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ポケットWiFiは長期間使うとお得?コスト計算で解説

「ポケットWiFiって月額は安いけど、長く使っても本当にお得なの?」と疑問に思ったことはありませんか?

ポケットWiFiは長期利用でもお得ですが、2年目以降に月額が上がるサービスもあるため、実質月額で比較することが重要です。
公式サイトに大きく表示されている月額料金は初月や1年目だけの割引価格であることが多く、2年目・3年目になると料金が上がるケースが少なくありません。

この記事では、ポケットWiFiを1年・2年・3年使った場合の総額費用をシミュレーションし、本当にお得なサービスはどれかをわかりやすく解説します。
光回線やホームルーターとのコスト比較や、長期利用でコスパを最大化するコツもまとめているので、契約前にぜひチェックしてください。

この記事でわかること
  • ポケットWiFiの費用の仕組みと「実質月額」の計算方法
  • 主要5社の1年・2年・3年の総額費用シミュレーション
  • ポケットWiFi vs 光回線 vs ホームルーター、長期で安いのはどれか
  • 長期利用でコスパを最大化する5つのコツ
  • 長期利用で注意すべきポイント(バッテリー劣化・解約タイミング等)
目次

ポケットWiFiの費用の仕組みを理解しよう

ポケットWiFiの料金は「月額○○円」というシンプルな表記に見えますが、実際にはさまざまな費用が含まれています。
長期利用でお得かどうかを正しく判断するには、費用の全体像を把握することが大前提です。

月額料金だけでは正確な費用はわからない

ポケットWiFiの費用は、月額料金だけで決まるわけではありません。
実際に毎月かかるコストや、契約期間全体で見たときの総額は、以下のような要素で変わります。

費用項目 内容 金額の目安
月額料金 毎月支払う基本料金。初月割引や段階的な値上がりがあるサービスも 約1,000〜5,000円/月
端末代 WiFiルーターの購入費用。分割払いが多い。レンタル0円のサービスも 1円〜約3万円
契約事務手数料 契約時に1回だけかかる初期費用 0〜3,300円
キャッシュバック 契約後に受け取れる還元金。総額費用を大幅に下げる効果がある 0〜約48,000円
オプション料金 端末補償・セキュリティソフトなど。加入が条件のキャンペーンも 月額300〜550円程度

たとえば「月額1,397円〜」と表示されていても、それは初月だけの割引価格で、2カ月目以降は3,773円に上がるというケースがあります。
さらに端末代が別途3万円以上かかるサービスもあるため、月額料金の安さだけで判断すると失敗しやすいのです。

「実質月額」の計算方法

ポケットWiFiの本当のコストを把握するために使われるのが「実質月額」という指標です。

実質月額とは、月額料金・端末代・初期費用の合計からキャッシュバックを引いて契約月数で割った金額のことです。

実質月額の計算式

実質月額 =(月額料金の合計 + 端末代 + 事務手数料 − キャッシュバック)÷ 契約月数

この計算で出した実質月額で比較すれば、初月割引やキャッシュバックの大きさに惑わされず、本当に安いサービスがどれかを正確に判断できます。

たとえば、以下の2つのサービスを比べてみましょう。

比較項目 サービスA サービスB
月額料金 初月1,397円→2カ月目以降3,773円 ずっと4,818円
端末代 31,680円(36回分割) 実質無料(36回分割+同額割引)
キャッシュバック 47,500円 28,000円
2年間の実質月額 約3,300円 約3,600円

月額料金だけ見るとサービスAのほうが安く見えますが、端末代やキャッシュバックを含めた実質月額で比較すると差が縮まることがわかります。
長期利用するほど月額料金の安さが効いてくる一方、キャッシュバックの影響は薄まっていくため、利用期間によって最適なサービスは変わるのです。

見落としがちな費用

ポケットWiFiの長期利用で見落としがちな費用が3つあります。
契約前に必ずチェックしておきましょう。

長期利用で見落としやすい3つの費用
  • 2年目以降の月額値上がり:初年度の割引が終わると月額が1,000〜2,000円上がるサービスがある。公式サイトの料金表の「小さな注釈」を必ず確認する
  • 端末代の残債:端末を36回分割で購入している場合、3年未満で解約すると残りの端末代が一括請求される。端末代実質無料のサービスでも、途中解約では割引が適用されず残債が発生することがある
  • 不要なオプション代:キャッシュバック条件として加入した有料オプションを放置すると、月額300〜550円が何カ月も積み重なる。契約後に不要なオプションは早めに外す
費用の仕組みまとめ
  • 月額料金だけでなく、端末代・初期費用・キャッシュバックを含めた「実質月額」で比較するのが鉄則
  • 2年目以降の月額値上がりがあるサービスは、長期利用でコスパが悪化する場合がある
  • 端末の分割残債やオプション代など、見落としがちな費用も必ずチェックする

