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ベトナムeSIMの選び方|ホーチミン・ハノイ・ダナンの容量目安

ベトナムeSIMの選び方|ホーチミン・ハノイ・ダナンの容量目安

この記事の結論

ベトナムeSIMとは、スマホに内蔵されたSIMへ通信プランを書き込んで使う、データ通信専用のデジタルSIMです。ホーチミン・ハノイ・ダナンはいずれも都市部の通信環境が整っており、地図・配車アプリ・翻訳・SNSが中心なら1日あたり0.5〜1GBが容量の目安になります。動画視聴やテザリングを使うなら、日数×1.5〜2GB程度を見込んでおくと安心です。

ベトナム旅行や出張が決まって、最初に気になるのが現地のネット環境ですよね。

ホーチミンの街中でGrabを呼べるのか。ハノイの旧市街で地図アプリが動くのか。空港に着いた瞬間からつながっていないと、移動もホテルの連絡も止まってしまいます。

そこで選択肢に挙がるのがeSIMです。日本にいるうちに手続きを終えられて、現地の窓口に並ぶ必要がありません。ただ、初めてだと「結局何GB買えばいいのか」「日本の電話番号はどうなるのか」がわかりにくく、そこで手が止まってしまう人が多いのも事実です。

💡 この記事でわかること
  • ✓eSIMと現地SIM・レンタルWiFiは何が違うのか
  • ✓失敗しないベトナムeSIMの選び方5つのチェックポイント
  • ✓ホーチミン・ハノイ・ダナン別、滞在日数ごとの容量目安
  • ✓購入から開通までの流れと、つながらない時の対処法

ベトナムで使うeSIMを選ぶときの判断材料を、順番に整理していきます。渡航先や滞在日数が決まっていれば、読み終わるころには買うべき容量まで絞り込めるはずです。

目次

ベトナムeSIMとは?現地SIM・WiFiレンタルとの違いをわかりやすく解説

ベトナムeSIMとは、スマホに内蔵されたSIMへ通信プランを書き込んで使う、データ通信専用のデジタルSIMです。

従来の物理SIMのように小さなカードを入れ替える必要がなく、申し込み後に届いたQRコードを読み込むだけで準備が終わります。日本にいるうちに設定を済ませられるため、ベトナム到着後に空港の窓口へ並んだり、現地スタッフとやり取りしたりする手間がありません。

一方で、現地SIMは到着後の購入手続きが必要で、WiFiレンタルは端末の受取と返却が発生します。どれもネットにつながる点は同じですが、「手続きをいつ・どこで終わらせるか」が大きく違うというのが、選ぶときの最初の分かれ道です。

eSIMはスマホに直接書き込む「デジタルSIM」

eSIMは、スマホ本体にあらかじめ組み込まれたSIMのことです。物理的なカードは存在せず、通信プランの情報をデータとして書き込んで使います。

ベトナム用のeSIMを申し込むと、メールなどでQRコードが送られてきます。これをスマホのカメラで読み込むとプランが追加され、現地に着いてから回線を切り替えれば通信が始まります。

物理SIM(カード型)

SIMピンでトレイを開け、カードを差し替えて使います。

日本のSIMを抜いて保管する必要があり、旅行中に紛失するリスクがあります。

カードが届くまでの配送時間、または現地での購入時間がかかります。

eSIM(デジタル型)

QRコードを読み込むだけで設定が完了します。

日本のSIMを入れたまま追加でき、抜き差しによる紛失が起きません。

オンラインで完結するため、出発直前の申し込みにも対応しやすいです。

判断のポイントは、SIMカードの抜き差しに不安があるかどうかです。旅先で小さなカードを扱うのが心配な人ほど、eSIMのほうが向いています。物理SIMとの違いをさらに詳しく知りたい場合は、物理SIMとeSIMの比較記事もあわせて確認してみてください。

データ専用eSIMに電話番号は付かない|日本の番号はそのまま残る

旅行者向けのeSIMの多くはデータ通信専用です。つまり、ベトナムの電話番号は発行されず、現地の番号で電話をかけたりSMSを受け取ったりはできません。

ここで不安になりやすいのが「日本の番号が使えなくなるのでは」という点ですが、そうではありません。eSIMは日本のSIMに追加する形で使うため、日本の電話番号はスマホに残ったままです。データ通信だけをベトナムのeSIMに切り替えて使う、というイメージになります。

