レンタル型モバイルWiFiは、端末を借りて使い、解約時に返却する形態です。購入型と違って端末代の分割払いがないため、途中解約しても残債が発生しません。一方、返却期限を過ぎると延滞料金がかかり、破損や付属品の欠品があれば弁償金を請求されることがあります。短期〜中期の利用や、契約期間が読めない場合はレンタル型が向いています。長期利用が確定していて端末を自由に扱いたいなら購入型も選択肢です。
モバイルWiFiを申し込むとき、端末が「レンタル」なのか「購入」なのかを意識したことはあるでしょうか。
月額料金ばかりに目が行きがちで、この違いは見落とされやすいポイントです。契約時点では、どちらでも大きな差はありません。月々払う金額もほぼ同じだからです。
差がはっきり出るのは、解約するときです。
購入型なら端末代の分割が残っていれば支払いが続きます。レンタル型なら残債はありませんが、代わりに期限内に返却しないと延滞料金が発生します。
つまりこの選択は、「途中でやめる可能性があるか」で判断すべきものです。この記事では、両者の違いと選び方を整理します。
- レンタル型の仕組みと、3つの契約形態の違い
- 初期費用・解約時の負担など5つの比較軸
- 期間別の総額シミュレーションと分岐点
- 返却時のトラブルを避けるための注意点
- 「実質0円」の表記が何を意味しているか
- どちらが向いているかの判断基準
読み終わるころには、自分にどちらが合っているかが判断できるようになります。
まずは、レンタル型がどういう仕組みなのかから見ていきましょう。
レンタル型モバイルWiFiとは?
レンタル型モバイルWiFiは、端末を借りて使い、解約時に返却する契約形態です。端末代の分割払いは発生しません。
言葉のとおり、端末を「借りる」形態です。
所有権は事業者側にあり、利用者は使う権利を得る形になります。
まずは仕組みと、他の形態との違いを整理していきましょう。
レンタル型の仕組み
申し込みから返却までの流れは、次のようになります。
ポイントは、解約と返却が別の手続きだという点です。
解約を申請しただけで安心してしまい、返却を忘れると弁償金が発生することがあります。
3つの契約形態|レンタル・一括購入・分割購入
端末の扱いには、大きく3つの形態があります。
| 形態 | 端末代 | 所有権 | 解約時 |
|---|---|---|---|
| レンタル | 不要 | 事業者 | 返却する |
| 一括購入 | 契約時に全額 | 利用者 | 手元に残る |
| 分割購入 | 毎月分割で支払う | 完済後に利用者 | 残債があれば支払いが続く |
この表で最も注意したいのが分割購入です。
月々の支払いに端末代が含まれているため、途中で解約すると残りの端末代が請求されます。
そして厄介なことに、この形態が「端末代実質0円」として案内されることがあります。分割払いと同額の割引を毎月適用することで、実質的な負担をゼロに見せる仕組みです。
- 端末代を分割払いにする/たとえば24回払い
- 毎月同額を割り引く/結果として負担はゼロに見える
- 継続利用が条件/途中解約すると割引が止まる
- 残債が請求される/解約後も端末代の支払いが続く
この仕組み自体は珍しいものではありませんが、「0円だから何もかからない」と誤解すると後で困ります。詳しくは初期費用0円のモバイルWiFiの仕組みでも解説しています。
なぜレンタル型が主流になっているのか
近年のモバイルWiFiサービスでは、レンタル型が増えています。
理由は利用者側・事業者側の双方にあります。
- 初期費用を抑えられる/端末代の負担がなく、始めやすい
- 解約のハードルが低い/残債がないため、合わなければやめられる
- 契約期間の縛りをなくしやすい/端末代の回収を月額に組み込まなくていい
- 端末を再利用できる/事業者側のコストを抑えられる
- 故障時の対応がしやすい/交換や代替機の手配が前提になっている
特に2つ目と3つ目は関連しています。
端末代を分割で回収する必要がないため、契約期間の縛りを設けなくても事業が成立するわけです。縛りなしプランがレンタル型に多いのは、この構造によります。
縛りなしプランについては縛りなしモバイルWiFiの選び方で詳しく扱っています。
- レンタル型は端末を借りて使い、解約時に返却する形態
- 契約形態はレンタル・一括購入・分割購入の3つ
- 「実質0円」は分割購入/途中解約で残債が発生する