費用の仕組みがわかったところで、次は実際に主要5社の総額費用をシミュレーションして比較します。

【シミュレーション】ポケットWiFiを1年・2年・3年使った場合の総額比較

ポケットWiFiの2年間の総額費用は約6.5万〜9万円、3年間では約10万〜14万円が目安です。
ただし、サービスによってキャッシュバックや月額の値上がり幅が異なるため、利用期間によって「最もお得なサービス」は変わります。

ここでは、主要5社のポケットWiFiを1年・2年・3年使った場合の総額費用をシミュレーションして比較します。

主要ポケットWiFi5社の1年・2年・3年の総額比較表

以下の表は、月額料金・端末代・事務手数料・キャッシュバックを含めた実質総額と実質月額の目安です。

サービス名 1年間の実質総額
(実質月額)
2年間の実質総額
(実質月額)
3年間の実質総額
(実質月額)
Broad WiMAX
(無制限・5G対応)
約32,000円
(約2,700円)
約80,000円
(約3,300円)
約132,000円
(約3,700円)
GMOとくとくBB WiMAX
(無制限・5G対応)
約30,000円
(約2,500円)
約78,000円
(約3,300円)
約135,000円
(約3,800円)
楽天モバイル
(無制限・段階制)
約39,400円
(約3,300円)
約78,700円
(約3,300円)
約118,000円
(約3,300円)
モンスターモバイル
(100GB)
約38,700円
(約3,200円)
約74,100円
(約3,100円)
約109,500円
(約3,000円)
カシモWiMAX
(無制限・5G対応)
約38,900円
(約3,200円)
約87,500円
(約3,600円)
約145,300円
(約4,000円)

※上記は2026年4月時点の公開情報をもとに概算したものです。キャンペーン内容や申し込み窓口によって金額は変動します。最新情報は必ず各社公式サイトでご確認ください。

キャッシュバックの有無で実質月額はどれくらい変わる?

ポケットWiFiの総額費用に大きく影響するのがキャッシュバックです。
同じWiMAX系のサービスでも、キャッシュバックの有無で実質月額に大きな差が出ます。

条件 キャッシュバックあり キャッシュバックなし
2年間の実質月額(WiMAX系) 約3,300〜3,500円 約4,500〜5,000円
差額(2年間合計) 約28,000〜48,000円の差

キャッシュバックは1年目の実質月額を大幅に下げる効果がありますが、利用期間が長くなるほど効果は薄まります
たとえば48,000円のキャッシュバックを受け取った場合、1年間なら月あたり4,000円の節約効果ですが、3年間で割ると月あたり約1,333円まで効果が下がります。

キャッシュバックに関する注意点
  • キャッシュバックの受け取り申請を忘れると0円になる。スマホのカレンダーにリマインダーを設定しておく
  • 申請時期が契約の半年〜1年後になるサービスが多いため、忘れずにメールをチェックする
  • キャッシュバック額が大きいサービスでも、月額料金の値上がり幅が大きければ3年目以降はコスパが逆転することがある

長期利用でコスパが良いサービス・悪いサービスの傾向

シミュレーション結果から見えてくる長期利用のコスパの傾向をまとめます。

長期利用でコスパが良いサービスの特徴
  • 月額料金がずっと変わらないサービス(楽天モバイル・モンスターモバイルなど)は、長く使うほど実質月額が安定する
  • 端末代が実質無料 or 1円のサービスは、初期費用の負担が少なく長期利用のコスパが良い
  • 契約期間の縛りがないサービスは、好きなタイミングで乗り換えやすく柔軟性が高い
長期利用でコスパが悪くなりやすいサービスの特徴
  • 2年目以降に月額が1,000〜2,000円上がるサービスは、キャッシュバックのメリットが相殺される
  • 端末代が高額(3万円以上)で36回分割のサービスは、3年以内に解約すると残債が痛い
  • キャッシュバックの条件が厳しい(有料オプション加入必須・受け取り期限が短いなど)サービスは、実質月額の見た目ほど安くならないリスクがある
総額シミュレーションのまとめ
  • 1年目のコスパはキャッシュバック額の大きいWiMAX系(Broad WiMAX・GMOとくとくBB)が優位
  • 2年以上の長期利用では、月額がずっと変わらない楽天モバイルやモンスターモバイルが安定してお得
  • WiMAX系は2年目以降に月額が上がるサービスが多いため、3年以上使うなら乗り換えも検討したほうがコスパが良いケースがある