データ専用eSIMでできること・できないこと
  • できる:地図、配車アプリ、翻訳、SNS、Web検索、メールなどのデータ通信
  • できる:LINE通話、Messenger通話、Zoomなどアプリを使った通話
  • できない:現地番号での発着信、現地番号あてのSMS受信
  • 条件つき:日本の番号あてのSMS受信は、日本のSIMを有効にしたまま国際ローミングをONにする必要があります

判断の基準になるのは、旅行中に電話番号あてのSMS認証を受け取る予定があるかどうかです。銀行アプリやクレジットカードの本人確認でSMSが届くケースがあるため、該当しそうな人は出発前に受信方法を決めておくと安心です。通話つきとデータ専用の違いは通話付きSIMとデータ専用SIMの比較記事で整理しています。

自分のスマホはeSIMに対応している?確認方法

eSIMを使うには、スマホがeSIMに対応していて、なおかつSIMロックが解除されている必要があります。どちらか一方でも欠けていると、購入しても使えません。

端末 確認する場所 対応していれば表示されるもの
iPhone 設定 → 一般 → 情報 「EID」の項目が表示される
Android 設定 → デバイス情報(端末情報) 「EID」の項目が表示される
共通 設定 → 一般 → 情報 →「SIMロック」欄 「SIMロックなし」と表示される

表示場所は機種やOSのバージョンによって異なる場合があるため、見つからないときは設定画面の検索窓で「EID」と入力すると早いです。

購入前に確認しておきたいこと
  • EIDが表示されない端末はeSIM非対応です。物理SIMかWiFiレンタルを検討してください
  • キャリアで購入した古い端末は、SIMロックが残っているケースがあります
  • eSIMは一度書き込むと別の端末へ移せない場合があります。使う端末を決めてから申し込んでください

判断の基準はシンプルで、EIDが表示され、かつSIMロックが解除されていれば使えます。この2つが確認できたら、次は自分に合ったeSIMをどう選ぶかです。選び方のチェックポイントをこのあと整理します。

ベトナムeSIMの選び方|失敗しない5つのチェックポイント

ベトナムeSIMは「データ容量・利用日数・接続する回線・テザリング可否・サポート体制」の5点で選ぶと失敗しにくいです。

eSIMは商品ページを見ても似たような表記が並ぶため、どこを見比べればいいのか迷いますよね。ただ、旅行者がつまずくポイントはだいたい決まっています。

多いのは「容量が足りずに途中で速度制限がかかった」「利用期間が帰国日より前に切れた」「テザリングができず同行者と共有できなかった」の3パターンです。いずれも購入前の確認で防げるものなので、次の5つを順番に見ていけば十分です。

1. データ容量は「日数×1日あたりの使用量」で決める

最初に決めるのがデータ容量です。総量だけを見ても判断しづらいので、1日あたりの使用量に分解して考えるとブレません。

目安として、地図や検索、SNS、メッセージアプリが中心なら1日0.5〜1GB程度。動画を見たり、写真や動画をSNSにアップしたりする機会が多いなら1日1.5〜2GB程度を見ておくと安心です。あくまで目安で、利用環境やアプリの設定によって消費量は変わります。

判断基準は、旅行中に動画を見るかどうかです。移動時間が長い旅程で動画を見る予定があるなら、迷わず多めの容量を選んでおいたほうがコストパフォーマンスは高くなります。滞在都市ごとの具体的な目安は、このあとの章で早見表にまとめています。

2. 利用可能日数は「帰国日+1日」の余裕をみる

eSIMには「7日間」「15日間」のように利用できる期間が設定されています。ここで見落としやすいのが、出発日と帰国日の扱いです。

深夜便でベトナムを発つ場合や、帰りの空港で足止めされた場合、最終日にもネットが必要になります。日数がぴったりだと、空港で配車アプリを開こうとした瞬間に切れてしまうこともあります。

日数選びで見落としやすい点
  • 開始のタイミングが「開通した時点から」か「現地で接続した時点から」かはサービスによって異なります
  • 乗り継ぎで別の国を経由する場合、その国は対象外になることがあります
  • 延長できるかどうか、延長時に再度QRコードが必要かも確認しておくと安心です

判断基準はシンプルで、滞在日数より1日多いプランを選ぶことです。3泊4日なら5日間プラン、6泊7日なら8日間プランというように、1日分の余白を持たせておけば帰国当日に慌てずに済みます。