- レンタル型は縛りなしプランと相性がいい構造になっている
仕組みが分かったところで、次は購入型との具体的な違いを見ていきましょう。
レンタル型と購入型の違い
レンタル型と購入型は、初期費用・解約時の負担・返却義務・端末の扱い・契約の柔軟性の5点で異なります。
月額料金だけを見ると差が分かりにくいのですが、条件面では明確な違いがあります。
順番に確認していきましょう。
①初期費用の違い
契約時にかかる費用から見ていきます。
| 費用項目 | レンタル型 | 購入型(一括) | 購入型(分割) |
|---|---|---|---|
| 端末代 | 0円 | 1〜2万円程度 | 月々500〜1,000円程度 |
| 事務手数料 | 0〜3,300円程度 | 同左 | 同左 |
| 初月の負担 | 小さい | 大きい | 小さい |
始めやすさで言えば、レンタル型が最も負担が軽くなります。
端末代がかからないため、事務手数料のみ、あるいはそれもゼロというケースもあります。
一方、分割購入も初月の負担は小さく見えます。ただしこれは支払いが後ろにずれているだけで、総額が安いわけではありません。
②解約時の負担の違い
ここが最大の違いです。
契約時には見えませんが、やめるときに差がはっきり出ます。
| 解約時に発生するもの | レンタル型 | 購入型(分割) |
|---|---|---|
| 端末代の残債 | なし | 残っていれば請求される |
| 返却義務 | あり | なし |
| 返送料 | 自己負担のことが多い | 不要 |
| 延滞・弁償のリスク | あり | なし |
| 違約金 | プランによる | プランによる |
整理すると、レンタル型は「返す手間とリスク」、購入型は「残債という金銭的負担」を負うことになります。
金額で見ると、残債のほうが重くなりがちです。
1年で解約した場合、24回払いなら12回分が残ります。月1,000円なら12,000円。返送料の数百円とは桁が違います。
③返却義務の有無
レンタル型には返却が伴います。これは手間であると同時に、リスクでもあります。
- 期限を過ぎると延滞料金/1日単位で加算されることがある
- 付属品の欠品で弁償金/充電器やケーブルがないと請求される
- 破損があれば弁償金/画面割れや水濡れなど
- 紛失した場合は全額負担/端末代相当を請求される
逆に言えば、期限内に、そろった状態で、壊さずに返せば問題ありません。
箱と付属品を保管しておくだけで、リスクの大半は避けられます。
④端末の扱い方(機種変更・故障時)
使っている間の扱いにも違いがあります。
| 場面 | レンタル型 | 購入型 |
|---|---|---|
| 故障時 | 交換・代替機の対応が前提になっている | 修理か買い替え。補償の加入状況による |
| 機種変更 | 端末の交換で対応できる場合がある | 新しい端末を購入する必要がある |
| 解約後の端末 | 返却するため手元に残らない | 手元に残る(用途は限られる) |
| 売却 | できない | 可能だが、値がつきにくい |
故障時については、レンタル型のほうが対応がスムーズなことが多くなります。
端末が事業者の所有物なので、交換を前提とした体制が整っているためです。
一方、購入型の「手元に残る」という点は、実際にはあまり価値になりません。
モバイルWiFi端末は回線とセットで使うものなので、解約後は使い道が限られます。
⑤契約の柔軟性
最後は、契約全体の自由度です。
- レンタル型/縛りなしプランと組み合わせやすい。いつでもやめられる設計にしやすい
- 購入型(分割)/端末代の回収期間があるため、実質的に縛りが生まれる
- 購入型(一括)/端末代を先払いしているため、解約は自由だが初期負担が大きい
「いつでもやめられる」という条件を重視するなら、レンタル型+縛りなしプランの組み合わせが最も自由度が高くなります。
5つの違いまとめ
ここまでの内容を一覧にしました。
| 比較軸 | レンタル型 | 購入型 |
|---|---|---|
| ①初期費用 | ◎ 端末代がかからない | △ 一括なら高額、分割なら後払い |
| ②解約時の負担 | ◎ 残債なし | × 分割が残れば支払いが続く |
| ③返却義務 | △ あり(延滞・弁償のリスク) | ◎ なし |
| ④端末の扱い | ○ 故障時の交換がスムーズ | △ 修理や買い替えが必要 |