次の章では、ポケットWiFiと光回線・ホームルーターを長期利用の総額で比較し、どちらがお得かを解説します。

ポケットWiFiと光回線・ホームルーター、長期で安いのはどっち?

3年以上の長期利用なら、キャッシュバック込みで光回線のほうがポケットWiFiより安くなるケースもあります。
「ポケットWiFi=安い」というイメージがありますが、利用期間が長くなるほど光回線やホームルーターとの差は縮まり、場合によっては逆転することもあります。

ここでは、3年間の総額費用でポケットWiFi・光回線・ホームルーターを横並びで比較します。

3年間の総額費用でポケットWiFi vs 光回線 vs ホームルーターを比較

以下の表は、キャッシュバックや割引キャンペーンを含めた3年間の実質総額と実質月額の目安です。

サービス名 タイプ 3年間の実質総額(目安) 実質月額(目安)
楽天モバイル ポケットWiFi 約118,000円 約3,300円
Broad WiMAX ポケットWiFi 約132,000円 約3,700円
モンスターモバイル(100GB) ポケットWiFi 約109,500円 約3,000円
Broad WiMAX ホームルーター 約132,000円 約3,700円
NURO光(マンション) 光回線 約75,000〜99,000円 約2,100〜2,750円
ドコモ光(マンション) 光回線 約105,000円 約2,900円
ビッグローブ光(マンション) 光回線 約115,000円 約3,200円

※上記は2026年4月時点の公開情報をもとに概算したものです。キャンペーン内容によって変動するため、最新情報は各社公式サイトでご確認ください。

3年間の総額で比較すると、NURO光のマンションタイプは実質月額約2,100円〜と、ポケットWiFiよりも安いことがわかります。
ドコモ光やビッグローブ光もキャッシュバックを含めるとポケットWiFiと同等か、それ以下の実質月額になるケースがあります。

長期利用で光回線のほうが安くなる条件

ポケットWiFiよりも光回線が安くなりやすいのは、主に以下の条件を満たす場合です。

光回線がポケットWiFiより安くなりやすい条件
  • マンションタイプが使える物件に住んでいる(戸建てタイプは月額が高くなるため逆転しにくい)
  • 高額キャッシュバック(3万円〜6万円以上)が受け取れるサービスを選ぶ
  • スマホとのセット割が適用できる(ドコモユーザー→ドコモ光、au→auひかり等で月額最大1,100円割引)
  • 3年以上の長期利用が前提。光回線は長く使うほどキャッシュバックと安定した月額料金のメリットが大きくなる

逆に、以下のケースではポケットWiFiのほうがお得になります。

ポケットWiFiのほうがお得なケース
  • 利用期間が1〜2年以内の短期〜中期利用。光回線は工事費の残債が発生するリスクがある
  • 引っ越しが多い人。光回線は引っ越しのたびに解約・再契約の手間と費用がかかる
  • 工事ができない物件に住んでいる。そもそも光回線を引けない場合はポケットWiFiかホームルーターが唯一の選択肢
  • 外出先でもWiFiを使いたい人。光回線は自宅でしか使えない

【結論】用途と期間で最適な回線は変わる

「ポケットWiFiと光回線、どちらが長期利用でお得か?」の答えは、利用期間・住居環境・使い方によって変わります。

あなたの状況 おすすめの回線 理由
同じ物件に3年以上住む予定+マンション 光回線 キャッシュバック+セット割で実質月額がポケットWiFiより安くなる可能性が高い
1〜2年で引っ越す可能性がある ポケットWiFi or ホームルーター 工事不要で引っ越し時の手続きが楽。解約リスクも低い
外出先でもWiFiを使いたい ポケットWiFi 持ち運びができるのはポケットWiFiだけ
工事ができない物件に住んでいる ホームルーター 工事不要でデータ無制限。ポケットWiFiより通信が安定
速度と安定性を最優先したい 光回線 通信速度・安定性ともに最強。在宅ワークやゲームに最適
長期コスト比較のまとめ
  • 3年以上使うなら光回線(マンション)のほうがポケットWiFiより安くなるケースが多い
  • 1〜2年の利用ならポケットWiFiがコスパ・手軽さの面で有利
  • 光回線はセット割+キャッシュバックを最大限活用することで圧倒的にお得になる
  • ポケットWiFiには持ち運びできる・工事不要という光回線にはないメリットがある