3. 接続する回線が現地の大手キャリアかを確認する

eSIMは、ベトナム現地の通信会社の回線を借りて通信します。どの回線につながるかで、体感の速度や場所によるつながりやすさが変わってきます。

ベトナムの主要な通信事業者は、Viettel、Vinaphone、Mobifoneの3社です。都市部については各社ともネットワークが整備されており、ホーチミン・ハノイ・ダナンのような主要都市であれば、日常的な使い方で困る場面は少ない傾向があります。

確認する項目 見るべきポイント
接続先の回線 商品ページに現地キャリア名が明記されているか
対応する通信方式 4G/LTEに対応しているか
利用可能エリア 訪れる都市や地方が対象に含まれているか
速度制限の条件 容量を使い切ったあとに低速で使えるのか、通信が止まるのか

判断基準は、接続先の回線が商品ページに明記されているかどうかです。記載がまったくない場合は、どこにつながるか分からないまま買うことになります。実際の通信品質は時間帯や場所によって左右されるため、最新の対応状況は公式サイトで確認してください。

4. テザリングが使えるかを事前に確認する

テザリングとは、スマホの通信を他の端末と共有する機能のことです。ノートパソコンで作業したい出張者や、家族・友人と1枚のeSIMを分け合いたい人には重要な機能になります。

ただし、eSIMのプランによってはテザリングが制限されているケースがあります。購入後に気づいても変更できないことが多いため、必要なら申し込み前に確認が必須です。

💡 テザリングが必要になりやすいケース
  • ✓出張でノートパソコンを使って作業する
  • ✓同行者のスマホがeSIM非対応で、共有して使いたい
  • ✓タブレットで地図や資料を見ながら移動する
  • ✓子ども用の端末にネットを分けたい

判断基準は、スマホ1台だけで完結するかどうかです。2台以上の端末をつなぐ予定があるなら、テザリング可のプランを選び、そのぶん容量も多めに見積もってください。共有する人数が増えるほど、消費量は一気に伸びます。

5. 日本語サポートと開通サポートがあるか

eSIMでつまずきやすいのは、購入時ではなく現地で開通させる場面です。QRコードを読み込んだのに圏外のまま、という状況で英語のチャット対応しかないと、解決までに時間がかかります。

日本語で問い合わせができるか、設定手順の案内が日本語で用意されているかは、初めてeSIMを使う人ほど重視したいポイントです。

判断基準は、eSIMの利用経験があるかどうかです。初めてなら、価格の安さよりもサポート体制を優先したほうが結果的に安心して使えます。

ベトナムeSIM選びの5つのチェックポイント
  1. データ容量:1日あたりの使用量 × 滞在日数で計算する
  2. 利用日数:滞在日数より1日多いプランを選ぶ
  3. 接続回線:現地の大手キャリア回線が明記されているか
  4. テザリング:2台以上つなぐなら対応プランを選ぶ
  5. サポート:初めてなら日本語対応と開通サポートを優先する

この5つの中で、いちばん迷いやすいのが1つ目のデータ容量です。次の章で、滞在都市と日数からどれくらい必要かを具体的に見ていきます。

ホーチミン・ハノイ・ダナン別|滞在日数とデータ容量の目安

ベトナム旅行で必要なデータ容量は、地図やSNSが中心なら1日0.5〜1GB、動画視聴やテザリングを使うなら1日1.5〜2GBが目安です。

ホーチミン・ハノイ・ダナンはいずれも都市部の通信環境が整っているため、必要な容量は「滞在する都市」よりも「何に使うか」で決まります。ただし、都市によって使うアプリの傾向は変わります。

移動に配車アプリを多用するのか、写真や動画をSNSにアップする機会が多いのか。この違いが積み重なると、同じ日数でも消費量に差が出ます。ここでは用途別の目安を先に押さえたうえで、都市ごとの使い方と日数別の早見表を見ていきます。

1日あたりのデータ消費量の目安

まずは、旅行中によく使う操作ごとの消費量を確認しておきましょう。数字を見ると、容量を一気に使うのは動画とビデオ通話だとわかります。

用途 消費量の目安 旅行中の使用頻度
地図アプリ(1時間) 数MB〜10MB程度 高い
メッセージアプリ(1日) 数十MB程度 高い
Web検索・ブラウジング(1時間) 数十MB程度 高い
SNS閲覧(1時間) 100〜300MB程度 中〜高
写真のアップロード(10枚) 数十MB程度 中
動画視聴(標準画質・1時間) 数百MB〜1GB程度 人によって差が大きい
ビデオ通話(1時間) 数百MB程度 人によって差が大きい