| ⑤契約の柔軟性 | ◎ 縛りなしと組み合わせやすい | △ 実質的な縛りが生まれやすい |
表を見ると、レンタル型が有利な項目が多いことが分かります。
購入型が明確に勝るのは③の返却義務がない点だけです。
ただし、これは「長く使うかどうか」を考慮していない比較です。長期利用なら結果が変わる可能性があります。次の章で総額を計算してみましょう。
- 最大の違いは解約時の負担/レンタルは残債なし、購入は残債あり
- レンタル型のリスクは返却の手間と延滞・弁償
- 金額で見ると残債のほうが重くなりがち
- 購入型の「手元に残る」は、実際には価値になりにくい
条件面の違いが見えたところで、次は実際にどちらが安いのかを計算していきましょう。
どちらが安い?期間別の総額比較
2年未満ならレンタル型、3年以上使うなら購入型のほうが総額を抑えられる傾向があります。
条件面ではレンタル型が有利な項目が多くありました。
では金額ではどうか。実際に計算して確認しましょう。
費用構造の違い
まず、それぞれの費用がどう積み上がるかを整理します。
| 項目 | レンタル型 | 購入型(分割) |
|---|---|---|
| 月額料金 | やや高め(端末代込みの設定) | やや安め(回線料のみ) |
| 端末代 | なし | 分割で支払う |
| 費用の増え方 | 使った月数に比例して増え続ける | 端末代を払い終えると月額が下がる |
| 解約時 | 返送料が発生する | 残債があれば一括請求される |
構造的なポイントは、レンタル型は月額に端末代が織り込まれているため、使い続けるほど払い続けるという点です。
一方、購入型は端末代を払い終えれば、その後は回線料だけになります。
つまりどこかで逆転するはずです。その地点を計算してみましょう。
期間別シミュレーション
以下は計算方法を示すための仮の数値です。実際の金額はサービスによって異なるため、同じ計算式にご自身が検討中のプランの数字を入れてみてください。
- レンタル型/月額3,800円+事務手数料3,300円+解約時の返送料1,000円
- 購入型(分割)/月額3,300円+事務手数料3,300円+端末代21,600円(24回払い)
- 途中解約の場合、端末代の残債は一括請求されるものとします
| 利用期間 | レンタル型 | 購入型 | 安いのは |
|---|---|---|---|
| 6か月 | 27,100円 | 44,700円 | レンタル(17,600円差) |
| 1年 | 49,900円 | 64,500円 | レンタル(14,600円差) |
| 2年 | 95,500円 | 104,100円 | レンタル(8,600円差) |
| 3年 | 141,100円 | 143,700円 | レンタル(2,600円差) |
| 4年 | 186,700円 | 183,300円 | 購入(3,400円差) |
| 5年 | 232,300円 | 222,900円 | 購入(9,400円差) |
結果を見ると、3年を過ぎたあたりで逆転しています。
この条件での分岐点はおおよそ3年5か月という計算になりました。
分岐点はどこか
シミュレーションから読み取れる判断の目安をまとめます。
- 〜2年/レンタル型が明確に安い。差も大きい
- 2〜3年/レンタル型がやや有利。ただし差は縮まる
- 3〜4年/ほぼ互角。他の条件で判断する
- 4年以上/購入型が安くなる。ただし差はそれほど大きくない
注目してほしいのは、4年以上使っても差が1万円程度にとどまる点です。
一方、1年で解約した場合の差は14,600円。短期側のほうが差が大きくなっています。
つまり「長く使えば購入型が得」という効果より、「早くやめたときにレンタル型が損しない」という効果のほうが大きいということです。
なお、この分岐点は端末代と月額の差によって前後します。検討しているサービスの実際の数字で計算し直すのが確実です。
途中解約した場合の差
ここが最も重要なポイントです。
予定より早く解約したとき、何が起こるかを確認しておきましょう。
| 解約のタイミング | レンタル型の追加負担 | 購入型の追加負担 |
|---|---|---|
| 3か月で解約 | 返送料 約1,000円 | 端末代の残債 約18,900円 |
| 6か月で解約 | 返送料 約1,000円 | 端末代の残債 約16,200円 |