次の章では、ポケットWiFiを長期利用する場合にコスパを最大化する5つのコツを紹介します。

長期利用でポケットWiFiのコスパを最大化する5つのコツ

ポケットWiFiを長く使うと決めたなら、少しの工夫でトータルの通信費を数万円単位で節約することが可能です。
ここでは、長期利用でコスパを最大化するための5つのコツを紹介します。

コツ1|キャッシュバックの受け取りを忘れない

長期利用のコスパを左右する最大のポイントがキャッシュバックの確実な受け取りです。
WiMAX系のサービスでは3万〜5万円規模のキャッシュバックが用意されていますが、申請を忘れてしまう人が意外と多いです。

キャッシュバックを確実に受け取るための3ステップ
  1. 契約直後にキャッシュバックの申請時期と方法を確認し、スマホのカレンダーにリマインダーを設定する
  2. 申請案内のメールが届くメールアドレスを普段使いのものに設定する(プロバイダ発行のメールアドレスに届くケースがあるため注意)
  3. 申請期限が来たらすぐに手続きする。期限を過ぎると受け取れなくなるサービスがほとんど

48,000円のキャッシュバックを受け取るか受け取らないかで、3年間の実質月額に約1,300円の差が出ます。
「もらえるはずのお金をもらい損ねる」のは最ももったいないパターンなので、必ず対策しておきましょう。

コツ2|2年目以降の値上がりをチェックして乗り換えを検討する

WiMAX系のポケットWiFiでは、初年度の割引が終了すると月額が1,000〜2,000円上がるサービスがあります。
この値上がりを放置すると、3年目には当初のコスパの良さが大幅に失われてしまいます。

対策 内容
2年のタイミングで乗り換え キャッシュバックを受け取り終えた2年目で解約し、別のサービスに新規契約。再び新規契約者向けのキャッシュバックを受け取れる
月額がずっと変わらないサービスを選ぶ 楽天モバイルやカシモWiMAXのように、月額料金が利用年数に関わらず一定のサービスなら値上がりリスクがない
光回線への乗り換えを検討 GMOとくとくBB WiMAXなど、提携光回線への乗り換え時に違約金・端末残債を負担してくれるサービスもある

「同じサービスをずっと使い続ける」のが必ずしもお得とは限りません。
2年ごとに乗り換えて新規キャッシュバックを受け取るほうが、トータルの通信費を安く抑えられるケースもあります。

コツ3|スマホとのセット割・プラン見直しで通信費全体を下げる

ポケットWiFi単体のコストだけでなく、スマホの月額料金も含めた通信費全体で考えることが長期節約のカギです。

ポケットWiFiを契約すれば自宅でのスマホのデータ消費は大幅に減るため、スマホのプランを小容量に変更できます。

通信費全体の節約例
  • 見直し前:スマホ大容量プラン7,000円 + WiFiなし → 月額7,000円
  • 見直し後:格安SIM小容量プラン1,000円 + ポケットWiFi3,300円 → 月額4,300円
  • 差額毎月2,700円の節約、年間で約32,400円、3年間で約97,200円の節約

WiMAX系のポケットWiFiを契約している場合、auやUQモバイルのスマホならセット割でスマホ代が毎月最大1,100円割引になります。
セット割が使えるスマホキャリアに合わせてWiFiを選ぶと、通信費全体をさらに抑えられます。

コツ4|不要なオプションを外す

キャッシュバックの条件として有料オプションへの加入を求められるケースがあります。
受け取り条件を満たしたあともオプションを放置すると、月額数百円が何カ月も積み重なるため注意しましょう。

  • 端末補償(月額300〜550円):端末を丁寧に扱うなら不要なことが多い
  • セキュリティソフト(月額330〜550円):無料のセキュリティソフトで代用できる場合が多い
  • リモートサポート(月額550円程度):初期設定が終われば基本的に使わない