いずれも一般的な目安で、画質設定や通信環境、アプリの仕様によって実際の消費量は変わります。

判断基準になるのは、動画とビデオ通話を使うかどうかです。この2つを使わなければ1日1GB以内に収まることが多く、逆にどちらかを日常的に使うなら1日2GB前後を見込んでおくと安心です。

ホーチミン|配車アプリと飲食店検索が中心になりやすい

ホーチミンは市街地が広く、移動でGrabなどの配車アプリを使う場面が多くなります。配車アプリは地図の読み込みとドライバーとのやり取りが発生しますが、消費量自体は大きくありません。

むしろ増えやすいのは、飲食店の検索と口コミの確認です。写真が多く表示されるページを何度も開くと、そのぶん通信量が積み上がります。

ホーチミン滞在での容量の考え方
  • 配車アプリ中心の移動なら、地図まわりの消費は1日100MB前後に収まるケースが多いです
  • 店選びで検索を多用する人は、1日0.8〜1GB程度を見ておくと余裕があります
  • 夜市や飲食店の様子を動画で撮ってSNSに上げるなら、1日1.5GB以上を見込んでください

判断基準は、1日の移動回数が多いかどうかです。市内を1日に何度も移動する旅程なら、地図と配車アプリを常時使う前提で少し多めに選んでおくほうが安全です。

ハノイ|旧市街の散策で地図と翻訳アプリの出番が増える

ハノイは旧市街のように道が入り組んだエリアがあり、地図アプリを開いたままにする時間が長くなりがちです。地図自体の消費量は小さいものの、常時接続の状態が続くぶん、想定より使っていたということが起きます。

あわせて出番が増えるのが翻訳アプリです。メニューや看板をカメラで翻訳する機能は画像を扱うため、テキスト翻訳より通信量が大きくなる傾向があります。

💡 ハノイで通信量を抑えるコツ
  • ✓旧市街の地図は出発前にオフライン保存しておく
  • ✓翻訳アプリのベトナム語データを事前にダウンロードしておく
  • ✓使っていない時間帯はバックグラウンド更新をオフにする

判断基準は、徒歩での散策が多い旅程かどうかです。歩き回る時間が長いほど地図を開いている時間も長くなるため、1日1GB前後を確保しておくと途中で気にせずに済みます。

ダナン・ホイアン|移動距離が長く、写真や動画のアップロードが増える

ダナンとホイアンを行き来する旅程では、移動時間が長くなります。車やバスでの移動中に動画やSNSを見ていると、その時間がそのまま通信量になります。

さらに、海やランタンの街並みなど写真映えするスポットが多いため、写真と動画のアップロードが増えやすいのも特徴です。動画のアップロードは一度で数百MBを使うこともあります。

ダナン・ホイアンで容量が足りなくなる典型パターン
  • 移動中の動画視聴で、1日で数GBを消費してしまう
  • 撮影した動画をその場でSNSにアップし、想定の倍以上使う
  • 写真の自動バックアップがオンのままで、意識しないうちに通信が発生している

判断基準は、動画を撮ってその日のうちにアップするかどうかです。撮影が目的の旅行なら、ほかの都市より1.5倍程度の容量を見ておくと途中で止まりません。写真の自動バックアップは、ホテルのWiFiに接続したときだけ動くよう設定しておくのがおすすめです。

滞在日数別|容量の早見表

ここまでの内容を、日数と使い方の組み合わせでまとめます。自分の旅程に近い行を見れば、購入する容量の目安がわかります。

滞在日数 地図・SNS中心 動画視聴・テザリングあり
3泊4日 3GB前後 6〜8GB
4泊5日 3〜5GB 8〜10GB
5泊6日 4〜6GB 9〜12GB
7日間 5〜7GB 10〜14GB
10日以上 1日1GB換算で計算 大容量プランや無制限プランも検討

迷ったときは、1つ上の容量を選んでおくほうが失敗しにくいです。足りなくなってから追加購入するより、最初から余裕を持たせたほうが手間も少なく済みます。

容量を節約する4つのコツ
  • ホテルやカフェのWiFiを併用し、大きいダウンロードはそこで済ませる
  • 地図はオフライン保存、音楽や動画は日本で事前にダウンロードしておく
  • SNSアプリの動画自動再生をオフにする
  • 写真や動画の自動バックアップは、WiFi接続時のみに設定する