| 1年で解約 | 返送料 約1,000円 | 端末代の残債 約10,800円 |
| 2年で解約 | 返送料 約1,000円 | なし(完済済み) |
この表が示すのは、早くやめるほど購入型の負担が重くなるという構造です。
3か月で解約すれば、購入型ではほぼ使っていない端末に約19,000円を払うことになります。レンタル型なら返送料の1,000円程度で済みます。
- 「実質0円」でも残債は残る/割引が止まり、分割払いだけが続く
- 違約金とは別/契約期間の縛りがあれば、残債に加えて違約金も発生する
- 解約後も請求が続く/サービスを使っていないのに支払いだけが残る
- 一括請求される場合もある/まとまった金額を一度に払うことになる
特に3つ目は心理的な負担が大きい部分です。
もう使っていないサービスの端末代を、毎月払い続けるのは気持ちのいいものではありません。
契約期間の縛りとの関係については縛りなしモバイルWiFiの選び方でも解説しています。
- 分岐点はおおよそ3年5か月/それ以前ならレンタル型が安い
- 長期利用で購入型が得になる差は1万円程度にとどまる
- 逆に短期解約時の差は大きい/3か月なら約18,000円の開き
- 期間が読めないならレンタル型が損失を抑えられる
端末の扱いも確認したい方へ、限界突破WiFi
契約形態は、後から変更できない条件です。端末がレンタルか購入か、解約時にどうなるかを確認したうえで選びましょう。限界突破WiFiは工事不要で、端末が届いたその日から利用可能。まずは公式サイトで、プラン内容と端末の条件を確認してみてください。
費用の全体像が見えたところで、次は返却時の注意点を確認しておきましょう。
返却時の注意点とトラブル回避
返却では、期限・付属品の同梱・端末の破損の3点に注意が必要です。欠品や破損があると弁償金が発生します。
レンタル型を選ぶなら、ここが唯一のリスクです。
ただし裏を返せば、この3点さえ押さえれば問題は起きません。
具体的に何に気をつけるべきかを確認していきましょう。
返却期限と延滞料金
返却には期限があります。解約日から数日〜2週間程度に設定されていることが多くなります。
- 起算日/解約日からか、解約手続きの完了日からか
- 期限の判定/到着日基準か、発送日(消印)基準か
- 延滞料金/1日あたりいくら加算されるか
- 上限の有無/延滞が続いた場合、端末代相当が請求されることも
特に2つ目は重要です。
「到着日基準」なら、期限の数日前には発送しておく必要があります。ぎりぎりに送ると間に合いません。
実務的な対策としては、解約手続きをしたその日か翌日に返送してしまうのが確実です。手元に置いておく理由はありませんし、忘れるリスクもなくなります。
弁償金が発生するケース
返却しても、状態によっては追加費用が発生します。
| ケース | 請求されうる内容 |
|---|---|
| 本体の破損 | 画面割れ、外装の欠け、変形など。修理費または端末代相当 |
| 水濡れ | 内部に水が入った形跡がある場合。全損扱いになることも |
| 付属品の欠品 | 充電器、ケーブル、SIM、説明書など。品目ごとに金額が設定されている |
| 紛失 | 端末代相当の全額 |
| 返却しない | 端末代相当+延滞料金 |
意外と多いのが付属品の欠品です。
本体は保管していても、充電ケーブルを他の機器と混ぜてしまい、どれが付属品か分からなくなるというケースがあります。
- 届いた箱をそのまま保管する/返却時にそのまま使える
- 付属品は箱に戻しておく/使わないものは開封時に箱へ
- 開封時に写真を撮る/何が入っていたか記録として残る
- 充電器は付属品を使う/他の機器のものと混ざらない
- 保管場所を決めておく/箱ごと押し入れなどに置いておく
最も簡単な対策は、箱を捨てないことです。
これだけで、返却時の梱包も付属品の管理も同時に解決します。
付属品の管理
返却が必要になる付属品は、サービスによって異なります。
- 端末本体/当然ながら必須
- 充電器・ケーブル/セットで貸与されている場合は返却対象
- SIMカード/端末に挿したままか、別途返却か確認する
- 説明書・保証書/不要なケースもあるが、確認しておく
- 元の箱/返却対象になっている場合がある
契約時の書類やマイページに、返却対象の一覧が記載されています。
届いた時点で一度確認しておくと、後から慌てずに済みます。