仮に月額500円のオプションを3年間放置すると、合計18,000円のムダな出費になります。
契約後はマイページで加入中のオプションを確認し、不要なものは早めに解除しましょう。

コツ5|利用頻度が低い月は段階制プランで節約する

ポケットWiFiの利用頻度が月によって大きく変わる人は、使った分だけ料金が変わる段階制プランを選ぶと長期利用のコスパが格段に上がります。

楽天モバイルの段階制料金 月額料金(税込)
〜3GB 1,078円
3GB〜20GB 2,178円
20GB〜無制限 3,278円

たとえば、出張や旅行で外出が多い月は無制限の3,278円、自宅にいることが多い月は3GBの1,078円で済ませるといったメリハリのある使い方ができます。

毎月無制限で使っても年間39,336円、使わない月が半分あれば年間約26,000円まで抑えられる計算です。
定額制のサービスで毎月同じ金額を払い続けるより、トータルコストが安くなる可能性があります。

コスパ最大化のコツまとめ
  • キャッシュバックは必ず受け取る。忘れると数万円の損失
  • 2年目以降の値上がりを確認し、必要なら乗り換えを検討する
  • スマホプランの見直し+セット割で通信費全体を下げる
  • 不要なオプションは契約後すぐに外す
  • 利用頻度にムラがあるなら段階制プランで月ごとの出費を最適化する

次の章では、ポケットWiFiの長期利用で見落としがちな注意点を解説します。

ポケットWiFiの長期利用で注意すべきポイント

ポケットWiFiを長期間使い続ける場合、費用面だけでなく端末の劣化や契約条件にも注意が必要です。
ここでは、見落としがちな3つの注意点を解説します。

端末のバッテリー劣化と買い替え問題

ポケットWiFiはスマホと同じくバッテリーで動く機器のため、長期間使い続けるとバッテリーが劣化していきます。
一般的に、リチウムイオンバッテリーは約2〜3年(充電回数で約500〜800回程度)で性能が低下し始めると言われています。

利用期間の目安 バッテリーの状態
1年目 ほぼ新品同様。カタログスペック通りの駆動時間で使える
2年目 少しずつ駆動時間が短くなり始める。体感では気にならないケースが多い
3年目以降 駆動時間が新品時の60〜70%程度に低下するケースがある。外出先での利用に支障が出始めることも

バッテリーが劣化すると、外出先でフル充電から数時間で電池が切れるようになり、モバイルバッテリーの持ち歩きが必要になることも。

バッテリー劣化への対策
  • 充電しながらの使用をなるべく避ける。バッテリーの劣化を早める原因になりやすい
  • バッテリー残量20〜80%の範囲で使うのが理想。0%まで使い切ったり100%のまま充電し続けるのは避ける
  • 3年以上使う予定なら、端末交換ができるサービスや新機種への乗り換えキャンペーンがあるかを事前に確認しておく
  • 自宅メインで使う場合は常時コンセント接続にするか、ドック型の端末(Speed Wi-Fi DOCK 5G 01など)を検討する

契約期間の自動更新と解約タイミング

ポケットWiFiのサービスによっては、契約期間が満了すると自動的に同じ期間で更新される仕組みになっています。
更新月以外に解約すると解約金が発生するケースがあるため、解約のタイミングには注意が必要です。

契約タイプ 解約金のリスク 代表的なサービス
縛りなし いつ解約しても解約金0円 楽天モバイル、カシモWiMAX、UQ WiMAXなど
2年契約(自動更新) 更新月以外の解約で月額料金1カ月分が発生 一部の光回線・モバイルWiFiサービス
2年契約(自動更新なし) 2年経過後はいつ解約しても解約金0円 モンスターモバイルなど

2022年7月の法改正以降、解約金は月額料金の1カ月分が上限になったため金額自体は大きくありませんが、端末の残債は解約金とは別に請求されるため注意してください。

解約タイミングの注意点
  • 更新月を忘れないようにカレンダーに登録しておく。更新月を逃すと次の更新月まで待つ必要がある場合も
  • 長期利用で2年ごとに乗り換えを検討するなら、更新月の1〜2カ月前から次のサービスを比較し始めると余裕を持って切り替えられる
  • 「縛りなし」のサービスなら解約タイミングを気にせず使えるが、端末を分割購入している場合は残債に注意