ここまでで、自分に必要な容量がおおよそ見えてきたはずです。容量が決まったら、あとは実際のプラン内容と料金を確認するだけです。

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ベトナムでのネット手段はどれが正解?eSIM・現地SIM・レンタルWiFi・ローミング比較

ベトナムでのネット手段は、1人旅で手軽さを重視するならeSIM、複数人で共有するならレンタルWiFiが向いています。

ベトナムでネットを使う方法は、大きく4つあります。日本にいるうちに用意するeSIM、現地で買う現地SIM、端末を借りるレンタルWiFi、そして今の契約のまま使う国際ローミングです。

どれを選んでも通信はできますが、手間の発生するタイミングと、共有できる人数が決定的に違います。1人で身軽に動きたいのか、家族4人で分け合いたいのかによって答えが変わるので、その軸で比べていきます。

手間が発生するタイミングで比べる

4つの手段は、準備や返却にかかる手間のかかり方が異なります。旅行前にまとめて済ませられるのか、現地や帰国後にも作業が残るのかを整理しました。

手段 出発前 現地到着後 帰国後
eSIM オンライン申し込み・QRコード読み込み 回線を切り替えるだけ 作業なし
現地SIM 準備不要 窓口で購入・SIM差し替え・設定 日本のSIMに戻す
レンタルWiFi 予約・受取(空港または配送) 電源を入れて接続 端末とケーブルの返却
国際ローミング プランの申し込み・設定確認 ローミングをONにする ローミングをOFFにする

eSIMの特徴は、すべての手間が出発前に集中し、帰国後に何も残らない点です。逆にレンタルWiFiは受取と返却という物理的な作業が両端に発生します。

判断基準は、帰国後に作業を残したくないかどうかです。返却期限を気にしたくない人や、空港での受け渡しの時間を取りたくない人には、eSIMが合っています。

複数人で旅行するならどれが向いている?

人数が増えると、判断の軸が変わります。1人1枚ずつ用意するのか、1つの回線を全員で分け合うのかという選択です。

eSIMは基本的に1台につき1つ購入する形になります。ただしテザリングに対応していれば、1人が契約して他のメンバーに分けることもできます。レンタルWiFiは1台で複数端末をつなげるため、人数が多いほど1人あたりの負担は下がります。

人数別の考え方
  • 1人旅:eSIMがもっとも手軽。荷物も増えません
  • 2人:それぞれeSIMを持つか、テザリングで分けるかの二択になります。別行動の予定があるなら1人1つが安全です
  • 3〜4人の家族旅行:常に一緒に行動するならレンタルWiFi、自由行動が多いならeSIMが向いています
  • 5人以上のグループ:全員が同じ行動をすることは少ないため、各自でeSIMを持つほうが現実的です

判断基準は、旅程の中に別行動があるかどうかです。1台のWiFi端末を共有する場合、端末を持っている人から離れた瞬間に全員がつながらなくなります。自由行動を予定しているなら、それぞれが自分の回線を持っておくほうが安心です。

共有して使うときの注意点
  • テザリングで分ける場合、親機になるスマホのバッテリー消費が大きくなります
  • 人数が増えるほど通信量の消費も早くなるため、容量は多めに見積もってください
  • レンタルWiFi端末は持ち歩きが必要で、モバイルバッテリーもあわせて用意することになります

長期滞在や出張ではどう選ぶ?

1週間を超える滞在や、頻繁にベトナムへ行く出張の場合は、短期旅行とは別の判断になります。

滞在が長いほど総データ量が増えるため、大容量プランや長期向けプランを選ぶ必要があります。また出張ではノートパソコンを使う場面が多く、テザリングの可否が実務に直結します。

短期の旅行・出張(〜1週間)

日数に合ったプランのeSIMで足ります。

準備の手軽さを優先し、容量は早見表の目安から選べば十分です。

現地での手続きが不要なぶん、到着後すぐに動き始められます。

長期滞在・繰り返す出張

大容量プランや長期プランの単価を比べて選びます。

テザリング対応は必須条件として確認してください。

現地の銀行やサービスで電話番号が必要になる場合は、現地SIMも選択肢に入ります。

判断基準は、ベトナムの電話番号が必要になるかどうかです。現地のサービス登録で番号を求められる予定があるなら現地SIM、それ以外はeSIMで問題ないケースがほとんどです。