なお、箱まで返却対象になっているサービスもあります。捨ててしまうと弁償の対象になるため、この点も確認しておきましょう。
返却の手順
実際の返却の流れを整理します。
4番は特に重要です。
追跡できない方法で送ると、届いていないと言われたときに証明できません。数百円の差なので、追跡付きを選んでおきましょう。
また、発送時に梱包した中身の写真を撮っておくと、欠品を指摘された場合の材料になります。
なお、端末の故障や紛失についてはモバイルWiFiのデメリット・注意点でも触れています。
- 返却は期限・付属品・破損の3点に注意すれば問題ない
- 期限は到着日基準か発送日基準かを確認する
- 箱を捨てないだけで、梱包と付属品管理が同時に解決する
- 発送は追跡できる方法で。中身の写真も撮っておく
返却の注意点が分かったところで、次はどちらの形態が向いているかを整理しましょう。
レンタル型が向いている人・購入型が向いている人
契約期間が読めない人、短期〜中期の利用、途中解約の可能性がある人はレンタル型が向いています。
ここまでの内容を、判断できる形にまとめます。
自分がどちらに近いかを確認してみてください。
レンタル型が向いている人
次の条件に当てはまるなら、レンタル型を選んでおくと安心です。
- ①契約期間が読めない/転勤、引っ越し、生活の変化が予想される
- ②3年未満の利用を想定している/総額でも有利になる
- ③初期費用を抑えたい/端末代の負担がない
- ④途中解約の可能性がある/残債が発生しない
- ⑤まず試してみたい/合わなければ返却してやめられる
- ⑥故障時の対応を重視する/交換や代替機の体制が整っている
共通しているのは、「先が確定していない」という状況です。
不確実性が高いときほど、撤退しやすい選択肢のほうが損失は小さくなります。レンタル型の最大の価値はここにあります。
特に単身赴任や短期の滞在では、この特性が活きます。詳しくは短期間だけネットが必要な時の選択肢でも解説しています。
購入型が向いている人
一方、次の条件なら購入型も検討する価値があります。
- ①4年以上使うことが確定している/総額でわずかに有利になる
- ②返却の手間を避けたい/解約後の作業が発生しない
- ③端末を紛失・破損しやすい環境にある/弁償のリスクを負いたくない
- ④一括で払える資金がある/分割にせず、残債のリスクをなくせる
ただし、①の「4年以上使うことが確定している」というのは、実際にはかなり難しい条件です。
4年の間には引っ越しもあれば、より条件のいいサービスが出ることもあります。4年後も同じサービスを使っている確信があるなら、という前提になります。
また③については、補償オプションで対応できる場合もあります。加入すれば弁償リスクは大きく下がるため、それだけで購入型を選ぶ理由にはなりにくいでしょう。
判断フロー
順番に答えるだけで判断できる形にまとめました。
このフローを見て分かるとおり、購入型に辿り着く条件はかなり限定的です。
そして辿り着いたとしても、差額は1万円程度。その差のために、途中解約時のリスクを負うかどうかという判断になります。
迷ったときの考え方
最後に、判断に迷う場合の原則をまとめます。
| 状況 | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| 初めてモバイルWiFiを使う | レンタル型 | 合うかどうか分からないため |
| 1〜2年の利用を想定 | レンタル型 | 総額でも明確に有利 |
| 期間未定・生活が変わりそう | レンタル型 | 撤退コストが小さい |
| 長期利用が確定している | どちらでも可 | 差は小さい。他の条件で判断 |
| とにかく返却が面倒 | 購入型 | 返却義務がない |
整理すると、大半のケースでレンタル型が無難という結論になります。
購入型を積極的に選ぶ理由は、長期利用が確定している場合か、返却の手間を強く避けたい場合に限られます。
- レンタル型/期間が読めない、3年未満、途中解約の可能性がある人
- 購入型/4年以上使うことが確定、返却の手間を避けたい人
- 「4年以上使うことが確定」は、実際には難しい条件
- 差額は1万円程度。大半のケースではレンタル型が無難
方向性が決まったところで、最後に契約前に確認すべきことをまとめておきます。
契約前に確認すべきこと
