品質を落とさずにWiFi代を節約する3つの方法を紹介します。

スマホとのセット割を活用する

WiFi代を最も手軽に抑えられるのが、スマホとのセット割の活用です。
光回線やホームルーターの多くは、特定のスマホキャリアとの組み合わせで毎月のスマホ代が割引になります。

スマホキャリア セット割の対象WiFi 割引額(1台あたり/月)
ドコモ ドコモ光 / home 5G 最大1,100円
au auひかり / WiMAX / ビッグローブ光 など 最大1,100円
UQモバイル WiMAX / auひかり / ビッグローブ光 など 最大1,100円
ソフトバンク ソフトバンク光 / モバレコAir など 最大1,100円
ワイモバイル ソフトバンク光 / モバレコAir 最大1,650円

セット割は家族にも適用されるケースが多く、家族4人が同じキャリアなら毎月最大4,400円の割引になる可能性があります。
さらにWiFiを契約したことで自宅のネット利用がWiFi経由になれば、スマホのデータプランを小容量に変更して追加の節約も可能です。

セット割+スマホプラン見直しの節約例
  • 見直し前:スマホ大容量プラン7,000円 + WiFiなし → 月額7,000円
  • 見直し後:スマホ小容量プラン2,000円(セット割▲1,100円で900円)+ WiFi4,400円 → 月額5,300円
  • 差額毎月1,700円の節約、年間で約20,000円の節約

キャッシュバック・キャンペーンで実質月額を下げる

WiFiサービスの多くは、新規契約者向けに高額なキャッシュバックや月額割引キャンペーンを実施しています。
これらを活用すれば、実質的な月額料金を大幅に下げることが可能です。

サービス名 主なキャンペーン内容 実質月額の目安(2年間)
NURO光(マンション) 最大68,200円CB+6カ月無料+工事費実質無料 約1,100〜2,500円
Broad WiMAX 最大47,500円CB+初期費用無料+初月無料 約3,300〜3,500円
ドコモ光(マンション) 最大55,000円CB+工事費実質無料 約2,100〜3,600円
キャッシュバックの注意点
  • キャッシュバックは契約後に申請手続きが必要なケースが多い。申請を忘れると受け取れない
  • 受け取り時期が契約の数カ月〜1年後になるサービスもあるため、カレンダーにリマインダーを設定しておく
  • 同じサービスでも申し込む窓口(公式・代理店・比較サイト経由)によってキャッシュバック額が異なることがある

会社からのテレワーク手当を活用する

テレワークを導入している企業の中には、在宅勤務にかかる通信費を補助する「テレワーク手当」を支給しているところがあります。
毎月数千円〜1万円程度を通信費・光熱費の名目で支給するケースが多いです。

  • 月額手当型:毎月3,000〜5,000円程度を一律支給。WiFi代のかなりの部分をカバーできる
  • 実費精算型:実際にかかったWiFi代を領収書で精算。全額または一部を会社が負担
  • 一時金型:テレワーク開始時にまとまった金額(1〜5万円程度)を一括支給

テレワーク手当の有無や条件は会社によって異なります。
まだ利用していない方は、人事部門や総務部門に確認してみましょう。
手当を受けるためにWiFiの領収書や契約内容の提出が必要な場合もあるので、契約時の書類はきちんと保管しておくのがおすすめです。

費用を抑える方法まとめ
  • セット割でスマホ代を毎月最大1,100〜1,650円カット。家族分も適用可能
  • キャッシュバックで実質月額を大幅に引き下げる。申請忘れに注意
  • テレワーク手当が会社から支給される場合がある。未確認なら人事に問い合わせる

最後に、テレワーク用WiFiに関するよくある質問をまとめました。

よくある質問

  • Aテレワークに必要な通信速度の目安は、下り30Mbps以上・上り10Mbps以上・Ping値50ms以下です。Web会議ツール単体の推奨値はもっと低いですが、実際にはチャットやクラウドサービスを同時に使うため、余裕を持った速度があると安心です。特に画面共有を伴うグループ会議や大容量ファイルのアップロードが多い業務では、上り速度の安定性が重要になります。
  • Aメールやチャット、資料のダウンロード程度であればポケットWiFiでも問題ありません。ただし、ポケットWiFiは上り速度が10Mbps以下になることがあり、長時間のWeb会議では映像が乱れたり途切れたりするリスクがあります。テレワークの頻度が高くWeb会議が多い方は、ホームルーターか光回線のほうが安心です。外出先でのサブ回線としてポケットWiFiを併用するのは良い選択肢です。
  • Aテレワーク用WiFiの月額料金の相場は、ポケットWiFiで約3,000〜5,000円、ホームルーターで約3,500〜5,000円、光回線(マンション)で約3,500〜5,500円程度です。キャッシュバックやスマホのセット割を活用すれば実質月額をさらに抑えられます。会社からテレワーク手当が支給される場合は、WiFi代の大部分をカバーできることもあります。
  • AフリーWiFiでのテレワークはおすすめしません。カフェや公共施設のフリーWiFiは暗号化されていないケースが多く、通信内容を第三者に傍受されるリスクがあります。悪意のある「なりすましWiFi」に接続して情報が盗まれるケースも報告されています。外出先で作業する場合は、自分専用のポケットWiFiを使うか、VPN接続を併用してセキュリティを確保しましょう。会社のセキュリティポリシーでフリーWiFiでの業務を禁止している企業も多いため、事前に確認してください。
  • Aすぐにネット環境が必要な場合は、工事不要のホームルーターかポケットWiFiがおすすめです。多くのサービスでは最短翌日に端末が届き、届いたその日から使い始められます。長期的にテレワークを続ける予定がある場合は、ホームルーターやポケットWiFiをつなぎとして使いながら、並行して光回線の工事を申し込んでおくと効率的です。WiFiルーターの短期レンタルサービスも1日単位で利用でき、テレワーク期間が読めない方にも便利です。
  • Aテレワークが終了しても、自宅のWiFi環境はプライベートのネット利用(動画視聴・SNS・ゲームなど)に活用できるため、そのまま使い続けるのが一般的です。もし不要になった場合は、契約期間と端末残債を確認したうえで解約しましょう。2022年7月以降の契約であれば解約金は月額料金の1カ月分が上限ですが、端末代の残債は別途請求される場合があります。短期レンタルのWiFiを利用していた場合は、返却するだけで解約手続きが完了します。

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