それぞれが向いている人を整理

ここまでの内容をもとに、4つの手段が向いている人をまとめます。

手段 向いている人 向いていない人
eSIM 1人旅・荷物を増やしたくない・到着後すぐ使いたい 端末がeSIM非対応・現地の電話番号が必要
現地SIM 現地の電話番号が必要・長期滞在 到着後に窓口へ行く時間を取りたくない
レンタルWiFi 常に同行動の家族旅行・eSIM非対応端末を使う 荷物を増やしたくない・返却の手間を避けたい
国際ローミング 短時間の滞在・設定を何も変えたくない 滞在が長く、通信量が多くなる
eSIMの良い点
  • 日本にいるうちに準備が完了し、現地で窓口に並ぶ必要がない
  • 端末の受取と返却がなく、帰国後にやることが残らない
  • SIMカードの抜き差しがないため、日本のSIMを紛失する心配がない
  • 荷物が増えず、充電が必要な端末も持ち歩かなくて済む
eSIMの気になる点
  • eSIM対応端末でなければ利用できない
  • データ専用プランではベトナムの電話番号が付かない
  • 設定を自分で行う必要があり、初回は少し戸惑うことがある
  • プランによってはテザリングが制限される場合がある

eSIMを選ぶなら、次に確認したいのが設定の手順です。購入から現地で使い始めるまでの流れを、このあと具体的に見ていきます。

購入から開通までの流れと、つながらない時の対処法

ベトナムeSIMは、出発前にQRコードを読み込んでプランを追加し、現地到着後にデータ通信の回線を切り替えるだけで使えます。

作業自体は5分程度で終わりますが、順番を間違えると現地でつながらない原因になります。とくに重要なのが、QRコードの読み込みは日本のネット環境があるうちに済ませておくという点です。

プロファイルの追加にはインターネット接続が必要なため、ベトナムに着いてから読み込もうとすると、ネットがないのに設定できないという状態に陥ります。出発前と到着後で、やることを分けて押さえておきましょう。

出発前にやること

日本を出る前に済ませるのは、申し込みとプロファイルの追加までです。この段階では通信を開始する必要はありません。

🔧 出発前の手順
1

端末がeSIMに対応しているか、SIMロックが解除されているかを確認する

2

渡航日数と容量に合ったプランをオンラインで申し込む

3

届いたQRコードを、WiFiに接続した状態で読み込みプランを追加する

4

追加したプランの名前を「ベトナム」などに変更し、日本の回線と区別しておく

QRコードはメールで届くことが多いため、画面のスクリーンショットを保存しておくと、万一メールが開けない状況でも対応できます。

判断基準は、出発前にプロファイルの追加まで終わっているかどうかです。ここまで完了していれば、現地でやるのは切り替えだけになります。

ベトナム到着後にやること

現地に着いたら、データ通信で使う回線をベトナムのeSIMに切り替えます。作業は設定画面から数タップで完了します。

設定項目 設定内容 理由
モバイルデータ通信 ベトナムのeSIMを選択 通信を現地回線で行うため
データローミング ベトナムのeSIM側をON 海外の回線に接続するために必要
日本のSIM モバイルデータ通信をOFF 意図しない高額請求を防ぐため
日本のSIMの音声回線 そのまま有効にしておく 日本の番号あての着信やSMSを受けるため
切り替え時に必ず確認すること
  • 日本のSIM側のデータローミングがONのままだと、高額な国際ローミング料金が発生する可能性があります
  • 日本の番号あてのSMSを受け取りたい場合は、音声回線だけ有効にしてデータはOFFにします
  • APNの手動設定が必要なサービスもあります。案内があった場合は指示どおりに入力してください(APN設定の手順はこちら)

判断基準は、日本のSIMのデータ通信をOFFにできているかどうかです。ここを確認せずに使い続けると、eSIMを買ったのに日本側の回線で通信していた、という事態が起こります。

つながらないときに確認する4項目

設定したのに圏外のまま、という場合でも、原因はほとんどが単純な設定漏れです。上から順に確認していけば、たいていは解決します。

🔧 つながらないときのチェック順
1

ベトナムのeSIM側でデータローミングがONになっているかを確認する

2

モバイルデータ通信の回線がベトナムのeSIMになっているかを確認する

3

機内モードを10秒ほどONにしてからOFFに戻し、回線をつかみ直させる

4

それでも改善しなければ端末を再起動し、ネットワーク設定やAPNを確認する

空港に着いた直後は、機内モードの解除から回線をつかむまでに少し時間がかかることがあります。すぐに反応がなくても、数分待ってから確認してみてください。

判断基準は、4項目を試しても改善しないかどうかです。ここまでやって解決しなければ端末側や購入したプラン側の問題が考えられるため、サポートへ連絡するのが早道になります。日本語で問い合わせできるサービスを選んでおくと、この場面で差が出ます。