途中解約時の端末残債リスク

ポケットWiFiの長期利用で最も高額な出費リスクとなるのが、途中解約時の端末残債です。

WiMAX系のサービスでは端末代が約3万円で36回分割払いが主流です。
「端末代実質無料」のサービスでも、これは36回の分割払いを毎月同額の割引で相殺する仕組みのため、途中で解約すると残りの端末代が一括請求されます。

解約タイミング 端末残債の目安(端末代31,680円・36回分割の場合)
1年で解約 約21,120円(24回分の残債)
2年で解約 約10,560円(12回分の残債)
3年(36カ月)で解約 0円(分割払い完了)

端末残債を避けたい場合は、以下の方法がおすすめです。

  • 端末1円のサービス(楽天モバイルなど)を選ぶ → 残債リスクがほぼゼロ
  • 端末レンタルのサービス(5G CONNECTなど)を選ぶ → 端末を返却すれば残債なし
  • 36カ月間使い切る覚悟で契約する → 分割払いが終われば残債ゼロ。端末は自分のものになる
長期利用の注意点まとめ
  • バッテリー劣化は2〜3年で顕著になる。充電方法に気をつけるか、端末交換プランを確認しておく
  • 契約の自動更新による解約タイミングの見落としに注意。更新月をカレンダーに登録しておく
  • 端末残債は途中解約で最も高額になるリスク。端末1円やレンタルのサービスを選べばリスクを回避できる

最後に、ポケットWiFiの長期利用に関するよくある質問をまとめました。

よくある質問

  • Aキャッシュバックの恩恵を最大限に受けられる2年間がコスパの良いラインです。WiMAX系のサービスは2年目以降に月額が上がるケースが多いため、2年ごとに他社へ乗り換えて新規キャッシュバックを受け取る方法がトータルコストを最も抑えやすい傾向があります。楽天モバイルのように月額がずっと変わらないサービスなら、3年以上使っても実質月額が安定するため長期利用にも向いています。
  • Aあります。WiMAX系のサービスでは、初年度に月額割引キャンペーンが適用されていることが多く、割引期間が終了すると月額が1,000〜2,000円程度上がるケースがあります。たとえばBroad WiMAXは初月1,397円ですが、2カ月目以降は3,773円〜、さらに37カ月目以降は4,818円になります。一方、楽天モバイルやカシモWiMAXのように月額がずっと定額のサービスもあるため、長期利用前提なら料金体系を事前によく確認しましょう。
  • A端末自体は3〜5年程度使えるケースが多いですが、バッテリーの劣化が2〜3年で顕著になる傾向があります。バッテリーが劣化すると駆動時間が短くなり、外出先での利用に支障が出ることがあります。自宅で常時コンセントに接続して使う場合はバッテリーの影響は少ないですが、持ち運びメインの方は3年を目安に端末の買い替えや乗り換えを検討するのが現実的です。
  • AポケットWiFiを解約して光回線に新規契約する流れになります。ポケットWiFiの解約時に端末の残債が発生する場合があるため、事前に残債額を確認しましょう。GMOとくとくBB WiMAXなどは、提携する光回線(ドコモ光・auひかり・とくとくBB光)への乗り換え時に違約金・端末残債を負担してくれるサービスを実施しています。光回線への乗り換えを将来的に検討している方は、こうしたサポートがあるサービスを選んでおくとスムーズです。
  • A買い切り型のポケットWiFiは、月額料金がかからず必要なときだけデータをチャージして使えるため、利用頻度が少ない方にはお得です。ただし、毎月たくさんデータを使う方にはチャージ代がかさむため、月額契約型のサービスのほうがコスパが良くなります。旅行や出張時だけ使いたい方、サブ回線として持っておきたい方には買い切り型が向いていますが、メインのWiFiとして毎日使うなら月額契約型がおすすめです。
  • A利用期間やデータ容量によって異なりますが、3年間の実質月額で見ると、100GBプランならモンスターモバイル(実質月額約3,000円)、無制限プランなら楽天モバイル(実質月額約3,300円)がコスパに優れています。WiMAX系のBroad WiMAXやGMOとくとくBBは1年目のコスパは最強ですが、2年目以降に月額が上がるため3年トータルでは楽天モバイルと同等かやや高くなる傾向があります。キャンペーン内容は時期によって変わるため、契約前に最新情報を確認してください。

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