最後に、申し込む前に押さえておきたい項目をまとめます。
契約形態は後から変更できません。ここでの確認が、後の負担を左右します。
端末の契約形態を確認する
まず確認すべきは、その端末がレンタルなのか購入なのかです。
意外なことに、この情報は目立つ場所に書かれていないことがあります。月額料金や速度は大きく表示されていても、端末の扱いは料金ページの下部や利用規約に記載されているケースが多くなります。
- 「端末レンタル」「レンタル端末」/レンタル型。返却が必要
- 「端末返却不要」「端末プレゼント」/購入型。手元に残る
- 「端末代◯円×24回」/分割購入。残債が発生する
- 「端末代実質0円」/分割購入の可能性が高い。要確認
- 記載がない場合/問い合わせて確認する
迷ったときは、「解約したら端末はどうなりますか」と問い合わせるのが確実です。
返却が必要ならレンタル型、手元に残るなら購入型です。
「実質0円」の中身を見抜く
最も注意したいのが、この表記です。
「0円」と書かれていても、実態は分割購入であることが多くあります。
| 表記 | 実態 | 途中解約時 |
|---|---|---|
| 端末代0円(レンタル) | そもそも端末代が発生しない | 負担なし(返却は必要) |
| 端末代実質0円 | 分割払い+同額の割引 | 割引が止まり、残債が請求される |
| 端末代無料キャンペーン | 条件によって異なる | 適用条件を要確認 |
見分けるポイントは、「実質」という言葉があるかどうかです。
「実質0円」は、何らかの条件を満たした結果として0円になるという意味です。
条件が崩れれば、隠れていた費用が表に出てきます。
- 端末代の総額/いくらを何回で分割しているか
- 割引の適用条件/継続利用が条件になっていないか
- 途中解約時の扱い/残債は一括請求か、分割継続か
- 割引の終了時期/分割回数と一致しているか
この仕組みについては初期費用0円のモバイルWiFiの仕組みで詳しく解説しています。
返却条件を事前に把握する
レンタル型を選ぶなら、契約前に返却条件を確認しておきましょう。
解約するときになって初めて条件を知ると、対応が後手に回ります。特に付属品の保管は、届いた時点で意識しておく必要があります。
- 返却対象/本体だけか、付属品や箱も含むか
- 返却期限/解約日から何日以内か。到着基準か発送基準か
- 返送料の負担/自己負担か、事業者負担か
- 延滞料金/1日あたりいくらか
- 弁償金の金額/破損・紛失・欠品それぞれの設定
- 補償オプション/加入すべきか、月額はいくらか
これらは利用規約や「よくある質問」に記載されています。
契約前に一度目を通しておけば、返却時に慌てることはありません。
チェックリスト
ここまでの内容を一覧にまとめました。
7項目すべてにチェックが入るなら、契約後の想定外は起こりにくくなります。
特に3番は重要です。やめるときのことを、始める前に確認しておく。これが後悔しないための基本になります。
- 端末の契約形態は目立たない場所に書かれていることがある
- 「実質0円」は分割購入の可能性が高い/「実質」の有無で見分ける
- レンタル型なら、返却条件を契約前に把握しておく
- やめるときのことを始める前に確認するのが基本
最後に、よく寄せられる質問をまとめておきます。
レンタル型モバイルWiFiに関するよくある質問
最後に、判断に迷いやすいポイントについての質問をまとめました。
気になる項目をタップすると回答が開きます。
- レンタル型は端末を借りて返却する形態/残債が発生しない
- 差がはっきり出るのは解約するとき
- 総額の分岐点はおおよそ3年5か月/それ以前はレンタル型が安い
- 短期解約時の差は大きく、3か月なら約18,000円の開き
- 返却は期限・付属品・破損の3点に注意すれば問題ない
工事不要ですぐにネットを使いたい方は、限界突破WiFiがおすすめ!
限界突破WiFiは、家の中はもちろん外出先でも快適にインターネットが楽しめるモバイルWi-Fiサービスです。
面倒な回線工事は一切不要で、端末が届いたその日からすぐに利用開始が可能。
「引っ越してすぐにネットを使いたい」「外でもデータ容量を気にせず動画を見たい」「複雑な設定は避けたい」という方でも、わかりやすいシンプルな料金プランとサポートで安心して利用できます。
まずは公式サイトで、対応エリアや詳しいプラン内容を確認してみてください。