通話やSMSはどうする?アプリ通話での代替方法

データ専用eSIMには電話番号が付かないため、現地の番号で電話をかけることはできません。ただ、旅行中の連絡はアプリ通話でほぼ代替できます。

LINEやMessenger、WhatsAppの通話機能はデータ通信で動くので、eSIMがつながっていればそのまま使えます。ホテルやレストランへの連絡も、多くの場合はメッセージやWeb予約で完結します。

通話が必要な場面と対処法
  • 同行者との連絡:LINEなどのアプリ通話で問題ありません
  • ホテルやレストランへの連絡:Web予約やメッセージ機能を使います
  • 日本の家族との連絡:アプリ通話なら国際電話料金がかかりません
  • 現地の店舗や病院への電話:現地番号が必要になるため、ホテルのフロントに依頼する方法があります

判断基準は、現地で電話番号を直接使う予定があるかどうかです。ほとんどの旅行では発生しないため、データ専用eSIMで足りるケースが大半です。通話付きとの違いをもう少し詳しく知りたい場合は、関連記事で整理しています。

現地でネットを使うときの注意
  • カフェや空港の公共WiFiは、暗号化されていない場合があります。クレジットカード情報の入力は避けてください(海外での通信セキュリティ対策はこちら)
  • eSIMのQRコードは再読み込みできないことがあります。読み込み前に削除しないよう注意してください
  • 端末を機種変更すると、eSIMを移行できない場合があります。渡航直前の機種変更は避けたほうが安全です

ここまでで、選び方から設定、トラブル対応までひととおり揃いました。最後に、よくある疑問をまとめて確認しておきましょう。

よくある質問

  • A地図や検索、SNS、メッセージアプリが中心なら1日0.5〜1GBが目安です。動画視聴やテザリングを使うなら1日1.5〜2GB程度を見込んでください。3泊4日の旅行なら3GB前後、動画を見る予定があるなら6〜8GBが1つの基準になります。実際の消費量は利用環境やアプリの設定によって変わるため、迷ったときは1つ上の容量を選んでおくと安心です。
  • A使えなくなりません。eSIMは日本のSIMに追加する形で使うため、日本の電話番号はそのまま残ります。データ通信だけをベトナムのeSIMに切り替えて使うイメージです。日本の番号あての着信やSMSを受け取りたい場合は、日本のSIMの音声回線を有効にしたまま、データ通信をOFFにしておいてください。
  • Aプランによって異なります。テザリングに対応しているものもあれば、制限されているものもあります。ノートパソコンで作業する予定がある方や、同行者と共有したい方は、申し込み前に商品ページで対応可否を必ず確認してください。購入後に変更できないケースが多い項目です。あわせて、共有すると消費量が増えるため容量も多めに見積もっておくと安心です。
  • A出発前にQRコードを読み込んでプランを追加しておけば、到着後は回線を切り替えるだけで使えます。ただしプロファイルの追加にはインターネット接続が必要なため、現地に着いてから読み込もうとすると設定できません。必ず日本のWiFi環境があるうちに済ませておいてください。機内モードを解除してから回線をつかむまでに数分かかることもあります。
  • Aベトナム国内が対象のプランであれば、都市を移動しても同じeSIMをそのまま使えます。国内移動のたびに設定を変える必要はありません。ただし乗り継ぎで別の国を経由する場合、その国が対象に含まれていないことがあります。複数国をまわる旅程の方は、対応国の範囲を申し込み前に確認してください。
  • AまずベトナムのeSIM側でデータローミングがONになっているか、モバイルデータ通信の回線がベトナムのeSIMになっているかを確認してください。次に機内モードを10秒ほどONにしてOFFに戻し、それでも改善しなければ端末を再起動します。この4つで解決しない場合は、端末側かプラン側の問題が考えられるため、サポートへ連絡するのが早いです。日本語で問い合わせできるサービスを選んでおくと、こうした場面で対応がスムーズになります。

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